2023年11月5日(日)に行われる
第55回全日本大学駅伝2023がいよいよ迫ってきましたね。

区間エントリーが発表されましたので、エントリーを掲載します。

補欠3名まで認められる当日変更も、もちろん反映します。

全日本大学駅伝2023【区間オーダー発表！当日変更も反映！】

全日本大学駅伝2023【公式サイト】

全日本大学駅伝2023【テレビ朝日】

全日本大学駅伝2023【要項】

全日本大学駅伝2023【エントリーメンバー】

https://hakonankit-fd.com/article/post-21969.html

駒澤大学／関東地区【シード校】

　ここまではほぼ盤石のオーダーを組んできたのではないでしょうか。1区スピードランナーの赤津選手からスタートして、2区佐藤選手で一気に主導権を握る。終盤区間には、エース鈴木選手と、ロード巧者の山川選手と隙がありませんね。

　補欠に入っている篠原・安原太選手がおそらく3区と6区に入るのではないでしょうか。出雲7番目の赤星選手も4区へ。連覇へ、2冠へ待ったなしのオーダーです。

國學院大學／関東地区【シード校】

　國學院大は3年連続で、長距離区間の7区8区を、平林・伊地知選手が務めることになります。出雲から調子が上がっていればどちらも区間上位。やはりこの2人が控えているのは、他校からして厄介でしょう。

　前半区間は、1区ルーキー後村選手、3区に絶好調上原選手が入りました。その代わり、補欠に前回好走の青木・山本選手と高山選手。流れからすると2区4区5区に彼らが入るでしょうか。やっぱり、表彰台以上に候補に挙がってくるチームです。

青山学院大学／関東地区【シード校】

　オーダー発表前に、出雲出走の3年野村・鶴川選手がオーダーから外れたというアナウンスがありましたが、これはこれで戦いやすいオーダーでしょうか。

　2区に新駅伝男黒田選手が入り、アンカーに長距離が得意な田中選手が入りましたね。そして補欠に、エース格佐藤・太田選手がいますので、どちらかが3区と7区に入るか。4区絶好調小原選手がいますし、出雲より駅伝の流れにはなっていきそうな感じがします。

順天堂大学／関東地区【シード校】

　2区に3年連続三浦選手が入ったのはホッとするところ。スーパールーキー吉岡選手が補欠に入っていますが、どこかの区間での登場になるでしょう。1区にスタミナ型の4年生が入っているので、そこかなと思いますがどうでしょう。

　全体的にはバランス型ですね。今年主力の3年生海老澤選手が3区、浅井選手が8区に入り、シード権以上を見据える形。ポイントは、出雲で失速した4年石井選手の7区。この区間での浮上あれば、目標達成も見えてきそうです。

創価大学／関東地区【シード校】

　出雲2位で俄然注目がたくなっていた創価大。まず注目だった留学生は、1年生ムチーニ選手が抜擢。重要な7区でどのような走りになるでしょうか。

　また上級生が多くなりましたね。1区は復活の桑田選手に、2区は出雲区間賞の山森選手が入りました。同じく出雲5区区間賞の吉田響選手は補欠ですが、中盤区間のどこかに入るか。エース格を3区間バランスよく配置する昨年と似た形で、再び表彰台以上を狙います。

早稲田大学／関東地区【シード校】

　早稲田大も順調な印象がします。1区は昨年と同じ間瀬田選手に、2区3区山口・石塚選手と主力、主将の菖蒲選手も5区豆乳ですね。

　絶好調佐藤選手や、伊藤選手、出雲アンカーで話題になった長屋選手が補欠に入っていますが、おそらく前半区間に何かあった時ようか。おそらく6区7区8区変更。選手層はここ数年より数段上でしょう。

中央大学／関東地区【シード校】

　色々隠すかなと思った中央大が、ほぼ正攻法でしたね。1区吉居駿2区中野3区吉居大選手と、これ以上ない攻撃的なオーダーでやってきました。何が何でも駒大の前を狙うオーダーになっています。

　中盤は期待の若手吉中・本間選手が入っていて、終盤は2年連続湯浅・阿部選手がパワーアップして配置。何事も無ければ、主力の溜池選手が4区に入るのではないでしょうか。中央大としては、ほぼベストオーダーで、優勝を狙っていくことになりそうです。

