箱根駅伝2026予選会【展望&戦力分析①】非強化校の予選出場&連合挑戦応援企画!

10月に入り、大学駅伝モードになってきていますね。

箱根駅伝2026予選会のエントリーも近づいてきています。今回は、こちらの都合でエントリー発表前から行っていきます

①非強化校の予選出場&連合挑戦応援企画 ☜
②強化中堅&下位チームの現況は!?
③20位付近をめぐる争いは!?
④トップ通過するのはどこか!?
⑤連続出場か、逆転出場か!?
⑥次に向けて、一発に期待!? 
以上の、6つに分けて、
各大学の紹介や戦力分析をしていこうと思っています。

ページコンテンツ

箱根駅伝2026予選会【展望&戦力分析①】非強化校の予選挑戦&連合出場応援!

なお、展望&戦力分析するにあたり、

ハーフマラソンの狙えるタイムに分けた

独自のランキングを行っています。

ランキング
JOKER(10点)~60分19秒(100回:1-2位、84回:1位)

SSS(9点)60分20秒~60分59秒(101回:1位、100回:3位、99回:1位)

SS(8点)61分00秒~61分39秒以内(101回2位、100回:4-8位、99回:なし)

S(7点)61分40秒~62分19秒(101回3-5位、100回9-15位、99回:2-5位)

A(6点)62分20秒~62分59秒(101回:6-7位、100回:16-38位、99回:6-13位)

B(5点)63分00秒~63分39秒(101回8-12位、100回:39-74位、99回:14-36位)

C(4点)63分40秒~64分19秒(101回13-20位、100回:75-145位、99回:37-69位)

D(3点)64分20秒~64分59秒(101回21-37位、100回:146-218位、99回:70-126位)

E(2点)65分00秒~65分39秒(101回:38-85位、100回:210-277位、99回:127-172位)

F(1点)65分40秒~66分19秒(101回86-130位、100回:278-337位、99回:173-220位)

G(0点)66分20秒~66分59秒(101回131-172位、100回338-386位、99回:221-266位)

G候補

上位10名得点:

参考:過去3年間(100回、99回、96回)
トップ通過:49点、36点、27点
10位通過:44点、28点、14点

近3年の99回・100回・101回大会の予選を基準に設定。なお、99回は湿度高め、100回は比較的好条件、101回は酷暑の条件でした。

※エントリー前ですので、実際のエントリー者と違う場合があります。箱根予選参加を最後まで狙うチームも含めています。

[前回36位]東京大学

【過去3年間チーム記録】
101回36位12:03:21
100回38位11:25:40
99回35位11:50:04

A(6点)62分20秒~62分59秒(101回:6-7位、100回:16-38位、99回:6-13位
秋吉拓真④28分53秒28≪25関東IC1万12位、箱8区7位相、24予77位、関東IC5千14位、23予54位、22予345位≫

D(3点)64分20秒~64分59秒(101回21-37位、100回:146-218位、99回:70-126位)
大森 智③29分34秒09
≪24予467位≫

G候補
渡邉慶大③30分59秒14
≪24予287位≫
森 祥真④31分39秒88≪24予337位、23予531位≫
大宮夏輝②5千15分17秒96
山田望仁②5千15分14秒91
鈴木晴陽①5千15分10秒43

 今年の箱根駅伝は、学生連合での東大リレーが話題になりましたが、まずは学部生から。その時8区区間7位相当の好走をした秋吉選手が最終学年。今年度は個人での活躍を誓い、東京六大学や関東ICなどでも存在感を示していました。

 そんな中朗報が入ります。学生連合の規約の改定があり、「出場が1回までの選手」となったため、なんともう一度チャンスが到来!チーム内トップで、今回も上位に入ることができれば、箱根駅伝で彼の姿をもう一度見れることになります。今度こその区間賞に燃えているでしょう!

