ゴールデンウィーク真っ只中ですね。
そんな中、静岡国際陸上や海外レース、そして春の大きな記録会GGNがあります。
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第34回静岡国際陸上競技会
トラック競技の上位を抜粋します。
それにしても日本歴代の記録も多かったです。
男子
200m決勝(0.3m追い風)
1位Sean McLean(アメリカ)20秒70
2位原 翔太(スズキ浜松AC)20秒75
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5位桐生祥秀(日本生命)21秒13(予選1.1m追い風20秒69)
400m
井本佳伸(東海大)45秒82(U20日本歴代6位)
200mは実業団初戦の桐生選手が出場。追い風が強かった予選はまずまずでしたが、決勝はかなり伸びを欠き21秒オーバー。本職ではないですが、ちょっと気になる?今のところ原選手がまずまず。
400mは東海大の井本選手が自己ベストを0.6秒更新して優勝!関東ICで一躍優勝候補に名乗りを上げてきました。400mは本当に記録が止まっていますから、また記録が伸びてきてほしい。
800m
Joshua Ralph(オーストラリア)1分46秒71
村島 匠(福井陸協)1分47秒01(日本歴代7位)
400mH
安部孝駿(デザイントトラッククラブ)48秒68(日本歴代第10位)
800mはオーストラリアの選手に引っ張られ、順大を卒業したばかりの村島選手が中々の記録!1分47秒01は日本歴代7位にあたります。ここまできたら完全に川元選手のライバルでは??
400mHは世界大会の代表になったこともある安部選手が記録を伸ばしてきましたね。
女子
福島千里(セイコー)23秒35
昨年の日本選手権で連覇が止まった福島選手が再始動。まずはしっかり勝ち切って、また自信が深まったらなと思います。
400m
川田朱夏(東大阪大)53秒58
800m
川田朱夏(東大阪大)2分02秒71(日本歴代7位)
北村 夢(エディオン)2分03秒36
400mH
宇都宮絵莉(長谷川体育)57秒49
※川田選手は4月29日に100mで12秒02、1500mは4分27秒41のベスト
ところでスーパー女子学生が出てきていますね。川田選手が400mと800mをWで制しましたが、数日前に100mと1500mでも好記録!?どれも国内ではレベル高いのが凄い!
その中で特に800mは日本歴代7位で、昨年大ブレイクした北村選手を破っているのは凄い!今後、注目の選手になっていきそうかな!?
Payton Jordan Invitational
男子
800m
舟津彰馬(中大③)1分52秒02
1500m
松枝博輝(富士通)3分41秒28
10000m
大迫 傑(オレゴンP)DNF
2000mは5分32秒。4000m11分04秒、6000mは16分38秒
800mに初挑戦の舟津選手ですがまずまず結果を残してきますね。1500mは何か記録の壁が破れた感じで松枝選手も3分41秒台、いい傾向です。
一番注目していた大迫選手は、6000mまで日本記録を狙えるペースで推移していましたが、8000m手前で残念ながら途中棄権…。また、状態を整えてスピード強化を進めてほしいです。
女子
5000m
福田有以(豊田自動織機)15分20秒08
鍋島莉奈(JP日本郵政)15分22秒78
10000m
一山麻緒(ワコール)31分57秒91
大森菜月(ダイハツ)32分57秒95
細田あい(ダイハツ)33分46秒36
3000m障害
森智香子(積水化学)10分34秒08
ワコールの一山選手が10000m32分を切る好記録!5000mでは違う組ながら鍋島選手に福田選手が記録で上回りました!新たな有力選手が出てきています!
