そろそろ箱根駅伝2024(第100回)の余韻が冷めつつありますかね。
レース内容をもう一度じっくりと振り返ってみたいと思います。
例年通りの定点別振り返りとなります。
中大・吉居駿恭が7区区間賞!「最初から突っ込んだ」歴代3位の1時間2分27秒/ #箱根駅伝
優勝候補の一角だった中大だが、直前に体調不良が続出して往路は13位と苦戦。それでも、名門の次期エースが圧巻の走りで盛り返した。#中大 #吉居駿恭
|月陸Online https://t.co/RxMgk3caWk— 月陸Online/月刊陸上競技 (@Getsuriku) January 3, 2024
続いて、復路の2区となる7区
青学大や駒大や先頭だけでなく、中大や帝京大も勝負区間の一つとして有力選手を起用、シード権争いも大きな動きがありました。
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【箱根駅伝2024】7区定点間分析~吉居駿選手ついにエース化!
まずは出走者を持ちタイムと、過去の実績とともに見てみます。
7区走者走順&実績
1位青学・山内健登④28分28秒75/62分45秒≪23全5区4位、出4区1位、関東IC1500m2位、22関東IC1500m1位、20:全6区9位≫
2位4:17駒大・安原太陽④29分08秒88/62分25秒≪23全6区1位、出5区2位、関東IC5千7位、箱7区5位、22全6区4位、出5区1位、箱3区16位、21:全6区2位、出2区3位≫
3位4:58城西・林 晃燿③29分26秒31/63分22秒≪23全1区18位、出4区3位、全予1組1位、箱7区9位≫
4位7:50東洋・熊崎貴哉④28分36秒36/64分03秒≪23全1区11位、出2区9位、22全予2組2位≫
8位10:38[5]9:48法大・矢原倖瑛②28分54秒60/63分38秒
6位9:56[6]9:56創価・石丸惇那②28分38秒16/62分59秒≪23全3区13位、出1区5位、箱10区15位、22全4区11位、出4区7位≫
9位10:51[7]9:57大東・小田恭平③28分30秒06/63分35秒≪23予65位、全予2組29位、22予221位≫
6位10:17[8]10:17國學・田中愛睦①29分02秒93/63分36秒≪22高校7区1位≫
10位12:45[9]10:23中大・吉居駿恭②28分06秒27/66分59秒≪23全1区3位、出3区11位、箱4区5位、22全3区8位、出6区4位≫
20位18:03[10]10:26神大・新妻玲旺①29分46秒78/64分20秒≪22高4区6位≫
23位19:46[11]10:38明大・尾崎健斗③28分50秒89/64分02秒≪23全予2組17位、箱4区11位、22全8区15位、21全5区10位、予114位≫
7位10:40[12]10:40早大・諸冨 湧④30分07秒86/64分25秒≪23日本IC3障4位、関東IC3障6位、22予125位、21:箱5区19位、20:全6区8位≫
11位14:12[13]10:52東海・石原翔太郎④28分05秒91/63分48秒≪23ユニバ5千4位、全予4組7位、関東IC5千2位、箱2区4位、22全3区1位、予47位、21:箱3区1位、20:全4区1位≫
15位14:58[14]11:34立大・吉屋佑晟②30分34秒48/64分50秒≪23予207位、全予1組20位、関東IC5千決勝≫
22位19:38[15]12:16日体・田島駿介②29分27秒52/63分15秒≪23予88位、全予1組13位、22予86位≫
12位14:30[16]12:20帝京・小野隆一朗④28分36秒68/62分56秒≪23全予4組16位、箱1区16位、22箱1区8位、21:全1区19位、出1区9位、20:全1区18位≫
16位15:56[17]12:27中学・工藤巧夢③28分44秒01/63分33秒≪23予74位、全予1組26位、22予188位、箱6区4位、21予262位≫
13位14:36[18]12:32順大・内田柾冶④29分12秒79/62分34秒≪20予30位≫
14位14:40[19]12:33国士・瀬川翔誠②29分18秒09/64分40秒≪23予184位、22予259位≫
19位16:18[20]12:40日大・下尾悠真④28分50秒15/64分04秒≪23予119位、全予4組20位、関東IC1万10位、22全1区17位、予169位、21:予364位≫
17位15:58[21]13:06山学・徳田秋斗③29分17秒30/63分37秒≪23予71位、全予2組22位≫
21位18:36[22]13:16農大・前田和摩①28分03秒51/61分42秒≪23全2区3位、予9位、全予4組3位、関東IC5千4位、全国5区2位、22IH5千4位≫
18位16:08[23]13:30駿河・藤井空大②29分08秒40/65分07秒≪23予229位、全予3組20位≫
