新年度ももう前半戦が終了しました。各大学ある程度の収穫と課題があったのではないでしょうか。当サイトでも、大学長距離各チームの2024年度のメンバーの紹介と実績、簡単な戦力分析を行いたいと思います。もちろん、新入生も紹介していきます。
「地獄を見ました」中央大・藤原監督が明かす真相…箱根駅伝・優勝候補がまさかの13位“シード落ち”「8人発熱、悲劇はこうして起きた」(生島淳)#箱根駅伝 #ekiden #中央大学 #中大 #NumberWeb https://t.co/mNmxgRY7v4
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続いて、
史上最速のチャレンジャー!
中央大学です
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【中央大学】第101回箱根駅伝2025へ~新入生情報や戦力分析&持ちタイムなど!
まさか箱根予選からのスタートになるとは…。トラックに全力を注いだこともあり、秋シーズンの序盤は苦しみました。優勝候補に挙がった出雲駅伝は、エース格を1区におけなかった影響から、まさかの総合7位。全日本駅伝は、立て直しの最中になったところ、終盤まで2位争いをしての総合4位でした。
その後、エース格が立て直しに成功。区間配置も万全に見え、久々の総合優勝に向けて良いスタートになる…と思われました。ところが1区から3区まで連続でブレーキ…、往路後に藤原監督は12月末にエントリー選手のほとんどが熱発してしまったと明かしました。
無事だったという7区吉居駿選手が区間賞の走りで、一旦はシード権内に食い込む意地は見せました。でしたが、正月に熱発した選手を起用せざる得ない状況、シード権内を守るチーム力はありませんでした。
迎えた新シーズン、エース格がトラックで活躍し、日本選手権で上位に入る選手まで!1年生で早くも主力並のタイムを残しています。箱根予選からのチームとしては、史上最速チームではないでしょうか。一旦、戦力をまとめましょう。
新チーム各学年戦力分析
※持ちタイムは8月1日地点
※関東ICは1部
4年生主力選手について
阿部陽樹④28分26秒58/13分49秒28≪24箱8区22位、23全8区4位、出4区5位、関東IC1万12位、箱5区3位、22全8区8位、出4区3位、関東IC1万m8位、箱5区6位、21全2区12位≫
園木大斗④28分29秒78/13分59秒86≪22関東IChalf、21:全予4組17位、20:予131位≫
山平怜生④28分51秒87/13分44秒99≪24関東IC1万15位、23関東IC1万11位、22全2区11位、関東IChalf3位≫
浦田優斗④28分57秒05/13分52秒77≪24関東IC3障、箱6区5位、23出1区13位、関東IC3障2位≫
山口大輔④29分10秒53/14分09秒02≪21:全6区11位≫
東海林宏一④29分15秒41/14分01秒97≪21予76位≫
中野倫希④29分15秒67/13分53秒73≪24関東IC1500m2位、23関東IC1500m8位≫
佐野拓実④29分17秒39/14分13秒04≪24関東IChalf≫
髙沼一颯④29分42秒37/14分21秒43
4年生は主要大会経験者多いですね。エースは阿部選手。1年時から箱根駅伝5区山登りを走り、2年時は区間3位の好走で往路2位に貢献しています。全日本駅伝は2年時からアンカーを走っていますね。3年時の箱根駅伝8区は体調不良明けで壮絶なレースになりました。そこから調子を上げるのに時間がかかったものの、夏前にハーフ64分台で走るまでに回復。最後の大学駅伝シーズンに向けて、戻ってきました。
この他はレギュラー争いですね。長い距離を中心に時折好走を見せる山平選手、今年の箱根駅伝6区山下りで3障上がりの脚力を見せていた浦田選手は今年も主力候補。関東ICで1500mで2位に食い込んだ中野選手は、1万mも29分15秒のパフォーマンス。4年目でハーフを走った佐野選手も少しずつ力を付けていますね。
これに、意外な選手が主力になりつつあります。5年生となる園木選手、3年前に全日予選最終組を走るなど主力になりかけたところから体調不良で頓挫。そこから、中々状態が上がらないまま4年過ぎたのですが、ここにきて急上昇。夏前に1万m28分29秒のベストでチーム上位に!3年時に箱根エントリーが無いので、もう1度チャンスがあるのですが…果たして駅伝登場あるのでしょうか?
