スポンサーリンク

【大学駅伝2025-2026】日本大学~振り返りと次年度へ向けて

箱根駅伝を中心に、
大学駅伝2025-2026振り返りと来年への展望を行います。

続いて、日本大学です。

ページコンテンツ

【大学駅伝2025-2026】日本大学~振り返りと次年度へ向けて

 
スポンサーリンク

箱根駅伝予選会2025

4位日本大学10:32:57

個人順位 名前学年 走破タイム
2位 J.キプケメイ③ 60分31秒
42位 中澤星音④ 63分06秒
53位 山口彰太③ 63分15秒
61位 天野啓太③ 63分18秒
73位 鈴木孔士④ 63分28秒
79位 大仲竜平④ 63分30秒
96位 山口聡太③ 63分45秒
97位 長澤辰朗② 63分46秒
124位 橋本櫂知② 64分05秒
138位 片桐禅太③ 64分13秒
147位 冨田悠晟④ 64分18秒
354位 高田眞朋③ 67分07秒

全日本大学駅伝2025

10位日本大学5時間15分37秒

区間 区間順位 名前学年 区間タイム 通過順位 トップとの差
1区9.5㎞ 11位 山口彰太③ 27分28秒 10位 8秒差
2区11.1㎞ 12位 山口聡太③ 32分22秒 11位 1分18秒差
3区11.9㎞ 15位 天野啓太③ 35分00秒 14位 2分37秒差
4区11.8㎞ 13位 中澤星音④ 35分33秒 13位 4分17秒差
5区12.4㎞ 14位 長澤辰朗② 37分51秒 14位 6分32秒差
6区12.8㎞ 11位 大仲竜平④ 38分41秒 14位 7分51秒差
7区17.6㎞ 2位 J.キプケメイ③ 50分17秒 10位 7分42秒差
8区19.7㎞ 9位 鈴木孔士④ 58分25秒 10位 8分44秒差

箱根駅伝2026

10位日本大学10時間53分56秒

区間 区間順位 名前学年 区間タイム 通過順位 トップ差
1区(21.3㎞) 17位 山口彰太③ 62分08秒 17位 1分40秒差
2区(23.1㎞) 2位 J.キプケメイ③ 65分42秒 9位 1分50秒差
3区(21.4㎞) 14位 冨田悠晟④ 62分30秒 10位 3分29秒差
4区(20.9㎞) 14位 片桐禅太③ 62分41秒 10位 5分33秒差
5区(20.8㎞) 9位 鈴木孔士④ 71分59秒 9位 6分52秒差
6区(20.8㎞) 15位 山口聡太③ 59分19秒 9位 8分56秒差
7区(21.3㎞) 9位 天野啓太③ 63分38秒 9位 9分45秒差
8区(21.4㎞) 18位 山口月暉④ 66分46秒 10位 12分46秒差
9区(23.1㎞) 13位 中澤星音④ 69分33秒 9位 14分41秒差
10区(23.0㎞) 10位 大仲竜平④ 69分40秒 10位 16分22秒差

1区山口彰選手…前回チームが苦しい中、アンカーで好走を見せていた山口彰選手が今季大きく成長。全日本駅伝2区で他校エース選手に食い下がる走りを見せての1区でした。10㎞過ぎに先頭集団から遅れてしまいますが、一緒に遅れた選手を振り切ると、あとは件名に粘りとおす走り。区間17位でしたが、前の集団とは20秒~30秒ほどの差で凌いで、レース参加できる範囲で2区エース選手につなぎました。

2区キプケメイ選手…日大が誇る大エースのキプケメイ選手。箱根予選は3度走って、1着2回と2着1回。高い安定感でチームを出場に導きました。半面、冬のコンディションに苦労して、過去2度の箱根駅伝は区間中位と稼ぐ走りとはいきませんでした。

 今回は序盤から区間記録に近いペースで走り出すと、横浜駅前までに14位に浮上、10㎞過ぎに同じ留学生創価ムチーニ選手と並走し、権太坂では順大・農大ら8位集団に割って入ります。最後のラストスパート争いの中で総合9位でリレー。個人としては65分42秒の区間2位で8人抜きで上位の流れに乗っていける位置に追い上げることに成功しています。

3区冨田選手…日大の主力核の一人の冨田選手。2年連続で3区となりましたが、昨年は出走中に発熱があり区間最下位。それ以降も紆余曲折があり、箱根予選も失速、今回の箱根本戦前にも発熱がありました。それでも監督やチームメイトから”日大の3区といえば冨田だよな”と励まされてのスタートラインに立ちました。

 すぐ後ろにいた農大原田・青学宇田川選手が追いついてきますが、彼らに懸命に食らいつきます。終盤引き離されますが、少差でこらえていると山学大を交わして、総合10位でタスキリレー。区間14位ですが62分30秒の走り、2区から流れを切ることなく繋ぎました。

4区片桐選手…4区はやや意外な人選でした。箱根予選などにはエントリーしていなかった3年片桐選手。1万m28分46秒だけが成績でしたが、直前にとても調子が上がっての抜擢でした。序盤は前から離されますが、中盤以降に脚を残していました。酒匂橋以降は前を追い上げてリレー。区間14位ながら62分41秒のまとめ、総合10位で山へ突入していきます。

5区鈴木選手…2年時からロードを中心に台頭してきていた鈴木選手が、2年連続の山登りへ。前回は、区間15位の成績でしたが、今年は全日本駅伝8区9位の好成績を残すなど、総合力アップしていました。すぐに農大を交わすと、その後は単独走が続きましたが、区間中位のペースをキープ。71分59秒の区間9位の好成績で往路9位躍進のゴールテープへ。後方にも1分以上の差をつけて、シード権へ向けて貯金をもっての折り返しとなりました。

