【箱根駅伝2025(第101回)】8区を定点別に振り返る~青学塩出選手のラストの捲り

そろそろ箱根駅伝2025(第101回)の余韻が冷めつつありますかね。

レース内容をもう一度じっくりと振り返ってみたいと思います。

続いて、
激しい区間賞争いの中で、影取からのラストが凄まじい青学塩出選手

8区です。

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【箱根駅伝2025(第101回)】8区を定点別に振り返る~青学塩出選手のラストの捲り

まずは出走者を持ちタイムと、過去の実績とともに見てみます。

(1)青学・塩出翔太③29分01秒03≪24全8区15位、関東IChalf6位、箱8区1位≫
(2)1:40駒大・安原海晴②29分05秒31≪24全6区3位、関東IC1万≫
(3)3:46中大・佐藤大介①28分32秒14≪24全6区7位、予47位≫
(4)4:53早大・伊福陽太④28分55秒78≪24全6区10位、関東IChalf5位、箱8区5位、23全8区19位、関東IChalf、箱8区10位≫
(5)6:22創価・石丸修那①28分49秒65
(6)7:30國學・佐藤快成④30分35秒34≪23箱10区4位≫
(7)8:35城西・岩田真之③29分17秒91
(8)9:58順大・荒牧琢登②28分52秒38≪24予196位≫
(9)10:06東国・益田郁也④29分13秒37≪24全5区15位、予DNF、23全4区10位≫
(10)10:53日体・分須尊紀④28分49秒01≪24全4区10位、予81位、全予2組6位、関東IC1万14位、箱8区2位、23予135位、箱4区20位、22予138位、関東IC3障2位、箱4区15位、21全7区12位、予157位≫

(11)11:02帝京・高島大空④29分55秒86≪24関東IChalf、23予242位≫
(12)11:07東洋・網本佳悟③28分31秒26≪24出3区13位、全予2組1位、関東IC1500、23関東IChalf17位≫
(13)11:42立大・山口史朗④28分52秒18≪24全6区5位、予91位、22全予2組27位、21:予365位≫
(14)12:16中学・黒谷 優③29分00秒04≪24予135位、箱8区16位、23予214位、関東IChalf≫
(15)14:18<15>12:54法大・安澤駿空④29分18秒13≪23出4区8位≫
(19)20:54<16>14:05専大・犬塚知宏③29分28秒19
(17)17:53<17>14:15神大・西坂昂也③30分45秒99≪24全7区15位、予75位≫
(15.5)14:18<18>14:17東大・秋吉拓真③28分49秒27≪24予77位、関東IC5千14位、23予54位、22予345位≫
(16)17:27<19>16:25山学・阿部紘也①29分17秒92≪24予45位≫
(18)20:12<20>16:29大東・西川千青④28分19秒58≪24全2区10位、出6区5位、箱1区13位、23全2区11位、予15位、全予3組5位、関東IC5千9位、22予153位、21:予169位≫
(20)21:08<21>18:05日大・大橋 優④29分16秒28≪24予147位、箱5区19位、23予136位≫

 青学塩出選手が、先頭でタスキを受ける。前回区間賞の選手だ。全日本8区は悔しい思いをしたものの、一人で淡々と走れる最も力を出せる展開だ。後方、駒大安原選手や、中大佐藤選手といった若手相手に、差を広げることが予想された。

 シード権争いはまだどうなるか分からない。10位日体分須選手が、まずどこまで追い上げるか。前回区間2位の選手を再度配置出来ている。さらに、1万m28分31秒の持ちタイムを持った東洋・網本選手も見える範囲で追いかけていく。他のチームもロードに強い選手を配置していて、まだまだ動きそうな気配だった。

定点間分析①:平塚中継所~茅ヶ崎

レース展開

1km:青学塩出選手2分51秒、駒大安原2分54秒
原監督「向かい風も吹いている、お前の方が力は上、遊行寺からだぞ」
藤田監督「この後、太陽が待っているからな」⇒兄からこのあと給水予定