他、1年時に箱根予選を76位とまずまず走っている東海林選手、同じく1年時に全日本駅伝6区を走っている山口選手ら、チームの上昇期に一度はレギュラーを掴んだ選手もいるんですよね。色んな事がありましたが、最後に揃ってくるか注目したいです。
3年生主力選手について
【長距離ブロック】
こんにちは。選手ブログを更新いたしました✏️
本日の担当は吉居駿恭(3)です!!是非ご覧ください🙌https://t.co/dH2wnAeFta pic.twitter.com/UbZ2YDxX1U
— 中央大学陸上競技部 (@chuo_tf) August 23, 2024
溜池一太③27分52秒38/13分28秒29≪24関東IC1万4位、箱1区19位、23全4区3位、出5区3位、箱1区4位、22出5区2位≫
吉居駿恭③28分06秒27/13分22秒01≪24箱7区1位、23全1区3位、出3区11位、日本5千、箱4区5位、22全3区8位、出6区4位≫
伊東夢翔③28分38秒62/13分55秒91≪23関東IC5千12位≫
白川陽大③28分45秒07/13分52秒70≪24関東IChalf3位、箱9区16位、23関東IC1万16位≫
吉中祐太③28分55秒93/13分44秒09≪23全6区4位、関東IC5千8位≫
佐藤宏亮③29分11秒08/14分09秒49
森 基③29分38秒40/14分21秒52
折居幸成③29分53秒65/14分32秒39
永島陽介③29分43秒15/14分19秒09
西 優斗③30分14秒97/14分03秒11
篠原 寛③/14分12秒13
2大エースがいる学年になりますね。トラックで特に頭角を現したのが吉居選手。2年時だった昨年の10月に13分22秒のビッグパフォーマンス!素晴らしいスピードを武器にしています。ロードは苦手意識がありましたが、箱根7区区間賞の活躍をしています。今年4月に再び13分24秒とベストに迫る成績、日本選手権の舞台も踏んでいます。
これに並んできたのが溜池選手。春先から、関東IC1万mで28分一桁のベストを出すと、7月には1万mチームトップとなる27分52秒、5千mも13分28秒の自己ベスト。大学駅伝でも安定していた選手でしたが、これは覚醒してきたといっていいですかね。エース区間で走ってほしい選手。この2人は本当に強力でしょう。
他にも主力になる選手が出てきていて、箱根9区を任されていた白川選手が成長。関東ICハーフは3位表彰台。長い距離の力を今一度示しました。1万m28分38秒と主力級の走力のある伊東選手は、夏前に5千m13分55秒ベスト。今年こそ駅伝で出番がありそうな形ですね。
このほか、昨年の関東IC5千m8位に入賞するなど、一旦主力となった吉中選手や、もう少しで28分台を出せそうな佐藤選手ら、まだまだ頭角を現しそうな選手がいますね。この学年が盛り上がると、一気にまた上位候補になってきそうです。
2年生主力選手について
本間 颯②28分33秒76/13分44秒96≪23全5区5位≫
藤田大智②28分39秒90/13分55秒44
柴田大地②28分47秒69/13分43秒77≪24日本3障2位、関東IC3障2位、箱10区9位≫
鈴木耕太郎②29分04秒42/13分53秒43
佐藤 蓮②29分12秒07/13分51秒80≪24関東IC5千≫
伊藤春輝②29分28秒53/14分04秒28
山﨑草太②29分46秒48/14分01秒54≪24箱5区14位≫
後藤琉太朗②/14分22秒43
2年生は、今はぐんぐん伸びてきているところ。箱根アンカーを走っている柴田選手の勢いが凄く、関東IC3障で2位に食い込むと、日本選手権でも2位に食い込む大活躍!オリンピックにあと一歩まで迫りました。長い距離も非凡なものを持っているだけに、ここからどんな成長曲線を描くでしょうか。
それから、この世代で一番早く1万m28分台を出して、全日本駅伝5区を走っている本間選手も、再び調子を上げてきていますね。5千m13分44秒96の自己ベストを出して、パワーアップしてきています。ホクレンでは藤田選手が28分39秒と間に割って入る成績、ついに大学駅伝関連出走なりそうだ。
この他に、山登りを走った山崎選手に、山下り候補となった佐藤選手も自己ベストを出していますね。他に、高校時代の実力者鈴木選手もいます。中々継続して試合に出れない中、7月に5千m14分一桁。夏前に復帰できたのは良かった。彼らの勢いは、間違いなくチームを活性化させます。
1年生主力選手について
中大ルーキー・岡田開成が3000m7分55秒41! U20歴代4位の好タイム
