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箱根駅伝2024(第100回)【大東文化大&帝京大】戦力分析&区間オーダー予想も!

箱根駅伝2024(第100回)の16人エントリーが発表されました。

詳細まとめはこちら

2024年1月2日(火)3日(水)に箱根駅伝2024が行われます。 その16人エントリーが、 2022年12月10日(土)に行われました...

以降、

12月29日(金)に区間エントリー発表

1月2日(月)往路・3日(火)復路朝7時に、当日交代を含めて最終オーダー
1日最大4名、2日間で最大6名の変更が可能となっています。

このサイトでは、29日(金)までに、各大学の戦力分析と区間オーダーの予想を行っています。

続いて、
全日本でシード権!2年連続予選トップ通過の力は本物!
大東文化大学

長い距離は譲れない!全日本で見せた爆発力は…!?
帝京大学

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本サイトで戦力分析に、独自のランキングを使用しています。

7点:エース区間、山で貯金が望める選手

6点:エース区間、山で区間上位をとれる選手

5点:エース区間で区間中位以上いける選手

4点:主要区間で区間上位でいける選手

3点:繋ぎの区間で区間上位で走れる選手

2点:繋ぎの区間で区間中位で粘れる選手

1点:繋ぎの区間で耐えられる選手

0点:これまでの実績だと苦しい?or未知数

はっきりとした分け方はなく、
・過去の駅伝実績
・1万mなどの持ちタイム
・ここ数か月の大会の成績
などから、主が総合的に独断で判断しています。

ご了承ください。

ページコンテンツ

箱根駅伝2024【大東文化大学】戦力分析&区間オーダー予想も!

 真名子監督就任2年目になって、強化が加速している。昨年度は、全日本駅伝・箱根駅伝の予選会を久々に通過。ただ、そこで留まった。全日本駅伝は調整不足、箱根駅伝は2区でブレーキがあり、早々シード権獲得は難しくなりました。

 今年度は、本戦で戦い、全日本駅伝・箱根駅伝ともシード権を獲得、予選会は二度と来ないと誓って今シーズン開始。全日本予選は無事通過、箱根駅伝予選会はエースワンジル選手が怪我で途中棄権するアクシデントがありながらもトップ通過。力はついていました。

 その勢いで乗り込んだ全日本駅伝。ほぼベストオーダーで望み、中盤までシード権ラインに食い下がると、復活したワンジル選手が6区で区間2位。一気に6位まで浮上して、最終的に総合7位。18年ぶりシード権獲得に湧きました。その後、主力選手がベスト記録を更新!箱根駅伝も、91回大会以来9年ぶりシード権が見えてきています。

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11月以降の記録まとめ

11/11 日体大記録会
21組
小田恭平③14分11秒05★
佐々木真人③14分12秒43★
宮倉騎士①14分13秒47
棟方一楽①14分15秒10★
照井海翔②14分15秒67★
藤原幹大①14分20秒34
赤星龍舞②14分21秒05★
庄司瑞輝①14分28秒16★

11/19 上尾ハーフ
4位ピーター ワンジル③62分00秒
27位佐々木真人③63分12秒
西代雄豪③63分36秒
宮倉騎士①64分33秒
赤星龍舞②64分34秒
照井海翔②64分50秒
松本雄大②64分56秒
庄司瑞輝①65分37秒
藤原幹大①65分41秒

12/2 日体大記録会
4組
赤星龍舞②29分26秒71★
松本雄大②29分36秒82★
庄司瑞輝①29分39秒97★
照井海翔②29分56秒14
藤原幹大①29分56秒72
5組
小田恭平③28分30秒06★
倉田 蓮④28分30秒47★
佐竹勇樹④28分34秒32★
棟方一楽①28分43秒69★
6組
久保田徹④28分09秒93★
入濱輝大②28分13秒80★
大谷章宏③29分24秒18
菊地駿介④29分25秒60

12/10 小川和紙マラソン
敦賀優雅④66分03秒
ピーター ワンジル③67分24秒
中澤優希③67分34秒
西川千青③67分34秒
大谷章宏③67分34秒
佐々木真人③67分34秒
入濱輝大②67分34秒
棟方一楽①67分35秒
西代雄豪③67分36秒
照井海翔②67分37秒
久保田徹④67分39秒
赤星龍舞②67分39秒

 大まかには、箱根予選以外の選手と、箱根予選で調子を落としていた選手が上尾ハーフに出場。その後は、12月頭に主力選手が1万mに出場、自己ベストラッシュに沸きました。

戦力分析

7点:エース区間、山で貯金が望める選手

6点:エース区間、山で区間上位をとれる選手

5点:エース区間で区間中位以上いける選手
久保田徹④28分09秒93/62分23秒
≪23全3区9位、予16位、全予4組13位、関東IC5千13位、箱1区15位、22:全4区10位、予24位、全予4組6位、21:全4区8位、予119位、20:予209位≫
 大東大の4年生エース。3年時に一気にチームのエース格となり、全日予選4組6位と箱根予選24位とチームトップの成績で通過に貢献した。箱根は1区を任されるも、残り2㎞から遅れて区間15位の成績。

 今年も全日予選4組を走ると、予選成績は63分23秒と浮上、全日本駅伝は主要区間3区に回り区間9位と上位勢と差をつけられず通過し、シード権に繋げた。直近、1万m28分09秒の好走で、チームトップのタイムに返り咲いた。

