それでは恒例の区間オーダー予想を始めていこうと思います。
全て初出場選手へルール変更
関東学生連合
エントリー選手独断ランク付け
6点:エース区間、山で区間上位をとれる選手
5点:エース区間で区間中位以上いける選手
4点:主要区間で区間上位でいける選手
中島大就(明治大②)29分13秒76≪17:予43位、16:全5区3位、予43位≫
近藤秀一(東京大③)29分13秒71≪17:予20位、16:予58位、15:予73位≫
長谷川柊(専修大②)29分04秒54≪17:予23位≫
相馬崇史(筑波大①)29分27秒77≪17:予69位≫
3点:繋ぎの区間で区間上位で走れる選手
田部幹也(桜美林大③)29分46秒26≪17:予56位、16:予178位、15:予242位≫
2点:繋ぎの区間で区間中位で粘れる選手
金子 鷹(東京農業大③)29分20秒41≪17:予82位≫
阿部 涼(日本大②)29分38秒52≪17:予92位≫
根岸祐太(慶應義塾大③)29分45秒90≪17:予76位、16:予219位、15:予256位≫
矢澤健太(芝浦工業大④)29分57秒99≪17:予88位、16:予209位、15:予267位、14:予257位≫
溜池勇太(日本薬科大②)29分40秒75≪17:予84位、16:予221位≫
1点:繋ぎの区間で耐えられる選手
田崎聖良(亜細亜大②)29分43秒91≪17:予114位、16:予215位≫
宮田 僚(麗澤大②)30分39秒08≪17:予90位、16:予168位≫
後藤蓮也(平成国際大④)30分00秒61≪17:予120位≫
田島 光(関東学院大③)29分37秒79≪17:予136位、16:予142位≫
0点:これまでの実績だと苦しい?or未知数
谷野稜弥(流通経済大④)30分09秒90≪17:予141位、16:予241位、15:予213位、14:予248位≫
河口昂平(駿河台大④)30分15秒24≪17:142位、16:予230位、15:予175位、14:予283位≫
上位10人合計:29点
(参考:30点前後でシード争い、40点以上で優勝争い)
今年からルールが変わり、箱根未出走の選手のみの選出となりました。これにより、前回ルール(エントリー2度まで)の規約で出場資格を失った東大・近藤選手にもう一度チャンスが。逆に以前に出走したことのあるエース級のランナーが出場できない事になり、全体的にはやや小粒なエントリーになりましたかね。
なお、10人の選出は箱根予選のタイムと11月の学連記録会1万mのタイムの合算により選出され、下記のメンバーになりました。箱根予選の順番とは少し入れ替わっています。彼ら10人で基本的に戦っていくことになります。
予想・・・というかオーダー案がマスコミを通じて発表されていますね。予選一番手の東大・近藤選手が希望通り1区出走が叶いそう。また筑波大・相馬選手が山登り内定で、国立大のランナーが往路に2人!更に8区で慶大・根岸選手内定で、学生連合を通じてですがBIG4(第1回大会出場校、現筑波大の流れをくむ東京高師・明大・早大・慶大)が揃うことになります!
しかも、筑波大も慶大も、たまたま強い選手いた…というわけでなく、再度強化の宣言をしている最中です。もしかすると、BIG4のチームとしての箱根路復帰への足掛かりの学生連合になるかもしれません。
レースとしては、とにかくまずは1区近藤選手がどうなるかですね。1年時の頃からずっと注目され続けながら、一時は箱根の夢は諦めざるを得なくなったところ、ルール変更でチャンス到来。タイム選出で堂々のトップタイムをマークしました!流れを作る上で大事な1区を任されます。他校も強豪選手をつぎ込みいきなりハイペース宣言をしています。実質最後の箱根、悔いなく走れればある程度の位置に付けられると思います。
2区は専修大から今季急成長を遂げた長谷川選手。全日本予選4組で大幅ベストを出すと、箱根予選・学連記録会としっかりと好走。2区出走の中では持ちタイムは決して上ではないですがまとめる走りが期待できます。3区は強化5年目の桜美林大から初選出の田部選手。高校時代島根県でエース級だったのですがついに覚醒しました!留学生が目立ちますが、日本人も強くなりつつありますね。
そして4区5区にロードに非常に強い選手が入ります。4区明大の中島選手は一時5区の話も出ましたが、準エース区間の4区へ。トラックよりロード、そしてタフなコース程前にいるランナーですので、4区は適任!区間一桁の可能性は充分です。
楽しみなのは5区筑波大の相馬選手。筑波大関係者の話からすると登りのロードの適性は抜群と話します。更に80回大会で初代金栗杯に輝いた鐘ヶ江OBからも直々でコツを伝授してもらえるとか…。唯一の1年生ながらかなりのプレッシャーがかかりますが、ここは佐久長聖高校時代主将を務めた選手。乗り切ってもらえれば。
学生連合にとって最難関の6区は逆転出場の亜大・田崎選手が立候補!適性は分かりませんが、まずは何とか繋いでくれれば。7区には1万mで大幅ベストを出している農大・金子選手。結構スピードも重要な区間だと思いますので、ここで彼の良さが出ればと思います。
復路終盤はスタミナがある選手。8区は慶大・根岸選手が入りそう。実は5区を考えていたこともあり、上りはあまり苦にしていないかもしれません。得意分野で粘りの走りを見せられるか。9区は日本薬科大より2年連続出選手の溜池選手。急成長ながら箱根予選・学連記録会共に安定していました。その走りを箱根でも披露できればいい成績が残せるはずです。
アンカーはこれまた逆転での選出となった日大・阿部選手。大舞台でも外さず、淡々とペースを刻むのが得意な選手という印象なので10区は適任でしょうかね。連合チームを率いるのが日大・武者監督でもありますし、しっかり調整させできれば10番以内でゴールテープを切らせたいところでしょう!
まあ、1区と6区ですかね。前回はここで大きく遅れてしまい、個人で好走する選手がいても総合では勝負になりませんでした。ここに希望者がいるのはとてもプラスですし、準備が進められると思います。小粒とはいえ、現時点では全体的に適材適所で組めていると思います。
なお今回はくしくも初出場のみに限定され、母校に経験を持ち帰り…という選抜の原点の目的に近くなっています。決して戦力が高いわけではありませんが、いい流れでいい経験を持ち帰ってほしいですね。
コラム
大学名…最後の出場
東京大…チームでは60回大会、個人では81回大会以来
専修大…チームでは90回大会、個人では連続で選出
明治大…チームで前回大会出場
東京農業大…チームでは90回大会、個人では連続で選出
筑波大…チームでは70回大会、個人では83回大会以来
桜美林大…チームとして個人としても初
日本薬科大…チームはまだ、個人としては連続選出
日本大…チームで前回大会出場
慶應義塾大…チームとしては70回大会、個人としては81回大会以来
亜細亜大…チームとしては86回大会、個人では連続で選出
12/18追加