1.3km:11位帝京高島選手に、12位東洋網本選手が追いつく、10位日体分須選手の姿は見えている

4.5km:3位中大佐藤選手、区間記録より10秒程遅れるペース、淡々と刻む

6.7㎞茅ヶ崎
区間記録:95回小松(東海)20分02秒

2位青学・塩出翔太③19分51秒(1)
10位駒大・安原海晴②20分01秒(2)1:50
20位中大・佐藤大介①20分36秒(3)4:31
17位早大・伊福陽太④20分27秒(4)5:29
16位創価・石丸修那①20分13秒(5)6:44
4位國學・佐藤快成④19分54秒(6)7:33
12位城西・岩田真之③20分04秒(7)8:48
12位順大・荒牧琢登②20分04秒(8)10:11
6位東国・益田郁也④19分56秒(8)10:11
6位日体・分須尊紀④19分56秒(10)10:58
8位帝京・高島大空④19分57秒(11)11:08
3位東洋・網本佳悟③19分52秒(11)11:08
4位立大・山口史朗④19分54秒(13)11:45
15位中学・黒谷 優③20分12秒(14)12:37
14位法大・安澤駿空④20分05秒(15)14:32<15>13:08
1位東大・秋吉拓真③19分49秒(15.5)17:19<16>14:15
18位専大・犬塚知宏③20分28秒(19)21:31<17>14:42
21位神大・西坂昂也③20分39秒(17)18:41<18>15:03
9位山学・阿部紘也①19分59秒(16)17:35<19>16:33
11位大東・西川千青④20分02秒(18)20:23<20>16:40
19位日大・大橋 優④20分34秒(20)21:51<21>18:48

 95回大会小松選手の区間記録は、現状最古の区間記録となっている。最初は1㎞3分で他校の選手の背後で淡々と控えているので、最初の茅ヶ崎定点では多くの選手が区間記録ペースになる。先頭、青学塩出選手は2番目のタイムで勿論、10番目のタイムで通過の駒大安原選手でも1秒上回る。ひとまずは、このリズムに乗せたいところ。

 単独走となっている上位、中大佐藤選手がこの時点で乗れていないが、前後差が開いていてまだ目立っていない。3年連続8区の早大伊福選手もペースが上がっていないが、この2名は不安を抱えながらスタートだったが…。他、上位では、2年ぶりの箱根路國學院佐藤選手が突っ込んで入っていた。

 シード権争いは、8位順大荒巻選手に、東国益田選手が追いついて併走。単独10位で、前回区間2位の日体分須選手が追いかけているところなので、併走できるのはいいところ。その後ろ、10秒差で帝京高島選手に、東洋網本選手が追いついて11位争い、13位立大山口選手も全日本6区好走など強い選手だ。

 個人として注目を集めていた選手はその後ろ。学生連合の東大秋吉選手。箱根は分からないけど、2分58秒で刻んでいって区間記録を狙うの宣言通りのペースで、なんとここまで区間トップ相当。専大犬塚・神大西坂選手をあっという間に置き去りにして、前を追っている。9区で東大リレーもあるので目が離せない。他、その後ろ、山学期待のルーキー阿部選手と、怪我で8区に回った大東西川選手がまずまずのペース。まだまだ目が離せない展開だった。

定点間分析②:茅ヶ崎~遊行寺坂

レース展開

10㎞:青学塩出選手は区間記録より20秒程早いペース、また2区を走った黒田選手から給水を受ける
6位國學院佐藤選手は、10㎞でサングラスを渡して、笑顔でリレー。10㎞29分33秒、こちらも区間記録より早い 前創価大石丸選手1分08秒あったのが38秒と詰まっている。