ピーター ワンジル③28分25秒20/62分00秒
≪23全6区2位、予DNF、全予2組1位、箱2区20位、22:全1区1位、予5位、全予2組1位、21:予231位≫
 大東大のエース留学生選手。序盤を抑えると大きな好走を見せる。またタフな気象条件も強く、全日予選は2年連続2組で起用され、2000mあたりから飛び出し断トツトップ。今年は大きくの選手を周回遅れにした。逆に前半飛ばすと大きく失速し、箱根2区最下位もそれが影響したと思われる。

 今年の箱根予選は、1㎞地点で脚を痛めてしまい、大きく失速。ゴール直前で途中棄権となった。その後の経過が良く出場した全日本6区は、区間2位ながらもシード権が安全圏となる位置にチームを押し上げた。直近、上尾ハーフは設定62分30秒のところ、62分00秒で走り切った。

西川千青③28分25秒33/62分19秒
≪23全2区11位、予15位、全予3組5位、関東IC5千9位、22予153位、21:予169位≫
 大東大新エース格となった選手。昨年は、箱根予選153位の成績を残すも、箱根10区当日変更要因に泣いた。この後、一気に強くなり関東IC5千m9位・全日予選3組5位と走りでチームをけん引。7月1万m28分25秒で一時チームトップの記録を出すと、箱根予選もチームトップの62分19秒15位で好走。全日本は2区に抜擢され11位の成績を残した。

菊地駿介④28分55秒56/62分28秒
≪23全8区9位、予23位、箱5区12位、22:全2区13位、予32位、全予4組21位、20:予120位(連合選出)≫
 長い距離をイーブンペースで走るのが得意な4年生の主力。2年生頃には、学生連合に選出されるほどの力をつけてきた。前年、予選会で32位好走、箱根駅伝は、1か月弱の準備期間で5区山登り区間12位。今年は前半戦貧血で出遅れていたものの、夏前に初1万m28分台。箱根予選・全日本8区とも安定した走りを見せた。

4点:主要区間で区間上位でいける選手
入濱輝大②28分13秒80/63分10秒≪23全4区8位、予51位、全予1組4位、関東IC5千14位、箱3区18位、22:全3区12位、予43位、全予3組21位≫
 将来のエース候補の2年生。入学直ぐ後から、全日予選3組を任され、箱根予選もフリー走を務めるなど、主力の一角として、活躍している選手。今年の全日予選は1組となるも組4位と好成績。箱根予選後、脚を痛めて練習が飛んだ中、全日本4区8位と追い上げ態勢を築いた。直近、1万m28分13秒高パフォーマンスで往路を戦う走力がついているいことを示した。

佐竹勇樹④28分34秒32/63分46秒≪23全1区5位、予83位、全予1組2位、関東IC3障4位、箱6区6位、22関東IC2部3障1位≫
 昨年の関東IC3000m障害1位で大活躍していた選手。その脚力は、箱根6区にも活きて、今年の箱根6区で59分24秒の区間6位の好成績に。最終学年になって平地も走力が伸びて、全日予選1組2位の好走、箱根予選もチーム8番手83位につけると、全日本1区起用。ラストスパートでトップと僅差の区間5位で繋いだ。

3点:繋ぎの区間で区間上位で走れる選手
大谷章宏③28分49秒42/63分20秒≪23全7区8位、予57位、全予4組25位、箱9区13位、22:全6区9位、予111位、全予2組6位、21:予213位≫
 長い距離が得意な大東大の主力の一角の選手。今年の箱根は復路のエース区間を走り9区13位の成績を残した。今年は、全日予選最終組に抜擢されると、箱根予選は昨年の111位から57位まで浮上。全日本駅伝は、ロング区間の7区を任され区間8位。シード圏内を保持した。直近、12月頭に1万m29分24秒で走っている。

西代雄豪③29分14秒27/63分36秒
≪23全5区6位、予113位、全予3組11位、22全8区16位、予71位≫
 昨年の箱根予選71位となって新戦力として台頭。箱根本戦は5区山登り候補となったが、エントリー直前に怪我で離脱してしまった。今年も9月下旬に新型コロナに感染して、箱根予選は113位と力を発揮できずも、全日本駅伝5区は、区間6位でチームをシード権内に押し上げた。その後の上尾ハーフで、前と勝負したうえで63分36秒の成績。

2点:繋ぎの区間で区間中位で粘れる選手
小田恭平③28分30秒06/63分35秒
≪23予65位、全予2組29位、関東IC1万、22予221位、全予1組39位≫
 2年生になってから、ずっと主要大会で起用が続いている選手。真名子監督から、豊富な練習量で高い評価を受けていた。全日予選までは苦しんでいたが、箱根予選65位63分35秒とついに好成績。全日本は起用されずも、12月日体大で28分30秒大幅ベスト、起用できる成績が出た。

棟方一楽①28分43秒69/63分44秒≪23予78位≫
 高校時代5千m14分45秒がベストだったが、大学に入って急激に伸びてきたルーキー。7月に1万m29分09秒ベストを出すと、箱根予選に抜擢され、78位63分44秒とチーム7番手の好走を見せた。その後、12月日体大で28分43秒ベストで、主力に近い成績を出した。

