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【創価大学】2018-2019大学駅伝シーズンの展望~常連校定着の難しさを実感した一年、育成力で改めて勝負!

続いて、

力はついていても連続出場はならず、改めて難しさを感じた常連への道

創価大学

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卒業生特集

まさに箱根駅伝の歴史を作り始めた世代ですよね。1年時に初出場、3年時に2度目の出場で大きく前進する総合12位の成績。一転、2度の予選落ちも経験、まだ若いチームを支えた世代です。

※関東IC2部

 大山憲明(1万m:28分57秒62) 進路:コニカミノルタ
学年 箱根 全日本 出雲 予選(箱/全) 関東IC 他主要大会
1年 4区10位     80位/3組29位 1500m2位,5千  
2年       161位/4組32位 1500m、5千  
3年 1区17位     28位/3組1位 1万14位  
4年       47位/4組29位 5千、1万  

まだ箱根に出場していないチームとしては、かなりの大物ルーキーでしたよね。そんな中、いきなり活躍してくれました。関東ICは2種目で出場し、1500mで2位表彰台に入ります。全日予選3組で奮闘すると、しっかりと箱根予選は集団走でまとめ個人80位。箱根初出場に貢献します。

その箱根は4区10位の成績。チーム自体は初出場の定位置と言われる最下位ながら、一番良い区間順位に。これからの創価を担う存在になる予感がしました。もっとも、2年時はちょっと伸び悩み、関東ICは入賞逃し、全日本予選は4組で苦しい成績に。箱根予選は前年より大きく順位を落としてしまい、この年は出場は叶いませんでした。

再び流れに乗ってきたのは3年時で、関東ICは1万で健闘すると、次の全日本予選で大きく目立ちましたね。非常に気温が高くスローペースとなった中、残り1周で爆発的なスパートを見せます。組トップで全日本の初出場に向け大きく前進させる走りを見せます。その後、1万も28分台に乗せ、注目の一人となっていきます。

箱根は1区に起用されますが、うまく合わせることができなかった感じで区間17位。前が見えるところに留まったことにより次につながりましたが、悔しい成績でした。リベンジしたい4年時はチームが箱根予選を突破できず、自身もやや成績が落ちてしまい悔しい結果となりました。強豪のコニカミノルタで持っている力を発揮してほしいです。

 蟹澤淳平(1万m:29分34秒72) 進路:トヨタ紡織
学年 箱根 全日本 出雲 予選(箱/全) 関東IC 他主要大会
1年 3区19位     73位/2組14位 5千  
2年       160位/2組25位 5千12位  
3年 3区7位     106位/補欠  1万  
4年       60位/3組34位    

そして蟹澤選手も実績高い選手でしたねー。彼も全日本予選で2組14位のまずまずの走りを見せると、予選は73位!残り1㎞スパート作戦しっかり走ります。ルーキー2人が箱根予選二けた順位であがってくるのは大幅な戦力アップですよね。箱根は3区に抜擢され、ここは苦しい走りになりますが、将来に繋がればと思われました。

その後は一進一退な感じだったかなぁ。関東ICは12位と健闘を見せるも、全日本予選2組はやや苦しい走りに、そして箱根予選はまさかの160位に…。通過は叶いませんでしたね。3年時は全日本予選の出走ができないなど一時はかなり状態を落として心配されました。

箱根予選は何とか106位で凌ぐと、箱根にばっちり合わせてきました。2大会前と同じ3区にエントリー。10位でタスキを受けると3人抜きの好走!往路の躍進に貢献します。一気に頼もしくなりましたよね。4年時は箱根予選で過去最高の個人60位に食い込みますが残念ながら再び雄姿を見ることができず。トヨタ紡織で能力開花なるでしょうか。

 江藤光輝(1万m:30分14秒52)
学年 箱根 全日本 出雲 予選(箱/全) 関東IC 他主要大会
1年 7区19位     補欠/2組39位 1500m  
2年            
3年 5区16位          
4年            

そして、2度の箱根出場の中、もう一人その2回とも箱根に縁があった選手がいます。江藤選手は実は1年時は主要大会に結構出ているのですよね。関東ICは1500mで出場し、1万も31分きりし全日本予選に抜擢されています。さすがに苦しい成績でしたが、その後に繋がっていきます。

箱根予選の14人に選ばれると、箱根本戦ではレギュラー争いを勝ち取り7区出走へ。区間19位でしたが、失速はせずに力は出し切っています。ただ、その後は故障などもあり中々記録会にも出場できない日々が続き苦しみましたね…。

そんな中、3年の秋に記録会に復帰し、16人のメンバーへ。そして、代役と言う形でしたが、なんと山登りの5区に抜擢。しかも5位でタスキを受けます。何か箱根に縁がありましたね。準備不足もあり苦しみながらも何とか区間16位で凌いで、往路9位の躍進を支えました。

 三澤 匠(1万m:29分46秒21)
学年 箱根 全日本 出雲 予選(箱/全) 関東IC 他主要大会
1年            
2年       109位    
3年 9区13位     77位/2組15位 5千  
4年       113位/2組26位 1万  

