関東IC大学別エントリーと見どころ紹介最後です。
あとは2部の残りのチームや強い留学生がいるチームの紹介です。
専修大学 前回:
箱根から暫く遠ざかっている専修大ですが、今年は長距離種目でのポイント獲得のチャンスを迎えている。昨年急成長した長谷川選手がいよいよエースに。金栗記念・兵庫リレカと大きな大会で5千13分台&1万28分台を達成、関東ICでも入賞争いに絡んできそうな感じだ。それより実績は少ないが、同じく28分台を持つ4年和田選手もどこまでやれるかは気になるところだ。
他ではスピードタイプと思われた横山選手が、ハーフにエントリー。どのくらい食らいつけるだろうか。あとは入賞となるとややハードルが高いが5000m川平・小林選手、1万島田選手、ハーフ塚原・西川選手といったところ、今後の全日予選・箱根予選でもおそらく戦っていく選手、どのくらいの走りができるかは今後に向けて大事になってくるところだ。
麗澤大学 前回:
箱根初出場へ向けて着々と戦力を整えていっている麗澤大はいくつかポイントがある。まずスピード種目でどれだけいけるか。1500m1年椎名選手は標準ギリギリのタイムですが、先日5000mでベストを出すなど調子は上々、決勝進出に迫れるか。3障の河内選手もどこまでいけるか。
チームを引っ張る存在の国川選手は10000m、吉鶴選手は5000mにエントリー。国川選手はハーフ出場ならもしかすると得点に絡む可能性がある選手ですが、あえてのトラックエントリーですね。多分、2選手とも箱根予選で上位集団で走るためのトラックになるはずです。そして昨年各選手が検討していたハーフは渡邉・西澤選手と言った地道に積み上げてきた4年生がエントリー。今年も粘りの走りでロードに対しての自信を深めたいところだ。
東京農業大学 前回:
トラックの記録が飛躍的に伸びた東農大は、やはり関東ICで少しでも得点に絡んでいきたいところだろう。まずは昨年入賞しているエース小山選手の10000mと5000mに注目…ですが、4月の段階ではそこまで調子が上がってきている感じではなさそう。昨年よりは少し厳しい戦いになる可能性が高いか。
そうであれば新戦力に期待したい。10000mには昨年秋に大幅自己ベストを出した川田選手と、怪我は多いものの下級生の頃からタイムを出している加藤選手がエントリー。5000mは昨年の秋に成長し今年14分14秒をマークした工藤選手がエントリー。あまり記録の出るイメージの無いトラックでの大幅ベストで、ひそかに注目の選手だ。
またハーフは学生連合で出走した金子選手が徐々に状態を上げ、久々の好走なるか。他のメンバーも4年生、先日の焼津ハーフで好走した鈴木選手、トラックから距離を伸ばしてきた瀬戸口選手となっています。彼らの粘りも今後に向けてポイントになります。他、3障にエントリーされた1年緒方・盛田選手にも頑張ってもらえればと思います。
亜細亜大学 前回9位9点
今年はここ数年に比べて良いシーズンインしている亜大も長距離種目でポイントを獲得できるか注目となっています。
まずは焼津ハーフでの躍進の立役者の米井・上土井選手がエントリーしたハーフだ。その後も記録会に出るなどタイトなスケジュールですが、もう一度調子を合わせて得点獲得といきたい。米井選手は大幅ベストの10000mにもエントリー。とにかく今の力を出し切っていきたい。
また、1500mの森木選手は、最近1万mでベストをするなど昨年春の勢いを取り戻している。もしかすると関東ICで大幅ベストもありえそうで秘かに注目だ。5000mは学生連合出走の田崎選手ですが、彼もベストを出すなど上り調子。更にタイム短縮なるか。他、冬に勢いのあった立石選手、春先良かった梅本選手が粘れれば、まずチームとしては上々の結果となるはずだ。