1点:繋ぎの区間で耐えられる選手
佐々木真人③29分25秒33/63分12秒
 昨年、1万m29分25秒を記録して、戦力候補の一人。箱根予選はエントリーなかったが、全日本駅伝からエントリー。上尾ハーフで63分12秒の好走を見せて、箱根予選メンバーと変わらないタイムを出した。

0点:これまでの実績だと苦しい?or未知数
宮倉騎士①29分25秒74/64分33秒≪23全国5区45位、22高校1区43位≫
 高校時代5千m14分29秒のベスト、全国舞台の経験もあるが、大学になってから伸びてきた選手。10月に5千m14分09秒大幅ベストを出すと、11月に上尾ハーフ64分33秒を記録し、16人のメンバーに入ってきた。

藤原幹大①29分26秒97/65分41秒
 高校時代5千mベスト14分41秒の記録も、大学に入ってから伸びてきた。上尾ハーフで65分41秒を記録すると、12月日体大記録会で1万m29分26秒のベスト、16人のメンバーに割って入ってきた。

赤星龍舞②29分26秒71/64分34秒
 今年の秋になってぐっとタイムを短縮してきた2年生の選手。10月に1万m30分04秒を出すと、11月上尾ハーフ64分34秒、12月には1万m29分26秒まで短縮。16人のメンバーに入ってきた。

松本雄大②29分36秒82/64分56秒
 今年の秋になってぐっとタイムを短縮してきた2年生の選手。10月に1万m30分09秒を出すと、11月上尾ハーフ64分56秒、12月に1万m29分36秒。箱根エントリーに選ばれた。

照井海翔②29分39秒97/64分50秒
 10月に1万m29分39秒を記録した、この夏の成長株の一人。上尾ハーフ64分50秒で走ると、12月日体大は29分56秒と2度目の29分台をマークした。

上位10名合計:38点
(参考:30点前後シード権争い、40点以上優勝争い)

【過去3年間成績】
99回予選1位、本戦16位
98回予選12位
97回予選16位

 2年連続箱根予選トップ通過ですが、充実度は今年が段違いで良いですね。昨年は、4年ぶりの出場で、予選通過である程度満足感があったのが、今年は、シード権やそれ以上を狙う気迫であふれているように思います。

 エース格は3年生留学生ワンジル選手になりますが、必ずしもワンジル選手に頼る形ではありません。箱根予選では、ワンジル選手が途中棄権になりましたが、それでも他校を圧倒してのトップ通過。全日本駅伝以降の士気が高まりました。

 そのワンジル選手も、全日本駅伝6区で復帰。区間2位好走で、シード権内へチームを押し上げました。序盤少し抑えると、爆発力のある走りができる選手。前回箱根2区は突っ込んでしまい、失速してしまいましたが、おそらく今回は中盤の力を活かせそうな4区以降になるのではないでしょうか。

 序盤3区間を担えそうな日本人選手も出てきています。4年生エース久保田選手が、最後の夏合宿を経てパワーアップ。4年連続出場の箱根予選で過去最高の16位に入ると、直近1万m28分09秒93の大幅ベストで、大東大記録を樹立。箱根駅伝は前回の1区か、それとも華のエース区間2区になるか。

 一旦、箱根2区候補となったのが3年西川選手。前回の箱根は10区エントリーも当日変更の悔しい思いをした選手。これが糧となったか今期大幅成長。夏前に一旦は大学記録となる1万m28分25秒を記録。箱根予選もチームトップの成績を出した。その記録も62分15秒と高いもの。彼も箱根1区2区どちらでも走りそうな雰囲気だ。

 続くのが2年入濱選手。前回当時1年生ながら往路3区を担当。最下位からはしだしたのもあり区間18位と沈んだものの、今季も主力の一人。全日本4区は、脚に不安がありながらも区間8位好走で流れを繋ぐと、12月日体大記録会で28分13秒とチーム2番目の記録!彼も往路序盤のどこかに入りそうだ。この3人がいるから、ワンジル選手を違う区間に回せそうな様相だ。

 それから、山もいい。箱根駅伝の歴史において”山の大東大”というのは、覚えておくべき欠かせない言葉になっていますが、第100回記念大会も山登り・山下りとも面白い。山登りは少なくとも2人候補がいて、4年菊地3年西代選手。西代選手は前回候補に挙がるも12月上旬に故障、主力の一角だった菊地選手が急遽走って区間12位で乗り切った。

 2人とも今年は大きく成長。菊地選手は、イーブンペースで走るのが得意な選手。前半戦こそ貧血で出遅れたものの、夏前に1万m28分台を記録。箱根予選・全日本アンカーと活躍。夏合宿中から、監督より早くから山登りに指名されています。西代選手も、9月下旬新型コロナに感染しましたが、そこからうまく上り調子に。彼が山登りで、菊地選手を復路エース区間に残す選択肢もありだ。

 山下りは、前年区間6位好走している4年佐竹選手一人に絞っているそうですね。3000m障害でインカレなどでタイトルも獲得していますが、そのスピードを持ったまま平地の走力も上がりました。今年は、旧6区の大学記録金子さんが持つ58分21秒を目標にするそう。往路食らいつければ、山は面白い。

 シード権内に上がっていれば、長い距離を走れる選手がいます。先の西代選手も山登りでなければ復路候補。全日本5区は調子は良かったですが、単独で前を追っていく走りは魅力。復路のどこかで活きそうです。