ゴールデンゲームズinのべおか
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日程・エントリー
ゴールデンゲームズin のべおか 5/5
タイムテーブル、スタートリストhttps://t.co/bOwiRhYImX pic.twitter.com/UpqYRMBTXu
— EKIDEN_MANIA (@ekiden_mania) April 12, 2018
全結果速報(http://ggn.goldengames.jp/2018/2018ggn/index.html)
男子1500m
1位館澤亨次(東海大③)3分42秒16
2位廣瀬大貴(大阪ガス)3分42秒61
3位木村理来(東海大③)3分42秒78
4位田母神一喜(中大③)3分43秒29
5位秦 将吾(大塚製薬)3分44秒51
6位加藤 光(JR東日本)3分44秒60
7位岡崎達郎(大阪ガス)3分45秒05
8位中谷浩崇(内田治療院AC)3分45秒69
9位楠 康成(阿見アスリートクラブ)3分46秒19
10位森田佳祐(小森コーポレーション)3分46秒59
11位河村一輝(明大③)3分48秒30
12位川瀬翔矢(皇學館大②)3分49秒35
13位小林航央(筑波大④)3分51秒25
スタートから残り1周までほとんど筑波大・小林選手が引っ張り、田母神・東海勢が付く展開。
残り1周から大きくレースが動いて、今回は舘澤選手が見事なレース!早い展開になるとぐっと強さを増しますね。自己ベストです。廣瀬選手もスピードは健在で、木村選手もしっかり走り切っています。
男子5000m
G組・H組・I組・J組
J組
1位島﨑昇汰(大牟田高)14分27秒10
2位田崎聖良(亜大③)14分28秒40★
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7位上土井雅大(亜大③)14分45秒10
吉鶴 実(麗澤大④)14分52秒30
亜大もこの大会にはよく参戦しますね。学生連合で箱根出場した田崎選手が復活の自己ベストです。
I組
1位中平大二朗(トヨタ自動車九州)14分18秒67
2位木津晶夫(DeNA)14分19秒60
3位佐々木悟(旭化成)14分22秒03
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上田結也(創価大③)14分25秒93
太田黒卓(上武大④)14分59秒12
トヨタ自動車九州の中平選手が制しましたね。マラソンの佐々木選手が復帰できたのは良かったではないでしょうか。
学生はスピード種目挑戦の上田選手がまずまず。太田黒選手はやや厳しい結果でした。
H組
1位米井翔也(亜大④)14分18秒31★
2位髙木登志夫(DeNA)14分18秒80
3位坂本大志(トヨタ自動車九州)14分19秒89
亜大の米井選手が自己ベストで制しました!こういうのは自信になるのでは?実業団はこのあたりDeNAやトヨタ自動車九州の中堅選手の健闘が目立ちます。
G組
🥇135992 山口 修平 旭化成
🥈140023 太田 智樹 早稲田#GGN #5000G pic.twitter.com/O6BdUuhw23
— EKIDEN News (@EKIDEN_News) 2018年5月5日
1位山口修平(旭化成)13分59秒92
2位太田智樹(早大③)14分00秒23★
3位濵口隆幸(九電工)14分06秒07
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千明龍之佑(早大①)14分16秒47
辻村公佑(立命館大④)14分27秒16
江島崚太(國學院大④)14分29秒58
河東寛大(國學院大②)15分01秒71
ぐっとタイムがあがったのがこの組ですね。
序盤はHondaの田口選手が引っ張っていたそうでしたが、主導権はほぼ早大・太田選手が握っていたそうですね。やはり今本当に逞しいですね。ラストのスピード勝負で旭化成の山口選手が13分台をマーク!スピードは健在ですね。
太田選手は僅かに14分きりならず、詰めが甘く悔しがっていましたが、関東ICでリベンジしてほしい。他、千明選手が状態上向いていますね。
E組・F組
F組
1位定方俊樹(MHPS)14分03秒59
2位松本 葵(大塚製薬)14分05秒09
3位伊藤和麻(住友電工)14分05秒62
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土方英和(國學院大③)14分08秒10★
小松陽平(東海大③)14分08秒77★
ローレンス グレ(札幌学院大①)14分16秒42
塩澤稀夕(東海大②)14分36秒13
田中龍太(明大④)14分56秒90
序盤は田中選手、中盤以降は園田選手が引っ張る展開、残り1000mから抜け出したのはMHPSの定方選手で、ロングスパートが見事に決まりました。そのあと松本・伊藤選手らスピードに自信ある選手が続いています。
学生は好調の國學院大・土方選手が14分一桁!やはり走力があがっています。東海・小松選手は意外にも今回で14分20秒台の高校ベストを更新。記録を出す機会があればもっと行くでしょうかね?
