続いて、
42年連続87回目
箱根駅伝で復活大作戦はどこまで…
早稲田大学
エントリー選手独断ランク付け
7点:エース区間、山で貯金が望める選手
6点:エース区間、山で区間上位をとれる選手
安井雄一④29分07秒01≪17:全2区8位、出6区4位、箱5区4位、16:全8区5位、箱5区5位、15:箱8区7位≫
5点:エース区間で区間中位以上いける選手
太田智樹②29分09秒06≪17:全1区3位、出1区7位、箱8区14位、16:全7区3位≫
4点:主要区間で区間上位でいける選手
永山博基③28分25秒85≪17:全6区3位、出3区11位、箱2区10位、16:全4区1位、箱4区4位、15:全7区2位≫
石田康幸④29分29秒16≪17:全8区6位、箱6区12位≫
3点:繋ぎの区間で区間上位で走れる選手
藤原滋記④29分03秒96≪17:全4区13位、出5区5位、16:全6区3位、箱10区6位、15:全3区6位≫
2点:繋ぎの区間で区間中位で粘れる選手
光延 誠④29分03秒47≪17:出2区7位、箱9区7位、16:出5区5位、箱7区14位、15:全5区4位、14:全5区11位、出4区≫
谷口耕一郎④30分25秒20
1点:繋ぎの区間で耐えられる選手
新迫志希②29分07秒06≪17:全3区9位、出4区10位、16:全5区2位、出2区12位≫
清水歓太③29分24秒33≪17:箱10区9位≫
大木皓太②29分39秒90
小澤直人③29分40秒88
河合祐哉④29分56秒19
0点:これまでの実績だと苦しい?or未知数
宍倉健治①29分17秒12≪17:全5区20位、都4区4位≫
吉田 匠①30分00秒68≪17:全7区15位、16:高3区6位、IH3障3位≫
遠藤宏夢②30分09秒63
渕田拓臣①5千14分19秒37≪17:都4区17位≫
上位10人合計:29点
(参考:30点前後でシード争い、40点以上で優勝争い)
前回は青学大を追い詰めた早稲田大学が苦しみの前哨戦を送った。出雲は完走した関東の大学の中では最下位の9位、全日本は1区がトップと数秒差の3位と絶好のスタートを切りながら持ち応えることができず7位に終わってしまいました。もともと選手層が薄い中、故障者・不調者が相次いでしまったそうです。
その中でしっかり戦っているのが2年太田選手と4年安井・石田選手。太田選手はインカレも安定したが、希望のスターターを出雲・全日本両方ともしっかりこなしていて成長が伺えました。安井・石田選手は関東ICハーフで入賞していましたが、どちらもアンカーで好走していて長い距離は頼りになりそうです。
これに藤原選手は初の主要区間、光延選手は初の前半区間を担当するなど4年で経験を改めて積んだ選手もいますね。また、20㎞専用選手として谷口選手らが上がりそうでしょうか。今期が苦しんでいたエース格の永山選手、更に新迫・清水選手あたりの状態が戻ってこれば戦える状態になってきそうです。
さて、大会の結果を見た限りはひとまずシード権獲得に非常に際どいところ…と思いますが、早大としてはどういう状況でも総合優勝を目指すのが当たり前ということで、その目標は取り下げないそうですね。それも区間エントリーには少し関わってくるでしょうかね?
それならば最初の3区間でギャンブルをかけて、後半に主力を残しましょう。本来は1区専門の太田選手が一番安定感が高いとして、2区へ。太田選手は競り合うと力を発揮するので、しっかり混戦の中で1区を凌げる選手を置く必要があります。
ここに本来はエースながら、故障が続いていた永山選手を置いてみます。全日本・八王子でようやく少しずつ走れるようになってきています。3区なら何とかなるかなと思いましたが、そうも言ってられないです。持ち前のスピードでなんとかこらえられればと思います。
そして3区が本当に博打。過去4度大学駅伝は走っているものの、20㎞以上のロード未出走の新迫選手を置きます。スピードは持っていますが、彼も中々調子が上がらず、駅伝でも苦戦が続いています。その中で彼が好走する可能性があるとすると3区かなぁと。緩やかな下りにフォームが合えばと思います。
ここまでどうなっているか。成功していれば10位前後、失敗したらえらいことになってるかも…。4区と5区は頼りになる4年生で攻める区間にしたい。4区には全日本8区で難しい位置でしっかり走った石田選手。関東ICハーフ何か覚醒したように安定感が増しました。終盤を大事にできれば十分区間5位付近は狙えると思います。
そして早大が急浮上する可能性があるのが5区山登り。ここは変えられないですね。2区にすることも考えましたが、できる限り避けたい。前回の山登りは前半が思うように走れない中で、区間4位まで浮上。そのあたりが改善できているなら、今期の走力なら、既出どおり2分は短縮できてもおかしくはありません。ここで出来る限りの上位にいきたいですね。
6区は1年間準備を進めていた選手が2人いるそうで、小澤・渕田選手が準備しています。走力的にはやはり小澤選手でしょうか。結構長いストライドをしているそうで、ポテンシャルに期待です。なお、前回の経験者に石田選手がいますが、平地に回さないと駒が足りない事、前回脚に肉刺出来ている事、が引っかかるので私は無いと思っています。
7区は光延選手。前半3区間のギャンブルを光延選手でしてもいいのですが、全日本の時期に少し腰を怪我していたこともあるので、過去に走ったことがある7区にします。少しずつ距離などにも対応してきているので、しっかり区間一桁でまとめる走りをしたい。
8区は清水選手と凄く迷いましたが、1年生の吉田選手にかけてみたいと思います。もともと単独走が得意だそうですし、上りも高校駅伝の成績で勝手に得意と思っています。パワーで遊行寺の坂を押し切って、流れを継続させてほしいです。
そして9区10区には4年生を温存しています。これまで繋ぎの区間で区間一桁でしっかりまとめていた藤原選手を9区で予想します。初の主要区間の全日本4区は壁に跳ね返されましたが、直後の上尾ハーフは風がある中63分台前半。9区で1㎞3分ペースを刻み続けることができれば十分区間上位は望めると思います。
10区は上尾ハーフで64分強の成績を残した谷口選手。1500mが専門の選手のイメージでしたが、長い距離に適応してきました。ここは早大の伝統の4年生の力の見せ所になりますかね。しっかりとエンジのタスキを上位で持ってきてほしいところです。
うーん、順位予想が難しいですね。選手層は薄い、主力だけど不安な選手がいる。ただ、1区or2区、4区、5区、9区と主要区間はしっかり走ってくれそうな選手はいるのですよねぇ…。太田・石田・安井・藤原選手、これに永山・光延・清水選手ら戻ってきてくれれば、ある程度は戦えるはず…といったところでしょうか。
総合優勝の目標は変えないというのは、早大ファンとしては、もう見守るしかないでしょうか。とにかく5区までにできる限り前と少差に抑えるというだけですかね。ひとまず、故障者はなくなってきた模様。今できる最高のオーダーで悔いなく戦ってほしいです。
参照サイト
混戦の2018箱根駅伝 早稲田は「山」に強み!
【箱根駅伝出場21チーム紹介〈15〉】早大、2年生・太田が2区抜擢!?陸上一家のエリート
『総合優勝』の目標は変えない。早稲田のプライド背負い、いざ箱根へ!