 中心となっていくのは、昨年の復路エース区間9区を担当した大谷選手でしょうか。夏前に1万m28分台をマークすると、全日本駅伝は長丁場7区担当。菊地選手とともに、終盤2区間に自信があると真名子監督が話し程信頼が高い。その後新型コロナに感染したそうですが、試合には復帰。今年も9区で臨戦態勢か。

 それ以降は新戦力となってきますかね。主力選手は10人ギリギリではあるのかなと思います。その中で3年小田選手が、ここにきて結果がでていますね。普段の練習から、予選や個人種目での大会起用が続いていましたが、箱根予選で65位、直近1万m28分30秒ベスト。ついに本戦の出場もあるか。同じ3年生では、佐々木選手が上尾ハーフで63分12秒を出して、出走候補に挙がっていますね。

 それ以外の選手で差があったのですが、追いついてきたのが1年棟方選手。高校時代大きな実績は少なかったのですが、箱根予選の出走メンバーに選ばれ78位好走。1万mも既に28分43秒。このあたりの選手が出走争いになっているので、確実に選手層は厚くなっています。

 その他の選手は、1万m29分30秒前後とハーフ64分半ばくらいがベストの2年赤星選手や1年宮倉選手ら。とはいえ、この夏以降の伸びは物凄いので、仮に走ることになっても、持ちタイム以上の走りをしてくるかもしれません。シード権を獲得できるメンバーになってきているところ、オーダー予想をしてみます。

区間オーダー予想

 往路4区までは何とか食らいついて、山で勝負を仕掛けて、復路は堅実に走っていける。そうなるような区間オーダー予想です。

1区(21.3km)西川千青③28分25秒33
2区(23.1km)久保田徹④28分09秒93
3区(21.4km)入濱輝大②28分13秒80
4区(20.9km)ピーター ワンジル③28分25秒20
5区(20.8km)菊地駿介④28分55秒56

6区(20.8km)佐竹勇樹④28分34秒32
7区(21.3km)棟方一楽①28分43秒69
8区(21.4km)西代雄豪③29分14秒27
9区(23.1km)大谷章宏③28分49秒42
10区(23.0km)小田恭平③28分30秒06

1区西川選手…切り込み隊長として、3年西川選手を1区予想とします。今季最も伸びた選手ですね。7月に一時大東記録となる1万m28分25秒をマーク、箱根予選もチームトップの成績でした。今年の1区はもしかするとかなりハイペースになるかもしれませんので、主力で最も勢いのある西川選手が良いかなと思います。

2区久保田選手…4年生エース久保田選手を満を持して2区で任せたいと思います。やはり下級生の頃から主力をしていたこともあり、試合経験は一番豊富。全日本予選は2年連続最終組で他校エースとも戦っています。秋になって総合力アップし、12月頭に大東大記録となる28分09秒をマーク。やはり華の2区は、4年生エース久保田選手が相応しい。タイムは分かりませんが、67分台をターゲットにできれば、前に食らいついていけるかな?

3区入濱選手…3区は2年連続で2年入濱選手が走ると思っています。箱根予選は2年連続フリー走をしていて、ある程度前半から突っ込んでいくレースは経験しています。さらに今年は1万m28分13秒まで走力アップで楽しみ!昨年はアクシデントで最下位でタスキを受けて区間18位。今年はどこまで上がるかです。

4区ワンジル選手…それでもここまでで、上位に食い下がれているかどうか。それくらいレベルが上がっています。シード権を獲得するなら、ポイントになるだろうワンジル選手。序盤抑えれば、かなり高いレベルで走れますが、留学生が多くいたり序盤突っ込まざるを得ないと苦しい走りになることがあります。

 そのワンジル選手は、今回は4区ではないでしょうかね。序盤さえ抑えれば、気温が高かったり風があったり気象条件が悪くても走ります。そういうことで4区は適任ではないでしょうか。3区までが読みにくいですが、ここでシード権内を捉えられるところまで上がれば面白い。

5区菊地選手…山登りは2人候補がいますが、やはり主力で昨年も走っている菊地選手がいいと思います。昨年は急遽走っての73分21秒の区間12位。夏合宿での上りの練習も良かったそうなので、71分台までなら十分可能性あるのではないでしょうか。ここまで走れれば、往路一桁順位まで盛っていける可能性出てくるでしょう。

6区佐竹選手…一番のストロングポイントになりそうな6区山下り佐竹選手。3000m障害での活躍も繋がったが、前回59分24秒の区間6位好走。平地の走力も今年は上がり、箱根予選・全日本駅伝1区ともにチームに貢献。1万mベストも1分半更新し28分34秒まで伸ばしました。58分台はターゲット、58分前半までいければ、大きくアドバンテージになります。

7区棟方選手…今年大きく飛躍したルーキーの棟方選手を7区予想。7月記録会で1万m29分09秒を記録してびっくりさせた選手。その後も箱根予選二けた順位・12月に1万m28分43秒を記録。これだけ走力がついたのは凄いですね。復路7区で、6区からの流れを加速出来たらと思います。

8区西代選手…ここからは手堅い選手でいきたい。5区山登り候補でもある西代選手を8区予想。昨年も候補でしたが、故障。走力が上がった今年こそ5区…もみたいですが、全日本5区で気温が高い中、自分のペースを刻んでいる姿も印象的でした。気温も上がり遊行寺坂もある8区で好走が期待できると思います。

