2024年6月27日(木)~30日(日)に、
第108回日本陸上競技選手権大会が行われています。
日本のトップ、
さらにパリ五輪を目指して、多くの選手が出場します。
主な結果のまとめと、駅伝ブログらしく長距離種目の中心をまとめていきます。
ページコンテンツ
競技日程【長距離抜粋】
6月27日(木)
13時05分:U20男子1500m予選
16時20分:U20男子3000m障害決勝
17時40分:男子1500m予選
19時35分:男子3000m障害決勝
6月28日(金)
16時45分:U20男子1500m決勝
17時20分:U20男子5000m決勝
19時20分:男子1500m決勝
(19時45分:女子1500m決勝)
20時00分:男子5000m決勝
6月29日(土)
(17時55分:女子5000m決勝)
6月30日
14時40分:U20男子3000m
1日2日にかなり多く行われています。
なお、10000mは、5月上旬に行われています。
https://hakonankit-fd.com/article/post-22943.html
1組
1位飯島陸斗3分45秒72 阿見AC Q
2位森田佳祐3分45秒78 SUBARU Q
3位舟津彰馬3分45秒84 小森コーポレーション Q
4位館澤亨次3分45秒87 DeNA Q
5位荒井七海3分46秒03 Honda Q
6位河村一輝3分46秒38 トーエネック Q
7位大野聖登②3分46秒73 順天堂大
8位安倍優紀④3分46秒98 東海大
9位青木丈侑①3分47秒03 城西大
10位井上大輝3分47秒90 大阪ガス
11位千守倫央3分48秒17 大塚製薬
12位片山直人3分48秒26 山陽特殊製鋼
13位漆畑瑠人3分49秒41 安川電機
14位山﨑優希3分54秒14 KAGOTANI
15位濱口直人④3分57秒49 創価大
2組
1位アレックス キプチルチル3分42秒82 コモディイイダ Q
2位漆畑徳輝3分43秒05 トーエネック Q
3位野口雄大3分43秒51 トーエネック Q
4位才記壮人3分43秒83 富士山の銘水 Q
5位栁本匡哉3分43秒96 愛三工業 Q
6位寺田向希3分44秒39 中央大 Q
7位鈴木景仁3分44秒90 富士山の銘水
8位荻久保寛也3分46秒37 ひらまつ病院 qK
9位小林航央3分49秒28 新電元工業
10位高橋佑輔3分54秒11 アス・ラボ qK
11位塩原 匠③3分55秒73 順天堂大 qK
12位高村比呂飛④3分58秒24 日本体育大
13位栗原直央④4分03秒57 城西大 qK
14位井内優輔4分12秒84 山陽特殊製鋼 qK
15位飯澤千翔4分27秒39 住友電工 qK
2組でアクシデントがありましたね。残り半周、トップを走っていたPMを、飯澤選手が内に切り込みながら追い抜いていき、びっくりしたキプチルチル選手が飯澤選手を押すと、飯澤選手が転倒。何人もの選手がその店頭に巻きまれてしまいました。
何人もの選手が失格となりましたが、飯澤選手を中心に猛抗議。あの時巻きまれた選手の多くが救済。多人数での決勝となりました。
決勝
キプチルチル選手が引っ張り、5mほど離れて縦長で館澤選手が先団。それを荻久保選手が追い抜いて行って、キプチルチル選手の須すぐ後ろ。縦長の展開になる。
800m、荻久保選手が後退。日本人トップに高橋選手や栗原選手、飯澤選手らが前に出てきて残り1週。バックストレートでキプチルチル選手が辞める。
その直後、森田選手が一気に捲って先頭に立つ。残り200mを切って内側から飯澤選手が一気に抜け出していく。後続も追いすがるが差をつけてゴール。3分37秒台大会記録で2年ぶり制覇。2番手は荒井選手に、大外館澤選手が差してきたところでゴールとなった。
