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【結果】(第11回)大阪マラソン2023(2月26日)

2023年2月26日(日)に、
大阪マラソンが行われます。

大まかなレース展開と、上位陣の結果のまとめになります。

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【結果】大阪マラソン2023

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レース展開

晴れ、気温5.4度、湿度52%、風速0.5m
比較的恵まれたコンディションか。

スタートし、海外選手やトヨタ太田選手などがPMとして率いていく
1㎞3分00秒ちょうど、設定タイム通りで進んでいく

3㎞9分00秒、ほぼ同じような安定したペース。まだまだ大集団、それほど広い道路ではないので、所狭しと選手が通っていく

4㎞過ぎ、現役ラストランのJR東日本寺田選手が先頭集団から遅れる

5㎞15分00秒、非常に安定したペースで進んでいく。
まだ80人ほどの集団
人数が多いものの、ある程度スペシャルドリンク取れているか
NTN辻野選手らが前の方
すでに、MGC出場権を獲得しているGMO下田選手や126回目マラソンの川内選手の姿も見える

10㎞29分56秒、この1㎞2分57秒とやや早かったが、集団は安定してい進む

戸上電機カリウキ選手が、脚の接触があったか 遅れてしまう
2時間5分台のベストを持っているケニアのキベト選手が失速
既に10秒程の差がついている

11㎞・14㎞手前と2度の折り返し

14.3㎞2時間9分台でワイルドカードを狙える
住友電工熊谷選手が遅れ始める

15㎞44分59秒、安定したペースのまま進み続ける
集団は67人
Kao池田選手やトヨタ服部選手も見え隠れする

15-16㎞が3分02秒と少し落ち着く
17㎞小森コーポ柴田選手が遅れる
2時間8分10秒でワイルドカードが獲得できる選手

他にも、小森コーポ橋本選手、コニカ宮下選手らが遅れだす

20㎞59分59秒で通過、先頭集団は56人
実力者の服部選手と九電工大塚選手がほぼ同じような位置

21㎞JFEスチール堤選手が後退、宮下選手と同じ位置
彼も2時間9分50秒程でワイルドカードが狙える人

22㎞1時間6分00秒ちょうど程
MGC出場権のある川内選手や東洋大柏選手らの集団内

少し向かい風で、僅かに小雨も降るコンディションに

23㎞、中大湯浅選手ら2名遅れる

25㎞ずっとPM引っ張っていたトヨタ太田選手が外れる
先頭集団は49名

給水はまだ大混雑、取るために止まった選手に接触しかけて
トヨタ西山選手が一瞬コースアウトする
他、川内選手が取れず、ゼネラルにするなどの動きも

27.7㎞折り返しで、初マラソンのヤクルト奈良選手が遅れだす

29㎞このコース最大の上りに差し掛かる
29.5㎞、旭化成大六野選手が集団の最後方に
2時間9分49秒以内でワイルドカードが手に入る選手

29.6㎞下りに入って川内選手が前に出てくる
30㎞1時間30分13秒で通過 PM離れる
先頭集団は42名に

川内選手、今回は給水確保
エリトリアのペセデ選手が先頭に出てくる
川内選手や、西鉄山口選手がピタリマーク

30.5㎞給水が終わって、川内選手が集団を引っ張る形
ここにきて1㎞3分05秒程にペースが落ちる

31.4㎞西山選手が先頭に、
31.8㎞今度は辻野選手が先頭に
さらに南アフリカのモコカ選手が先頭に立つ
他の海外招待の選手も前に出てくる

32.8㎞海外勢が上位、つくのは山口・川内選手あたりか
32-33km2分58秒にペースアップ

エチオピアのキロス選手が先頭に立つ
初マラソン2時間4分41秒ベストを出し、今回2回目

後方は、辻野選手や大阪府警谷原選手や
NDソフト竹内選手らワイルドカードでMGCを狙える選手が遅れる

34㎞、少し雪がちらつく展開

海外勢を中心に縦長の展開
35㎞1時間45分17秒
海外勢につくのは池田・西山・山口選手、
後方の集団に、JR東日本作田・大塚選手ら
服部選手はここについていけていない