9区大谷選手…復路のエース区間9区は、2年連続大谷選手の予想。長丁場の区間は安定して走れる選手で、箱根予選・全日本7区と連続でまとめているのは評価高いのではないでしょうか。その後、新型コロナに感染したそうですが、12月に1万m29分20秒台と復調。これなら、間に合うかなと思います。69分切目標にできれば。

10区小田選手…アンカーには、ようやく開花するか3年目の小田選手。豊富な練習量で、予選や個人戦は昨年からずっと選ばれていましたが、今年の箱根予選65位とついに結果が出ました。その後、1万m28分30秒記録。満を持して、本戦登場でいいんじゃないでしょうか。


 もし5区西代選手なら、9区菊地選手で、10区大谷選手あたりになるのかなぁと思っています。そして補欠から3年佐々木選手スーパーサブになるかなぁと思います。ハーフ63分前半は出しているので、どこの区間の替えにはなるかなと。選手層はここでギリギリなので、万全のオーダーを組めるかどうか。

まとめ

・日本人3人柱で序盤区間担うか、4年久保田3年西川2年入濱選手!
・”山の大東”は自身ありか!5区菊地or西代選手6区佐竹選手
・選手層はギリギリも…大谷選手やルーキー棟方選手で決めるか

 大東大は、本当にチームがパワーアップしていますよね。2年連続箱根予選トップ通過だけでなく、全日本大学駅伝では、序盤の区間をスピードランナーで凌ぐと、自信があった中盤区間でシード権内に押し上げて、箱根予選からの連戦のロング区間も走りました。全体が力ついていますね。

 往路序盤は、おそらくワンジル選手ではないでしょう。4年久保田3年西川2年入濱選手と、過去の大東大の1万m記録を超えてきた3人でリレーすることになるのではないでしょうか。これにワンジル選手を合わせての往路4区間でまず勝負師にいく。

 山は自信があり、5区菊地選手と6区佐竹選手と前回まずまず走っている2人が既定路線。真名子監督も「経験者を優先」とのことなので、おそらくこの2人か。菊地選手も練習で手応えがあり、佐竹選手も58分前半を狙っていくとのこと。浮上するならやはり山になってくるか。

 復路は、選手層的にはギリギリになりますが、長い距離安定して走れている3年大谷選手や西代選手、勢いあるルーキー棟方選手らが中心になって手堅く走って行く形になるかな?戦える選手は集まっているので、本当の復活の年にしたいですね。

箱根駅伝2024【帝京大学】戦力分析&区間オーダー予想も!

 前回の箱根駅伝は悔しいレースとなった。序盤区間から流れに乗れず、94回大会から続いていたシード権を手放す結果に。中盤区間から”諦めの悪さ”は発揮したものの総合13位に留まった。

 もう一度、シード権常連校へ。冬のハーフや春先の1万mで自己ベストが続出すると、全日本予選は留学生がいるチームが有利な面もありながら、ノーミスで6位通過。得意の長距離ロードとなる箱根予選は、直前で新型コロナの集団感染がありながら、それを感じさせない3位通過。

 そして全日本大学駅伝は、ほとんど箱根予選で良かった順番で配置。1区福田2区山中3区柴戸選手の采配が大的中し5位争いを展開。4区でブレーキがあり圏外となったものの、5区6区も健闘し、もう一度シード権に迫る”諦めの悪さ”を見せた。その後、4年生エースの復帰もあり、役者は揃いました。やはり、10位以内には入ってくるのか、まずは戦力分析です。

11月以降の記録まとめ

11/19 上尾ハーフ
大吉優亮④63分12秒
針谷咲輝④63分14秒
高島大空③63分29秒
石川湧月③64分00秒
尾崎仁哉②64分07秒

11/19 1万m記録挑戦会
7組
小林大晟③29分07秒48
島田晃希②29分20秒89★
末次海斗④29分21秒40
日高拓夢④29分24秒88
大西柊太朗①29分33秒16
廣田 陸①29分34秒51★
岩本拓真③29分37秒03★
林 叶大③30分03秒94
9組
山中博生③28分35秒65★
柴戸遼太②28分46秒60★
福田 翔③29分38秒08
10組
小野隆一朗④29分21秒24

11/25 日体大記録会
14組
大西柊太朗①14分44秒11

12/2 日体大記録会
4組
大谷祥輝②29分17秒96★
山口翔平②29分23秒31★
原 悠太①29分27秒17★
藤本雄大②29分29秒26★
5組
小野隆一朗④28分36秒68★

 上尾ハーフで箱根予選以外のメンバーが出場し、63分台のタイム。1万m記録会で主力が記録にチャレンジ。山中選手が全体のトプでしたね。最後は、小野選手の復帰となりました。

戦力分析

7点:エース区間、山で貯金が望める選手

6点:エース区間、山で区間上位をとれる選手

5点:エース区間で区間中位以上いける選手
山中博生③28分35秒65/63分02秒
≪23全2区6位、予39位、全予3組3位、関東IChalf、箱8区6位、22出5区11位≫
 前回の8区箱根で前半区間新ペースで突っ込んで、区間6位。シード権が厳しくなっていたところで、駅伝ファン大いに印象に残る走りをした選手。今年メキメキ成長し、全日予選も3組で序盤突っ込んで組3位、通過に導いた。全日本本戦も2区に抜擢され、臆せず突っ込み5㎞14分切で他校エースと戦い区間6位。学連記録会は1万m28分35秒全体トップ。一気に帝京大のエースへ駆けあがった。

