参照サイト:http://www.iuau.jp/ev2018/87ic/87ic.html
天皇賜盃第87回日本学生陸上競技対校選手権が
2018年9月6日(木)~9日(日)の4日間行われます。
男子長距離4種目のうち、
最初に決勝種目となる男子10000mの結果を記録します。
ページコンテンツ
男子10000m
タイムテーブル
決勝:9月6日(木)19時25分
ライブ配信
1日目:https://freshlive.tv/iuauj/231091
エントリーリスト・結果
レース展開
動画:aoshin様
日大・ワンブア選手が引っ張る展開。1000m2分56秒で通過、そのあと、国士・住吉選手が先頭に出る場面もある。2000mまでにはワンブア、桜美・キサイサ、武蔵・ワンブアの3選手に絞られてくる。一気にペース挙がり3000m通過8分37秒となる。
4位以は提供・横井選手、5位集団国士の留学生2人、法大・佐藤、日体・山口、中大・加井選手となっている。青学3人はその後ろ。4位はその後集団に、立命や関西学院も含まれている。青学は数秒後ろで続く。
5000m通過は14分13秒。1㎞2分46秒のペースとなる。4位集団は住吉選手が先頭、ついで関西学院・石井選手が続く。トップに動きがあり、ワンブア選手が遅れ、キサイサ&ワンブイ選手の一騎打ちになる。6000m通過は17分02秒
4位集団は青学3人が追いつき、鈴木選手が先頭に出て引っ張り始める。ペースアップし縦長に、つくのは山口・石井選手など。国士の留学生が苦しそうな顔で後ろに下がる。
7000mは19分52秒、ここまでにトップはキサイサ選手が独走状態に。どんどん周回遅れの選手を交わしていき、なんと4位集団のところまで上がってきた。なお、森田選手に転倒があったが、何とか追いつこうとしている。
キサイサ選手が4位集団を引っ張る形で徐々に4位集団がたて長に。キサイサ選手に付ける選手が少なくなり。青学・吉田選手のみがついていく。20m後ろに石井選手らを置いて行ったワンブイ選手となる。
9000mは25分38秒通過。3位のワンブア選手も落ちてきて、周回遅れに。4位吉田選手が後ろから迫ってくる。吉田選手にはちょうどワンブイ選手が周回遅れにしたところだ。
キサイサ選手が独走しそのままゴール、2位ワンブイ選手も続いてゴール。3位争いはワンブア選手が落ちてあと一周・・・だったが周回を勘違いした石井選手がスパートをかけてフィニッシュラインを超えるも、ガクッと首を垂れて再び走り出す。
3位は最後まで安定した青学・吉田選手が確保!見事表彰台に立った。4位は立命館・今井選手が大健闘、周回ミスの石井選手は5位でゴールした。
結果
1位レダマ キサイヤ(桜美林大③)28分28秒48
2位P.M.ワンブイ(日本大④)28分34秒09
3位吉田祐也(青山学院大③)29分47秒93
4位今井崇人(立命館大③)29分52秒73
5位石井優樹(関西学院③)29分58秒29
6位横井裕仁(帝京大④)30分00秒71
7位山口和也(日本体育大③)30分02秒83
8位住吉秀昭(国士館大④)30分04秒02
9位鈴木塁人(青山学院大③)30分17秒50
10位森田歩希(青山学院大④)30分24秒09
11位福田裕大(金沢大④)30分29秒71
12位佐藤敏也(法政大③)30分33秒06
13位加井虎造(中央大②)30分54秒29
14位金原弘直(順天堂大④)30分55秒16
15位ライモイ ヴィンセント(国士館大①)31分01秒51
16位森重恒太(山口大④)31分06秒16
17位川田裕也(東京農業大③)31分11秒13
18位タイタス ワンブア(武蔵野学院大③)31分18秒27
19位前田舜平(明治大②)31分31秒74
20位米井翔也(亜細亜大④)31分47秒04
21位鈴木高虎(愛知工業②)31分47秒52
22位ポール ギトンガ(国士館大②)32分12秒46
★桜美林・キサイサ選手、力強い走りで優勝!2位日大・ワンブイ選手突き放す!
戦前から、キサイサ選手か、ワンブイ選手かと言われていましたが、やっぱりここのところ留学生相手に負けなしだったキサイサ選手が強かったですね。5000m過ぎには、2人で一騎打ちになると、7000mまでは単独トップに躍り出ていました。
最初の1000mは2分56秒と決して早くなかったのですが5000mは14分13秒。全体的にタイムが出ない中、2分50秒を切るラップを刻むと、終盤も2分52秒前後は維持。昨年の5000m覇者が、今年は10000mの覇者となりました!今年の箱根予選も楽しみ!
