2023年11月5日(日)に、全日本大学駅伝2023が行われます。
2日(木)正午にエントリーが締め切られ、
公式で3日(金)午後に暫定エントリー発表と思われます。
(青学大など一部、先に発表する…かも??)
その後、試合当日の5日(日)の早朝に、補欠と最大3名まで入れ替えた正式オーダー発表になります。
その前に、出場全27チームの区間オーダー予想のまとめをします。
関東地区は15チーム単独記事で行っていますが、一部変えています。
なお、エントリーまとめはこちら
https://hakonankit-fd.com/article/post-21969.html
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なお、あくまで予想です。
さきに、関東地区以外のチームになります。
昨年は、7区まで関西勢に食らいつき、またそこまで襷を繋ぐなど躍進が続いている札幌学院大。今年は頼もしいエース選手が帰ってきました。留学生ワング選手が復活!チームとして出場した箱根予選も65分ほどで走り切りました。タスキを繋ぐということを考えて、7区あたりの起用でどうでしょうか。
主力選手は、選抜ででた出雲駅伝や箱根予選と連戦になりますが、走れる選手は揃っていますね。出雲駅伝3区や6区を務めた渡邊・大栁選手や、箱根予選で10㎞を30分半ばで通過するなど突っ走った山崎選手が主力として控えています。
さらに、出雲駅伝4区で、チーム最高の区間13位に入った佐藤匠選手に、長期離脱から復活を遂げた4年村上・3年佐藤魁選手も箱根予選66分前後で走った好走に続き期待ができます。あとは、1万mチームトップの29分48秒持っている2年山田選手が復活していれば、8区間オーダーは決まるのかなと思います。地区枠と襷を繋ぐということを達成できれば。
13年ぶり本戦出場を果たした東北学院大は、下級生に主力が多いですね。2年齋藤・1年吉田&新美選手が予選の16km部門でも好走して、彼らが貯金を稼いだことで予選突破を果たしていました。出雲駅伝にも選出されて齋藤選手が1区19位、新美選手が3区19位、吉田選手が4区16位と走りました。基本的には彼らが序盤、もしくは終盤区間を担うでしょうか。これに3年関選手あたりまで主力と言える形か。
その他の選手は、基本的に全日本予選出場したメンバーを中心とした選出になると見ます。選手層というところでは、他校に及ばないところはありますが、核となる選手はいるので、流れを作って懸命につないでいきたいところです。
2年連続全日本駅伝に出走する新潟大。前回は24位と中々見せ場を作れませんでしたが、今年は、注目選手が現れています。日本ICなどそれほど記録が出る条件じゃない中でベストを出している2年中戸選手が急成長。出雲駅伝は対応しきれず1区17位の成績でしたが、続く全日本も同じ1区ならもっと上位で繋ぎたい。
その他も、上級生で安定感のあるM1年の横山選手や5年舟山選手、1万m30分42秒ベストの渡邊選手らが主力区間やもしくは前半区間に配置されるでしょうか。なお、横山選手は前回長距離区間7区で区間23位とチーム最高の区間順位でした。他、10月に31分20秒台をマークした金子選手らが並びます。確実に昨年より成長した選手が入ってくるところ。国立大としても楽しみになってきます。
久しぶりにチームとして出場となった名古屋大。その中で、東海学生選抜で毎年走っている選手はやはり主力格になってきますね。前年は、森川選手がアンカーで60分38秒の区間19位に入る大健闘。おそらく彼がアンカーで、それまで関西勢や地区枠の18位に食らいついていく形になるのではないでしょうか。
上級生になって力をつけている選手が多いので、M1年重田選手や、前年2区20位好走の4年河崎選手といったところが、主要区間で上位勢に食いついて流れを作っていくか。このほか、1万m30分台の小川・吉原選手や直近5千m14分台ベストの浅野選手らがいます。彼らが流れを繋いでいければ、エース力は長けているので、どこまで順位をを上げていけるか楽しみです。