 なお、さすが東大と言えますが、なんとチーム内にもう一人ライバルが登場しています。3年大森選手が、大幅に自己ベストを更新して29分34秒へ!例年なら、彼が注目されるはずくらいの成績です。箱根予選はここまで目立ってませんが、ロードでどこまで行くか。

 この他にも、昨年チーム2番手の3年渡邉選手に、9月に1万m31分39秒と自己ベストを更新した5千m持ちタイムがいい大宮・山田選手の成長も楽しみ。高校時代にタイムを出したことのある鈴木選手も、学内の選考レースをギリギリ勝ち取ったようですね。次の秋吉選手を探すのも楽しみです。

[前回37位]東京大学大学院

【過去3年間チーム記録】
101回37位12:13:59
100回41位11:31:26
99回34位11:35:18

(2点)65分00秒~65分39秒(101回:38-85位、100回:210-277位、99回:127-172位)
本多健亮(M2)29分18秒13≪23予223位、22予298位≫

G(0点)66分20秒~66分59秒(101回131-172位、100回338-386位、99回:221-266位)
西田大晟(M1)30分28秒52≪24予311位、23予295位、22予387位、21予411位≫

G候補
中根美七海(D1)30分55秒08≪24予446位、23予518位、22予414位、21予360位、20予420位≫
高橋拓未(M2)31分33秒65≪24予456位、23予489位、22予436位≫
瀬川莉玖(M1)29分55秒55≪22予332位、21予398位、20予365位、19予333位≫
越川剛暉(M1)31分24秒48≪24予475位、関東IC3障、23予430位、22予385位、21予422位≫
浜崎航太郎(M3)31分34秒59≪24予370位≫
小森康太郎(D3)32分27秒90

 時折学部生より好成績を残すことがある東大大学院。昨年はギリギリ10名での出場となったので、41位に留まったものの、今年は標準切りが14人以上にもなっていて、非常に分厚い選手層を気付いていて、総合力は今回は院生の方が上のように見える。

 その中で、エースは本多選手。昨年は不出場も、学部時代に223位まで成績を伸ばしたことがある選手。その彼が、今年の春先に1万m29分18秒の好記録。ロードの適応次第では、今年も東大大学院生が、箱根駅伝メンバーに名前を連ねる可能性があって、非常に注目だ。

 そして、前年まで学部生だった選手がかなり多く入部。昨年出走の西田・越川選手が5月に1万m31分台をマークしていて、調子をキープできていそう。さらに、4年間300位台と非常に安定した成績を残していた瀬川選手がどこまでいるか。このあたりの選手たちが選手層を引き上げている。

 さらに、昨年院生として箱根予選を走っている選手も好調。30分台を経験したことがある中根選手も5千m15分10秒台をマーク、ハーフの成績なら一番安定している小森選手はD3年でも堅調、中距離の越野選手も箱根予選でまとめてくる力がある。

 また、院生になってから東大にやってきた浜崎選手が絶好調。前回も酷暑の中、1時間11分11秒で走り切っている選手だが、9月に1万m31分34秒の大幅自己ベスト。今年はかなり好成績を残しそうな院生が大勢。個人も総合も楽しみなチームだ。

[前回38位]東京科学大学※あと2人

【過去3年間チーム記録】
101回38位12:23:49
100回記録なし
99回37位12:04:04

[前回39位]東京理科大学

【過去3年間チーム記録】
101回39位12:29:22
100回49位12:03:59
99回39位12:35:36

F(1点)65分40秒~66分19秒(101回86-130位、100回:278-337位、99回:173-220位)
中山 輝②30分29秒42≪25関東IC3障、24予466位、23予457位≫

G候補
浅見咲哉③31分40秒48≪24予390位≫
野崎佑太④32分46秒74
原 脩平①32分46秒86≪24予DQ≫
瀧沢奏太④32分58秒90≪24予409位≫

 東京理科大も毎年上位に名前を連ねますよね。夏の時点で標準突破者は10名以上いる模様です。その中で一人持ちタイムが突出しているのが4年中山選手。1万m30分29秒の走力を持っていて、さらに今年は関東IC3障に出場。予選通過はあと一歩でしたが、9分09秒の好走を見せています。