ワンブイ選手も28分34秒のタイムは悪くないと思います。いつも通り安定した強い走りはできたと思います。キサイヤ選手に離されてからも粘っていました。駅伝で大事になることなので、期待していいのかもしれません。
★今戦の3位争い!青学3人目・・・と思われた吉田選手が表彰台へ!
エントリー当初は青学と東海大が3人もエントリーしていて、どちらが多く得点できるのか楽しみだったのですが、東海大がまさかの3人とも欠場…故障かはわかりませんが、決して前半戦良くなかったので、駅伝シーズンにかけたと思ったほうがいいかな?
青学はまずは鈴木・森田選手に注目が集まりました。鈴木選手は中盤から4位争いを引っ張り、ここからというところで伸び切りませんでした。森田選手は勝負所で転倒、怪我などはなかったですが、そこから上がり切らず、2人は9位10位となりました。
その中、まだ駅伝未出走の吉田選手がとても安定した走りをキープ。キサイサ選手が周回遅れをし前へ出ていくところで、唯一食らいつきました。その後も4位キープ、更に落ちてきた選手を交わして3位見事表彰台!ついに頭角を現しました、今後の駅伝シーズン、秘密兵器になっていくかもしれませんね!
https://twitter.com/Fighter0423/status/1037669779526438912
★立命・今井選手が4位と大健闘!周回ミスの関学・石井選手も5位、ほかに健闘者も・・・
さて、関東以外の選手が活躍することも多い日本インカレですが、今年もよかった!昨年も入賞している関西学院の石井選手が終始4位~5位争いをキープ。ラスト、得意の爆発力を生かして、一気に3着でゴール…と思いきや、まさかの周回ミス。
それを交わしていったのが立命・今井選手。中盤付近では4位集団のやや後方に位置していたのですが、勝負所でぐっと浮上してきました。立命館大は全日本予選の成績がとてもよかっただけに勇気が湧く結果だと思います。
5位は何とか石井選手が粘り切りました。表彰台のチャンスを逃したのは無念だったでしょうが、力があるところを見せてくれました。なお、個人的に11位金沢大の福田選手が食い込んだのがびっくり!確かに北信越最強レベルの選手でしたが…全日本駅伝で是非見たい選手です。
★入賞圏内で粘る!6位帝京・横井、7位日体・山口、8位国士・住吉選手!
熾烈な入賞争いでしたが、最終的には8位と9位の差が開きましたかね。それでも6位争いが僅差で続きました。6位に食い込んだのは帝京大頼りになる横井選手!留学生3人が飛び出した後、単独4位を走行する場面もありました。それでいて6位で踏みとどまるところ、相当力がついています。
7位には日体・山口選手。中盤からしっかり4位争いの中2番手3番手付近を走行し存在感を示していました。これで少しでもエース区間で戦える手ごたえが得られていれば…いいですよね。
8位は国士・住吉選手が完全復活の入賞!2人の留学生ライモイ&ギトンガ選手がどちらも大失速してしまった中、最後まで粘り切りました。箱根予選の62分台はいける力があるはず!
他、法大・佐藤選手は悔しい入賞争い脱落12位、中大・加井選手は中盤まで健闘の13位、順大・金原選手が一人ずつ拾っていく走りで14位でした。
コメント
関西勢の躍進に胸が躍りました。今井選手が入場ラインに絡めるかというのがよくて結果だと思ってましたし予想もそんな感じだったと思いますが…石井選手に勝っただけでなくあと一歩で表彰台だったというんですからこの一年でエースになりましたね。立命館でも久しぶりのエースですよ、彼を長い目で注目したいです。
>りっくさん
これは立命館大エース誕生ですね!今日の記録会で他の選手も続きましたし、出雲と全日本も楽しみになってきたのではないでしょうか。
地味に日体大の山口選手の健闘が光ったように思えますね。序盤は日本人選手が自重しだした時に、法政の佐藤選手と共に留学生達を追い掛け、その後も粘って7位入賞という攻めのレースでした。
日体大は内部のいざこざで大変だとは思いますが、駅伝シーズンにも注目ですね。
法政の佐藤選手は実力からすれば、変に自重せず留学生達を追い掛けた方が結果が付いてきたように思えましたね。合宿の疲れがあってか、普段のように積極的なレースが出来なかった印象でした。
>アオさん
日体大は山口選手が頼りになる存在になりつつありますよね。駅伝はエース区間になると思うので、そこで大きな経験を積めるかなと思います。色々ありますが、逆に注目集めると思うので頑張ってほしいです。
法大・佐藤選手は良かったり悪かったり、今は過渡期でしょうか。徐々に本物の力になっていけばと思います。