先頭で走り出した青学大山内選手は4年生。1年時に全日本6区を任され、先頭でタスキをもらうも、過緊張などもありトップを明け渡す走りがあった。それ以来、中々駅伝出走のチャンスがなかったが、得意の1500mで結果を残すなど、少しずつ信頼を回復。今年度は三大駅伝フル出場で、最後の箱根を勝ち取った。
追いかける駒大は、4分以上の大差となったが、実績ある4年生安原選手。2年時の出雲から三大駅伝不出場、箱根駅伝は2年連続の7区。ここから強い4年生が続くところ何とか追い上げたかった。後方、3位城西大も2年連続となる林選手で何とか2位争いに絡んでいけるかといったところだった。
シード権争いは、一斉スタート組も交じって非常に大混戦。比較的前目では、6区で総合10位に浮上した中央大がエース候補吉居駿選手を起用。駅伝や単独走に苦手意識はあるといいますが、今回の7区メンバーでスピードはずば抜けた存在だった。
復活を期すエース選手も多数いて、シード権次点の東海大は4年生エース石原選手を7区。ギリギリ間に合うかどうかというところでしたが、ひとまず無事出走となった。また、総合12位の帝京大は、過去2年1区出走の4年小野選手を7区へ。こちらも故障明けだが、12月に1万m28分36秒を出していて、状態はいいか。6区でやや差がついたシード権を4年生が追っていく。
また、全日本予選・箱根予選など、大いに話題になった東農大のルーキー前田選手がこの7区へ。脚だけでなく12月になって腰も痛めたということで、ギリギリの状態となったが、何とか復路7区。三田m22番目からの追い上げも気になりました。
定点間分析①:小田原中継所~二宮
レース展開
1.5km中大吉居選手が大東大を交わしていく 前に法大らが見える
3㎞青学山内8分27秒
3.3km5位創価大石丸6番法大矢原選手の併走に、5秒差中大吉居大東小田選手が詰めてきた
4.5km国府津交番付近
①山内(青学)
②4:10安原(駒大)
③5:06林(城西)
④8:23熊崎(東洋)
[5]10:00吉居(中大)
[6]10:05石丸(創価)
[7]10:23田中(國學)矢原(法大)小田(大東)
[10]10:53尾崎(明大)
[11]10:56新妻(神大)
[12]11:28石原(東海)諸冨(早大)
[14]12:38吉屋(立大)
[15]12:41小野(帝京)田島(日体)
[17]12:52工藤(中学)瀬川(国士)
[19]13:12内田(順大)
[20]13:37下尾(日大)
[21]13:55前田(農大)
[22]14:10徳田(山学)
[23]14:46藤井(駿河)
8km青学山内選手23分07秒 区間記録に近いペース 駒大安原選手は7㎞19分58秒
8km中大吉居駿選手が6番目に浮上、3秒後ろに創価石丸、その後方に法大大東國學院ら併走
なお6km通過16分43秒
10㎞青学山内選手、同期の佐々木選手から水をもらう
10.2km東海石原選手と早大諸冨選手の併走、石原選手は苦しそうな表情でアームウオーマーを外す
中継所見た目では早大が12秒前だった
11.1km中大吉居選手腹痛か、右わき腹を抑える
藤原監督「落ち着いていこう お前はこのあとオリンピックが待っている」
11.6km二宮
区間記録:96回阿部(明大)33分28秒
3位山内(青学)33分54秒①
2位安原(駒大)33分48秒②4:11
4位林(城西)34分02秒③5:06
17位熊崎(東洋)34分55秒④8:51
1位吉居(中大)33分34秒⑩12:25[5]10:03
7位石丸(創価)34分09秒⑤10:11[6]10:11
13位矢原(法大)34分31秒⑧11:15[7]10:25
4位田中(國學)34分02秒⑥10:25[7]10:25
7位小田(大東)34分09秒⑦11:06[7]10:25
15位新妻(神大)34分40秒⑳18:49[10]11:12
12位尾崎(明大)34分29秒㉓20:21[11]11:13
16位石原(東海)34分43秒⑫15:01[12]11:41
17位諸冨(早大)34分55秒⑨11:41[12]11:41
6位小野(帝京)34分08秒⑪14:44[14]12:34
9位田島(日体)34分18秒㉒20:02[15]12:40
21位吉屋(立大)35分13秒⑮16:17[16]12:53
11位工藤(中学)34分27秒⑯16:29[17]13:00
10位瀬川(国士)34分21秒⑬15:07[17]13:00
19位下尾(日大)34分56秒⑰17:20[19]13:42
20位内田(順大)35分05秒⑭15:47[20]13:43
14位前田(農大)34分39秒㉑19:21[21]14:01
23位徳田(山学)35分41秒⑱17:45[22]14:53
22位藤井(駿河)35分34秒⑲17:48[23]15:10
好調吉居駿選手が区間記録ペース!上位3校も早いペース!