4点:主要区間で区間上位でいける選手
小野隆一朗④28分36秒68/62分56秒
≪23全予4組16位、箱1区16位、全予4組16位、関東IC1万、箱1区16位、22関東IC1万9位、箱1区8位、21:全1区19位、出1区9位、20:全1区18位≫
 帝京大の4年生エース。下級生の頃から、駅伝1区を担当し続けている。2年時にハイペースの中区間8位で走り、往路2位に貢献している。今季は箱根予選・全日本を欠場するも、11月末に記録会復帰。12月頭に28分36秒の自己ベスト!往路候補に挙がるまで状態を上げてきた。

柴戸遼太②28分46秒60/63分10秒
≪23全3区6位、予50位、全予1組19位、関東IC1万、箱4区12位、22関東IC5千≫
 帝京大期待の2年生。前回の箱根4区で後方からの追い上げながら、しっかりペースを刻み区間12位で悪い流れを断ち切った選手。全日予選・箱根予選ともに安定した走り、全日本駅伝3区は区間6位で走りスピード区間にも対応して見せた。

福田 翔③28分56秒88/62分03秒
≪22全1区9位、予21位、全予1組12位、出4区9位、全予2組15位≫
 2年時から台頭してきて、全日本予選2組15位とまずまずの結果。出雲駅伝も走り4区9位の成績を残した。箱根は走れずも、丸亀ハーフで62分03秒と箱根メンバーを上回る結果を残した。今年は箱根予選などエースの役割を果たしている。全日本は1区を担当し区間9位の成績。

3点:繋ぎの区間で区間上位で走れる選手
小林大晟③28分43秒71/63分38秒
≪23全8区14位、予84位、全予2組5位、関東IChalf8位、箱3区17位、21全7区11位≫
 1年時から全日本7区を任されるなど、長距離ロードで主力の一角となっている3年生の選手。今年の箱根が初箱根で3区を任されるも区間17位と追い上げられず。春にぐっと成長し、関東ICハーフ8位入賞、全日本予選も2組5位と通過に貢献している。

末次海斗④29分08秒83/62分59秒
≪23全5区7位、38位、全予2組13位、箱9区15位、22出6区9位、全予2組4位≫
 2年時あたりから長い距離を中心に強いと話題になっていた選手。3年時になってレギュラーになって、出雲6区・箱根9区と長丁場の区間を任されている。全日予選2組で2年連続好走していて暑さにも強いか。秋は、箱根予選も62分台で走り切り、全日本5区は、4区の失速があった中区間7位で巻き返す走りをしている。

2点:繋ぎの区間で区間中位で粘れる選手
西脇翔太④28分38秒43/62分25秒
≪23全4区22位、予59位、全予4組32位、関東IC1万、箱2区17位、22箱10区10位、21:全5区14位、出5区8位≫
 2年時から駅伝を出走しているエース格の4年生選手。関東IC2部1万mでは、組1位の28分38秒の自己ベストを出した。箱根予選は新型コロナに感染した一人だったが、何とかチーム5番手でゴール。ここで出し切ってしまい、全日本4区は大きく失速してしまった。

島田晃希②29分20秒89/63分34秒
≪23全6区8位、予92位、関東IC5千≫
 昨年の上尾ハーフで63分台のタイムを出して、監督からも将来有望と期待されていた選手。今年の箱根予選の出走メンバーに選ばれてチーム7番手の92位63分51秒で好走。全日本駅伝は6区8位の走りで、チームの順位を押し上げる走りをしている。直近、1万m29分20秒の自己ベストで上り調子の若手

1点:繋ぎの区間で耐えられる選手
尾崎仁哉②29分10秒39/63分23秒≪23全予3組12位、関東IChalf≫
 長い距離を中心に、1年生の頃からレギュラー候補になっている選手。夏前に全日本予選3組12位の好走があり飛躍しそうな雰囲気があった。その後、足踏みがあったものの、上尾ハーフ64分07秒と復調傾向。

日高拓夢④29分19秒03/63分59秒
≪23全7区16位、予107位、箱10区12位≫
 前回の箱根駅伝でアンカーを担当し、区間12位で走り切った選手。今年の箱根予選も107位で走り切っていて、長い距離で一定の安定感がある。1万m記録挑戦会では29分24秒と自己ベストに迫る走りをしている。

大西柊太朗①29分30秒01/65分31秒≪23予334位、全国5区27位≫
 高校時代5千m14分05秒を記録して、全国舞台も経験のある帝京大屈指のルーキー。大学に入ってからはまだ目立っていないものの、箱根予選の出走メンバーに。11月に1万m29分33秒を出して、力を上げつつたる。爆発力の評価は監督からは高い。

大吉優亮④29分55秒38/63分12秒
≪23日本IC3障2位、22日本IC3障1位、関東IC3障4位≫
 昨年から、3000m障害で才能が開花。日本ICで昨年優勝、今年も8分43秒のレベルの高いタイムで2位に食い込んだ。長い距離も少しずつ力を伸ばしていて、上尾ハーフでは63分12秒でチームトップ。最後の箱根出走なるか。