36.3㎞西山選手が先頭に立って引っ張る
37㎞海外勢4名が出てきて、西山池田選手らが4位争い
その後ろに、大塚、中央発條吉岡選手ら
この1㎞2分55秒

37-38kmが2分50秒 かなり上がってきた
1位がキプランガット・シンバ・キロス選手、
4位にモコカ選手、5位に西山・池田・カマウ選手

残り2㎞2時間00分20秒程
1位3人に、18秒差で4位モコカ選手、5位争いはその8秒後ろ
13秒でケセテ大塚選手、9秒で吉岡選手、6秒で定方選手ら

5位争いの西山・池田選手が初マラソンで2時間6分台のペースをキープ
西山・カマウ選手に、池田選手が少し付けないか

先頭争いは、キプランガット・キロス選手の2名に絞られる
残り300mでも、まだ差がついていない

残り200mでキロス選手がスパート!単独先頭に
2時間6分m01秒の記録でキロス選手、2位キプランガット選手。
3位に、東京マラソン7位のシンバs年種
4位カマウ、5位モコカ、
6位西山選手が2時間6分46秒で初マラソン日本最高記録!!
続いて池田・大塚選手も2時間7分切り、MGC獲得
注目川内選手は2時間7分半ば、
服部選手は2時間9分40秒台でフィニッシュした。

上位結果

[全体の結果]

🥇H.キロス2時間6分01秒 エチオピア
🥈V.キプランガット2時間6分02秒 ウガンダ
🥉A.F.シンブ2時間6分18秒 タンザニア
4位C.K.カマウ2時間6分36秒 NTN
5位S.モコカ2時間6分42秒 南アフリカ
6位西山和弥2時間6分45秒 トヨタ自動車【初マラソン最高】【MGC出場権獲得】
7位池田耀平2時間6分53秒 Kao【MGC出場権獲得】
8位大塚祥平2時間6分57秒 九電工(既MGC)
9位ケセテ2時間7分06秒 エリトリア
10位定方俊樹2時間7分24秒 三菱重工(既MGC)

11位吉岡幸輝2時間7分28秒 中央発條【MGC出場権獲得】
12位川内優輝2時間7分35秒 あいおいニッセイ同和損保(既MGC)
13位作田将希2時間7分49秒 JR東日本【MGC出場権獲得】
14位E.ファニエル2時間7分53秒 イタリア
15位土井大輔2時間7分55秒 黒崎播磨【MGC出場権獲得】
16位O.シタシェン2時間7分57秒 モロッコ
17位小山裕太2時間7分57秒 トーエネック【MGC出場権獲得】
18位山口 武2時間7分58秒 西鉄(既MGC)
19位西 研人2時間8分11秒 大阪ガス
20位柏 優吾2時間8分11秒 東洋大(既MGC)

21位菊地駿弥2時間8分20秒 中国電力
22位A.デグ2時間8分28秒 エチオピア
23位畔上和弥2時間8分29秒 トヨタ自動車【MGC出場権獲得】
24位大崎 遼2時間8分30秒 小森コーポレーション
25位河合代二2時間8分32秒 トーエネック【MGC出場権獲得】
26位A.ランダッセム2時間8分32秒 スペイン
27位下田裕太2時間8分42秒 GMOインターネットグループ(既MGC)
28位竹内竜真2時間8分57秒 NDソフト
29位J.オロンバヤル2時間8分58秒 モンゴル
30位B.テシャガー2時間9分02秒 エチオピア

31位カリウキ サイモン2時間9分26秒 戸上電機製作所
32位大六野秀畝2時間9分26秒 旭化成【MGC出場権獲得】
33位辻野恭哉2時間9分39秒 NTN
34位服部勇馬2時間9分47秒 トヨタ自動車
35位飯田貴之2時間9分57秒 富士通
36位小野知大2時間10分15秒 旭化成
37位文元 慧2時間10分31秒 Kao
38位藤村共広2時間10分33秒 スズキ
39位大野陽人④2時間11分17秒 大東文化大
40位坂田昌駿2時間11分30秒 NTN

41位横田佳介2時間11分43秒 コモディイイダ
42位奈良凌介2時間11分48秒 ヤクルト
43位齋田直輝2時間12分07秒 NTN
44位谷原先嘉2時間12分37秒 大阪府警
45位福村拳太2時間13分01秒 砂山商事
46位熊代拓也2時間13分41秒 山陽特殊製鋼
47位宮下隼人2時間13分49秒 コニカミノルタ
48位堤 悠生2時間14分01秒 JFEスチール
49位橋本隆光2時間14分01秒 小森コーポレーション
50位櫻井亮也2時間14分27秒 JFEスチール