11km:10位日体大分須選手の後方5秒差に、11位帝京高島・東洋網島選手の争いが迫ってきている。

15㎞:1位青学塩出選手は44分34秒。区間記録より8秒早いペース。2位駒大安原選手は兄貴から給水

15.6㎞遊行寺坂(定点間8.9㎞)
区間記録:95回小松(東海)26分27秒<46分29秒>

6位青学・塩出翔太③26分40秒[3]46分31秒(1)
5位駒大・安原海晴②26分38秒[6]46分39秒(2)1:48
12位早大・伊福陽太④27分04秒[14]47分31秒(3)5:53
21位中大・佐藤大介①28分45秒[20]49分21秒(4)6:36
14位創価・石丸修那①27分11秒[11]47分24秒(5)7:15
7位國學・佐藤快成④26分46秒[7]46分40秒(6)7:39
18位城西・岩田真之③27分30秒[16]47分34秒(7)9:38
10位順大・荒牧琢登②26分57秒[9]47分01秒(8)10:28
13位東国・益田郁也④27分06秒[10]47分02秒(9)10:37
2位日体・分須尊紀④26分36秒[4]46分32秒(10)10:54
3位東洋・網本佳悟③26分37秒[1]46分29秒(11)11:05
3位帝京・高島大空④26分37秒[5]46分34秒(11)11:05
8位立大・山口史朗④26分47秒[8]46分41秒(13)11:52
15位中学・黒谷 優③27分12秒[11]47分24秒(14)13:09
17位法大・安澤駿空④27分22秒[13]47分27秒(15)15:14<15>13:50
8位東大・秋吉拓真③26分47秒[5.5]46分36秒(16.5)17:26<16>14:22
11位専大・犬塚知宏③27分03秒[14]47分31秒(19)21:54<17>15:05
16位神大・西坂昂也③27分15秒[18]47分54秒(17)19:16<18>15:38
1位山学・阿部紘也①26分31秒[2]46分30秒(16)17:26<19>16:24
19位大東・西川千青④27分33秒[17]47分35秒(18)21:16<20>17:33
20位日大・大橋 優④27分56秒[18]48分30秒(20)23:07<21>20:04

 ちょうど遊行寺の坂までの定点。この遊行寺の坂から本当の8区が始まるものの、それまでに15㎞もある。そのため、実力者や調子のいい選手、そうでない選手とこの時点で結構タイム差が開いていることもある。

 先頭争いは、青学塩出・駒大安原選手がほぼ拮抗状態。最初の茅ヶ崎までについた10秒程でいったりきたり。ここからどうなるか。3位が早大伊福選手に変わっていて、佐藤選手が動けず交代。どうも低体温症に陥っていたらしく、ここは何とか完走するしかない形に。早大伊福選手も当日朝危なかったそうだが、監督への相談で、事なきえたようだった。やっぱり箱根駅伝はとてつもなく大きな舞台だ。

 緊張感が増してきたのがシード権争い。力のある日体分須選手が、少しずつ順大荒巻・東国益田選手との差を詰めていて、100mくらいになってきた。その後ろ50mくらいで、東洋網本・帝京高島選手が併走して追いかける。この3人が定点上位を占めていた。区間一桁の立大山口選手が差を詰められず、中学黒や選手はちょっと苦しいか。

 さて、上位争いより、シード権争いより早くこの定点間を走った選手がいる。東大秋吉選手ではない、19番目で走っている山学大ルーキー阿部選手だ。箱根予選の好走で、待望の日本人エースが出てきたと思った選手。8区に回ったものの絶好調はキープ。全体でも区間2位で区間記録ペース。繰り上げも心配な位置だったが、これなら前も追い上げられるので、注目。ここからの追い上げも気になった。

定点間分析③:遊行寺坂~影取

レース展開

16.8km:10位東洋網本選手浮上、日体分須選手に追いつく。
17.8km:東洋網本・日体分須・東国益田選手の三つ巴の9位争いに、そして益田選手がついていけないか