 直近では、絆記録会で1万m30分30秒台の記録で、暑さの残る中まずまずの結果。箱根予選は2年時に68分台で走っていますが、最後の年に大きな躍進があるかもしれません。

 続くのは、前回の予選でワンツーの3年浅見、4年瀧沢選手あたりでしょうか。特に浅見選手は、そののちに1万m31分40秒の自己ベストを出していて、走力は高い。それから、前回完走できなかった野崎選手も32分台、今度こそチームに貢献できるか。

 また、1年生で高校時代に5千m15分28秒を出している原選手は、今年5月に32分48秒を記録。走力も保っていて、もしかすると上位かも。選手層は比較的厚いので、今回も楽しみです。

[前回40位]一橋大学

【過去3年間チーム記録】
101回40位12:30:34
100回50位12:14:28
99回NM(完走者9名)

D(3点)64分20秒~64分59秒(101回21-37位、100回:146-218位、99回:70-126位)
有川紘樹③29分54秒93≪25関東IC5千、24関東IC1500m、23予469位≫

G候補
後藤隆志④32分30秒18≪24予478位、23予635位≫
梶岡拓真③32分57秒03≪24予472位、23予587位≫
小堺隆弘④33分02秒61≪24予425位≫
横木 心④33分07秒86≪24予452位、23予617位≫

 堅実な出場が続く一橋大は、早い段階で標準突破者は10名以上で、今年はさらに上位を望めるチーム力が整っています。その中で、飛びぬけて走力が高いのは3年有川選手。昨年12月に1万m29分54秒のベストを出すと、丸亀ハーフで64分58秒の好記録をマーク。もしかすると学生連合も見える成績だ。

 関東ICにも、昨年は1500m、今年は5000mに出場するなど精力的に動いている。実は箱根予選は昨年は出走することができなかったので、今年はどこまで上位に挑めるか、本当に楽しみな年。ここでも64分台が出れば本物だ。

 その他、昨年の箱根予選堅実にまとめている選手が中心になりますかね。前回チーム上位3名は卒業していますが、続いた小堺・横木選手が健在、32分台を持っている梶岡選手は本業800mながら長い距離も対応している選手だ。

 さらに、5千m15分台を持っているルーキー選手が、9月末の記録会でしっかり1万m33分台と標準記録を突破。出走者12名以上を争うところまできている今年はやはり楽しみな年。

[前回41位]千葉大学

【過去3年間チーム記録】
101回41位12:34:39
100回53位12:24:09
99回不出場

E(2点)65分00秒~65分39秒(101回:38-85位、100回:210-277位、99回:127-172位)
添田大葵④29分54秒87≪25関東IChalf、24予307位、23予486位≫

F(1点)65分40秒~66分19秒(101回86-130位、100回:278-337位、99回:173-220位)

G(0点)66分20秒~66分59秒(101回131-172位、100回338-386位、99回:221-266位)
川村駿斗②30分28秒81≪24予436位≫

G候補
水谷峻太朗①5千15分39秒82
山内彬徳③32分03秒42≪24予445位≫
曽賀大登③33分32秒14≪24予412位≫

 一時不出場が続くも、ここにきて部員数が多くなり、非強化の中でもトップクラスの選手層になってきた千葉大。そしてエース格も出てきた。4年添田選手が、春先に1万m29分54秒を出すと、関東ICハーフは66分台で走破。前年酷暑の予選会でも69分台で走っていましたが、今年はどこまで上位に食い込んでいけるか。

 若手の選手では川村選手に勢いがあり、1万30分28秒に自己ベストを短縮。さらに1500mで3分53秒をマークするなど関東ICに出場するレベルのスピードを磨いていて、今年予選会でどこまで伸ばせるか楽しみな選手だ。

 他にも3年山内選手が、昨年から1分以上自己ベストを縮めて、9月国公立大対抗1万で32分03秒をマーク、この勢いで箱根予選も楽しみに。他にも、トラックでコンスタントに成績を残す儘田選手、前回予選2位の曽賀選手、高校時代5千m15分39秒マークの水谷選手など、勢ぞろい。9月末も33分台の自己ベストが続出し、もしかすると非強化トップも見えてきたか…?今年大躍進しそうだ。

[前回42位]防衛大学校(10人到達?)