51位湯浅 仁③2時間15分12秒 中央大
52位C.ケイデン2時間15分13秒 ニュージーランド
53位角出龍哉2時間15分24秒 愛知製鋼
54位森井勇磨2時間15分44秒 京都陸協
55位辻村公佑2時間15分49秒 大阪ガス
56位比夫美将吾2時間15分57秒 大阪府警
57位長倉奨美2時間16分14秒 黒崎播磨
58位黒川翔矢2時間16分32秒 JR東日本
59位畑中大輝2時間16分35秒 中電工
60位國司寛人2時間16分43秒 旭化成

61位柴田拓真2時間17分13秒 小森コーポレーション
62位曽根雅文2時間17分33秒 JR東日本
63位日野志朗2時間17分37秒 RUN JOY
64位D.メンジーズ2時間17分41秒 オーストラリア
65位辻横浩輝2時間18分05秒 大阪ガス
66位薮下響大2時間18分33秒 大阪ガス
67位山地伸哉2時間18分48秒 旭ダイヤモンド
68位山本大貴2時間18分49秒 サンベルクス
69位B.ミッチェル2時間18分49秒 アメリカ
70位杉本和法2時間18分51秒 奈良陸協

71位池上秀志2時間18分52秒 京都陸協
72位菅井宏人2時間18分54秒 大阪陸協
73位秋澤啓尚2時間19分04秒 横須賀市陸協
74位吉野貴大2時間19分19秒 JR東日本
75位盛本聖也④2時間19分35秒 日本体育大
76位今井隆生2時間19分36秒 SSAC
77位早野吉信2時間19分39秒 飯伊陸協
78位辻川 諒2時間19分46秒 RFA Japan
79位平田 治2時間19分49秒 NARA-Xアスリーツ
80位服部翔大2時間20分25秒 日立物流
以上、80位以内
他、寺田夏生2時間27分07秒 JR東日本

駅伝ファンとしてコメント

初マラソンで2時間6分台!西山・池田選手快挙!
 ペースメーカーを務めたトヨタ太田選手が、ほぼ1㎞3分のペースで25㎞で刻み、この時点でまだまだ数十人の大集団で、記録ラッシュが期待される中、優勝選手、日本人トップ選手とも2時間6分台!しかも初マラソンが2名!

 トヨタ自動車の西山選手が2時間6分45秒と、昨年この大会でコニカミノルタ星選手が樹立した初マラソン日本最高記録を遥かに更新!素質が高い選手なのは、駅伝長距離ファン知るところでしたが、これだけ長い距離対応していたのはびっくり!

 東洋大の1年2年時に2年連続1区区間賞を獲得、でしたが3年時に故障、復帰がうまくいかず、中々本来の走りができないまま卒業。その後、トラックやNY駅伝6区などを走って、徐々に復調傾向にありましたが…、

 表面上の成績では分かりませんでしたが、マラソンの本格的な練習をされていましたね。一定のペースで走るレース展開だと、これまでも凄い爆発力を発揮する時がありましたが、マラソンでも物凄かった!終盤に先頭に出て引っ張った場面、本当に状態が良かったんだなと思います。

 不調の時期が長かったですが、耐え凌いだ時の、伸びは物凄かったですね!結果が出てよかった!勿論、MGC出場権獲得です。

 そして、Kao池田選手。初出場選手の中では、個人的には彼に一番注目していたのですよね。日体大時代に、豊富な練習量で伸びてきて、4年時華の2区で日本人トップの成績を残していました。

 実業団でも、じっくり成長していて、NY駅伝最長の4区で好成績を残すなど、長い距離で確実に成績を残していました。初マラソン挑戦という事で、非常に注目していました。

 終盤になって、日本人トップ争いまで上がってくるところ、勝負強いですね。最後は脚が限界だったようで、西山選手に後塵を拝したところ、悔やんでいましたが、まだまだ強くなっていきそうな選手です。楽しみなホープが出てきましたね。

九電工大塚・三菱重工定方選手ら、既MGC組も健闘
 そして、もう一人2時間7分を切ったのが九電工の大塚選手。東京マラソンの補欠となった実力者。今回のMGC出場権もすでに持っていましたが、ここにきて自己ベストを更新する2時間6分57秒!やはり実力者ですね。

 さらに三菱重工定方選手も安定した走りで2時間7分28秒。これに終盤まで食らいつく形となったプロランナーの川内選手も、自己ベストまで数秒に迫る2時間7分35秒、西鉄の山口選手は、一時日本人トップ争いに加わりながらの2時間7分58秒の18位、東洋柏選手は、途中で集団から遅れながら、2時間8分11秒と巻き返しました。

