4強をあげた中で、さらにダークホースになりうる大学を4校紹介していこうと思います。
今回は2校、順天堂大学と中央学院大学です。
順天堂大学…出雲4位、全日本12位
出雲と全日本共に1区で大きく出遅れたのですが、総合順位は全く違うことになりましたね。出雲は3区塩尻選手で大きく巻き返し流れに乗り4位まで浮上!全日本は2区塩尻3区清水4区栃木選手好走もまだ10位前後、選手層の薄さもあり、12位に終わってしまいました。
今のチーム良い悪いがどちらも出てしまいまいた収穫は多いのですよね。橋本・清水・難波選手ら若い選手が少しずつ戦力として台頭してきています。また、山登り専門と思われた山田選手が平地でも結果を残し始め、走力が上がっています。
あとはもう少し調子の上がらなかった野田選手や長い距離で結果を出しつつある金原・吉岡選手がうまく合わせてこれれば、10人駒が揃ってきますかね。
はまれば本当に往路優勝行けますよ。あんまり言っても仕方ないかもしれないですが、1区がトップと30秒差くらいで留めれば、塩尻選手を活かしてトップ争いをすることができますし、204区前回区間賞の栃木選手、5区山登り男の山田選手がいますから本当に要注意馬になりうりと思います。
その1区はあまり深く考えずに清水選手でいいように思います。良かったり悪かったり繰り返しながら少しずつ大学陸上に順応しつつありますし、もう一度挑戦して踏みとどまるポテンシャルはあるかと。
あとは20㎞覚醒中の難波選手を3区、往路優勝したうえで走力アップの橋本選手を再度山下りに。あとは野となれ山となれの配置ですが、復路の順大の調整力で…夢を見れるかもしれません。実際昨年は往路3位の総合4位です。更にアップしてもおかしくありませんよね!?
中央学院大学…出雲8位、全日本6位
いぶし銀の走りに、昨年度から強さが加わりつつある中央学院大。出雲は8位ですが、5区までは3位の背中がすぐ前に迫る4位をキープ。全日本は波に乗り切れない中5区で6位に浮上すると、そこからしっかり順位をキープし、2年連続シード権獲得しました。
しかも、出雲は新井・細谷選手が走れず、全日本では横川選手とアンカー予定だった選手(分からないけど、勘で藤田選手とか??)が直前に故障で起用できなくなって、万全では望めていないのですよね。
更に昨年度躍進の中心となった高砂選手が波に乗り切れない中でのことで、しぶとさというかチームの総合力の高さを感じます。
その中で中心となっているのは大森選手ですね。出雲と全日本どちらも強豪校が出遅れる難しい展開になりながらトップと僅差で繋ぐ役割を果たしています。それから走れば4年生が強いですね。新井・細谷選手も箱根でもっとやってくれるかなと思います。
また、繋ぎ区間では1年生の高橋選手が非常に伸び伸びといい走りをして流れを作っています。初駅伝となった選手もさすが走ってくるなという印象を持っています。
確実にきそう…ですが、一つ懸念されるのは高砂選手が伸びを欠いていることでしょうか。今の状態が続くと箱根2区を任せるのはちょっと怖い。すると2区は大森選手になりますが、今度は1区が開いてしまいます。
そうなったら復帰の全日本2区で何とか走った新井選手でしょうか。昨年度の駅伝を見る限りラストの切れは大森選手より上かもしれません。ここで流れを作って、一桁順位をキープすればとても面白いです。
何せ5区に細谷選手がいます。昨年は故障明けでギリギリ間に合った状態で、箱根湯本~芦之湯の登り部分は全ランナーの中で一番早かった選手です。それよりも走力がついた今度の山登りは…ですね。
復路は故障者の回復や新戦力の状況次第で分かりませんが、市山選手ら面白そうなランナーが集うと思います。総合順位でもセカンドベストあたりは充分射程圏内にできそうな感じはしますね!?