東洋大学／関東地区【シード校】

　シード権以上を狙っていきたい東洋大もバランスが取れたオーダー。2区にエース小林選手が入り、復調途上の松山選手が4区、長距離得意の梅崎選手がアンカーに入りました。

　ポイントは補欠の緒方選手。3区か7区かその時の調子を見て決めると思います。予想では、10月にハーフマラソンを走っている7区の選手と交代とみます。5区6区の4年生も粘り強いですし、戦えるオーダーですね。

札幌学院大学／北海道地区

　箱根予選を戦っている札幌学院大。その箱根予選で10㎞まで上位で突っ走った山崎選手に、復活した留学生ワンジル選手で好スタートを切る作戦か。その後、留学生ワング選手や、予選走っていないエース山田選手、終盤区間は長い距離に強い佐藤・村上選手らで凌いで、繰り上げ&地区枠獲得といきたい。

東北学院大学／東北地区

　13年ぶり出場の東北学院大。1区に期待のルーキー吉田選手を起用して常連校に食らいついていく作戦。他、2区齋藤・7区新美選手も、他校主力線に勝てる可能性あるか。他区間が踏ん張ることができれば、下の順位から上がっていけるかもしれません。

城西大学／関東地区

　全日本予選トップ通過に、出雲3位と急激に力をつけた城西大。主力の齋藤・山中選手だけでなく、キムタイ選手を3区に起用し、非常に攻撃的なオーダーですね。

　アンカーは、出雲駅伝に引き続き山本選手。間の区間、出雲に出場していなかった主力野村・平林選手あたりが、城西大の引き続き上位進出のカギを握りそうです。

大東文化大学／関東地区

　箱根予選2年連続トップ通過の大東大。今回は、故障明けのワンジル選手が補欠以外はほぼ万全のオーダー。全日本のみ参加資格のある5年生倉田選手をスタートとして、西川・久保田選手の主力選手を惜しげもなく投入しています。

　終盤区間も、箱根9区出走の大谷選手に、5区出走の菊地選手と長い距離が得意な選手を配置。予選会からの調整だけが不安要素ですが、シード権争いに絡む総合力は付けています。

東海大学／関東地区

　復活を期す東海大。1区は3年ぶりの佐伯選手に、2区は中距離上がりの兵頭選手とスピードランナー並べましたね。また、7区に恐らく調子を上げているだろう花岡選手が入って、シード権争いに備えています。

　補欠にエース石原選手に、期待のルーキー南坂選手がいますが、石原選手が2年連続の3区へ、南坂選手が中盤のどこかに入れば万全でしょうか。エースの流れが活かせれば面白い。

東京国際大学／関東地区

　箱根予選落ちから、シード権獲得を狙う東京国際大。留学生アモス選手を補欠にして、3区と8区に主力の佐藤・川内選手を配置して、ちょっとオーダーが読みにくくなってますかね。

　おそらく7区にアモス選手を配置して、ここでのシード圏内突入を狙っていると思います。そして中盤区間にロードを鍛えた村松・生田選手の4年生が入れば、流れは作りやすいですかね。5区菅野選手もポイントになりそう。

東京農業大学／関東地区

　2区に農大のスーパーエースである前田選手を投入は予想通り。それ以外は結構バランス型になりましたね？1区は、箱根予選未出走も期待の圓谷選手、さらに4年生エース格は、4区並木7区高槻選手と。あまり予想されていなかった区間になったと思います。

　さらに3区から7区と5区間連続で4年生のオーダーになってますね。もしかするとどこかに4年松本3年原田選手が入るかもしれませんが、現状の調整が大きく反映されたオーダーになるかな？

帝京大学／関東地区

　1区目下絶好調の福田選手を配置して先手を取りに来た形に見えますね。2区林選手も関東IC出走のスピードランナー。とはいえ、他主力の山中・柴戸選手らも補欠に入っていますので、どのあたりでメンバーに入ってくるかどうか？

　全体的には、箱根予選で好走している選手がそのままエントリーしてきているので、調整もまずまずでしょうか。箱根予選はコロナ明けでしたので、上がっている選手もいるかもしれません。スピード型は少ないですが、序盤乗り切れば、末次・小林選手らであげていけるかもしれません。

