全日本大学駅伝
5位帝京大5.18.34
3区岩佐壱誠君34.58区間7位
5区小森稜太君36.38区間4位
7区畔上和弥君53.17区間7位
8区平田幸四郎君60.17区間14位 pic.twitter.com/zRjV1em2dw— m.s (@ihimorita) November 5, 2018
出雲駅伝・箱根予選・全日本大学駅伝と怒涛の一か月間でした。
箱根駅伝のエントリー日まで、できる限り各チームの振り返りや箱根への展望をしてみたいと思います。
前哨戦から確かに吹いている旋風!
帝 京 大 学
出雲駅伝&全日本大学駅伝振り返り!
【出雲駅伝】
5位帝京大学2:15:02
区間(距離)名前学年[区間順位]区間タイム(総合順位)トップとの差
1区(8.0㎞)遠藤大地①[11]24分00秒(11)45秒差
2区(5.8㎞)横井裕仁④[5]16分51秒(7)1分10秒差
3区(8.5㎞)岩佐壱誠③[7]25分48秒(8)1分37秒差
4区(6.2㎞)谷村龍生②[5]18分12秒(5)1分49秒差
5区(6.4㎞)星 岳②[6]19分09秒(5)2分10秒差
6区(10.2㎞)島貫温太③[11]31分02秒(5)3分04秒差
【全日本大学駅伝】
5位帝京大学5:18:34
1区(9.5㎞)竹下 凱④2位27分28秒(1)
2区(11.1㎞)横井裕仁④8位32分38秒(4)0:20
3区(11.9㎞)岩佐壱誠③7位34分58秒(3)1:09
4区(11.8㎞)遠藤大地①3位34分38秒(3)1:09
5区(12.4㎞)小森稜太③4位36分38秒(3)1:22
6区(12.8㎞)谷村龍生②9位38分40秒(3)2:20
7区(17.6㎞)畔上和弥④7位53分17秒(4)3:50
8区(19.7㎞)平田幸四郎③14位60分17秒(5)5:23
・序盤起用の4年生が大活躍!
出雲駅伝で過去最高の5位に入ると、全日本大学駅伝でも過去最高の5位でシード権獲得となりました。シーズン当初から、今年の帝京大は面白い、勝負の年と言われていましたが、やはりといった駅伝ファンは多いでしょうね。
これは4年生の活躍抜きには語れません。出雲駅伝では複数の主力4年生が外れ、唯一人起用となった横井選手が良かったす。1区のルーキーが11位と出遅れた中、2区横井選手は区間5位の力走!4つ順位をあげてすぐに関東他のチームの争いに戻しました。スピードランナーのイメージではないのですが、ここは強さという面ですよね。
全日本大学駅伝の躍進も序盤の4年生ですよね。1区がとにかく驚きました。竹下選手が勝負所で一時単独トップになるスパート!区間2位でタスキを渡します。元々競り合いに強い選手ですが、記録会では勢いある下級生に隠れがちでした。そんな中、大きくチームに貢献しました。
次襷を繋いだのが横井選手なのも良かったですね。中盤までトップ争いを繰り広げました。さすがに終盤は敵わなかったですが、後ろの集団よりも前ではリレー。これで流れが出来ましたよね。
・流れに乗った新戦力候補が過去最高順位へ
ここからの継走も素晴らしかったのですよね。出雲駅伝では岩佐選手が混戦の3区を乗り切ると、5000mでベストを出したばかりの2年谷村・星選手が激走!争いを抜け出して単独で5位を突っ走りました。新戦力候補がここまでうまく走ったのも珍しいのでは?
全日本大学駅伝では、岩佐選手が3位集団の争いを制すると、4区ルーキー遠藤選手がやってくれましたね。区間3位の走りで後ろを突き放し、単独3位を疾走。出雲1区デビューは苦しかったですが、自分のペースでガンガン行けるタイプなのかもしれませんね。
また、三重県の高校出身の3年小森選手が流れを継続させ区間4位の力走!長い距離で強いというイメージでしたが、スピード区間でもこれだけいけたのは大きな収穫でしょう!6区以降はさすがに出遅れていた強豪校に捉えられましたが、堂々5位のゴールでした。
箱根駅伝2019へ向けて・展望
ここまでは非常に面白いですよね。スターター竹下選手もいれば、エース区間で戦える選手が横井・岩佐選手がいます。元々エースの畔上選手が完全復調なれば、彼らを更に中盤・後半区間に回して戦えます。
期待の若手で遠藤・星・谷村選手らがいます。長距離タイプの小森・平田選手もいます…中野監督「5位でも悔しいと思った」の理由なんとなくわかります。
あとは山と単独走?往路から燃え上がるか!?