先頭、青学大山内選手は1500mで関東IC表彰台に立つスピードランナー。4年間かけて長距離ロードの信頼を勝ち取った選手ですが、ここは持ち前のスピードを活かしていく。最初の1㎞が下っていますが、3㎞8分27秒・8km23分07秒のまずまずのペース。このあたりまでは、区間記録も狙えるペースだった。このあたりは先頭に立っても、記録を狙って攻める青学大らしい。
駅伝で実績が高い安原選手が懸命に追い上げ、7㎞地点で19分58秒のペース。10秒以上詰めている計算だったが、それでもまだ4分を切ってくるところまではいかず。11.6km地点で二宮定点で6秒詰めるまでに留まっていた。この両者が定点2位3位、さらに3位城西大も実力者の林選手が定点4位。4位東洋熊崎選手はそこまであがっておらず、上位3チームがますます抜けてきていた。
この後方、ぶっ飛んできたのが中大吉居駿選手。とにかくシード権以上というところでしたが、この吉居駿選手が数少ない絶好調の選手だったそう。9番目スタートも、すぐに國學田中選手を交わすと、3㎞までに大東小田選手を交わし、4.5km国府津交番付近では、既に創価石丸・法大矢原選手ものみこんでいた。
創価石丸選手が、しばらく秒差で食いついていましたが、二宮では吉居選手が単独5番目を走行。タイム33分34秒は、もちろん全体トップで区間記録にも6秒しか違わないタイムだった。少し差し込みがあったのが気がかりも、藤原監督「この後世界が待っている」の言葉を背に、激走を続けていく。
帝京小野選手が追い上げ開始、東海石原選手らはぺーすあがらず
テレビ画面では、10㎞付近で後方を走っている東海大石原選手の姿を捉えていた。13番目でスタートして、12秒前にいた早大諸冨選手にはすぐに追いついたものの、その前を捉えるには至らず。苦しそうな表情はいつも通りだったが、勢いある駅伝走りとはいっていなかった。前にいる神大新妻・明大尾崎選手らからは離されている。
追い上げていたのが、帝京小野選手。16番目でスタートしたが、日体田島選手とともに、前方を猛追。立大吉屋選手を交わして、粘る田島選手を引き離したところで二宮定点。気づいたら石原選手の集団の後ろ14番目通過した。まだ1分近くあるものの、定点6位。さらに総合では東海大を逆転して11位へ。総合10位の中大が爆走中だが、諦めずシード権を追っていく。
このほか、中学工藤・国士瀬川選手がある程度追走して、16番目立大まで秒差まで迫ったところ。あとは下位チームは全体的に追い上げられず。農大前田選手も、山学大徳田選手を捉えたものの、1㎞3分イーブンペースをキープが精一杯定点14番目の通過だった。
定点間分析②:二宮~大磯
レース展開
13km38分11秒青学山内選手通過
15㎞青学山内選手、同じ4年山下選手から給水
駒大安原選手は、弟から給水 藤田監督「青学と同じくらい 我慢比べ
中大吉居選手、先ほどの苦しさはなくなり、また颯爽と走っている
15㎞兄貴吉居大選手から給水 左手を上げて答える
16.1km国士瀬川・立大吉屋選手の併走、すぐ後ろに中学工藤選手が近づく
