もう前半戦が終了しました。各大学ある程度の収穫と課題があったのではないでしょうか。当サイトでも、大学長距離各チームの2026-2027のメンバーの紹介と実績、簡単な戦力分析を行いたいと思います。もちろん、新入生も紹介していきます。
上位をにぎわす力がある!
大東文化大学です
新チーム各学年戦力分析
※持ちタイムは8月1日地点
※4年~2年は10000m順、1年は5000m順並び替え
※関東ICは1部
4年生主力選手について
棟方一楽④28分19秒82/14分08秒79≪26全予4組30位、箱2区17位、25全2区11位、予39位、全予4組17位、箱2区17位、24全5区6位、23予78位≫
藤原幹大④28分50秒30/14分10秒38≪25予168位≫
庄司瑞輝④29分12秒52/14分04秒02≪25予288位、全予2組8位、箱10区16位≫
西村悠誠④29分23秒98/14分01秒55≪26関東IChalf17位≫
宮倉騎士④29分25秒74/14分04秒83≪25予198位、箱7区19位≫
小野寺颯太④29分35秒98/14分18秒33
沖野凌我④29分42秒86/14分18秒62
和田麻里④29分42秒89/14分25秒17≪25予161位≫
石川郁弥④29分48秒02/14分39秒97
早乙女良真④30分41秒30/14分29秒76
高草木架月④/14分24秒78
まずは大エースの箱根駅伝での快走を見たいですよね。棟方選手が2年連続エース区間2区を務めていますが、2回とも区間下位に沈んでしまい流れを作れませんでした。2年時に上尾ハーフで優勝していますし、ポテンシャルは間違いなく高い選手です。今季は、体調不良もあって、全日予選などは最低限の走りになりましたが、夏季記録会は記録が出にくい中29分12秒にはまとめているので、底は脱してきました。あとは秋シーズンに向けてあげていくだけ。まずは箱根予選から楽しみになってくる選手です。
その他の4年生は、レギュラーに何人食い込んでいけるかというところ。前半戦目立ったのは、箱根駅伝を一度は知っている庄司選手が、1万m29分12秒52・5千m14分04秒02と両種目でベストを出していたこと、また今年の関東ICハーフに出場している西村選手が5千m14分01秒55のベスト、長い距離を走るためのスピードはつきつつあるのかなという印象です。
このほかでは、1万m28分台を経験している藤原選手や、2大会前に箱根7区を走っている宮倉選手、前回の箱根予選161位とまとめている和田選手あたりが候補でしょうか。主要大会を一度は経験している選手が多いので最後にもう一つ伸びてくるか。また、中大記録会3千m8分13秒の沖野選手や、今年の箱根6区エントリーの石川選手など候補は多い。下級生の勢いも強いですが、最後に結果を残したいですね。
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3年生主力選手について
E.キプロップ③28分29秒35/13分49秒75≪24出3区12位≫
中澤真大③28分29秒46/13分55秒23≪26全予1組9位、箱7区18位、25全4区9位、予28位、全予3組3位、箱5区19位、24全3区14位、出5区7位≫
大濱逞真③28分31秒28/13分35秒78≪26全予1組11位、箱1区15位、25全3区11位、予93位、全予3組1位、箱1区8位、24全1区5位、出2区3位≫
松浦輝仁③28分32秒83/14分09秒45≪26関東IC1万8位、全予4組14位、箱4区6位、25全8区11位、予47位、全予1組11位≫
清水雄翔③28分56秒45/14分24秒11
鈴木青空③29分21秒48/14分07秒68
大澤琉欧③29分24秒44/14分09秒39≪25全予2組10位≫
平田 碧③29分27秒77/13分59秒00
野﨑 想③29分46秒71/14分15秒09
庄治大翔③29分53秒49/14分19秒32
矢嶋大悟③30分22秒45/14分18秒79
福井陽仁③30分31秒83/14分19秒02≪26関東IC3障≫
中澤拓斗③30分36秒95/14分33秒94