0点:これまでの実績だと苦しい?or未知数
廣田 陸①29分34秒51/64分26秒≪23全国5区47位≫
 高校時代に5千m14分17秒・1万m29分57秒を出していた期待のルーキー。夏合宿前にハーフ64分26秒で走り切り、監督からは粘りを評価されている。11月に1万m29分34秒の自己ベストを出した。

岩本拓真③29分37秒01/63分42秒≪23予104位≫
 長い距離を中心に少しずつ台頭してきた選手。箱根予選はチーム8番手の63分58秒で走り切った。11月に1万m29分37秒で走り切り、調子はキープしている。

針谷咲輝④29分48秒10/63分14秒
 4年間コツコツ積み上げてきた選手。上尾ハーフで63分14秒の好記録を出して、箱根のメンバーに割って入ってきた。

高島大空③29分55秒86/63分29秒≪23予242位≫
 今年の箱根予選出走メンバーの一人。この時は65分かかり242位とチーム11番手で貢献できず。その後、上尾ハーフに出場し63分29秒と好走。信頼を取り戻し箱根エントリーに入ってきた。

上位10名合計:32点
(参考:30点前後シード権争い、40点以上優勝争い)

【過去3年間成績】
99回本戦13位
98回本戦9位
97回本戦8位

 長い距離や駅伝で粘り強い帝京大が戻りつつありますね。4年生Wエースが話題になっていましたが、多くの選手が主力となってきています。勢いがあるのは3年生の選手。特に、前回の箱根8区を走った山中選手の勢いが凄い。全日本駅伝2区は他校スピードランナーと戦って見せて、1万m記録挑戦会は全体トップの28分35秒。往路序盤で区間上位で走れそうな予感がします。

 これに箱根予選チームトップだった福田選手も高く安定していますね。丸亀ハーフ62分03秒の走りは驚きでしたが、箱根予選でもチームトップでゴール。長い距離の安定感では、チームトップレベルです。彼も往路候補に挙がってきています。

 そして続く選手も強い。前回往路4区の柴戸選手が、成長中。全日本駅伝は3区6位と、今年の箱根に続いて駅伝に強いところを見せ初28分台をマーク。同じ箱根4区なら区間一桁も十分できそう。前回3区の3年小林選手も、箱根予選84位だったものの、その後1万mで29分07秒で他のチームメイトは相手にせず上り調子。やはり、往路平地は本当に楽しみなチームになってきた。

 これに4年生がポイント区間で締める走りをしてくるか。出遅れていた4年生エース小野選手が、12月頭の記録会で1万m28分36秒自己ベストをマーク。過去2年間の箱根駅伝を含めてずっと1区を務めていましたが、果たして同区間か別区間か。前回2区の西脇選手は、9月の新型コロナ感染以降やや不安定も、現在は回復。復路出走を希望しています。ハマれば、1万m28分38秒の脅威のスピードがあります。

 そして評価が上がっているのが4年末次選手。箱根は前回の9区15位のみの実績ですが、今季急成長。箱根予選はチーム2番手の62分59秒の38位で走破すると、全日本5区は単独で前を追い区間7位の走り。長丁場の9区でもいいし、チーム状況によっては往路もあり得そうだ。

 若手も伸びてきていて、成長株は2年島田選手。1年時にハーフ63分台を出すと、今年の秋からレギュラー選手に、初駅伝の全日本も6区8位と上々のデビュー。出走の可能性は高くないが、1年生も爆発力があるという大西選手に、粘りの走りができる廣田選手ら、楽しみな選手が出てきています。

 なお、山登り山下りだけは、現状あまり目処が立っていないのは、これはこれで帝京大らしい。主力選手が走ることもあるかもしれませんが、他の選手で担う可能性もあります。上尾ハーフでは4年大吉・針谷選手が63分10秒台でゴール。大吉選手は3障も走れるので、山あるかどうか??

 他では、1年生の頃から長い距離に対応している2年尾崎選手も少しずつ上り調子に。上級生では前回アンカーの日高選手もいますし、箱根予選を走っている3年岩本・高島選手も主力勢に食らいついています。平地8区間を強化するのかどうか、このあたりがオーダーのポイントになりそうです。

区間オーダー予想

 5区6区が固まらないこと、そして故障明け小野選手のスタミナ面が読めなくて、非常に悩みました。

1区(21.3km)小野隆一朗④28分36秒68
2区(23.1km)山中博生③28分35秒65
3区(21.4km)福田 翔③28分56秒88
4区(20.9km)柴戸遼太②28分46秒60
5区(20.8km)小林大晟③28分43秒71

6区(20.8km)廣田 陸①29分34秒51
7区(21.3km)島田晃希②29分20秒89
8区(21.4km)尾崎仁哉②29分10秒39
9区(23.1km)末次海斗④29分08秒83
10区(23.0km)西脇翔太④28分38秒43

1区小野選手…結局、3年連続尾の選手の予想です。希望しているという福田選手や、絶好調の山中選手も考えたのですが、2大会前のハイペースを経験して区間一桁で走り切っている小野選手の実力にかけた予想に。スタミナ面さえ戻っていれば、ハイペースは合うはずです。

2区山中選手…楽しみな選手ですね。序盤から突っ込んでいって、後半も粘っていける山中選手。総合力は、今チームナンバーワンでしょう。全日本2区のスピードにも対応できていたのはポイント高いです。権太坂以降も乗り切れれば68分切まで見えてきます。