【過去3年間チーム記録】
101回42位12:50:47
100回51位12:14:57
99回不出場

G候補
井川大我③31分59秒39
≪24予430位、23予504位≫
森谷 翔③33分17秒90≪24予349位≫
松下竜大③32分27秒01≪24予382位、23予563位≫
南風盛蔵丸③32分59秒61≪24予461位、23予613位≫

 現3年生の世代に主力が揃っていて、その躍進もあり、この2年出場している防衛大。上位陣は安定している。1万m31分59秒を出している井川選手を中心に、2年連続で箱根予選を走っている選手も多く、森谷・松下・南風選手らが安定。昨年は酷暑の中、森谷選手が70分台で走り切っている。

 とはいえ、連続出場できるかどうかという推移の防衛大。手元の集計では、9月28日の東海大記録会で、2年生の選手が33分55秒を記録し、おそらく10名ギリギリ揃ったところかどうかか。学校柄もあり、ノーマークの選手が急に標準切りをする場合もあるところだ。

 昨年は12名出走で、時間通り完走は10名。84分時間制限の中、10人目の選手が83分55秒で走り切り、総合で記録を残しています。今年は、もう一つ上のレベルで走れるかどうか、注目です。

[前回43位]埼玉大学

【過去3年間チーム記録】
101回41位12:53:33
100回52位12:19:19
99回記録なし

C(4点)63分40秒~64分19秒(101回13-20位、100回:75-145位、99回:37-69位)
牧野冴希④29分53秒66

D(3点)64分20秒~64分59秒(101回21-37位、100回:146-218位、99回:70-126位)

E(2点)65分00秒~65分39秒(101回:38-85位、100回:210-277位、99回:127-172位)

F(1点)65分40秒~66分19秒(101回86-130位、100回:278-337位、99回:173-220位)

G(0点)66分20秒~66分59秒(101回131-172位、100回338-386位、99回:221-266位)
樋熊悠翔③31分39秒82≪25関東IC3障6位、24予345位、関東IC3障9位≫

G候補
澁谷優斗③31分56秒36≪24予423位、23予592位≫
土谷飛羽④32分22秒1524予431位≫
新村芽久①5千14分39秒81≪24IH5千m予選≫
関根大和①32分21秒34≪94回予396位≫

 4年連続出場を目指している埼玉大。結構色濃い選手が揃っている。チームのエースと言えるのは3年生の樋熊選手で、昨年の予選も酷暑の中70分19秒で走破。なお本職は3障で、なんと関東ICで6位入賞!日本ICでも8分台を出すなど確実に力をつけてきている。長い距離も対応できるのは凄い。

 この他に、1万m32分きりの経験がある3年澁谷選手に、関東ICにも出場している大澤選手らが続くか。4年生の土谷選手も1満32分台経験者で心強い存在だ。まずは彼ら上級生だ。

 これにジョーカーが2人いる。元々市民ランナーとして有名だった牧野選手が38歳で4年生に。過去3年予選への出場はないものの、大阪ハーフで63分台を出すなど走力は高く、今年は27大対抗駅伝に出場し6区区間賞、最後に出てもらえるのかどうか?さらに、94回予選で東京情報大にて出場経験のある関根選手が入部しているのもびっくりの事実だ。

 出場ラインは夏の時点ではおそらく足りていなかったが、高校時代に5千m14分39秒を出してインターハイにも出場している新村選手を初め、9月のMKディスタンスで33分台ラッシュ!一気に出場ラインを突破してきた。色んなタイプの選手の融合チームの頑張りも面白そうだ。

あともう少し!チャレンジしているチームを
金曜~土曜に追記していきます!

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hakonankit

箱根駅伝の魅力に3歳の頃から取りつかれ、今や全日本大学駅伝や出雲駅伝を含めた大学駅伝、その予選会。大学長距離界がとても大好きな人間です。ブログでは10年以上にわたり、追いかけています。

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