平地は本当に強力なコマがいますので、非常に面白いです。あとは山と単独走での安定感がどこまで付くかでしょうか。
実は出雲・全日本とも6区以降はちょっと勿体なかったですかね。出雲6区島貫選手はやや失敗、全日本6区谷村選手もあの流れで区間9位は勿体なかった。あと7区8区は絶好調ではなかったかな?このあたりは残りの2か月でどれだけあげられるか。
箱根駅伝区間オーダー(例)
1区竹下 凱④
2区畔上和弥④
3区遠藤大地①
4区横井裕仁④
5区平田幸四郎③
6区小野寺悠②
7区星 岳②
8区鳥飼悠生②
9区岩佐壱誠③
10区小森稜太③
往路も突進しつつ、最後にもコマが残セルと思いますよ。1区竹下選手は鉄板、2区はここまでの調子なら横井選手ですが、畔上選手が完全復活できればいいですね。是非前でタスキをもらっての68分台を!3区には要注目となっているルーキー遠藤選手を3区。思いっきり飛ばして、飛び道具になればなぁと思います。
そして帝京大と言えば4区というくらい得意な区間。新旧問わずいいのですよね。ここに横井選手投入、ファイアーレッド旋風吹き荒れるか??5区山登りは平田選手2年連続でいいでしょうかね。8区区間14位が気になりますが、タイム差は僅差。うまく調整できればもう一度区間一桁やってくれるかな?
横井選手を6区から降ろしているので、この区間だけ分からないのですよねぇ。一応、日本平桜マラソン好走の2年小野寺選手を入れておきました。もしいなかったら、3年連続横井選手も手?その時は2区か4区岩佐選手に頑張ってもらい、9区小森選手でしょうか。
7区8区は勢いある2年生。星・鳥飼選手。星選手の上尾ハーフの快走は本当にびっくりしました。全日本走れなかった悔しさもあったのかな。この快走を、ぜひ箱根でも。8区は調子の上がっている選手というところ、鳥飼・谷村選手ら多くの選手が候補になりそうです。
9区と10区にも選手を残していて、ここにマラソン走る走力がある岩佐選手。ここまで残せてオーダー組めそう?10区は小森選手、長いロードになると非常に強さを発揮しますし、かなり強力なコマになるのではないでしょうか。
少なくとも4強崩しの一番手候補にはなりそうな勢いです。2つ崩せば、過去最高順位・表彰台になります。
コメント
選手層だけで言えば青学、東海、駒澤に次ぐ大学です。持ちタイムはハーフの10人のベストが3位になり10000mは土曜日どうなるか注目。
迫合いに強い竹下・畔上・横井選手ら4年生は往路につぎ込みたい。ただ横井選手は下りで起用したいかなぁ…
嫌らしく相手にへばりつく走りが武器の岩佐選手は出雲、全日本同様に3区から外せないかなと思います。
遠藤選手はどれだけ長い距離が行けるかわかりませんが調子が良ければ帝京のポイント区間の4区抜擢もあるかもしれません。7区も面白いかもしれません。
単独走が上手い小森選手は復路の要になるかもしれません。もしかしたら山登りも?
あと1人悩むのが星選手の起用区間。彼も迫合いが強いというよりうまく集団に隠れられるランナー。今年の帝京だと復路は完全に単独走になってしまうかもしれません。どう起用するか?
