今年2018年の関東インカレの長距離5種目の大学別まとめをしていっています。
今度は2部の長距離でのポイント獲得6位~10位の大学です。
6位東京国際大学13点
今回は留学生のエントリーが無かった東国大ですが、その中で13得点重ねることが出来たのは一つチームとして前進したかもしれませんね。個人的に得点の可能性が高いとみていた1500mでは、昨年も決勝に進んでいる前川選手が成長を見せる3位表彰台!事前の記録会から3分50秒切を連発していましたが、更に調子をあげましたね。
3000m障害では、これまた前回決勝進出していた鈴木選手が4位とジャンプアップ!更に、事前の記録会で9分10秒切りしていた原田選手が7位に食い込みます!この2種目で13得点獲得していますね!
これからの主要大会を戦う上で重要な5000m以上では得点できなかったのは課題でしょうかね。今年は得点できそうと思った伊藤選手が10000mは欠場、5000mは出場するも上位に入れなかったので何か状態が合わなかったのもありますか。
そんな中10000mで相澤選手、ハーフで河野選手が粘れたのは収穫でしょうか。堤・浦馬場選手はまた箱根予選に合わせる感じかな?その前の全日本予選の陣容もきになるところです。
7位中央学院大学12点
多くの主要選手が卒業した中ですが、二ケタ得点を重ねてきましたね。得点できそうと思っていた3障はかなり稼ぎましたね。しかも前回3位で、今やエース級の髙橋選手が5位にとどまる中、1年吉田選手が2位表彰台に!3障は大学に入ってから初めて経験していて、この決勝が3障3回目!そして8分55秒をマークするのですから中々のセンスの持ち主です。中学大は、3障から伸びてくる選手が多いだけに今後要チェックでしょうか!?
また、ハーフは前回入賞の市山選手が苦戦する中、駅伝で安定感があった有馬選手が大接戦の中8位に食い込み、得点ゲット!また中学大らしい選手が出てきましたね。得点としてはここにとどまりました。
1万mは復調気味の福岡選手の21位が最高、新戦力の石綿選手などは振るいませんでした。5000mは事前の記録会からするとルーキーの栗原選手が健闘の成績。これから上がってきて、レギュラー争いに加わってくれればチームとして盛り上がっていくかなと思います。
8位東京農業大学11点
いやはや、エース小山選手がここまで強くなっていたとは…。なんと11得点も一人で獲得したということなんですよね。10000mでは勝負所でしっかり浮上してくると5位入賞へ、昨年入賞している5000mは中盤から5位争いの位置を確立すると、残り1000mを切ってから猛スパート!いつの間にか2位まで浮上して、なんと日本人トップの成績に!農大・小山選手、ここにあり!という活躍を見せました。4年間確実に階段を上り続けているのは凄いです。
得点はここだけでしたが、健闘した種目もありますね。3障は1年生の盛田選手が決勝に進み10位に食い込んでいます。ハーフでは、焼津ハーフで65分台の好走を見せていた鈴木選手がここでも17位でまずまずの走り。長いロードで安定感がありますね。
あとは瀬戸口・金子・工藤・加藤選手ら主力も出場はできました。彼らが調子を上げれば、2年ぶりとなる全日本予選はある程度戦えるかもしれません。
9位上武大学10点
エントリーの数を見ていると少なくて少し寂しい感じがしていましたが、10得点も獲得したのは予想以上の活躍でしたね。まず、1500mでは斎藤選手が大健闘!事前の記録会の成績から決勝に行けるかどうか際どいところと言われていましたが、2組トップ成績で予選を通過すると、決勝では4位に食い込みます!ここで5得点できたのは良かったですね。
そして、ハーフでは主力の大森選手が激走!終盤に上位争いに加わり、接戦の4位争いを制します!チームのエース選手がいい成績を残すとチームも盛り上がりますね。また、2年生の坂本選手が13位と粘ったのは今後に向けて大きな収穫!太田黒選手や、箱根予選出走している淵選手ら、これを機に上昇していければいいですよね。
10位國學院大學9点
かつては箱根予選での選手層…と思われた國學院大がトラックで点数を獲得するようになりましたね。しっかりチームのエースになった土方&浦野選手はやはり点数を獲得してきましたね。10000mに出場した土方選手は終始安定した位置をキープし、6位に入賞!箱根で見せた粘りの走りは本物でした!
そして最終日に登場した浦野選手も成長を見せました!前回同様、留学生の選手に食いついていく走りは見ていて盛り上がりました!昨年はここから9位に落ちてしまいましたが、今回は離れてからも上位をキープ。最終的に3位表彰台に入りました!花型種目での表彰台は嬉しいですね。
他にも1500mで河上・添田選手が2人とも決勝に進出する収穫がありました。いつもと違う印象です。全日本予選に向けては、主力に続く選手、江島&青木選手がうまく合わせられなかったところがちょっと気になるかなぁ。彼らが続けば十分に通過するチーム力が付きます。
他、臼井選手が勝負できたこと、新戦力発掘が気になったハーフで茂原選手がまずまずだったことが良かったかな。少しずつチームが形になってきています。