飯澤選手「タイムは意識していなかったので大会新はびっくり。PMがいて流れて力まず、最後に勝てると思っていたので良かった。パリ五輪の標準は厳しいけど、日本記録は手の届くところに来ている。
予選でアクシデントがあって、色々憶測が立っていますが、レースは全力ですし、誰かを責めるということは止めてほしいと思います。
🥇飯澤千翔3分37秒08 住友電工
🥈荒井七海3分38秒88 Honda
🥉館澤亨次3分38秒94 DeNA
4位森田佳祐3分38秒99 SUBARU
5位飯島陸斗3分39秒34 阿見AC
6位栗原直央④3分39秒96 城西大
7位野口雄大3分40秒35 トーエネック
8位才記壮人3分40秒80 富士山の銘水
9位舟津彰馬3分41秒86 小森コーポレーション
10位栁本匡哉3分42秒06 愛三工業
11位河村一輝3分42秒52 トーエネック
12位寺田向希①3分43秒54 中央大
13位高橋佑輔3分44秒76 アス・ラボ
14位塩原 匠③3分47秒06 順天堂大
15位荻久保寛也3分48秒67 ひらまつ病院
16位漆畑徳輝3分56秒24 トーエネック
PMアレックスキプチルチル コモディイイダ
1500mはPMキプチルチル選手が引っ張る中、日本記録に近いペースで推移。館澤選手や荻久保選手がチャレンジした中、残り200m優勝候補飯澤選手が満を持してスパート!予選の転倒から、様々なことがありましたが、3分37秒08の大会記録で優勝!2年ぶりにチャンピオンに輝きました。
さらに2位に前日本記録保持者のHonda荒井選手が2位、DeNA館澤選手が最後の最後に捲ってきて3位…なんと東海大OBが表彰台を独占。大学としても1500mにはかなり力を入れていますが、卒業してからの伸びも凄いですね。東海大のトラック力を思い知りました。
その他にも3分40秒切は6名、この中に学生で城西大の栗原選手が含まれているのもいいですね。また別種目ですが中距離800mでは、高校生の落合選手が、予選・決勝で大活躍。勝つだけでなく、日本記録&オリンピック標準記録に挑戦する姿がありました。中距離の強化も何とかして進めたいですね。
🥇青木涼真8分24秒21 Honda
🥈柴田大地②8分24秒68 中央大
🥉新家裕太郎8分25秒45 愛三工業
4位楠 康成8分29秒04 阿見AC
5位小原 響8分31秒69 GMOインターネット
6位佐竹勇樹8分32秒85 トーエネック
7位菖蒲敦司8分33秒67 Kao
8位中園慎太朗8分33秒99 埼玉医科大G
9位西方大珠8分35秒20 愛三工業
10位佐藤 颯8分35秒99 富士山の銘水
11位滋野聖也8分37秒08 プレス工業
12位吉田光汰8分38秒43 埼玉医科大G
13位黒木陽向③8分39秒30 創価大
14位永原颯磨①8分46秒45 順天堂大
15位浦田優斗④8分49秒11 中央大
16位砂田晟弥8分59秒91 プレス工業
17位松本 葵9分22秒32 大塚製薬
3000m障害は、パリ五輪に出場決定していた三浦選手が出場していない中、8分20秒台のハイレベルの決戦!最後に抜け出したのは、前年の世界陸上で決勝進出を果たしていたHonda青木選手。中大柴田・愛三工業新家選手と言った新鋭を振り切ったのは見事なところですね。青木選手の高いレベルでの安定感も素晴らしいです。
なお、大学2年生の柴田選手のパフォーマンスはびっくり。箱根アンカーを出走していたのは覚えていましたが、3障にまでここまでのパフォーマンスを出せるとは!?このほか、長く続けている阿見選手のほか、小原・佐竹・菖蒲選手と言った、大卒1年目の選手も8分30秒少しで続いているのは嬉しいですね。
PMのアモス選手が引っ張る中、富士通坂東選手がついて、すぐ後ろに青学黒田・駿河東泉選手の3名がPMのすぐ後ろ。4番手以降は5mほど離れてかなり縦長のペース。
