出雲駅伝・箱根駅伝予選会が終わり、いよいよ次は全日本大学駅伝ですね。
続いて、
出雲駅伝はまさかの関東地区最下位!?エース選手と底上げでどこまで戦えるか!順天堂大学です。
ページコンテンツ
まずは、出雲駅伝の振り返りから
10位順天堂大学2時間14分27秒
区間 | 区間順位 | 名前学年 | 区間タイム | 通過順位 | トップとの差 |
1区8.0㎞ | 11位 | 吉岡大翔① | 24分03秒 | 11位 | 1分18秒差 |
2区5.8㎞ | 7位 | 村尾雄己② | 16分44秒 | 11位 | 1分54秒差 |
3区8.5㎞ | 6位 | 浅井皓貴③ | 25分07秒 | 8位 | 2分41秒差 |
4区6.2㎞ | 6位 | 海老澤憲伸③ | 17分59秒 | 8位 | 2分53秒差 |
5区6.4㎞ | 8位 | 森本喜道② | 18分49秒 | 8位 | 3分51秒差 |
6区10.2㎞ | 11位 | 石井一希④ | 31分45秒 | 10位 | 6分36秒差 |
1区吉岡選手…満を持してのデビューのはずでした。高校時代に5000m日本人高校好記録を樹立していましたが、駅伝でも大活躍していました。大学に入ってベストこそ更新できていないものの、日本IC5千で日本人トップをマーク。上々の仕上がりと思いましたが…
ハイペースの先頭集団で、中間点過ぎには遅れだすと、区間11位のトップと1分18秒差…これは不本意な成績に…。チームとしても上位進出が厳しくなりました。
2区村尾選手…昨年出走している4年生エースの三浦選手が間に合わず、三浦選手と同じく3障でも活躍している2年村尾選手が入りました。テレビには映ってませんでしたが、前と100mほど離れていて、後ろからおそらく中大のエース選手が競りかかってきたと思いますが、区間7位冷静な走り。順位は上げられませんが、前が点々とする位置に追い上げました。
3区浅井選手…今年の箱根7区好走から、一気にエース格に成長した浅井選手。関西大を抜いて10位に浮上すると、2秒後ろにいた中大のエース格の選手を3km過ぎには一気に突き放します。駅伝ファン驚いたシーンでは?5㎞付近では法政大も交わして8位浮上!一気に追い上げていきます。
後半は、縦長の展開で中々前が見えてきませんが、東洋大の主力メンバーをじりじり追い上げてのリレー。向かい風で前を追いかける難しい展開で区間6位。3人抜きで、総合8位に進出します。
4区海老澤選手…もう一人の3年生エース格の海老澤選手。今年1万m28分台を出しています。19秒前の東洋大をめがけて追いかけていきます。少しずつ詰めていきますが、相手のも故障明けとはいえエース選手。追いつくまでは至らず、前と11秒差の8位中継。他の選手とも僅差の中、区間6位の走りでした。
5区森本選手…ここで初駅伝の2年森本選手。9月末の記録会で5千m13分55秒の自己ベストをマークし、初の大学駅伝出走となりました。そのスピードで追いついていきたいところでしたが、中々捉えられず。後方から中大らの追い上げを食らいますが、これは凌いで8位のまま中継。区間8位の成績でした。
6区石井選手…大学駅伝経験豊富な石井選手。足踏みが続いていましたが、9月に1万m29分11秒で走っていました。アンカーに入った時点で7位から10位までが40秒と接近していました。その争いに勝てるかどうかと思っていましたが、
今回も状態が思わしくなかったでしょうか。総合10位と関東地区最下位に順位を落としてしまいます。しかも結構前に離されてしまい…、苦しいゴールとなりました。
・
・
・
今回は戦力ダウンは囁かれていたものの、出雲駅伝は、何人か主力選手が万全な走りが見れなかったのは気がかりです。今年エース格になっていた選手で好走していた選手もいて、ちょっともったいなかった面もありました。
※11月2日(水)に暫定オーダー提出
※当日朝に、補欠から最大3名入れ替え可能
エントリーメンバー
出:出雲駅伝、全:全日本駅伝、箱:箱根駅伝、都:都道府県対抗駅伝、高:高校駅伝