強力なエースが3人に増えてきた世代。まずは1年時から箱根を走るなど期待が高い大濱・中澤選手。昨年の全日本予選でこの2人が3組1位と3位を取ったときは、頼もしくなったなと感じました。
ただ、秋シーズン以降なかなか調子を合わせることができず、箱根本戦は大濱選手が1区、中澤選手が7区を務めるも、いずれも区間二けたと流れを作るにはいたりませんでした。大濱選手は約1か月後の学生ハーフで60分48秒で3位入賞するだけに、惜しまれる結果でした。
春先はまた調子を落とし、今年の全日予選は2人とも1組という状況。大丈夫かなと思いましたが、さすがは実力者。引っ張る場面もありつつ1組10位前後でまとめて通過の流れを作りました。その後、大濱選手がぐっと状態を上げてきて、関東IC5千m13分台を出すと、夏季記録会で28分31秒28で全体トップのタイムで自己ベスト。ようやく彼が持っているポテンシャルがロードで見れるか。中澤選手も3千m8分09秒で走るまでは戻してきたので、秋の実りに期待したいですね。
そしてこの1年で大幅に伸びてきたのが松浦選手。昨年の箱根予選47位好走すると、箱根本戦はチームが下位に沈む中4区区間6位と快走し、力が一気についてきたことを示しました。今シーズンに入っても、全日予選4組14位、関東IC1万mは28分32秒68の自己ベストで8位入賞、他校のエースと戦い続けていて、もし本戦ならエース区間2区は彼になるのではと勢いを感じます。
その他のランナーは少し差がある感じですかね?1万m28分台の清水選手や、昨年の全日本予選で好走している大澤選手、今年5000m13分59秒ベストの平田選手、直近の3000mを走っている庄司選手あたりが候補になってくるでしょうか。秋になって選手層の厚みがぐっと増してきていればと思います。
2年生主力選手について
菅﨑大翔②29分04秒67/14分06秒53≪26全予3組2位、箱3区20位、25全1区21位、全予1組6位≫
鈴木 要②29分06秒76/13分51秒22≪26全予3組9位、25全5区15位、予104位≫
井上陸斗②29分35秒76/14分25秒31≪26関東IC1500m≫
日髙龍之助②29分38秒63/14分32秒06
上田翔大②29分40秒87/13分49秒67≪26全予2組7位、箱5区14位、25全6区15位、予120位≫
増子 岳②29分45秒70/14分18秒98≪25予159位≫
越前谷洋武②29分54秒78/14分27秒51
金子大和②29分57秒26/14分26秒93
岡村将英②30分11秒49/14分41秒32
中村一誠②30分12秒89/14分44秒58
関 朝陽②/14分41秒37≪26関東IC1500m≫
エース候補がぐんぐん伸びてきていますね。前年の全日本駅伝では1区菅崎、5区鈴木、6区上田選手と当時ルーキーで3人が出走。箱根駅伝でも3区菅崎、5区上田選手が往路の流れを経験しています。
その3区で低血糖になり苦い走りとなった菅崎選手が、ぐんと成長しています。全日予選では3組を担って組2位の好走。前年の大濱選手らと重なるような活躍ぶりでした。元々高卒で一般就職してから、やはり箱根駅伝を走りたいと陸上の世界に戻ってきたランナー。昨年は走っていない箱根予選で、どこまで高い成績を出すでしょうか。
続く選手も伸びてきていますね。箱根5区山登りで区間14位の上田選手は、全日予選で2組7位とまずまずの走りをすると、その後5000mで13分49秒67の自己ベスト。長い距離も楽しみになってくる記録を出してきました。
さらに、昨年の箱根予選では104位と一番世代で成績が良かった鈴木選手が秘密兵器になりそう。全日予選3組9位と他校の主力と戦い切ると、夏季記録会で1万m29分09秒の大幅ベスト。彼も次のエースの候補となってきそうだ。
その他では、日高選手や、井上選手、関選手あたりが中大記録会3000mで好走しているのが直近の状況ですかね。1万mなどは一度経験して29分台を出している選手も多いので、夏にどれだけ積み重ねていけるか。あとは前回の箱根予選を走っている増子選手が復帰してくると、ぐっと選手層が厚くなってきますね。