長い距離で一定の安定感があったのが三澤選手ですね。2年時から名前を聞くようになり、箱根予選で出走します。2年連続の通過はできませんでしたが、光る存在でした。

その後トラックのタイムを伸ばし、3年時以降は関東ICでトラックに出場する姿もあります。最も、やはり長い距離でこそいい走りをします。全日本予選で2組15位と粘ると、箱根予選は77位と成績を上げます。箱根は状態がいいと勝負の9区へ。シード権がやや遠ざかった中、区間13位。単独走でうまく粘りました。4年時もそこまではいかないなりにも粘っている様子でしたね。

 姫宮大地(1万m:29分56秒79)
学年 箱根 全日本 出雲 予選(箱/全) 関東IC 他主要大会
1年            
2年       221位    
3年 補欠     125位    
4年            

箱根予選に2度出走しているのが姫宮選手ですね。初出場の2年時は200位オーバーと苦しみましたが、2年時は125位と踏ん張りました。ただ、これでもチーム11番手。この時の創価大の勢いですね。箱根は補欠、4年時は秋まで状態が上がらず試合には出れませんでした。

 玉利健志(1万m:29分40秒34)
学年 箱根 全日本 出雲 予選(箱/全) 関東IC 他主要大会
1年            
2年            
3年            
4年       補欠/1組29位    

地道に積み上げて最終学年にメンバーに選ばれたのが玉利選手でしたね。3年冬に1万29分40秒を出すと全日本予選で出走をします。29位と大きくは崩れずに粘りました。箱根予選にも名前がありましたね。

その他、

松浦朋也30分27秒53…3年時関東ICハーフ出場
泉 翔馬31分09秒84…1年時関東IC3障出場

でした。

新チーム戦力分析

【新2年以上1万m上位10人】
ムソニ ムイル③27分38秒05≪17:予5位、箱2区4位、16:予4位≫
米満 怜③29分04秒93≪17:箱8区3位≫
作田将希④29分10秒70≪17:予147位、箱6区19位、16:予109位≫
鈴木大海②29分23秒57≪17:予156位≫
古場京介④29分25秒94≪17:予162位、箱7区18位、16:予DNF、15:予157位≫
上田結也③29分26秒38≪17:予230位≫
二宗広大④29分30秒69≪17:予166位、16:予108位、15:予168位≫
鈴木ニムラ③29分42秒16
福田悠一②29分50秒30≪17:予190位≫
石津佳晃②29分52秒29
新2年以上1万m上位10人平均:9位29分18秒5

【その他、有力選手】
棚橋建太④29分57秒49≪17:予187位≫
吉留一喬③30分00秒83≪16:予86位≫
右田綺羅②30分01秒39
二宗広大③30分10秒13
郷 龍輔④30分13秒84
築舘陽介③30分27秒87≪17:予202位、16:予88位≫
大澤智樹②30分38秒46

【新入生】
嶋津雄大①14分30秒33≪18:全国5区8位≫
麻生 樹①14分34秒23≪17:高5区25位≫
大石雄太①14分39秒39≪18:全国5区34位、17:高3区23位≫
西村拓海①14分41秒78≪18:全国4区36位、17:高3区28位≫
小野寺勇樹①14分42秒79
新入生上位5人平均:19位14分37秒7

梅木 海①14分43秒91≪18:全国5区29位≫
中武泰希①14分45秒91

【今から考える大学駅伝オーダー】
全日予選:ムイル・米満/作田・嶋津/鈴木・古場/上田・二宗

昨年は全日本予選・箱根予選ともに消化不良という形になってしまいましたね。どちらかと言うと不得手なスピード展開に積極的にいけなかったようにも見えました。最も、その後の記録ラッシュには驚きましたね。記録面だけ見ていると、躍進の年にしたいところですが、さてはて。

ひとまずムイル選手の成長が凄いですね。1万27分38秒の走力は凄いですね。ここから主要大会での強さがどうなるか着目したいところ。そして2番手はどうでしょうかね。ここに核がいないのが気になりますが、スピードなら4年作田選手、スタミナなら3年の米満・古場選手でしょうか。それぞれ強い部分が違う主力がうまく噛み合っていけるかどうかは大事になりそう。

そして新2年は昨年秋に大きく伸びた選手が多いです。箱根予選出走した鈴木・福田選手が29分台へ。特に鈴木選手は主力の一角になるかもしれません。他にも石津・右田・大澤選手がいます。これに1年時から箱根予選を出走している4年古場・二宗選手、3年築館・吉留選手が復活してくれば心強いのですが状態が気になります。

ルーキーは5千平均タイムは低いものの結構良さそう。嶋津選手は1万29分40秒台で走っただけでなく、全国駅伝で5区8位の成績でもしかすると大器かも??他、麻生・大石・小野寺・梅木選手らも全国舞台で区間中位で戦っていて、これからという感じがしますね。3回目の箱根を手繰り寄せ、戦える潜在能力はあるはず、チーム一丸となって再度浮上していきたい。