3区福田選手…箱根予選でチームトップと、長い距離で高い安定感を示す福田選手を3区へ。1区ぎりぎり悩みましたが、小野選手が復活したのでこの区間に予想します。丸亀の時以上の走りで62分台以内でまとめていければ、往路食らいついていけます。

4区柴戸選手…成長著しい柴戸選手を2年連続4区に予想。全日本3区も対応していたので、箱根3区も考えましたが、駅伝に強い柴戸選手を、差のつきやすい4区にするのがいいのかなと思います。前回は後方から追走で区間12位、今回は中位以上の流れで区間上位といきたい。

5区小林選手…最後までいろんな選手をこねくり回しましたが…今の5区は主力選手の走力レベルが最低限必要と思っています。なので、ロードに強く少しずつ浮上気配のある3年小林選手で予想。前回は最終的に3区も、一時は2区候補にも挙がっていました。調子よければアップダウン対応できるとみます。

6区廣田選手…6区はひとまず何人か希望者はいるようですね。箱根予選出走者の岩本選手や3障の大吉選手も面白いですが、1年生廣田選手の予想します。彼も増刊号によると希望していますし、何よりロードで粘りが効くということ。下り適正は分かりませんが、ラスト3㎞踏ん張れればまとめられるはずです。

7区島田選手…山が終えてシード権争いか、少し下くらいまでなら帝京大自慢のランナーが揃っています。復路の2区は、伸び盛り2年生島田選手を予想します。関東IC5千m出場するスピードもありますし、箱根予選は前半突っ込んでまとめています。復路終盤に向けて、流れを作れると思います。

8区尾崎選手…調子が戻っていれば、是非起用してほしい2年尾崎選手。1年時にハーフ63分23秒を記録。今年は春先に1万m29分10秒のベストを出すと、全日本予選3組でも12位と好走していました。箱根予選は走っていないので一旦調子落とした感じ。それでも、メンバーに入ってきたので、上がっていれば、8区任せられる選手です。

9区末次選手…往路を走ってもいいくらい実力をつけてきた末次選手を2年連続9区に予想します。箱根予選63分を切ってくるところまで力が伸びてきました。4年間かけて長い距離で台頭してきた帝京大らしい選手。68分台以内で前を追い上げ、”諦めの悪いチーム”体現なればと思います。

10区西脇選手…前回往路2区の西脇選手が、2大会ぶりの10区に予想します。ここまで極端に捲り作戦にしても、面白いんじゃないかと思います。最近は10区でも接戦が多くなってきているので、関東IC組1位を獲得したスピードを活かすのも面白い作戦じゃないかと思います。是非とも、復活のゴールテープを切れれば。


 これで前回出走者の日高選手らが入ってこないのですから、メンバーの充実度は凄いですよね。小野・西脇選手の4年生の復調が最後、シード権のカギになりそうな気がします。

まとめ

・新戦力が元気!3年福田山中2年柴戸選手らが元気!
・4年は尾崎選手が成長!Wエース小野西脇選手間に合うか
・山は今年も耐える!平地8区間で勝負をかける

 帝京大は、新しく成長してきた選手が非常に元気ですね。3年福田・山中選手や2年柴戸選手が非常に元気があります。全日本駅伝は1区2区3区で彼らを並べて、上位に顔を出しました。その後山中・柴戸選手が1万m28分台を記録、ロード力に加えスピードもついて、往路特攻の様相です。

 4年生はWエースの復調がカギ、小野選手は全日本まで不出場でしたが、12月に1万m28分36秒ベストで、往路候補まで上がってきました。全日本失速した西脇選手は、今回は復路で準備するそうです。

 他にも挙がってきている選手がいますね。前回9区の4年尾崎選手が往路もやれそうなくらい力をつけてきています。若手では2年島田選手が成長して、キーになると言われています。

 山だけは、今回も課題になりそうですが、往路4区間で突進、山を耐えて、復路また諦めの悪い走りでじわじわ浮上していく。帝京大の真骨頂が発揮できればシード権返り咲き、十分あり得ます。


コメント

  1. サバまさし より:

    大東
    久保田ー大谷ー西川ーワンジルー菊地
    佐竹ー入濱ー小田ー西代ー佐々木
    昨年よりも力を付けていて大崩れしない走りが期待できますね。
    1、2区セットで考えて平坦が得意という久保田選手で早い展開にも対応できるようにする予想です。2区がちょっと適任者に迷います。ここを乗り切ればその後は順位を上げていけそう。山は計算できるので後はワンジル選手が3、4区あたりで力を出し切ればシード圏内で繋いでいけると思います。

    帝京
    福田ー山中ー柴戸ー小野ー大吉
    廣田ー小林ー島田ー末次ー西脇
    山は予選会出てない選手が秘密兵器ではと予想ですが、耐える区間になる可能性も。例年順位を落とすことの多い6区はどうなるでしょうか。全体的に堅実に繋げるメンバーですがどこかで稼ぐ区間が欲しい印象もあります。
    小野選手はずっと1区ですが、自分のペースで刻める区間のほうが良さそうかもしれません。
    5区どうなるか分からないので、それまでにどこかで順位を上げたいところです。復路はシード権争いの他校ど比べても強い方だと思います。

  2. なかじ より:

    シード獲得に向けて大東は、山の攻略とワンジルの快走が求められますね。4区ワンジルで流れに乗れば山の好走にもつながるし、7区も大事になってくると思います。