国士舘大学／関東地区

　7年ぶり出場の国士舘大は、序盤の4区間に主力選手を固めて、後半4区間は箱根予選以外のメンバーを投入するなど、結構割り切った配置をしてきましたね。山本雷・カマウ選手で先団に食いついて、絶好調生駒・西田選手で凌いでいけるか。

　公判でポイントなのは、5区岩下7区中島選手。箱根予選は走っていませんが、本戦では、往路もあり得るなど必要不可欠なスピードランナー。このあたりの区間が走れれば、関東15番目からの浮上もあり得そうです。

新潟大学／北信越地区

　今年日本ICで5千m入賞争いに絡んで話題になった中戸選手が、出雲の北信越選抜に続いて1区。今度こそ上位を狙います。その後も1万m30分台の渡邊選手や、5年政府山選手ら主力が続きますね。アンカー院生横山選手で盤石の態勢。20位以内を狙います。

名古屋大学／東海地区

　国立大で、最も上位の期待のかかる名古屋大は、繰り上げ回避も意識したオーダーか。エース森川選手を7区で、2区と6区にも力のある河崎・重田選手を投入。エース選手は強いので、うまく流れを作れれば、地方勢でも上位を獲れる存在。

大阪経済大学／関西地区

　出雲駅伝では、よもやの途中棄権だった大経大ですが、地方勢トップレベルの力があるのは変わりなし。1区エース格坂本選手に、2区はその棄権があった新選手を投入する攻めのオーダー。さらに、長距離区間が続いていた島野選手が4区のオーダー。関東勢も食らいつこうというオーダー。8区中角選手もロード巧者、ついに地方トップとなっていくか。

立命館大学／関西地区

　出雲・箱根予選と全力で戦ってきた立命館大は、3年生の3本柱、大森・山崎・中田選手を序盤3区間に入れてくる攻めのオーダー。流れや勢いに乗る他地方勢と対抗するためだと思われます。その後は、2年生以下のオーダー。尾上・児玉選手らが踏ん張れば、地方トップ奪回が見えてきます。

関西大学／関西地区

　出雲駅伝で地方勢トップの11位を獲得した関西大。今回はエース亀田選手を2区に起用して、流れに乗っていく作戦となりました。出雲からプラスとなる秋山・大槻選手の調子も上々。アンカー坂東選手らの踏ん張りで、こちらでも地方トップといきたい。

関西学院大学／関西地区

　予選4位突破となった関西学院大もバランスは取れたオーダー。エース守屋選手は今年もアンカーに控えて、最後に順位を上げる作戦。また、期待のルーキー山下選手を1区で、序盤関東地区に割って入ろうかというところ。攻める区間でしっかり攻めて流れを作りたい。

環太平洋大学／中四国地区

　2年連続出雲駅伝で地区枠を獲得している環太平洋大。1区で好走が続く谷末選手が、今回も1区。アンカーには、箱根予選チームトップの4年脇選手で、全日本も地区枠を狙います。補欠に林本選手ら、複数主力選手が残っていますが、当日に入るかどうかも気になります。

鹿児島大学／九州地区

　まさかの39年ぶり参戦となった鹿児島大。エース茅野選手や、絶好調鶴田選手を序盤区間に起用、おそらく4区までの10分繰り上げ回避というのを第一目標としてきたか。その後も直近1万31分台の選手が並んでいます。少しでも上位に絡みたい。

日本学連選抜

　日本選抜は、本当に前半特攻ですね。芝工大橋本選手ら、関東地区の強い選手を最初の3区間、次に箱根予選で63分台をマークした京都産業大のチームが繋がっていて、関東地区にも勝るとも劣らないオーダーです。

　7区には、青学大4年間で箱根は走れなかったまま、父の歯科医院を継ぐために岡山大歯学部に通う石鍋選手が出走。関東地区に勝てるかどうか。アンカー信州大松林選手も、出雲3区9位の実力を再び見せられるか、今年も注目です。

東海学連選抜

　トラックで全国区の岐阜大小渕選手や、選考会29分台マークの岐阜経済大中嶋選手など例年以上に実力者が揃っている東海選抜。4区では南山大の選手が初めて出走します。終盤は、皇学館大リレー。箱根予選からの連戦ですが、ロード力見せたいところです。

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　駒大や中大といった優勝候補、表彰台候補も青学大・國学院大・創価大・城西大・早大といったところはだいたい万全かなぁというのが今回思えるところですかね。展開予想と順位予想を明日投稿します。