続いて、出雲駅伝は2位に甘んじたが、全日本以降は自信ある宣言をしているチーム…
青山学院大学
出雲駅伝は見せ場は作ったものの、連覇ならず。2年連続3冠は夢と散ってしまった。それでも2位をしっかり確保するところは高い総合力は保持している。
4年生が強いのが特徴で、田村&下田選手は主要区間で戦える選手だ。特に田村選手は夏に怪我した影響を一切感じさせない走りを出雲駅伝で見せており、やはり東海相手に差を広げられる選手だ。下田選手はもっと長い距離になる全日本大学駅伝以降で本領を発揮しそうだ。
そしてまだ駅伝で好走歴は少ないが、中村選手や吉永選手も最近になって安定感が増している。出雲では4年生区間が健闘していたことを考えると、しっかりとメンバーに入ってきてほしい選手だ。
3年生はもっと伸びてきてほしい選手ばかり。出雲は熱中症で失敗したもののラストの力がある梶谷選手、5千13分40秒台を持ち山下りだけでない小野田選手、強気な走りが魅力の橋詰選手、長い距離に安定感がある森田選手とそれぞれ特徴がある選手がおり、うまくピタッと当てはまる区間で走らせたい。
朗報なのは2年鈴木選手がエントリーされたこと。前回の出雲1区で見事なデビュー、その後ハーフで記録を出すなど期待されながらも怪我に泣くことが多い。ただ、粘り強さはチーム随一!万全を期して配することができれば青学が強さを増すはずだ。
あとは出雲に引き続き、将来楽しみなルーキー吉田・神林選手や、出雲に続き連続でエントリーされた竹石選手も気になる存在。13人全員が注目できるチームでやはり総合力は非常に高いチームだと思う。
とはいえ、正直今は東海大に押され気味…。長いロード仕様に青学はしているので有利なる部分もあると思うけど、前に出られたら中々追いかけづらいのは正直なところだ。
そこで最初から揺さぶりをかけるオーダーを考えた。1区に今一番稼げるだろう田村選手を持ってきます。数㎞いったところからぐっとペースをあげて、最後に独走に持ち込み、東海など他有力校に20秒以上差をつけたい…というのが目論見だ。走りに力強さが増しているので、以前の駒大・中村選手に近い戦略が獲れそうに思うのですが、どうでしょう??
トップの状態で2区橋詰3区小野田選手で勝負をかける。序盤からハイペースで入る橋詰選手はスピードエース区間でより活かせると思う。3区小野田選手は箱根6区も走れるし、スピード&アップダウンに強いことを活かせるだろうと思う。相手を意識するより自分の走りをしたい。
4区の準エース区間だ。ここに下田選手を持ってきて更に攻めるか迷いに迷ったが温存予想。1万m以上の距離に高い安定感がある森田選手。5千のスピードもつきつつあり、この区間でも勝負できるはずだ。どうだろう、このあたりで、やはり追いつかれているのか、劣勢になっているのかどうか…
5区6区7区繋ぎ区間は本当にいろんな選手を入れてみて、鈴木・中村・吉田選手で。鈴木選手は調子がわからないが、走れる状態なら本当に粘れる。中盤を過ぎたところ、相手に流れを渡さないようにということで。
6区に4年生の中村選手。ペース配分にやや難がある印象なのですが、5000mのスピードは非常に魅力的な選手だ。連覇へ一押しとしたい。7区は吉永・神林選手ととても悩んだ中、ルーキー吉田選手で。日本IC5千3人の中では一番成績が良かった。大舞台で結果を出した選手ですので、ここで起用してみたいですね。
アンカーに残した下田選手は8区であれば58分半ばはターゲットにできる実力者。20㎞の距離でもある程度突っ込んでまとめられる選手なので、相手は嫌だろうなと
思いました。結果的に4年生から始まり4年生で終わる形になりましたかね。
まあ、普通に考えると高校駅伝で実績がある橋詰選手が1区で、田村選手が2区かなぁ(とうか2区で田村VS關選手がみたいという駅伝ファンとしての思いもあったりw)。
あとは鈴木選手がどこまで回復しているかもにもよりますかね。多分彼はどこもそつなくこなしそうな気がしてるのですが…。
なんだかんだ1万の平均タイムはトップ。高い総合力で、しっかり連覇を成し遂げたいところだ。