酒井監督「網本、区間賞獲るんだろ!?」

18.4㎞影取(定点間2.8㎞)
区間記録:95回小松(東海)8分25秒<54分54秒>

5位青学・塩出翔太③8分48秒[3]55分19秒(1)
2位駒大・安原海晴②8分44秒[5]55分23秒(2)1:44
11位早大・伊福陽太④8分59秒[12]56分30秒(3)6:04
21位中大・佐藤大介①9分43秒[20]59分04秒(4)7:31
15位創価・石丸修那①9分07秒[14]56分31秒(5)7:34
8位國學・佐藤快成④8分53秒[8]55分33秒(6)7:44
19位城西・岩田真之③9分14秒[16]56分48秒(7)10:04
8位順大・荒牧琢登②8分53秒[9]55分54秒(8)10:33
1位東洋・網本佳悟③8分38秒[1]55分07秒(9)10:55
6位日体・分須尊紀④8分49秒[4]55分21秒(9)10:55
16位東国・益田郁也④9分11秒[10]56分13秒(11)11:00
10位帝京・高島大空④8分56秒[7]55分30秒(12)11:13
4位立大・山口史朗④8分47秒[6]55分28秒(13)11:51
13位中学・黒谷 優③9分00秒[11]56分24秒(14)13:21
16位法大・安澤駿空④9分11秒[15]56分38秒(15)15:37<15>14:13
7位東大・秋吉拓真③8分52秒[6.5]55分28秒(16.5)17:30<16>14:26
11位専大・犬塚知宏③8分59秒[12]56分30秒(19)22:05<17>15:16
14位神大・西坂昂也③9分03秒[18]56分57秒(17)19:31<18>15:53
3位山学・阿部紘也①8分45秒[2]55分15秒(16)17:23<19>16:21
20位大東・西川千青④9分19秒[17]56分54秒(18)21:47<21>18:04
16位日大・大橋 優④9分11秒[19]57分41秒(20)23:30<20>20:27

 遊行寺坂でシード権争いに大きな動きがあった。まず11位争いに決着がつき東洋網本選手が、帝京高島選手を突き放す。高島選手は、ここまで大きく目立った戦績は少なかった選手でよく健闘した方だ。網本選手は、そんのまま分須選手にも追いつき10位争いへ。

 そこに落ちてきたのが東国益田選手。遊行寺坂で順大荒巻選手に振り切られ、ずるずると交代。益田選手はほとんどつけずに交代し、総合11位へ。後ろ帝京高島選手もまだ見えている。勢いあった東洋網本選手が、定点間トップ。酒井監督から「区間賞獲るんだろ」の激。全体のタイムでも区間賞、東洋大がシード権争いを勝ち取るとき、この区間は強い。このまま押し切れるか、個人としても注目だ。

定点間分析④:影取~戸塚中継所

18.5km:4位創価石丸選手浮上、5位ペース上がらない中大佐藤選手の後ろに國學佐藤選手もいる

20km:9位争い日体・東洋の鍔迫り合い、11位東国大は少し離れた

残り1㎞:影取で1分44秒と詰まったことで、原監督檄、塩出選手がペースを上げる、後方4位創価石丸選手に、國學佐藤選手が迫っていく。そして捉える

 塩出選手2年連続トップで襷リレー、64分15秒の好タイム。2位駒大安原選手は2分以内、何とか堪えた形となった。3位早大を挟み、4位争いは最終的に創価大が制する。シード権争いは東洋大日体大が上がったがまだ激化。繰り上げスタートは大東大は間に合ったが、日大は間に合わなかった。