岡田は京都・洛南高卒の1年生。今季は5000mで関東インカレ6位、U20日本選手権4位の成績を残している。#岡田開成
|月陸Online https://t.co/YdTaeXdwrR— 月陸Online/月刊陸上競技 (@Getsuriku) July 26, 2024
岡田開成①13分34秒09/28分38秒30≪24関東IC5千6位、全国5区4位、23IH5千11位≫
七枝 直①13分52秒18/29分14秒56≪24関東IC1万、全国1区7位、23高校1区14位、IH5千18位≫
並川颯太①13分56秒84/28分34秒36≪24関東IC5千20位、23高校4区3位≫
佐藤大介①13分57秒98/28分53秒06≪24全国5区15位、23高校3区7位≫
三浦彰太①14分07秒59/30分33秒66≪24高校6区16位≫
原田望睦①14分08秒73/29分18秒45≪24全国1区27位、23高校1区13位≫
田中伶央①14分09秒32
田原琥太郎①14分10秒91/29分13秒64
相地一夢①14分19秒13≪24全国1区38位、23高校3区30位≫
木下道晴①14分28秒72≪24全国1区37位、23高校1区37位≫
荒井遼太郎①14分31秒92
寺田向希①≪23高校2区1位、IH1500m2位≫
1年生が既に主力並の1万mベストを出しているのですが…、元々即戦力の声が高かった岡田選手はさすがの走り、関東IC5千mでいきなり6位に食い込むと、その後5千m13分30秒台連発。夏合宿前にも3000m8分を切るタイムを出していて、まず大学1年目の夏での進化が非常に楽しみになってきます。
さらに高校駅伝で活躍していた並川・佐藤選手らが既に本格化。特に並川選手は28分34秒の好記録で、全体の1年生でトップレベルとなってくるタイム。佐藤選手も28分台、田原・原田選手も29分10秒台ということで、もうあまり長い距離に抵抗がなくなるのではという記録ですね。七枝選手は調子が上がり切ってない感じでしたが、夏を超えてどうなるか。
おまけに、中距離主体と思われる寺田選手も関東ICに登場するなど活躍しています。IH1500m2位の力、スピードランナーが多い中央大でさらに鍛えられるのでしょう。箱根予選もしかすると複数の1年生が走るという事があるのかもしれません。
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【まとめ!】箱根駅伝2025へ向けて
・吉居溜池選手Wエースに、柴田選手が3障で好記録!
・1年岡田&並川選手が早くも中心選手になってきた!?
物凄く揃っていますね。4年生は、ずっと長い距離を中心にまとめている阿部選手が最終学年。3年時の箱根からの不調が長引きましたが、最後にまた力強い走りを見せるでしょう。そして、園木・山平選手らが箱根駅伝登場なるか。選手層はここにかかわっています。
そして3年生以下が色濃い。トラックの記録は日本学生を代表するほどにまでになってきた吉居・溜池選手のいる3年生は、白川・吉中選手など他にも駅伝で通用する選手がいます。2年生は、柴田選手の3000m障害日本選手権2位がびっくりしましたが、箱根も走れる選手なんですよね。これに本間・藤田選手らも1万m28分台半ばの走力があるのだから、凄い。
そして1年生が化け物ぞろいですね。高校時代から1万m28分38秒を出していた岡田選手が、5千m13分30秒台を連発すると、並川選手が28分34秒とそれを越える走り。他にも1万m29分前後の選手がずらり。これ凄い世代になるのでは…。
箱根予選から走ってくるわけですけど、油断はしてはいけないレースですが…本当に1㎞3分のペース走になってきそうな戦力です。多少箱根予選組・全日本駅伝組にわけながら、走ってくるのでしょう。藤原監督の策、こういうところは光りますので、中央大の逆襲は楽しみです。
【長距離ブロック】
YouTubeを更新しました🎥大石港与プレイングコーチに密着した菅平合宿、後編の動画をお届けします!🏃♂️
最後まで、ぜひ楽しんでご覧ください👀#中大駅伝 #中央大学#新紅の挑戦 https://t.co/Y5VfJjehan pic.twitter.com/56NJjnNFay
— 中央大学陸上競技部 (@chuo_tf) August 29, 2024
箱根駅伝ファンのための情報集
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【【結果も!】2022年度箱根駅伝ファンのための競技会日程】
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