三浦龍司④28分32秒28/13分26秒78≪23日本3障3連覇、関東IC5千連覇、箱2区12位、22全2区3位、出2区2位、世陸3障、日本3障連覇、関東IC5千m1位、箱2区11位、21五輪3障7位、箱1区10位≫
石井一希④28分48秒45/13分46秒94≪23出6区11位、関東IChalf8位、箱4区15位、22全4区5位、箱4区2位、21:全4区14位、出5区4位、箱4区5位、20:全5区5位、予21位≫
斎藤舜太④29分22秒64/14分19秒05
藤原優希④29分27秒90/14分07秒72≪23関東IChalf15位、箱9区16位≫
浅井皓貴③28分30秒11/14分00秒12≪23出3区6位、関東IC1万4位、箱7区3位≫
海老澤憲伸③28分36秒69/13分55秒97≪23出4区6位、関東IC1万9位、22全5区9位≫
堀越翔人③29分04秒41/14分15秒39
服部壮馬③29分11秒42/13分55秒56≪23関東IC5千10位、22関東IC3障、21出4区14位≫
油谷航亮③29分49秒70/14分11秒70≪22出4区5位、関東IC1500m9位≫
村尾雄己②28分52秒66/13分58秒04≪23出2区7位、日本3障10位、関東IC3障3位、箱6区17位、22関東IC3障8位≫
児玉空琉②29分28秒19/14分25秒56
森本喜道②29分58秒55/13分55秒33≪23出5区8位≫
吉岡大翔①28分46秒96/13分22秒99≪23出1区11位、日本IC5千4位、関東IC5千4位、全国5区1位、22高校3区2位、国体1区1位≫
荒牧琢登①29分18秒30/14分06秒11≪23関東IC1万、全国4区28位≫
古川達也①29分27秒62/14分09秒50≪23全国5区32位、22高校1区22位≫
児島雄一郎①30分16秒00/14分09秒28
さて、全日本駅伝のエントリーです。やはりまずは4年生になってきます。三浦選手は、世界陸上後にも大会に出ていましたので、参戦するとしたらここからでしょうか。前年は出雲から出走しましたが、駅伝成績はやや足踏み。2年前は全日本駅伝から参戦して2区区間賞。ここからすると、いい成績に重て来るでしょうか。
問題は石井選手。1年生の頃から、ずっと主要区間で順大を引っ張ってきましたが、中々不調から脱せられず…。彼が走るかどうかでかなりオーダーが変わってくるはずです。あとは今年の箱根9区を出走している藤原選手に、高島平ハーフ優勝の齋藤選手ら、スタミナ型4年生も待機。終盤区間での出走があるでしょうか。
3年生は、今季全般的にいい成績。この学年が元気なのは朗報です。今のチームではエースと言っていい浅井選手が楽しみ。箱根7区3位の好走から一気に覚醒し、関東ICで28分台で1万m4位の好成績。単独でも前を追っていく駅伝走りができます。彼でしっかり流れに乗っていくオーダーにしたい。
他では、同じ関東ICで1万m9位と成長を見せた海老澤選手、前年はこの全日本で駅伝デビューし5区9位の成績でしたが、今度は前を追っていく走りができるか。10月には、服部・堀越選手が1万m29分10秒台でほぼ同じタイムで走り切っています。服部選手は関東IC5千m10位などスピードランナー、堀越選手は総合力で上がってきた選手。出雲の6人から全日本の8人に増えて楽しみになるところ。
2年生は、村尾選手が元気ですね。出雲は1区出遅れから、追い上げる展開になった中で、区間7位とまずまずの走り。その後の記録会で1万m28分52秒の自己ベスト!やはり状態は上がってきています。もともと3000m障害でのスピードもあるだけに、今回も序盤区間が濃厚でしょうか。
1年生は、出雲1区は外しましたが、やはりルーキー吉岡選手が気になる存在。関東IC・日本ICともに上位でまとめてきていましたが、大学初の駅伝ロードレースに、少し調整失敗したでしょうか。おそらく1区ではないとみるので、どこの区間になるでしょうか。