E組
1位竹内大地(トーエネック)13分47秒13
2位茂木圭次郎(旭化成)13分49秒75
3位高井和治(九電工)13分53秒21
4位大塚祥平(九電工)13分55秒41
5位大須田優二(小森コーポレーション)13分56秒55
6位奥野翔弥(トヨタ自動車九州)13分56秒67
7位武田凜太郎(ヤクルト)13分56秒79
8位日下佳祐(日立物流)13分58秒38
9位松尾淳之介(東海大③)13分58秒84
10位小山陽平(NTN)13分59秒71
11位橋爪孝安(SGHグループ)14分01秒85
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永山博基(早大④)14分29秒97
ワウエル選手が2分45秒ペースで途中まで引っ張ったのですが、うまく乗れた選手が多かったですね!その中で中央大卒業したばかりの竹内選手が絶好調で13分47秒を記録!茂木・高井選手らを破ったのもいいですね。
他ではマラソンで結果を出している大塚選手や、ヤクルトの武田選手が復活の13分台が良かったですかね。学生は松尾選手が自己ベストに近い13分台、永山選手は地道に一歩一歩でしょうかね。
C組・D組
D組
1位Yego Evans(サンベルクス)13分31秒19
2位LorotAndrew(SUBARU)13分33秒08
3位BernardMuia(トヨタ紡織)13分33秒74
4位レダマ キサイヤ(桜美林大③)13分35秒18★
5位BenuelMogeni(大分東明高)13分36秒66
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kimungesimon(東海大福岡高)13分58秒42
鬼塚翔太(東海大③)14分01秒45
東海大鬼塚選手以外は全員海外選手という組。果敢に挑んだ鬼塚選手ですが3000m8分08秒の高速ペースにはさすがに付けなかったですかね。これもまた経験ですね。
なお、トップはサンベルクスのエバンス選手。日体大記録会でも良かったですが、本当に強いですね。学生ではキサイヤ選手が100分の1秒ベスト更新です。
C組
NdikuJonathan(日立物流)13分17秒16
BenardKimeli(富士通)13分17秒65
EvansKeitany(トヨタ紡織)13分18秒34
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平 和真(カネボウ)13分49秒50
市川孝徳(日立物流)14分12秒40
こちらもほぼ海外勢ですね。3000m8分02秒で通過して更に加速、日立物流のディク選手が激しい争いを制しています。日本人2人はさすがに付けませんでしたが、平選手が13分台に乗せたのは収穫ですかね。
B組
https://twitter.com/EKIDEN_News/status/992725894723596288
1位田村和希(住友電工)13分40秒94
2位山口浩勢(愛三工業)13分46秒08
3位柳原貴大(八千代工業)13分46秒93
4位目良隼人(MHPS)13分50秒34
5位坂口裕之(明大④)13分51秒20
6位大池達也(トヨタ紡織)13分51秒23
7位松田佑太(SGHグループ)13分52秒05
8位川端千都(コニカミノルタ)13分52秒11
9位三上嵩斗(東海大④)13分53秒03
10位西嶋雄伸(城西大③)13分53秒87★
11位青木祐人(國學院大③)13分54秒49★
12位浅石祐史(ヤクルト)13分55秒53
13位小島海斗(駒大②)13分55秒65★
14位文元 慧(カネボウ)13分59秒61
15位浦野雄平(國學院大③)14分04秒51
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伊勢翔吾(駒大④)14分09秒10★
中島公平(城西大④)14分20秒52
服部潤哉(城西大④)14分27秒93
新迫志希(早大③)14分34秒25
ビアゼン選手が1㎞2分分45秒ペースで引っ張って、田村和・目良選手ら10人以上がついてくる展開に。そこから圧倒的な走力差を見せつけたのが田村和選手!13分40秒の自己ベストは凄いですね。日本選手権の参加標準を破ってきています。山口・柳原選手もベストと収穫が多かったのでは?川端選手の元気な姿もありますね。
学生では明大・坂口選手が復活の13分台!まずは関東ICで昨年同様の活躍が見れそう!?三上選手はさすがの安定感、西嶋選手もさすがのスピードです。そして、売り出し中の國學院・青木、駒大・小島選手も流れに乗って13分54秒~55秒!本当に一気に注目の存在になってきています。他では駒大・伊勢選手が高校時代のベストを更新しています。
A組
🥇井上 大仁(MHPS)