原監督「お前は箱根の名所を走ってるんだぞ」
18.4㎞大磯(定点間6.8㎞)
区間記録:96回阿部(明大)20分02秒<53分30秒>
2位山内(青学)20分11秒<2>54分05秒①
8位安原(駒大)20分33秒<4>54分21秒②4:33
4位林(城西)20分26秒<5>54分28秒③5:21
20位熊崎(東洋)21分11秒<20>56分06秒④9:51
3位吉居(中大)20分21秒<1>53分51秒⑩12:31[5]10:09
12位石丸(創価)20分44秒<8>54分53秒⑤10:44[6]10:44
5位矢原(法大)20分30秒<9>55分01秒⑧11:34[7]10:44
5位小田(大東)20分30秒<7>54分39秒⑦11:25[7]10:44
5位田中(國學)20分30秒<6>54分32秒⑤10:44[7]10:44
19位尾崎(明大)21分10秒<16>55分39秒㉓21:20[10]12:12
10位諸冨(早大)20分42秒<15>55分37秒⑨12:12[10]12:12
20位新妻(神大)21分11秒<18>55分51秒㉑19:49[10]12:12
15位石原(東海)20分49秒<14>55分32秒⑫15:39[13]12:19
1位小野(帝京)20分01秒<3>54分09秒⑪14:34[14]12:24
11位田島(日体)20分43秒<10>55分01秒㉒20:34[15]13:12
13位工藤(中学)20分45秒<12>55分12秒⑯17:03[16]13:34
13位瀬川(国士)20分45秒<11>55分06秒⑬15:41[16]13:34
17位吉屋(立大)20分52秒<19>56分05秒⑮16:58[16]13:34
16位下尾(日大)20分50秒<17>55分46秒⑰17:59[10]14:21
9位前田(農大)20分34秒<13>55分13秒㉑19:44[20]14:24
22位内田(順大)21分21秒<21>56分26秒⑭16:57[21]14:53
18位藤井(駿河)20分55秒<22>56分29秒⑱18:32[22]15:54
23位徳田(山学)21分36秒<23>57分17秒⑲19:10[23]16:18
差し込みも中大吉居選手定点3位、後方集団も白熱!
区間新ペースで飛ばしていた吉居駿選手に軽いアクシデント。差し込みがきて、ペースを落とさざるを得なくなっていましたが、15㎞で心強い力水。前日に往路2区を走った兄の大和選手から給水。復路2区を走る吉居駿選手に、チームのさらなる上昇をを託しました。区間記録からは少し遅れましたが、定点間3番となるペースはキープ。6番目以降をさらに突き放しました。
そして6番目の争いとなるグループもまずまずのペース。一旦前にいった創価石丸選手を巻き込んで4人のグループ。法大新戦力2年矢原選手、大東大ようやく表舞台に立った3年小田選手、國學院大有力ルーキーの一人田中選手が、揃って好走。区間一桁は十分いけそうな形。チームを押し上げていく。
帝京小野選手が定点1位激走!東海大ら集団を猛追!