下級生は全体的にエントリーが多く、2年は出雲5区出走の森本選手のほか、直近1万m29分35秒好調の児玉選手も気になりますかね。1年生は、古川選手が29分45秒・荒巻選手が30分04秒あたり。奥球磨駅伝を走っている選手もいますので、ここは単純比較できないか。ここからの調整で、どのくらい仕上がっているか楽しみです。
順大の予想オーダーは、主力選手との調子の読み合いになりますかね…。穴区間ができないように考えました。
1区村尾選手…伸び盛りの注目の2年生ですね。出雲駅伝2区出走後、1万m28分台を出すなど、実力をつけてきた村尾選手。なるべく先手をとりたいので、最短区間とはいえスタートとなる1区に抜擢すると思います。3障で抜群のスピードを見せているので、脚を溜める展開になれば楽しみです。
2区三浦選手…世界選手権3000m障害で、見事6位入賞を果たした4年生エース三浦選手。出雲駅伝は、ロードへの移行が間に合わなかったか不出場。全日本間に合えば、おそらく3年連続でこの区間になるでしょう。走れるなら、一気に上位争いに参戦するはずです。いい位置で3年生以下のエース格にタスキを渡したい。
3区浅井選手…毎年、この区間で抜け出していた順大。前任者は卒業しましたが、活きのいい選手が出てきました。3年浅井選手がエース格に成長。出雲駅伝でも、単独で前を追い上げる走り。今回は、もっと前で襷を受けるか。他校のスピードエースとハイレベルな争いを繰り広げるか。
4区吉岡選手…期待のルーキー。日本IC5千m日本人トップの流れを受けて、出雲駅伝1区登場。ただ、ハイペースに苦いデビューとなってしまいました。今回は単独走の区間。高校時代の駅伝は、中盤区間の追い上げが印象に残ってます。流れを加速することができればと思います。
5区石井選手…非常に迷ったのが石井選手の起用。出雲駅伝は、アンカーを任されるも元気なく区間11位。回避も考えましたが、繋ぎ区間で調子を取り戻すこともあるかなと。過去は野村選手がここで凌いだこともありますかね。なお、他の選手なら、3年服部選手あたりもあるか。
6区堀越選手…今後に向けて、大学駅伝経験者を一人増やしたいですね。若手の起用もありと思いますが、3年間かけて地道に伸びてきた堀越選手を抜擢したい…!直近でも、奥球磨駅伝と1万m記録会29分13秒と安定しています。基本8番目が走るも、比較的長い6区でどうでしょう。
7区海老澤選手…失速となる区間がでなければ、エース選手は早いだけに十分シード権争いに留まっている可能性があります。ここで、今年成長した3年海老澤選手を初の主要区間へ。長い距離を安定して走れるのも持ち味としてあると思っています。1万m28分台もありますし、他校のエースに食らいついていけるか。
8区藤原選手…アンカーは、今年の箱根9区を走っている藤原選手。その時はハイペースの集団に巻き込まれ失速しましたが、言ってのペースで走るのは長けています。展開が読めませんが、一回り成長した姿を見ることができればと思っています。
出雲駅伝では関東地区最下位となった順天堂大ですが、今後に向けては、まだまだ期待できる要素は多いのですよね。3年生エース格が元気で、出雲では浅井・海老澤選手が3区4区で繋いで区間6位とまずまずの走り。浅井選手は特に主要区間でも通用しそうですね。
村尾選手もここにきて上がってきていて、出雲2区好走後、1万m28分台。今なら前半区間のどこかで起用できそうです。新しく主力選手となってきた選手は元気ですよね。
ポイントとなるのは、そのほかの主力選手。三浦・石井選手が、どこまで状態を仕上げてくるか。大物ルーキー吉岡選手も巻き返しにかかってくるでしょう。噛み合ってくれば、エース格は強く流れは作れます。シード権争いにも、十分踏みとどまれるはずです。
箱根駅伝ファンのための情報集
【箱根駅伝ファンのためのリンク集】
【【結果も!】2022年度箱根駅伝ファンのための競技会日程】
姉妹サイトより
【箱根駅伝アニメ:風が強く吹いている完走】
ウマ娘【競走馬元ネタ解説シリーズ】