全日本駅伝関東予選2024戦力分析・組予想その4[日本大・日本体育大・法政大・順天堂大]

全日本大学駅伝2024関東地区予選会が6月23日(日)に行われます。

エントリー詳細は、こちら

https://hakonankit-fd.com/article/post-23106.html

それまでに、
出場する全20チームの戦力分析と、組予想を行いたいと思います。

続いて、
個人的に思う通過有力チーム
✅日本大学
✅日本体育大学
✅法政大学
✅順天堂大学

です。

他のチームも随時行っています。

その1はこちら[立教大・麗澤大・駿河台大・流通経大]

https://hakonankit-fd.com/article/post-23114.html

その2はこちら[専修大・神奈川大・東農大・亜大]

https://hakonankit-fd.com/article/post-23118.html

その3はこちら[東海大・東洋大・帝京大・早稲田大]

https://hakonankit-fd.com/article/post-23136.html

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全日本駅伝関東予選2024戦力分析・組予想その4

関東学生陸上競技連盟

要項

4組×2名、合計8名のタイムで競い合います。

基本的に上位組の方に実力者を配置するように、申し合わせがあります。

ある程度そういう組み分けを考えながら、予想します。

日本大学

エントリーメンバー
J.キプケイメ②27分20秒05/13分20秒86
安藤風羽④28分44秒65/14分08秒46
冨田悠晟③28分44秒98/14分19秒56
鈴木孔士③28分47秒23/14分32秒88
大橋 優④29分16秒28/14分41秒75
大仲竜平③29分17秒16/14分26秒59
山口聡太②29分26秒49/14分10秒55
天野啓太②29分33秒63/14分46秒10
中澤星音③29分38秒33/14分35秒14
高田眞朋②29分39秒75/14分08秒25
滝澤愛弥③29分46秒37/14分12秒41
橋本櫂知①30分29秒08/14分44秒15
黒川遙斗①30分35秒52/14分43秒35

直近の記録参考

4月日体大記録会
5000m7組
冨田悠晟③14分19秒56
大仲竜平③14分27秒63
長澤辰朗①14分31秒66
鈴木孔士③14分40秒83
11組
山口月暉③14分01秒50★
高田眞朋②14分08秒25★
山口聡太②14分12秒13
山口彰太②14分27秒10
小路翔琉③14分34秒70
12組
J.キプケイメ②13分20秒86★

4月日体大記録会
7組
高田眞朋②29分39秒75
8組
滝澤愛弥③29分46秒37
大仲竜平③29分57秒39
山口月暉③30分00秒98
鈴木孔士③30分01秒46
NCG
J.キプケメイ②27分20秒05

関東インカレ
1500m
1組12位山口聡太②3分49秒60
2組9位山口彰太②3分52秒38

5000m
🥈J.キプケイメ②13分39秒01 +7点
26位高田眞朋②14分16秒13
32位山口聡太②14分21秒75

10000m
10位安藤風羽④28分44秒93
22位冨田悠晟③29分10秒16
37位大橋 優④30分45秒11

ハーフ
19位大仲竜平③66分11秒
29位滝澤愛弥③67分22秒
38位鈴木孔士③69分03秒

 昨年の秋、新監督のもと劇的箱根駅伝復活を果たした日本大。全日本予選でも、1組で出遅れたこと、留学生が覚醒前だった中でまずまずまとめていました。勿論、今年の全日本駅伝予選も突破候補となってくる。

 覚醒した留学生キプケイメ選手は、トラックのタイムは全留学生の中でもトップレベル。4月日体大記録会で5千m13分20秒86で1万m27分20秒05と好走、関東ICは同留学生に敗れての2位となったが、今大会出場選手中トップレベルの実力なのは間違いない。昨年はまだ絞れていなくて29分半ばで走るのがやっとだったところから、どこまで上がってるだろうか。