21.4㎞戸塚中継所(定点間3.0㎞)
区間記録:95回小松(東海)8分55秒<63分49秒>

1位青学・塩出翔太③8分55秒[1]64分14秒(1)
2位駒大・安原海晴②9分08秒[4]64分31秒(2)1:57
12位早大・伊福陽太④9分24秒[11]65分54秒(3)6:33
11位創価・石丸修那①9分23秒[11]65分54秒(4)8:02
6位國學・佐藤快成④9分13秒[7]64分46秒(5)8:02
21位中大・佐藤大介①10分47秒[20]69分51秒(6)9:23
17位城西・岩田真之③9分33秒[16]66分21秒(7)10:42
10位順大・荒牧琢登②9分20秒[9]65分14秒(8)10:58
4位日体・分須尊紀④9分11秒[5[64分32秒(9)11:11
4位東洋・網本佳悟③9分11秒[2]64分18秒(10)11:11
8位帝京・高島大空④9分17秒[8]64分47秒(11)11:35
20位東国・益田郁也④9分59秒[14]66分12秒(12)12:04
6位立大・山口史朗④9分13秒[6]64分41秒(13)12:09
12位中学・黒谷 優③9分24秒[10]65分48秒(14)13:50
14位法大・安澤駿空④9分28秒[13]66分06秒(15)16:10<15>14:46
8位東大・秋吉拓真③9分17秒[6.5]64分45秒(16.5)17:52<16>14:48
18位専大・犬塚知宏③9分45秒[15]66分15秒(19)22:55<17>16:06
15位神大・西坂昂也③9分29秒[17]66分26秒(17)20:05<18>16:27
3位山学・阿部紘也①9分10秒[3]64分25秒(16)17:38<19>16:36
19位大東・西川千青④9分48秒[18]66分42秒(18)22:40<20>18:57
16位日大・大橋 優④9分32秒[19]67分41秒(20)24:07<21>21:04

 先頭塩出選手が影取から切り替えた。遊行寺坂が終わった後もだらだら上りが続く中で、8分55秒と小松選手と同記録。小松選手も、途中まで併走していて、脚が残っていての記録だったが、ここまで伸ばしてきた。最後の最後で大逆転で2年連続区間賞だ。

 駒大安原選手との差も最後に広げているが、実は安原選手も定点間2番目のタイムで追い上げようとしていた。それでも3㎞で13秒就くのだから、ここは塩出選手が巧かったというところだ。

 総合3位には何とか粘った早大伊福選手、4位に創価石丸選手が上がったところ、区間一桁のペースをキープしていた国学佐藤選手が追いついたところ。ここは國學院大、平地に入って本来の力を出してきたところ。佐藤選手は、ほとんどレースに出ていなかったが、やっぱりロードは強かった。

 この後ろ、何とか完走した中大佐藤選手が70分近くかかりながらも総合6位に留まった。あまりにも練習ができていたので、大丈夫だろうと上級生扱いになっていたが、過緊張が続いていて、アップをしていても体が温まらなかったという。ここは箱根の怖いところだ。

 続く、7位城西岩田選手も、それほどペースが上がらず、いつの間にかシード権争いが後方見え隠れしていた。9区次第では巻き込まれる差だ。16秒差で8位順大荒巻選手が追い上げ、9位争いは最後まで続いた日体分須・東洋網本選手が同時リレー。順大とは13秒差しかない。

 この後ろ、終盤までんばった帝京高島選手が総合11位。64分台の区間8位なので、最初で最後大激走だった。この後ろ、東国益田選手が大きく後退し、シード権と1分近くまで下がった。すぐ後ろ、粘っていた立大山口選手が繋いでいて、7位から13位までが1分半以内、またぐっと固まってきた。

 2年連続の中学黒谷選手が総合14位で繋いだ後、最初で最後の箱根路法大安澤選手の真後ろまで迫ったのは東大秋吉選手。遊行寺坂以降は、箱根の洗礼を浴びたそうだが、64分45秒の区間7位相当は、見事に走り切ったともいえる。東大院古川選手にタスキをつないだ。

 続いて、復路堅実につないでいる専大犬塚選手に、神大西坂選手選手が繋ぎ、その直後まで追い上げた山学阿部選手。64分25秒の区間3位の激走は、往路で見たかったが、これはこれでナイス記録。9区次第では、久々に繰り上げ回避のチャンスを得た。

 後方、本調子には程遠かった大東西川選手は何とかタスキをつないだものの、日大大橋選手は間に合わず繰り上げスタート。両校とも、スピード展開につけない状態となってしまった。

 青学大先頭、さらにシード権争いはぎゅっと凝縮して、復路終盤に突入した。

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箱根駅伝の魅力に3歳の頃から取りつかれ、今や全日本大学駅伝や出雲駅伝を含めた大学駅伝、その予選会。大学長距離界がとても大好きな人間です。ブログでは10年以上にわたり、追いかけています。

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