関西地区予選トップ通過するまでに、力をつけてきた大阪経済大。秋にも5000mを中心に自己ベストラッシュになって、出雲駅伝は地方勢トップになるかと思われましたが…1区力をつけてきた2年新選手が関東勢に食い下がるも、中継所間際で脱水症状のアクシデント。無念の途中棄権となりました。
とはいえ、もう全日本駅伝に切り替えていると思います。5千m14分10秒台を出している4年生坂本・杉本選手は、前回4区14位と5区16位と関東地区にも食い下がる走り、そして前回2区経験の井上選手ら序盤を務められる上級生がいます。
さらに後半区間も、前回中角選手が7区15位・島野選手が6区17位と結果を残していて、おそらく2年連続来るのではないでしょうか。若手は、1年生で30分20秒台2度出している京川選手、新選手も身体が回復していればもう一度オーダーに入ってくると思います。タスキを最後まで繋ぐとともに、地方勢トップは獲っていきたい。
毎年、地方勢トップ争いを繰り広げている立命館大。とはいえ、今年は出雲駅伝・箱根予選と全力で戦っている影響もあるか、ちょっと調整面で心配なところもある感じかな?出雲駅伝は15位と地区枠を逃す結果でした。
基本的には3年生の3本柱が中心。箱根予選で63分台と好走している大森選手に、1万m28分台のベストを持っている山崎選手、全日本で2年連続7区を走っている中田選手あたり。できれば彼らが長い距離の区間を走れればベストでしょうか。
また箱根予選を走っていない主力選手で2年茶木・1年児玉選手らの姿も。彼らが前半区間を担えるとオーダー編成が楽になりそう。それと秋の成長株の2年尾上選手や、数少ない4年生の中で北辻選手らの粘りに期待したいところ。何とか、18位以内には確保したいところです。
出雲駅伝は11位で、関東地区トップとなった関西大。関西地区予選突破に苦労していたチームとは思えない快進撃が続いています。エース4年亀田選手が原動力ですが、彼らだけでなく5000m14分10秒台と選手が揃ってきています。出雲は1区亀田選手が区間8位で滑り出すと、2区谷村選手も区間11位と食い下がって、他地方勢から頭一つ抜けたレースをしました。
全日本のオーダー予想は悩みました。ずっと1区を担っている亀田選手を、アンカーにするかどうか…。最終的に出雲2区谷村選手1区で、亀田選手2区起用で優位にレースを進めていく作戦に出ると踏みました。終盤区間も、ハーフ66分少しのベストを持っている2年秋山選手などもいますので、ある程度彼らでも踏ん張れるのではないかと思っています。
他に、出雲3区を走っている坂本選手や、10月に1万m30分09秒を出したルーキー大槻選手らが中盤区間を担っていくか。出雲4区5区の伊藤・市川選手も区間12位・区間11位と概ね走れていましたので、全日本駅伝でも力を発揮できるか。箱根予選に出ずに、出雲・全日本駅伝にかけたところ、いい方向に転びそうな予感がします。
今年は、関西地区予選4位と苦戦して、全日本大学駅伝のみの出場となった関西学院大ですが、着々と全日本に向けて準備を進めています。4年連続3区を務めたエース選手が卒業していますが、1年生から将来のエース候補の選手が出てきています。1年生山下選手が既にエースの風貌、10月の奥球磨駅伝では、1区で関東地区の選手にも対抗していて、密かに楽しみな選手。
これにおそらく3年連続全日本アンカーになると思われる関西地区屈指のロード巧者守屋選手に、9月に5千m14分18秒ベストを出した齋藤選手や、10月に1万m29分51秒ベストの佐藤選手ら4年生の選手が中心になってくるだろう。このうち佐藤選手は前年2区15位の好走、守谷選手は8区14位で59分55秒と本当に強い選手。彼アンカーで、大逆転地区枠は普通にあることなので、チームとしては心強いですね。
あとは、直近10月に1万m30分01秒と自己ベスト更新している3年岡選手や、5千m14分30秒まで伸ばしてきたルーキー寺川選手あたりか。前年4区を走っている岡田選手や、ハーフ66分台のタイムを持っている中尾選手が調子を上げてくると8区間揃いますかね。調整が難しいチームもいるので、ここで見せ場を作りたいところです。