 こう見ると、MGC出場権を獲得している選手は、やはり再現性高い選手多いですね。マラソン代表で大事なのは、再現性。一回記録を出すのも名誉なんですが、日本代表で結果を出すのは、再現性が高い選手。

 MGCの仕組み自体が、一発屋を避けるためのシステムですが、うまく機能していると言えるのではないでしょうか。おそらく、MGC前最後のマラソンだと思いますが、プラスに繋がってることも多いと思います。MGCが楽しみになる面々ばかりです。

2時間8分切りでのワイルドカードも続出
 MGC出場権も、単に主要マラソン大会で上位に入るだけでなく、2時間8分切りすれば一発合格。もしくは2本以上マラソンを走り2時間10分平均で、MGC出場権獲得もあります。

 今回、2時間8分切りが続出!中央発條の吉岡選手が2時間7分28秒好走。昨年の今頃、いったん引退を表明していたのですが、また戻ってきた選手。マラソンで結果残しつつあった中でしたが、続けて良かったですね。

 また、以前に初マラソン日本最高を出したことのあるJR東日本の作田将選手も2時間7分49秒!再現性ということで、価値ある走りに。黒崎播磨の土井選手も、初マラソンで結果を出した選手ですが、今回2時間7分55秒と、記録を伸ばしてきました。やってきたことに自信深まっていくかな?

 それから、トーエネック小山選手が、ギリギリ2時間7分57秒で標準切。スピードランナーが多いチームですが、河合選手など前回MGC出場権を獲得した選手もいます。河合選手も平均で到達できたようで良かったです。チームとしても励みになりそうです。

トヨタ服部選手、完全復活とはいかず
 勿論、全員がうまくいったわけではなく、うまくいかなかった選手もいます。東京五輪代表だたトヨタ服部選手は、今回上位とはいきませんでした。

 35㎞付近では、後輩の東洋柏選手と一緒の集団にいたのですが、そのあたりから脚に痛みが走って、ペースダウンせざるを得なかったようです。

 東京五輪の、心身の疲労もようやく抜けて、充実した練習ができ始めていたところでしたので、何とか結果出てくれればと思っていましたが…。

 とはいえ、パリ五輪の道はまだ、あります。いずれまた元気な姿を見れると思います!

大学生は、大東大大野選手が健闘
 ここ最近は、大学生ランナーでも結果を残す選手が増えてきていますが、今回も何人か大学生ランナーが出場。今回一番良かったのは、大東大大野選手。

 大東大は、今年の箱根駅伝で4年ぶりの出場に沸きましたが、主将の選手。長いロードが得意な印象でしたが、それでもこの時点で2時間11分37秒はまずまず。真名子監督の想定より良かったそうです。

 また、昨年の東京マラソンで2時間15分台で走っていた中大湯浅選手も出走。今回は途中まで先頭集団に付いた中で、僅かながら自己ベスト更新。確実に成長しているのではないでしょうか。他、日体大盛本選手も2時間20分を切るなど、収穫があったようです。

Kao文元選手やJR東日本寺田選手が引退レース
 9年前の、90回大会で4年生、つまり同期の文元・寺田選手が、ついに引退レースだったそうですね。文元選手は、明大時代から1区に強い選手でしたが、最終学年は5区山登りで順位を上げたシーンもありました。

 引退レースでしたが、MGC出場権も視野に入れていたそうですね。結構終盤まで先頭集団に食らいついていたのが印象的でした。最後は、ゴール前一旦転倒するほど、すべて出し尽くしていました。2時間10分31秒の自己ベストで終えることができたのは、良かった、

 寺田選手は、87回大会のシード権争い上でのコース間違いがあまりにも有名ですね。巻き返して、國學院大当時の初シード権ゴールしたので、余計人気者になったところがあります。その後、5区や2区と難関区間を走り、順位を上げていたのも、印象居残っています。

 JR東日本に進んでからも、毎年NY駅伝に出場していた印象です。マラソンは結構年齢が上がってから出場し、2時間10分を切るところまで上がりましたが、ここで引退になりました。

 最後は万全ではなかったようで、5㎞で1㎞3分ペースの集団に付けず、苦悶の表情。それでも、何とか完走できたのはほっとします。有名人ですので、いずれまた元気な姿を見れるかもしれませんよ。