 日本人も全体的に持ちタイムが良くなっただけでなく、チーム全体に自信はついているでしょうか。エースは4年生安藤選手、今年の箱根3区の好走が記憶に新しいところ。関東ICでも10位ながら28分台マークと一定の力がついていることを示した。また箱根は走れなかったものの、1万m28分台の持ちタイムの冨田選手もほぼ復調。予選で中心になっていきそうだ。

 この他のランナーがどこまであがっているか。箱根アンカーを走っている大仲選手は一定の安定感があり、関東ICハーフはチームトップの19位。春先5千m14分08秒自己ベストを出していた2年高田選手がここまでの上り選手、そして関東ICでは留学生に勝負を挑んでいた同2年山口聡選手らも他校相手に勝負できそうか。

 あとは主力がどこまで上がってくるか。箱根を走っている4年大橋3年鈴木選手が、関東ICではもう少しという所からどこまで上がってくるか。中澤選手も今シーズン試合に出ていないところ調子はどうか。あとは、4月に1万m29分台を出した滝澤選手ら新戦力となってくる。どこまで仕上がってくるか。予想オーダーといきたい。

オーダー予想
4組:J.キプケイメ②27分20秒05、安藤風羽④28分44秒65
3組:冨田悠晟③28分44秒98、山口聡太②29分26秒49
2組:高田眞朋②29分39秒75、鈴木孔士③28分47秒23
1組:大仲竜平③29分17秒16、滝澤愛弥③29分46秒37

 最終組は個人として非常に楽しみになってきますね。キプケイメ選手がどこまでタイムを伸ばしていけるのか。記録会と勝負レースとはまた違ってくるとは思いますが、気象条件次第では、28分切ってもおかしくない走力を突いています。他の留学生とうまく競り合いながら、最終的にチームの順位を大きく引き上げられれば。

 日本人の上位組は、やはり4年安藤選手が中心。ハイペースとなった関東IC1万m1部で28分台で走り切っているというところはよし。最終組でしっかり稼いでいけるはずだ。

 3組は同レースで29分10秒付近で走れている冨田選手は実力としては十分足りるとみる。そして、今年になって勢いが出てきた山口聡選手。1500mのスピードもある。スタミナ面が間に合えば面白い選手だ。

 2組は今年になって伸びてきた2年高田選手にラストの切れでの上位期待、好調ではないが4月に30分付近でまとめた3年鈴木選手も同じ組へ。

 1組は、酷暑で行われると想定して、箱根アンカーでの走りなど一定の安定感がある大仲選手、もう一人今年伸びてきた滝澤選手の予想。ここに、中澤選手や天野選手と言った昨年までに結果を出している選手が加わってくると、戦力としてアップするか。

 酷暑スローペースからの、最終組のエース争いとうのは、日本大としては比較的得意なレース。序盤の組で踏ん張れれば通過圏内まで浮上できるはずだ。

日本体育大学

エントリーメンバー
山崎 丞③28分23秒69/13分52秒09
住原聡太④28分41秒88/14分07秒25
平島龍斗③28分44秒74/13分53秒85
分須尊紀④28分55秒20/13分53秒44
富永椋太④29分02秒67/13分45秒66
二村昇太朗③29分04秒88/14分14秒08
杉本訓也④29分13秒50/14分12秒78
浦上和樹③29分15秒24/14分16秒87
植松孝太④29分21秒86/14分05秒34
石川龍芽④29分26秒80/14分01秒86
山口 廉④29分26秒96/14分08秒15
田島駿介③29分27秒52/14分17秒91
天瀬海斗②30分09秒36/14分25秒74