1年生(新入生情報)について
若林 司①13分51秒30≪26全国4区2位、25高校7区1位、IH5千m13位≫
近江 亮①13分54秒99/29分40秒68≪26関東IC5千15位、全予2組3位、25高校4区1位≫
杉本拓海①14分07秒32≪26関東IC3障8位、全国1区34位≫
嶋岡 希①14分16秒92≪26関東IC3障、25高校6区11位≫
菅井涼司①14分19秒26/29分36秒18
稲垣瑛心①14分28秒67≪25高校7区7位≫
永井愛都①14分37秒70/30分00秒17
宮野 丞①14分39秒46/30分21秒25
小野玲央①14分40秒05/30分04秒24
坂尻宗隆①14分40秒26/30分59秒01≪25高校4区30位≫
真名子監督をはじめ、スカウトは相当強化していて、ついに今年はトップクラスといって選手たちが入部してきました。5000m13分台が2人入部、1人目の若林選手は仙台育英高校で、高校駅伝7区区間賞を獲得している選手。最後まで先頭を追い上げたのが印象的でしたね。入学直後いきなり金栗記念に挑戦していました。その後、試合出場がなくなっていますが、復活すれば即戦力の選手です。
前半戦通じて活動的だったのは近江・杉本選手あたり。近江選手も、仙台育英高校出身で、2年時には1区エース区間を走り、3年時は4区で区間賞を獲得するほどの選手。全日予選2組ではさすがの強さで組3位好走、関東IC5千mで13分54秒99の自己ベストをマークするなど順調だ。箱根予選もそうだが、出場権を得ている全日本駅伝からも楽しみな選手だ。
専門分野で頑張っているのが杉本選手。関東IC1部の3障で決勝に進出すると、8分47秒65の好記録で8位入賞。1部はレベルが高いので見事な走り。これが評価され、U20陸上世界選手権にも選出された。その合間に5千m14分07秒ベスト、1万mを経験したりもしているので、どちらも両立しながらの忙しい夏になっている。
その他、全体的に1万mの距離に早めに取り組んでいて、5月には菅井選手が29分36秒、小野選手が30分04秒の記録を出すと、夏季記録会では永井選手が30分00秒と走った。先の近江選手もここでトラックの1万mを経験(29分41秒)している。育成がここまではある程度進められているのかなと思います。思いもがけず、秋にエントリーが多いかもしれません。
【まとめ!】箱根駅伝2027へ向けて
・復調した大濱選手に、急成長中の2年生
・本戦でダークホースになる戦力は誇っている
箱根駅伝では2年連続で総合19位と苦戦が続いている大東大なのですが、実は戦力は高いのですよね。5000m・10000m平均タイムで見るとどちらもトップ10位内に入っていて、十分シード校とやりあえるほどの走力は有しています。
実際にメンバーは豪華!4年生は上尾ハーフ優勝経験のある棟方選手がいますし、3年生は日本学生ハーフ3位の大濱選手がいて、夏季記録会でも全体トップの成績で自己ベストを出しています。これに箱根4区から覚醒状態になってきている松浦選手がいて、持ちタイムは同等以上の中澤選手も復調が待たれています。
2年生がどんどん伸びてきていて、全日本予選では菅崎・鈴木・上田選手がそれぞれ活躍。菅崎選手は3組2位と流れを作りました。鈴木・上田選手はその後に5千m13分台をマークするなど、主軸になる準備を着々と進めています。
ルーキーも近江・若林選手といった仙台育英高からのトップクラスの選手が入部してきていて、着々と総合力を上げてきているのですよね。他、チーム全体にも箱根予選や全日予選を経験している選手も多くいて、次の主力になりうる選手が多くいます。
ただ、どうにも体調不良や故障が多くなってしまう傾向がありますかね。今年の箱根は序盤で失速してしまい、その後中々駅伝になっていきませんでした。全日予選は通過はしたものの、その前の1カ月は激動だったとか。もしかすると、ぐっと強くなる前の過程で乗り越えていかないとならないものかもしれません。大東大が、一気に強豪校になっていくかどうかが見ものです。
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