ここからは強い留学生がいるチーム、その他のチームの紹介となります。
日本薬科大学 前回2位22点
日本薬科大はは実は大量得点できるのですよね。まずは昨年10000mとハーフ2冠のカリウキ選手。年々逞しさを増してきている彼もついに4年生ですね。10000mは複数回27分台をマークし本当に得意な種目に。ロードも少しずつ記録が良くなってきています。まずは2年連続の2冠を達成して、しっかりと足跡を残したいところ。
他、1500mは昨年9位の宮平選手がリベンジを狙っているだろう。今年こそしっかり入賞を果たし、チームに貢献したい。10000mは学生連合を出走している溜池選手はスピード強化を狙う形か。成長スピードが速い2年今川・大倉・千葉選手もいい経験にしたいところだ。
駿河台大学 前回:
にわかに注目となって来た駿河台大。まずは初の留学生のジェームス選手が注目の選手だ。来日前に5000m13分38秒、10000m29分07秒の記録を出して入学。記録だけ見ているとまだ他の留学生ほどの力強さはないにしても、爆発力はありそうな印象。合わせてきた時の力が楽しみだ。
なお、他にも得点の可能性がある選手が出てきている。昨年1500mで入賞した2年吉里選手がコンスタントに5千14分一けたをマーク、満を持して5千・1万にエントリーしたがどこまでやれるだろうか。また日本学生ハーフ・焼津ハーフ連続好走で、長い距離に安定感がある西澤選手がやはりハーフへの出場に。粘って入賞を手繰り寄せる事ができるか。
他にも最近調子の上がってきている1500m石沢選手、ハーフの大村選手も台頭してきていますし、3障にエントリーされた1年生阪本・入江選手がどのくらいまでやれるか、注目ポイントが多くなってきています。
桜美林大学 前回12位7点
昨年度は箱根予選でキサイヤ選手が全体のトップに入り、学生連合では田部選手が桜美林大の選手で初めて箱根を出走し、同大として大きな躍進となった年だった。
まずはそのキサイヤ選手が10000m&5000mのトラックでもトップに立てるかどうかがまず注目ですかね。トラックは強い手ごわいライバルがいますが、どう勝負を挑んでいくか。田部選手も2種目エントリー、タイプ的にハーフの方で入賞チャンスあるでしょうかね。また、1500mや3障などもエントリーできる日本人も出てきました。陸上部全体が盛り上がっていけばと覆います。
武蔵野学院大学 前回5位13点
武蔵野学院大のワンブア選手はまだ大きなタイトルはないですかね。それでも5000mは前回2位になっており、今回優勝者はエントリーしていません。タイトルにワンチャンあると思うので、しっかり狙っていきたい。
そのほか日本人も持ちタイムはいいのですよね。連合経験の藤井選手、前回連合まであと1秒だった下田選手、高校時代のタイムは武蔵野学院大の中では非常にいい脇本・田村選手、何とか状態を合わせて一つでも上の順位を狙えるようになってほしいところだ。
その他
そのほかのチームで持ちタイムが良かったり、入賞が狙えるような選手をピックアップ。有名選手では東大・近藤選手がやはり上がってくる。10000m&ハーフでエントリーしています。日体大記録会で最終組に挑戦するなどワンランク上の選手に挑戦する姿もありましたが、どこまでいきるでしょうか。
他、種目ごとに見ると、1500mは入賞経験のある明学大谷選手や走るたびに自己ベストの東工大河合選手あたりがどこまでやれるか。また千葉大勢が短めの種目で力を伸ばしており鎌田・今江選手など楽しみな選手が増えています。
また、ハーフは関学・関口選手がまずまずの状態かな?ここで入賞とまではいかずも、入賞が見える位置でゴールできれば、箱根予選までに学生連合で出走できる力を身に付けられる可能性がぐっとあがります。こういうところをチェックしてみてみるのも面白いかもしれません。