4月法政大記録会
2組
田島駿介③14分17秒91

4月日体大記録会
12組
富永椋太④13分45秒66★
分須尊紀④13分53秒44★

関東インカレ
5000m
11位平島龍斗③13分56秒86
14位富永椋太④14分01秒04
37位田島駿介③14分26秒76

10000m
9位住原聡太④28分41秒88★
14位分須尊紀④28分55秒20★
DNS浦上③

ハーフ
16位山口 廉④65分54秒
17位石川龍芽④66分02秒
34位植松孝太④68分07秒

6月日体大記録会
10000m
4組
山崎 丞③29分18秒90
平島龍斗③29分28秒13
石川龍芽④29分30秒64
山口 廉④29分57秒81
天瀬海斗②30分38秒08
倉村 空③30分44秒40
佐藤大和①30分52秒32
田島駿介③31分28秒49

5000m
10組
植松孝太④14分25秒04

 ここ数年全日本予選は突破できていないが、エース格が故障で欠くことが多く、戦うことができなかったのが一番。今年は久々に面白い。箱根駅伝を欠場したエース山崎選手が戦線復帰。6月となったが日体大記録会で29分18秒とまずまずの記録を出していて、どこかの組で切り札として起用されそうだ。

 そして4年生が例年以上に好調。住原選手と分須選手が、関東IC1万mでともに28分台の走りで自己ベスト。主要大会で結果を出したのは心強く、ここでまとめられるなら、組上位の走りが期待できる。また、箱根6区を走った富永選手も、4月に5千m13分台でまとめている。

 これに、箱根2区を走っている山口選手、1万mのベストは29分半ばの石川・植松選手がいる。6月では石川選手が29分半ばでまとめていて、調子は良さそうだ。長い距離の実績がある山口選手が調子を上げてくるとぐっと戦いやすくなるがどうだろう。

 他では、3年生平島選手が好調。関東ICでは入賞ラインに迫る5千m13分56秒の好タイムで11位、彼も上位組の候補の一人になる。箱根7区好走の田島選手がここのところもう少しのレースが続いているところ調子が上がっているか。

 あとは、何人かの1万m29分前半の選手で、試合間隔が空いている選手がどうか。1万m29分04秒のタイムの二村選手に、昨年1組を走っている4年杉本選手、さらに昨年関東ICハーフで好走した浦上選手らがどこまでいけるか。ちょっと未知数の選手もいるけど、楽しみも例年より多いですかね。

オーダー予想
4組:住原聡太④28分41秒88、平島龍斗③28分44秒74
3組:山崎 丞③28分23秒69、分須尊紀④28分55秒20
2組:富永椋太④29分02秒67、二村昇太朗③29分04秒88
1組:石川龍芽④29分26秒80、山口 廉④29分26秒96

 まず山崎選手をどうするか。3月新潟ハーフ復帰したものの、関東ICは飛ばして、6月に復帰。とはいえタイムはまずまず出ていた。他に好調の選手もいるので3組で圏内に押し上げる役割がいいのかなと思いました。

 最終組は、関東IC1万m本番で1万m28分41秒ベストを出して非常に好調な4年住原選手。昨年は36位だったけど全く違う姿を見せるはず。また箱根1区で往路のスピードを経験して一回り成長している3年平島選手に託す形。なんとか2人で28分台を出して耐えたい。

 3組もう一人は、主将の分須選手。今年は5千m・1万mともにベスト好調、最終組でも良かったけど、山崎選手とともに3組で安全圏内に押し上げる役割が良さそう。3000m障害も元々していてスピードはあると見ます。

 2組には、箱根6区を走って以降スピードに磨きがかかっている富永選手。関東ICでもまずまず走れていて、この組なら上位候補だ。この5名までは、直近の大会からして面白そうだ。

 あとの3名をどうするか。好調の4年石川選手に、絶好調とまではいかずも主力の山口選手、昨年末から試合出場がない中でエントリーに入った二村選手にしたがどうか。浦上・田島選手らが上がっていると心強いか。まずは手堅く前半の組を抜けられると通過圏内に上がるはず。