出雲駅伝・箱根駅伝予選会ともに戦っている地方チームの中で、全日本駅伝好走の期待がもてるチームだと思います。環太平洋大はもともと、中距離のスピードを重視していたチーム。出雲・全日本なら出雲駅伝の方が得意な印象でした。それが箱根駅伝予選会に出場するために、例年より長距離ロードの練習を取り入れていました。出雲駅伝12位好走後、箱根駅伝予選会出場。主力も67分台が最高で大きくは消耗していないと思います。
切り込み隊長を続けている2年谷末選手が、今回も1区にやってくるか。このくらいの距離だと関東地区の間に割って入ってくる選手です。なお谷末選手は箱根予選未出場だったり…。そして出雲3区の林本選手に、6区の脇選手が、そのまま長距離区間に入ってくるのではないでしょうか。
そして、出雲2区新戦力髙嶋選手や、松崎・中川選手とこれも出雲メンバーが続くでしょうかね。他、1年生佐野選手があたりが入ってくるかどうかというところ。出雲は2年連続地区枠を確保しましたが、全日本駅伝でも初の地区枠獲得できるか注目。
びっくり39年ぶりに九州地区予選会を突破して、本戦出場を決めている鹿児島大。チームを率いるのは、M2年の茅野選手。鹿児島大のチーム改革のため、5年間チームの練習メニューを作り続けていて、そして今年報われたところ。なお、97回専修大箱根2区を走った茅野選手の弟さんでもあるそうで、こんなところにも箱根の縁がありました。
それ以外では、9月九州学生選手権で14分41秒&30分59秒の自己ベストを出すなど絶好調の3年鶴田選手に、1万m30分台ベストの別府・藤本選手に、1年生ながら同大会で31分48秒の自己ベストで一気に8人の中に割って入りそうな清水選手らが主力でしょうか。他にも直近ベストを出している選手がいるので、彼らを中心に懸命にタスキを繋いでいきたいところです。
昨年は関東地区単独チーム以外で、唯一繰り上げを回避して、しかもアンカーで総合15位相当に浮上していた日本学連選抜。今年も関東・関西地区を中心に強いランナーが集まりました。最初は関東地区のスピードランナーで、神大小林選手や明大森下選手で、あわよくば先頭争いを狙っていくので、良いのではないでしょうか。
3区4区は、箱根予選63分台で走り、トラックも1万m28分台の京都産業大の小嶋・中村選手のリレー。調整が大変ですが、この2人は大変力があります。5区6区には、出雲駅伝3区9位と12位とそれぞれ好走している信州大松林選手に、広島経済大藤井選手あたり、もう一度全国駅伝にチャレンジさせたいと思わせる選手です。
そして、全日本選抜の顔となりつつある福岡大の花谷選手は、長距離区間の7区と予想。3障で全国区となっていますが、ハーフも65分切の自己ベストを持っています。唯一秋ロード走っていないところあるか?アンカーは、箱根予選でも62分台激走の芝工大橋本選手で締めてもらう形。このオーダーなら、今年も楽しみです。
※7区は岡山大の石鍋選手の発表がありましたね。確かに、昨年まで青学大の選手で、父の歯科医院を継ぐために走りながら岡山大に通っていて走力はありました。精一杯の走りをしてほしいですね。
昨年19位相当の順位に入るなど、力をつけてきている東海地区の選抜チーム。今年は、昨年チームとして出場している皇学館大や愛知工大が選抜チームに回ることになり、中々豪華なメンバーになっています。予選から1万m29分台が3名出るなど、過去最高のレベルになってきたのではないでしょうか。
その29分台を出している、岐阜経済大1年中嶋選手や、皇学館大岩島選手、そして一番全国区として名前のある岐阜大の小渕選手らで前半3区間上位の流れに乗っていくのはいいのかなと思います。中盤もおそらく大学として初出走となる南山大橋本選手ら、終盤も今年の学生ハーフ65分20秒で走っている愛工大吉田選手らがいますので、総合力でいい駅伝ができるのではと感じます。また20位以内に入ってくるか。