この集団に付けなかった明大尾崎選手と神大新妻選手。この2人がこの定点間苦しい走りとなり、大きく後退。明大尾崎選手は、前回往路4区を走った選手でしたが、調子が戻らなかったでしょうか。後方、早大諸冨選手がイーブンペースを刻み続けて追いついてきた。
これになんと東海大石原選手が付けずに後退。本調子からは程遠い状態では、今は7区でも区間一桁ペースで走るのも難しいというのが、ある意味今の箱根駅伝のレベルの高さを示しているといったところだ。
その中で、かなり万全に近い状態で、急追してきたのが帝京大小野選手。二宮地点で1分近くあった前方との差を、僅か秒差にまで追い上げていた。それもそのはずで、20分01秒でこの定点間だけなら区間記録の明大阿部選手より早いタイムで走破。こちらは勝負をかけて投入した4年生エースが成功しそうだ。
その後ろでは、イーブンペースをキープする東農大前田選手が、この定点間は9番目とまずまず。全くペースを上げられない順大内田選手を交わして、日大下尾選手に秒差に迫っているところ。何とか前と絡んで、復路で戦う体制を作っていけるかどうか。
定点間分析③:大磯~平塚中継所
レース展開
18.8km中大藤原監督「区間記録と同じくらいで来ているぞ、絞り出していこう」
なお、前東洋熊崎選手が見えるようになった
残り1㎞、青学山内選手はさすがに苦しそうな走りでやや蛇行気味
20.8km山内選手サングラスを上げる
そのままトップ中継 62分台好タイム
7区残り1㎞声掛け
青学原監督「16秒離した16秒離した!さあさあいくよ!苦しいけど、ここは笑顔で襷リレー!成長した姿を全国のファンのやお世話になった人に届けるよ!」駒大藤田監督「少しでも前に、赤星に少しでも楽させるために、4年間集大成ここで最後!あとは下り、ここから切り替えるぞ、最後お前のスピード見せてみろ!」
城西櫛部監督「腕をうまく使え、下から前方へ…いいよいいよ、役目果たしてるからな、しっかりいくぞ、前との差50秒弱 あと2分少しの我慢」
東洋酒井監督「熊崎ラスト1㎞、それで終わっていいのか、さっき3分15秒かかってるぞ ラスト切り替えろ、まだ力残ってる、絶対できるから、もう一回、吉居君、法政大もいるぞ」
?「最後の1㎞だけ限界まで振り絞れ!ここから下りよ、お前は下りの方が向いてる!ラスト!!腕触れ!!」
早大花田監督「競技生活最後の3分だよ、諸冨!最後にらしい走り見せてくれ!」
日体玉城監督「あと1㎞2分55秒でいけば、63分台で行けるぞ、日体大記録でいけるぞ!」
国士?中学?監督「ここ下り利用して思い切りいくぞ、2人でうまくいくぞ!動きを変えて動きを変えて!」
日大?農大?「そうそう動いてる!動かす!頑張る!肩の力を抜く!」
順大長門監督「1秒でも削り出せ!全身使って!出し切る!!長い下り思い切り行け!!冷静に冷静に!」
駿河徳本監督「前縮まってるからね。腕振ってね。リズムとって下りで切り替えよう、スピード上げて、前の順大と3秒で区間順位変わる、ひっくり返せるよ!切り替えるよ、まだいける!しっかり、後ろとも縮まってるからね」
山学「このあと1㎞で5秒縮めたら全然違う 休まないよ、上り切って休まない その勢いのまま下って ラスト600mで前を縮める それがお前の最後の、そうそう 新本が待ってるんだよ!突っ込め!」
中大吉居選手が、直前で東洋熊崎選手を捉えて4番目浮上
帝京大小野選手が、直前で3人ごぼう抜き
21.3㎞平塚中継所(定点間2.9㎞)
区間記録:96回阿部(明大)8分10秒<61分40秒>
3位山内(青学)8分41秒<3>62分46秒①
10位安原(駒大)8分52秒<4>63分13秒②4:44
12位林(城西)8分56秒<5>63分24秒③5:36
2位吉居(中大)8分36秒<1>62分27秒⑩12:26[4]10:04
14位熊崎(東洋)8分57秒<19>65分03秒④10:07[5]10:07
4位矢原(法大)8分43秒<9>63分44秒⑧11:36[6]10:46
7位小田(大東)8分48秒<6>63分27秒⑦11:32[7]10:51
9位石丸(創価)8分49秒<8>63分42秒⑤10:52[8]10:52
14位田中(國學)8分57秒<7>63分29秒⑥11:00[9]11:00
1位小野(帝京)8分35秒<2>62分44秒⑪14:28[10]12:18
11位諸冨(早大)8分53秒<14>64分30秒⑨12:24[11]12:24
17位尾崎(明大)8分59秒<16>64分38秒㉓21:38[12]12:30
20位新妻(神大)9分06秒<18>64分57秒㉑20:14[13]12:37
19位石原(東海)9分04秒<15>64分36秒⑬16:02[14]12:42
4位田島(日体)8分43秒<9>63分44秒㉒20:36[15]13:14
6位瀬川(国士)8分45秒<11>63分51秒⑫15:45[16]13:38
7位工藤(中学)8分48秒<12>64分00秒⑭17:10[17]13:41
16位吉屋(立大)8分58秒<19>65分03秒⑮17:15[18]13:51
12位下尾(日大)8分56秒<17>64分42秒⑰18:14[19]14:36
18位前田(農大)9分00秒<13>64分13秒⑳20:03[20]14:43
23位内田(順大)9分30秒<22>65分56秒⑯17:46[21]15:42
21位藤井(駿河)9分10秒<21>65分39秒⑱19:01[22]16:23
22位徳田(山学)9分15秒<23>66分32秒⑲19:44[23]16:52
青学山内選手62分台好走!実両者相手に差を広げる!