法政大学

エントリーメンバー
小泉 樹④28分50秒64/14分14秒12
大島史也③28分53秒14/13分50秒04
矢原倖瑛③28分54秒60/14分08秒93
清水郁杜③28分56秒18/14分04秒06
野田晶斗②28分56秒53/13分46秒87
宮岡幸大④28分57秒69/14分03秒16
武田和馬④28分59秒17/13分53秒53
行天陽虹③29分25秒26/14分18秒02
安澤駿空④29分26秒95/14分13秒28
永島悠平④29分38秒45/14分09秒96
星野泰地②29分40秒11/14分08秒19
平井蒼大②29分40秒65/14分40秒15
野崎翔太郎②29分43秒91/14分18秒25

直近の記録参考

4月国士舘大記録会
10000m
1組
平井蒼大②30分11秒55★
2組
矢原倖瑛③29分00秒29
清水郁杜③29分03秒70★
花岡慶次③29分37秒90

4月日体大記録会10000m
4組
小泉 樹④29分50秒11
7組
野田晶斗②29分18秒19

関東インカレ
5000m
8位武田和馬④13分54秒77 +1点
34位大島史也③14分24秒85

10000m
17位清水郁杜③28分56秒18★
19位武田和馬④28分59秒17
30位矢原倖瑛③29分38秒40

ハーフ
14位小泉 樹④65分12秒
22位行天陽虹③66分17秒
26位野田晶斗②66分43秒

6月日体大記録会
5000m
10組
宮岡幸大④14分13秒96
小泉 樹④14分14秒12★
矢原倖瑛③14分15秒49
安澤駿空④14分17秒33
行天陽虹③14分18秒02★
野崎翔太郎②14分18秒25★
永島悠平④14分24秒77
平山櫂吏①14分28秒93
加藤優弥②14分28秒82
11組
星野泰地②14分18秒68
湯田陽平兵②14分21秒15

6月東海大記録会
武田和馬④29分34秒76
野田晶斗②29分34秒79
宮岡幸大④29分38秒00
星野泰地②29分40秒11
平井蒼大②29分40秒65★
行天陽虹③29分45秒20
小泉 樹④29分46秒44
清水郁杜③29分47秒97
野崎翔太郎②29分52秒21
加藤幸一郎④29分54秒79
安澤駿空④29分56秒96
永島悠平④29分57秒62
矢原倖瑛③29分57秒96

 ここ2年予選敗退となってしまっている法政大。箱根駅伝では連続シード権獲得しているところもどかしい面もある。昨年は序盤の組でブレーキが出てしまって、後手後手になってしまった。今年は、例年になく記録会を使って調整をしていて、なんとしてでも突破したい思いが伝わってくる。

 現状切り札不在の総合力チームだが、好調なのは4年武田選手と3年清水選手か。武田選手は関東ICで1万m29分切すると、5千mでではびっくりの8位入賞。山下りのスピードのイメージが強いけど、平地のスピードもあってこそだったか。さらに同1万mで武田選手を上回り28分56秒のベストを出した清水選手が2本柱となるか。

 これに今年の箱根駅伝シード権メンバーがどこまであがってくるか。4月の記録会では29分00秒とまずまず走れいていた3年矢原選手、6月に5千m14分14秒とベストを出して上り調子の4年小泉選手、今年の箱根往路を経験している2年野田選手がいる。これに箱根1区の宮岡選手も間に合いそうな形で、6月に記録会でチーム内上位。戦力は整いつつあるのですよね。

 新戦力としても、関東ICハーフに出場した行天選手は、6月に5千m14分18秒ベスト、出雲駅伝出走の安澤・永島選手も再び状態が上がってきています。星野・平井・野崎選手も直近29分台をマークしています。そして、前年3組で好走しているスピードランナー大島選手が上がってきたならば、オーダーとしてはまとまりそう。とにかく1組から大事にいきたい。

オーダー予想
4組:清水郁杜③28分56秒18、武田和馬④28分59秒17
3組:小泉 樹④28分50秒64、宮岡幸大④28分57秒69
2組:矢原倖瑛③28分54秒60、行天陽虹③29分25秒26
1組:野田晶斗②28分56秒53、安澤駿空④29分26秒95