帝京の安定感は、今回箱根出場校の中では屈指ですが、畔上選手以外に初代ファイヤーレッドトリオのような柱がでてくるか。候補はいるので、ここで誰かが突き抜ければ、混戦になった時はかなり脅威な存在になる予感がします。
私が考えたオーダーはバカかもしれませんが、岩佐ー平田ー畔上ー遠藤ー小森、横井ー竹下ー谷村ー星ー鳥飼です。
往路は、1、2区をセットで考えたのですが、岩佐選手の確実性と平田選手の粘りの走りで、留学生の犠牲にはなりますが、この時点で13~15位にいることを期待。平田選手は全日本は区間順位こそよくなかったものの、タイム自体は区間上位と大きく離れていないので、69分台を出せる力はあると考えます。そして3区畔上選手で反撃開始、4区ルーキー遠藤選手はその流れに乗り、5区は小森選手が単独走の強さで往路終了時点で6~8位を維持。
復路は6、7区は青山学院以外の大学ならほとんど勝てるコンビを組ませました。8~10区は期待の2年生トリオでどこまで順位を上げられるか?場合によっては小森選手と谷村選手を入れ替えても面白いかもしれません。ここで小野寺、島貫、吉野、濱川選手を起用できないのが残念なくらいですが、逆に選手層の厚さを感じさせられます。
来年は岩佐、平田、島貫選手が最上級生、小野寺、星、鳥飼、谷村、遠藤選手が主力となりますが、今年シード権を獲得して強豪校へのステップアップとなるか?
帝京は今のチームの状態は期待度はかなり高いです。前回書きましたが往路については竹下–畔上–遠藤–?–小野寺だと思っています。1区は言わずもがな、2区の畔上選手は全日本で思ったより伸びなかったから他の区間に回す予想もありますが、と言っても区間7位なら調整さえすれば2区問題なく走ると思いますよ。
遠藤選手がアップダウンの多い全日本の4区で快走したことで箱根の4区起用案もありますが4区については帝京の他の選手でも行けそうなのでよりスピードを発揮しやすい3区の方が良いかと。
そして小野寺選手は箱根走ると思うんですよね。出雲、全日本出走していませんがもう一つの出雲駅伝で自己ベストマークしていますし、学連記録会にもエントリーしてます。ただこの時期に山候補が記録会に出るのかという疑問はありますが。
学連記録会の帝京のエントリーが減ってましたね。主力は調整に入るのかな?
出雲全日本と今年掲げた目標順位を全て達成してますから、箱根はホント楽しみですね。畔上の復調次第ですかね。
畔上が復調したと仮定して
竹下-畔上-遠藤-星-小野寺 平田-鵜飼-平田-小森-岩佐
上手くハマれば往路優勝いけるのでは?と思うオーダーですね。希望的観測ですが。
竹下-畔上-遠藤は他校のエースたちにも対抗できますし、上尾で激走した星は期待してます。
6区は横井です。失礼しました。
帝京の山登りの選手の基準がイマイチよくわかりません。そもそも2年連続で走った例があまりなく毎年変わるイメージが強い。何より93回の時中野監督が平田選手を服部勇馬選手のように育てたいと語ってたので2年連続で走る気がしないのです。
予想オーダーですが
竹下→畔上→遠藤→平田→田村丈
横井→鵜飼→小森→岩佐→小野寺
やっぱり山は悩みます。平田選手横井選手を下ろすのかどうか。横井選手は昨年下ろさなかったので今年もかな。過去の例からも。逆に5区は田村丈哉選手。三障と8区で自分の中ではもう山登りの可能性を感じるのです。
学連記録会が終わったこのタイミングでコメントをしようと思っていました。
28分30秒台が3人でましたが島貫・遠藤選手がこのタイムを出すとは思っていませんでした。横井選手も入学時14:45前後の選手だったので大きく飛躍しました。
さて、今の帝京には問題が一つ、それは【誰を1区にするのか問題】全日本終了時には竹下選手で決まりかと思われましたが現段階では星・島貫選手が1区に名乗りを挙げました。
信頼と実績の主将竹下選手、集団走が得意で単独走が苦手な島貫選手、ハーフ62分前半を出し彼で成功すれば最も優勝に近づける星選手。
誰を起用するか非常に悩みどころですが私の現段階の予想は
島貫-畔上-遠藤-横井-小野寺 星-竹下-小森-岩佐-平田
島貫選手1区とします。学連記録会が出来すぎかもしれませんが調子がよければ今回くらい走れるのと全日本予選では最終組でまとめてます。集団で走る1区が最も生きるはず、逆に1区でないなら今年は出番がないかもしれません。
また山は小野寺選手がどっちかは確実に走ると思うのでもう片方の区間の人選が重要ですが小野寺選手が登りなら星選手に下らせてみたいんですよね、向いているかはわかりませんが基礎のスピードは6区なら上位のはずなので適正さえあればかなり走ると思います。
逆に小野寺選手が下るならもう一回平田選手に登ってもらってもいいと思います。