かなり早く1000m2分35秒と、日本記録はおろか五輪参加標準よりも早いペースに。集団はまた塊になり、PMの後ろに坂東・黒田選手、さらに富士通塩尻選手が早くもポジションをあげにきた。1500mには塩尻選手が2番手に、さらに中国電力菊地・Hpnda伊藤選手もポジションを上げてきた。
2000mは5分15秒、まだ標準ペースの中、PMと塩尻選手が抜け出しにかかる。させまいと住友電工遠藤選手が3番手まであげ、5mほどの差で大集団を引っ張る形。集団は縦一列、最初の1000mで前目にいた選手はすでに苦しくなっている。
3000mは7分56秒、参加標準より5秒遅れたが以前速いペース。ここで集団からトヨタ鈴木選手が前に出て追い上げ、先頭集団に追いつく。PMを除いて8人ほどの集団に絞られてくる。
3500mPMがやや抜け出して、塩尻選手がつけず。PMが単独で10m以上の差をつけていく。日本人集団は塩尻選手を砂岡・鈴木・伊藤・森選手、住友電工田村選手青学鶴川選手が食らいつくか。遠藤選手は既に後退して苦しい表情。
4000mを過ぎて激しい争い。その最中、富士通塩尻選手がややアクシデント気味に脱落。残り600mあたりから伊藤選手が抜け出してきたところで残り1週、さらにギアチェンジして一気に20m以上突き放す。2番手は森・鈴木鶴川選手らの争い。
PMを交わして、さらにスパートをかけ続け13分13秒の非常に好タイムで優勝!さらに森選手が2位でHondaワンツー、5位あたりまで13分10秒台を刻むハイラップ!学生では青学大鶴川選手が13分18秒の日本学生新記録でゴールした。
【優勝インタビュー】
Honda伊藤選手「ラスト600mで仕掛けようと思っていて、それまでは余裕を持つことを心掛けた。調子を上げるのに時間がかかったので嬉しい。ハーフマラソンの日本新が目標、これは通過点。目標を達成して、伊藤達彦が帰ってきたと言いたい」
🥇伊藤達彦13分13秒56 Honda【日本歴代7位】
PMアモス クルガト
🥈森 凪也13分16秒76★ Honda
🥉鈴木芽吹13分17秒75★ トヨタ自動車
4位鶴川正也④13分18秒51★ 青山学院大【日本学生新】
5位砂岡拓磨13分20秒42 住友電工
6位田村和希13分21秒56★ 住友電工
7位小袖英人13分22秒01★ Honda
8位小林 歩13分22秒17★ NTT西日本
9位田村友佑13分23秒74★ 黒崎播磨
10位塩澤稀夕13分29秒90 富士通
11位市田 孝13分31秒94 旭化成
12位池田耀平13分32秒92 Kao
13位清水歓太13分33防99 SUBARU
14位中野翔太13分36秒46 Honda
15位花岡寿哉③13分37秒40 東海大
16位菊地駿弥13分37秒92 中国電力
17位伊藤大志④13分38秒20 早稲田大
18位塩尻和也13分38秒32 富士通
19位黒田朝日③13分40秒18 青山学院大
20位吉居大和13分42秒59 トヨタ自動車
21位吉田圭太13分45秒62 住友電工
22位吉居駿恭③13分50秒01 中央大
23位長谷川柊13分59秒99 Kao
24位遠藤日向13分52秒78 住友電工
25位鈴木塁人13分53秒56 SGH
26位米井翔也13分53秒93 JR東日本
27位坂東悠汰13分59秒74 富士通
28位折田壮太14分15秒00 青山学院大
29位東泉大河③14分20秒97 駿河台大
DNF松枝博輝 富士通
5000mは、PMが引っ張ったとはいえ、過去最高のハイレベルになりましたね。最初の1000mは速すぎたため、その時点でPMのすぐ後ろにいた選手はかなり苦しくなりましたが…