 1組から28分台のベストを持っているランナーを配置しながら、先手を獲って、県内で常にレースを進めていく形になるのではと思いますね。野田・矢原選手を1組と2組に配置予想。記録会でもある程度まとめるところまで状態を上げつつあるので、上位に行きたい。

 ペアとしては新戦力候補から、行天選手と安澤選手。行天選手は関東ICハーフにも選出されて出走、その後に記録会でベストを出して調子はいい。安澤選手は出雲駅伝4区で一度大舞台を経験。ここも安定して走ると見ます。この2組をまとめて上位組に繋げたい。

 最終組は、関東IC1万m組で良いでしょう。武田選手が今年絶好調で、トラックでの躍進が目立つ。ここでもう一つ伸びるか。そして、ぐっと上昇期にいるようにおもう清水選手に粘ってもらう感じでしょうか。

 3組に4年生主力。怪我が多いけれど、走れれば非常につ強い小泉選手。関東IC後にさらに調子を上げているようでこの組なら秘密兵器となるか。また急ピッチで仕上げている4年生エース宮岡選手もこの組。ここで安全圏に入るレースとなれば、今年こそ法大通過となると見ます。総合力でもぎ取れるか。

順天堂大学

エントリーメンバー
玉目 陸①28分13秒67/13分57秒45
海老澤憲伸④28分36秒69/13分55秒97
吉岡大翔②28分46秒96/13分22秒99
荒牧琢登②28分52秒38/14分06秒11
村尾雄己③28分52秒66/13分58秒04
石岡大侑③28分55秒27/13分58秒51
岩島共汰④29分09秒52/14分13秒90
児島雄一郎②29分17秒26/14分09秒28
池間凜斗①29分25秒87/13分53秒05
古川達也②29分27秒62/14分09秒50
川原琉人①29分27秒78/13分52秒29
鬼澤大樹④29分30秒07/14分17秒56
谷本昂士郎①30分18秒54/14分02秒69

直近の記録参考

金栗記念
5000m
1組
石岡大侑③14分11秒67
2組
川原琉人①14分10秒03
3組
吉岡大翔②13分47秒13

兵庫リレカ
10000m
10位海老澤憲伸④29分03秒41
3000m障害
4位永原颯磨①8分37秒36
5位村尾雄己③8分38秒04

4月日体大記録会
10000m
5組
中津瑛斗③29分52秒87
児島雄一郎②30分28秒99
7組
池間凜斗①29分25秒87
古川達也②29分45秒62
鬼澤大樹④30分57秒46
8組
川原琉人①29分27秒78
小林侑世②29分37秒39
石岡大侑③29分48秒79

GGN
吉岡大翔②13分44秒04

関東インカレ
5000m
16位池間凜斗①14分04秒11
25位永原颯磨①14分14秒52
29位川原琉人①14分18秒09

10000m
8位玉目 陸①28分13秒67★ +1点
21位海老澤憲伸④29分06秒26
25位吉岡大翔②29分23秒19

ハーフ
12位小林侑世②64分55秒
27位荒牧琢登②67分07秒
DNF鬼澤④

3000m障害
1組1位山崎 颯③8分54秒93 Q
1組2位村尾雄己③8分54秒96 Q
2組14位辻 昂介①9分28秒34
決勝
🥇村尾雄己③8分40秒43 +8点
4位山崎 颯③8分45秒71 +5点

6月順大記録会
2組
岩島共汰④14分14秒77

6月日体大記録会
10000m
3組
村尾雄己③30分04秒60
5組
鬼澤大樹④30分03秒88
児島雄一郎②30分13秒98
堀口颯亮③30分18秒01
谷本昂士郎①30分18秒54★