6区山口聡選手…1区山口彰選手の兄弟ランナー。全日本駅伝は1区2区でタスキリレーしましたが、スピードが武器の選手です。単独走で走ることになりましたが、大きく後方から詰めらることなくペースをキープ。最後の3㎞平地をまとめあげて区間15位ながら59分15秒。依然後方とは1分近い差があり、まずまずの復路スタートとなりました。

7区天野選手…2年時に1万m28分台を記録し、今年度に主力に成長していたランナー。全日本駅伝は3区にも抜擢されていました。前方は6区が区間賞だったため、3分以上離れていて、単独でリズムを作るしかない状況でした。その中で、きっちり後半の区間順位を上げていく走りを披露。63分38秒の区間9位で、総合10位との差は1分40秒の差へ。シード権に向けていい流れができていました。

8区山口月選手…ここもサプライズ配置でした。2年連続6区山下りを担当していた山口月選手が、遊行寺坂のある8区へ。スタミナを生かせる区間へということだったそうです。でしたが、遊行寺坂手前でペースが落ち始めてしまい、みるみる後方との差が詰まります。遊行寺坂を攻略した帝京大・中央学大にかわされてしまい、見た目11番目総合10位に。シード権争い真っ只中で終盤区間に入ることになりました。

9区中澤選手…2大会前にもこの9区に出走していた中澤選手。4年生になり箱根予選でチーム2番手になるなど、大きく力を付けて望んでいました。高速化の中で、序盤は区間下位。とはいえ、前の中学大が見える位置で進んでいきます。今回の日大の目標は、”最後までシード権争いをする”が目標だったので、新監督はひとまず目標達成と安堵していました。

 それがいい意味でドキドキに変わっていきます。終盤になって前の中学大のペースが上がらず、差が詰まっていきます。20㎞付近で追いつくと、ラストに競り勝ち総合9位に浮上する走り。一斉スタートの帝京大がかなり前に行ったため、9位から11位が16秒で固まった状態でアンカー決戦となりました。

10区大仲選手…アンカーは、2大会前にも10区を走っている大仲選手。日大は、直前の記録会で1万m28分台が続出しましたが、9区中澤10区大仲選手は1万m29分台でありながら箱根予選で安定して二けた順位。長丁場なら、日大はこの2人というランナーを配置していました。

 中央学大と長い長い並走状態に。道中で帝京大が追い抜いていき、文字通り総合10位争い・2分の1の決戦に。スタミナはありますがラストのスピードはそこまで得意ではなく新監督もハラハラする展開。18㎞地点、選抜チームが追い抜いていった際に”ここしかない”と直感で判断しスパート!これが見事に決まり、最後の最後で総合10位に浮上。歓喜の12年ぶりシード権獲得となりました。

来年度の戦力分析

≪箱根出走ランナー≫
1区17位山口彰太③28分40秒07
2区2位J.キプケメイ③27分20秒05
4区14位片桐禅太③28分47秒71
6区15位山口聡太③28分46秒60
7区9位天野啓太③28分47秒19

≪補欠≫
橋本櫂知②28分35秒32
高田眞朋③28分37秒99
長澤辰朗②28分43秒42
後藤玄樹①28分56秒69
石川悠斗②28分59秒47

≪その他≫
岸端悠友①29分21秒47
奥村櫂陸①29分52秒99
猪股富祐貴①half63分40秒
長谷川豊樹③half63分52秒
安濃佑真①half64分10秒
黒川遙斗②half64分33秒
首藤海翔5千13分44秒74

 嬉しい誤算となったシード権獲得。新監督は就任当初のチーム状況を見て、箱根復帰に3年、シード権獲得に5年と目標にしたものの、初年度で復帰、3年目にシード権獲得。新監督の指導が思った以上に、今の時代にフィットしているのだろう。

 4年生の卒業は多いものの、シード権獲得に貢献したメンバーが5名残る。キプケメイ選手がついに箱根2区に対応できるようになったのは大きい。65分後半だが、彼ならもっと伸ばせると思う。

 彼を中心に上級生が残るが、山口兄弟が、箱根往路復路の出足で活躍。特に1区を走った山口彰選手が立川ハーフで優勝するなど、さらなる成長を見せていて、二歩恩人エースとなっていきそう。山口聡選手は今回山下りですが、全日本駅伝1区を務めるなど平地の力もありますので、彼らが流れを作れるようになるか。

 箱根7区を走った天野選手に、まさかの4区抜擢となった片桐選手も自信をつけているに違いない。これにトラックではエースの髙田選手が。ロードで今度こそ力になることができるかどうか。彼が走れれば、平地の主要区間は埋まってきそう。

 下級生に目を見ると、新3年では長澤選手が全日本駅伝を経験していて、今後伸びてくるか。また1万mの持ちタイムはなんと日本人トップとなる橋本選手あたりは秘密兵器になってくるだろうか。このほか、石川・後藤選手と1万m28分台のランナーはいる。

 スカウトはこれからだが、新監督が以前まで率いていた倉敷高から首藤選手が加入。今の日大なら十分即戦力だ。まずは全日本予選から走れれば非常に楽しみな選手だ。

 シード権獲得と言うことで、今回は全日本予選を戦う以外はじっくりと調整することが可能。これまでは箱根予選に向けてスタミナ養成が中心だったものの、スピード面をつけて総合力を付けることも可能だ。また大きな穴であろう山登りはもう取り組んでいるとか…。シード校定着へ向けて、是非チャレンジしてほしいところだ。

PR 月刊陸上2026年4月号

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

【送料無料】月刊陸上競技 2026年4月号【雑誌】
価格:1,650円(税込、送料無料) (2026/3/20時点)

楽天で購入