🥈村山 紘太(旭化成)
🥉市田 宏(旭化成)
#GGN #5000mA pic.twitter.com/rKpMnJBLsG— EKIDEN News (@EKIDEN_News) 2018年5月5日
1位井上大仁(MHPS)13分38秒44
2位村山紘太(旭化成)13分39秒15
3位市田 宏(旭化成)13分39秒31
4位佐藤佑輔(富士通)13分39秒59
5位岡本雄大(JFEスチール)13分39秒94
6位牟田祐樹(日立物流)13分42秒04
7位佐藤悠基(日清食品)13分42秒92
8位村山謙太(旭化成)13分46秒06
9位藤本 拓(トヨタ自動車)13分46秒25
10位柳 利幸(日立物流)13分47秒45
11位高橋優太(DeNA)13分48秒33
12位田中秀幸(トヨタ自動車)13分49秒08
13位寺内將人(愛知製鋼)13分50秒86
14位中村匠吾(富士通)13分53秒43
15位中村信一郎(九電工)13分54秒96
16位梶原有高(ひらまつ病院)13分55秒76
17位中川智春(トーエネック)13分55秒93
18位阪口竜平(東海大③)13分56秒12
19位片西 景(駒大④)13分57秒02★
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下 史典(駒大④)14分16秒69
最後の組はディラング選手がペースメーカーでしたね。3000m8分12秒で通過するハイペース、村山兄弟や牟田選手らが出場する中、ペースメーカーに最後まで食いついたのは富士通の佐藤選手!残り半周、バックストレートまでは彼がトップでした。そして最後に差し切ったのはMHPS・井上選手!13分38秒の好タイムをマークし、日本人トップの成績!これだけスピードランナーがいる中で、マラソンランナーが5000mで勝ち切ったのは凄い!勝負強さがついてくれば、彼がマラソン界トップになるかも??
続いて13分39秒村山紘・市田宏選手が続きましたが、このあたりはさすが力のある選手。佐藤選手も粘り切り成長をアピール、そして岡本選手も頑張りましたね。ここまでが13分30秒台です。牟田・佐藤選手までが日本選手権参加ひょじゅんぎりですね。
学生では東海・阪口選手がチャレンジしましたが、今回は実業団の圧倒的なスピードにはついていけませんでしたかね。それでも13分台でまとめています。また、スピード型ではない片西選手も粘り切り初の13分台をマークしています。
10000m
1位大六野秀畝(旭化成)28分00秒49
2位KipyatichAbraham(旭化成)28分00秒72(PMありがとう)
3位蜂須賀源(コニカミノルタ)28分25秒60
4位鎧坂哲哉(旭化成)28分27秒81
5位高橋尚弥(安川電機)28分44秒43
6位村澤明伸(日清食品)28分46秒60
7位市田 孝(旭化成)29分18秒08
8位浅岡満憲(日立物流)29分35秒01
DNF設楽悠太(Honda)
ペースメーカーにほとんどの選手が付くことができませんでしたが、大六野選手が本当に逞しくなっていますね。5000m13分57秒で通過後ペースがやや落ちたのですが最後巻き返しましたね。僅かに27分台には届きませんでしたが、さすがまとめてきています。今年は本当に強い!
また続いて蜂須賀選手が鎧坂選手との競り合いを制して28分25秒の自己ベスト!まだまだ彼も成長中です!注目度がどんどん増してきているのでは??
また、マラソン日本記録保持者となった設楽選手が故障からの復帰レースとしてこの大会を選んでいましたが、残念ながら3000m付近で途中棄権でした。焦らず状態をあげてほしいですね。
コメント
女子については触れる機会は少ないですが、正直数年前にトラックで世界選手権入賞の新谷選手が突然引退した時には、トラックでの日本勢の活躍はかなり難しいと考えていました。
しかし、日本郵政の鈴木選手が世界選手権で入賞まであと一歩の活躍、そして新しい力の台頭と女子も面白くなりそうです。管理人さんには、取り上げていただいてありがとうございます。
男子では富士通の佐藤選手が現在の日大OBの中では数少ない第一線で頑張っている選手として気に止まりました。4年生の時にキャプテンでありながら箱根駅伝で大ブレーキ(3区区間最下位で首位から陥落)を経験して、今や強豪実業団のキャプテン。
このように苦しんで強くなった選手だからこそ、是非留学生頼みの母校に何かを伝えてほしい。
>たけぽっぽさん
佐藤選手のこの1年間の成長は嬉しいですね。トラックで日本選手権に出場できるレベルまで来たのは、結果的に今の日大の選手への励みになるのかもしれません。
女子も本当はもっと取り上げたいのですけどね。新谷選手の引退はちょっと寂しかったですが、また多くのランナーが出てくると思います!