青学大山内選手が最後まで力走!ずっと安定して定点3位以内に入っていて、入り良し中良し終い良しという走り。62分46秒のタイムでまとめては詰めてくるチームはそれほどは多くない。それもある程度記録に挑戦しての中なので、区間3位以上に価値ある走りとなった。
2年連続7区となった駒大安原選手は、序盤突っ込んだ影響か、やはり終盤は伸び切らず。63分13秒と、前年より5秒短縮をしてきたものの、最終的にトップとの差は開き4分44秒となった。3位城西林選手は、前年より34秒短縮する63分24秒で、駒大を追ったものの、僅かに差が開く形となった。
中大吉居選手が区間賞!見た目で6人抜き、4位に浮上!
このあと、総合4位で東洋熊崎選手と思ったもののびっくり!中大吉居選手が残り1㎞を切ってから逆転して、見た目ながら4番目に浮上してきていた。これで6人交わして、やっぱり好調中大選手の切れ味の凄さを知ることとに。総合は10位のままも、11位には2分以上は差をつけた。中大の戦力なら、このまま逃げ込める…はずだが、いかんせん8区以降の選手の状態が分からなかった。
その次、法大矢原選手と大東小田選手が5番目と6番目でゴール。それぞれ6区と7区と連続で好走を見せていて、一気にシード権内現実味を帯びてきた。続いて時差スタートの創価大石丸選手と國學院田中選手、彼らも区間一桁では走り切っていて、上位の流れをキープした。
帝京小野選手が連続定点1位!日体島選手ら後方のラストも!
そこから1分を過ぎてから、10番目でやってきたのは帝京大小野選手!大磯前で秒差迫っていた4選手をを根こそぎ追い抜いていき、彼も見た目ながら6人抜き!一斉スタートの影響で、派手なごぼう抜きが復路7区で見られた。総合10位中大が好走しただけに、タイム差としては追い上げられなかったが、山以外の平地は非常に強い帝京大、反撃の狼煙をあげる区間2位の追走だった。
これに後半まとめた早大諸冨選手がギリギリ総合9位をキープ。明大尾崎選手、神大新妻選手、東海石原選手と立て続けにリレー。石原選手のタイムは64分36秒。これで区間15位なので、7区のレベルも高くなりました。故障明けの主力選手を、走らせるかどうか迷った時の参考になるかもしれません。1㎞3分少しでまとめるくらいでは凡走レベルになってしまうところだ。
その後方、意外とタイム差がなく、日体大田島選手が15番目でリレー。最後の定点間は4番目の走りで区間9位と好走だった。少し空いて、国士大瀬川・中学工藤選手が激しい争い。瀬川選手が最後競り勝って63分51秒の区間11位、6区でシード権争いから零れそうになったが、総合12位。まだ粘っている。この後ろ、立大吉屋選手がペースがあげられずも、最低限にまとめたか。
続いて、日大下尾選手が19番目。捉え切れなかった農大前田選手が20番目。2人とも本調子なら往路の可能性もあった選手、何とか64分台でまとめあげたところか。ここで見た目トップとの差が15分を超えてくる。
非常に苦しんだ順大内田・駿河台大藤井選手・山学大徳田選手がそれぞれ単独でリレー。山学大は主力選手が立て続けにブレーキで一気に見た目最下位。ここでトップと見た目の差は16分52秒差。繰り上げまで残り3分を切っていました。
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全体的には、青学大トップ・上位争いだけでなく、この7区に主力を投入したちーむそれぞれに注目をしていける形でした。
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