5000m
8組
村松 翼②14分18秒03★
金原祥汰③14分18秒80
藤島幹大④14分27秒09
林 龍正②14分53秒61
11組
山崎 颯③14分15秒32
中津瑛斗③14分16秒70
古川達也②14分23秒11
13組
池間凜斗①13分53秒05
石岡大侑③14分13秒97

 昨年度は全体的に苦しい結果となってしまった順天堂大。強い選手はいたものの、チーム全体に上手く波及とはいかなかった。今年も、4年生エース選手が故障で欠いて終い万全という状況ではない。とはいえ、1年生に即戦力レベルの選手が入ってそれぞれ関東ICを初め、記録会で大活躍している。

 びっくりが、玉目選手。もともと高校時代から1万m28分台を出していた選手だが、関東IC本番で28分13秒のビッグパフォーマンス。一気にチームのエースになったといっていいのではないでしょうか。1万mまでなら本当に楽しみです。このほかにも、池間選手や川原選手といったところが、4月に早くも1万m29分20秒台の走り。関東ICを経ての伸び代が楽しみな選手だ。

 勿論、上級生も負けていられない。長い距離で一定の安定感がある4年海老澤選手は、兵庫リレカ・関東ICともに29分一桁にまとめていて、ポイントになりそう。3年生では村尾選手がエントリー。関東IC3障で優勝したものの、こちらにもエントリー。序盤の組でスピードを生かす形なら何とか走れるか。

 そして気になる2年吉岡選手。秋シーズン以降、中々成績が安定しない形。4月日体大で13分47秒、GGN13分44秒と好走。関東IC1万m29分23秒が気になるが、連戦ということもあったか。彼が爆走できれば、通過の可能性が一気に上がるはずだ。

 新戦力としては、箱根駅伝もエントリーしていた2年荒牧・古川選手。勢いがあった小林選手がエントリーから漏れたが、走力は高い。直近では、4年岩島選手と3年石岡選手が5千m14分10秒台とまずまずの走り。1万mに向けてはいい刺激になっているか。戦力は十分あるので、調子が噛み合うか。オーダーを考えたい。

オーダー予想
4組:玉目 陸①28分13秒67、吉岡大翔②28分46秒96
3組:海老澤憲伸④28分36秒69、池間凜斗①29分25秒87
2組:村尾雄己③28分52秒66、川原琉人①29分27秒78
1組:石岡大侑③28分55秒27、古川達也②29分27秒62

 色々悩んだ末、下級生もかなり入れました。最終組は、玉目選手は決定。学年関係なく、一番早い選手が最終組に入るべきかなのかなと思います。個人としてどこまでやれるか。そしてもう一人は苦しむ吉岡選手に託します。中々突き抜けてこないとはいえ、今年はここまで5千m13分台2度。今度こそ、上位で戦い抜きたいところだ。

 3組には、安定感高い4年生海老澤選手で次に繋げていく形が良さそうか。また、直前に5千m13分台を出していてさらに成長してそうな1年池間選手を3組に抜擢。スピード面は十分対応できるはず。

 2組には、3障上がりの村尾選手。忙しい日程になっているが、このあたりは順大の台所事情か…もっともペースが落ちやすい2組で持ち味のスピードを生かせれば。もう一人、都道府県対抗駅伝1区の走りが鮮烈な川原選手。2組ならある程度前目でレースできるのかなと見ます。

 1組は調子が上がりつつある新戦力。トラックのスピードは主力にも匹敵する3年石岡選手、さらに箱根メンバーから行っての安定感がある2年古川選手が選出されると予想します。

 新しいメンバーでも、中々のオーダーではないでしょうか。1年生もかなり強そうですし、箱根からの逆襲という意味では面白いチームです。


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箱根駅伝の魅力に3歳の頃から取りつかれ、今や全日本大学駅伝や出雲駅伝を含めた大学駅伝、その予選会。大学長距離界がとても大好きな人間です。ブログでは10年以上にわたり、追いかけています。