駒大は万全なら、昨年優勝のオーダーを踏襲するのではないでしょうか。今年のエース篠原·鈴木選手を3区7区にして、2区佐藤4区山川6区安川選手と駅伝男とするか。花尾選手がアンカーに間に合うかにも注目。
前回2位の國學院大は、7区8区の終盤区間に、3年連続平林·伊地知選手が入ると予想。これがやはり戦いやすい。それまでは、前回好走の山本·青木選手らか。出雲好走の上原·高山選手の配置にも注目。
青学大は、おそらく今日中に発表するので、先にコメント。エース格の4年佐藤・2年黒田選手に、3年世代野村・鶴川選手らで隙の無いオーダーになると思っています。箱根駅伝男太田選手らの区間配置にも注目です。
※鶴川・野村選手はエントリーされていないと発表、ということは若林選手ら他、新戦力投入でしょうか!?オーダーが気になります。
順大は、三浦選手と吉岡選手の両エースが盤石でエントリーできるか。2人とも良ければ、前半突っ走れるはず。3年生浅井·海老沢選手の新エース格が流れを引き継げば、出雲からの急浮上もあるか。
出雲駅伝2位と躍進を遂げた創価大。主力のリーキー·山森選手に、駅伝力のあるW吉田選手らを主要区間に起用する構え。石丸選手ら若手にも勢いがあり、今回も手強い存在だ。
早大は、出雲駅伝のメンバーに4年菖蒲·佐藤選手が加わってくるか。好調スピードランナー伊藤·山口選手らで先手をとり、1年長屋選手らに繋げるか。エース石塚選手が復調していれば楽しみ。
ある意味、一番注目が集まる中央大。出雲で欠場したエース吉居大選手がどこの区間に入るか、それとも当日まで、焼きもちさせるのか。同じくエース格の中野·吉居駿·溜池選手に、湯浅選手らも強い。駒大を倒せるとしたら、ここだけ。
出雲は安定した戦いで8位だった東洋大。全日本区間が増えて浮上なるか。3年小林·梅崎選手、2年緒方選手など、格となる選手は育ってきました。松山選手が調子をあげていれば、シード権以上で戦えるか
出雲駅伝3位と勢いに乗る城西大。4年山本唯・2年キムタイ齋藤選手の柱となる選手だけでなく、山中選手なども非常に調子がいい。野村選手ら温存していた主力が登場するか気になるところです。
2年連続箱根予選トップ通過で、全日本駅伝に挑む大東大。留学生が起用できるか分かりませんが、4年久保田菊地選手に3年西川選手ら日本人ランナーでも戦えるチームに。前回は予選疲れで万全のオーダーといきませんでしたが、今年は…。
相次いで故障や不調に陥った主力が、少しずつ戻りつつある東海大。まずはエース石原選手や、コロナ明けだった箱根予選から花岡選手が調子を取り戻しているか。ルーキー南坂選手の配置にも注目です。
まさかの箱根予選落ちとなってしまった東国大ですが、箱根予選経由ではやっぱりシード権はチャンスあり。留学生大砲のアモス選手が不気味、佐藤・村松選手らの頑張りで上位をうかがいます。
全日本・箱根本戦とも復帰となった東農大。その原動力となったスーパーエース前田選手に、4年並木・高槻選手ら序盤から並べてくるのではと思います。本戦でも農大旋風が起こるか注目。
一部主力選手がエントリー漏れしましたが、箱根予選で安定して走れた選手がエントリーするでしょう。4年西脇選手に、3年福田・山中・小林選手らが主要区間となるか。粘りの駅伝に注目です。
7年ぶりに本戦出場の国士舘大。とはいえ箱根予選を見るに着実にレベルアップしていますね。カマウ・山本龍選手だけでなく、生駒選手らが成長中。関東地区15番目からどれだけ浮上できるかの楽しみがありますね。
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以上です。明日3日(木)の午後には、
暫定ですが、区間エントリーが発表されます。
こちらのブログでも詳しく紐解きますので、是非お気に入り登録お願いします。
箱根駅伝ファンのための情報集
【箱根駅伝ファンのためのリンク集】
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