その中で、勝ち切ったのが、過去1万mで何度も日本代表になっているHonda伊藤選手!長い距離のイメージでしたが、5千mでも日本歴代に入るパフォーマンスを出してくるとは!?しかも本人は五輪を狙うというよりは、ハーフマラソンでの日本記録を狙うためのスピード強化とのこと。この練習が活きた時の、いずれ挑戦するハーフマラソン楽しみにしたいですね。
2位位には、Hondaワンツーとなる森選手が13分16秒!Hondaは3種目とも表彰台の選手を出してきているのは凄いですね!?トヨタ鈴木選手も、成長と吐月13分17秒。そして…青学大の鶴川選手がビッグパフォーマンスとなる13分18秒!強い相手と戦うとどんどんパフォーマンスを上げる選手ですが、この記録は凄まじい…。原監督からは、日本記録とかではなく、12分台を狙えとのこと。高い目標が、今年こそ実りますように…。
3000m障害
🥇佐々木 哲8分39秒89 佐久長聖高
🥈湯田陽平兵②8分50秒80 法政大
🥉尾島 樹①8分51秒08 上武大
4位加嶋 翼8分54秒79 洛南高
5位辻本桜寿①8分54秒98 帝京大
6位牟田颯太8分55秒31 鎮西学院高
7位前田結人8分55秒92 洛南高
8位大竹実吹8分56秒68 東京農大二高
9位黒田 然①8分58秒80 青山学院大
10位井上優人9分00秒70 洛南高
11位長谷川大翔9分01秒66 須磨学園高
12位西田龍希亜①9分04秒48 帝京大
13位鍜治進之介①9分12秒69 亜細亜大
14位杉本憲亮9分16秒60 高田高
15位野尻七星①9分16秒84 創価大
16位塚田寺翼9分24秒85 大牟田高
1500m
🥇樋口 諒3分46秒31 カンザス大
🥈川口峻太朗3分47秒27 洛南高
🥉吉倉ナヤブ直希①3分47秒51 早稲田大
4位大場崇義①3分47秒87 城西大
5位馬場アンジェロ光①3分48秒78 東洋大
6位正岡優翔①3分48秒79 城西大
7位梅田大陸3分48秒84 須磨学園高
8位齋藤一筋①3分48秒85 創価大
9位山田晃央3分49秒83 早稲田実業
10位向田泰誠3分51秒10 三浦学苑高
11位久山大祐3分51秒96 関西学院大
12位谷本昂士郎①3分52秒37 順天堂大
5000m
🥇濱口大和13分44秒99 佐久長聖高
🥈松井海斗①13分46秒34★ 東洋大
🥉桑田駿介①13分46秒75★ 駒澤大
4位岡田開成①13分47秒41 中央大
5位井上朋哉13分53秒17 洛南高
6位小林竜輝①13分55秒04★ 城西大
7位三宅悠斗13分56秒35 洛南高
8位並川颯太①13分56g秒84★ 中央大
9位川原琉人①14分05秒91 順天堂大
10位浅野結太①14分08秒24 國學院大
11位三宅 駿①14分08秒85 城西大
12位安島莉玖①14分13秒19 青山学院大
13位小河原陽琉①14分15秒89 青山学院大
14位小柴裕士郎①14分16秒47 東京国際大
15位七枝 直①14分17秒54 中央大
16位安島莉玖①14分13秒19 青山学院大
17位飯田翔大①14分23秒04 青山学院大
18位佐藤 蓮②14分23秒98 中央大
19位尾熊迅斗①14分26秒12 國學院大
20位遠藤大成①14分32秒52 青山学院大
21位橋本昊太①14分33秒30 青山学院大
5000m凄いですね。東洋松井・駒大桑田選手と言った、今年の大学駅伝ルーキーの顔と言える選手が、ともに自己ベストとある程度パフォーマンスを発揮している中で、佐久長聖高校の濱口選手が勝利!
この種目、元々青学大の1年生が上位を独占する傾向があったのですが、出場する選手が増えましたね。これはいいことだと思います。U-20ももっと盛り上がってほしいです。
箱根駅伝ファンのための情報集
【箱根駅伝ファンのためのリンク集】
【【結果も!】2022年度箱根駅伝ファンのための競技会日程】
姉妹サイトより
【箱根駅伝アニメ:風が強く吹いている完走】
【競馬重賞予想!~予想も一流よ!~】