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【古豪復活?連覇?混戦!?】第100回箱根駅伝記念大会を今から展望してみる

箱根駅伝2023の余韻にひたりたいところですが、
次回の箱根駅伝2024が、第100回記念大会ということもあり、
早くも次はどこが制するのか、予想記事も出ていますが…

大混戦じゃないでしょうか?
現時点での本命・対抗を無理やり
あげられないことはないですが、
戦国駅伝になりそうな気がしています。

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【今から1年後】第100回箱根駅伝記念大会を今から展望してみる

今回の箱根駅伝の成績をみて、次の箱根駅伝で注目と思う
チームをいくつか紹介します。
自分の視点で

✅本命1校
✅対抗1校
✅ダークホース候補3校
✅復活を期す2校
✅予選会から1校
紹介します。

なお、箱根駅伝結果詳細はこちら

第99回箱根駅伝2023が終わりましたね。 【箱根駅伝】 陸上競技部が、1月2日(月)・3日(火)に開催された「第99回東京箱根間往...
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優勝候補本命:往路全員残る上位チーム

中央大学
1区4位溜池①282677
2区1位吉居③280390
3区1位中野③280086
4区5位吉居①280627
5区2位阿部②283018
9区6位湯浅③284781
補欠
大澤③291467
山平②285385
東海林②291541
白川①290420
佐藤①291180

園木③285235
伊東③285959
山口②291053

僅差の往路2位のメンバーが全員残る!
 次に向けて、非常に明るい未来、戦力が整いそうなのが、中央大。なぜかということ、今回往路2位のメンバーが残ります。

 勿論非常に強力で、2区3区で連続区間賞を獲得した3年生吉居大選手に中野選手が最終学年になるのですよね。トラックでは1万m28分一桁をマークしているうえで、そのスピードも往路で生かすことできているのですよね。

 吉居大選手は、序盤突っ込んで、中盤にペースを落とすなど、ペース配分あたりに気を配れば、日本人2人目の65分台も十分見えてきそうな印象。調子が良ければ、箱根2区は2回目の方がタイムが伸びるものです。目論見通り、今回以上の単独トップに立てれば、中野選手で広げられるリードも広がってくるでしょう。

 脇を固めていた1区溜池、4区吉居駿選手。2人はまだ1年生なんでうしょね。その中で、溜池選手は好スタートを切る区間4位、吉居駿選手は、連戦の中調子が下降気味、10㎞で脚が痙攣していた中で、区間5位にまとめています。もう逸材です。まだ成長途上ですし、来年には往路で稼ぐ存在になっているかもしれません。

 藤原監督は常々「吉居大選手が10人いれば、箱根駅伝で優勝できる。駒大・青学大にも勝てる」と話しています。往路平地だけでも、これに近くなってくるかもしれません。

 1区中野・吉居駿・溜池選手で最も調子のいい選手で、区間賞を獲得し、2区吉居大選手以降でさらに逃げていく差を広げていく…これで、強豪他校を力で捻じ伏せて山へ突入していく…この未来予想図もありえるわけです。というか、これだけ強いと三冠宣言してもおかしくないのでは??

 そして、5区山登り阿部選手の存在。前回、ルーキー時でほぼぶっつけで71分58秒の区間6位の好走。今年も候補に挙がっていましたが、一つ懸念がありました。5区山登りは2回目にタイムを落とすことがよくあること。きつさが分かっているのが、マイナスに働くことがあります。

 でしたが、そのジンクスは一蹴。先頭が見えていたこともあるでしょうが、往路優勝を目指して突っ込んでいき、70分36秒の区間2位で走り切っています。順調に成長すれば、他校に”山の神”が現れなければ、さらに差を広げられるということになるのでは…

復路は湯浅選手が残り、起用したい補欠メンバーはいる
 復路に関しては、残るメンバーは9区湯浅選手のみということで、育成が急務という事になりますかね。とはいえ、復路エース区間9区が残っているのは強みです。しかも、2年連続68分台なんですよね。

 前回は、前が見えている展開で、どんどん順位を上げていき、68分31秒の区間3位。今回は、やや前が離れているトップを追いかける難しい展開ながら、68分54秒の区間6位でまとめています。往路がうまくいって、トップできたなら、2年時のようにガンガンいけるはずです。

 残り4区間はこれからになりますが、補欠メンバーもまずまず充実しています。なんで走らなかったんだ!?というくらいハーフマラソンの実力のある2年山平選手がいますし、全日本駅伝6区出走を際どく争った東海林選手がいます。

 4年連続6区山下りを安定して走った選手が抜けるのは痛手ですが、3000m障害で関東IC入賞する脚力のある大澤選手がエントリーしていますので、ひとまず控えはいますかね。

 このほかにも今の1年生世代は逸材がいますし、スルスル伸びてきた白川選手も気になる存在。そして、高校駅伝で活躍したばかりの有力ルーキーたちもいます。エース級が揃った往路に、復路もある程度計算ができるようになっていても、おかしくはないはずです。

創立125周年、最多出場最多優勝校として
 ここは、プレッシャーになるかも…ですが、中央大は2024年で大学創立125周年になります。奇しくも、第100回箱根駅伝記念大会と重なるんですね。

 中央大は、箱根駅伝の歴史上では、最も名高い大学。次回の箱根駅伝で7年連続97度目の出場。これは最も出場回数が多い大学。優勝回数も14回と、最も多い優勝回数となっています。駒大や青学も、この回数には到達するには、まだまだ時間がかかるでしょう。それだけ抜きんでた存在です。

 一時、シード権落ちが続き、予選落ちした時期もありましたが、その時に就任した藤原監督を初め、選手たちも一丸となって、懸命に上がってきたところ。前回久々にシード権を獲得してから、強豪校へ流れがどんどん加速してきていると感じます。

 このあたりは、大学としても、藤原監督としても、何とか100回記念大会を優勝で飾りたい、ここは数年前から意識して、取り組んできたところ。98回でシード権を獲り、99回で表彰台、100回記念大会で総合優勝…。と取り組んできて、ここまでは青写真通りです。機運は、高まっているはずです。

今回が出来過ぎが懸念材料ですが…
 懸念材料がここ。駒大・青学大など、多くの有力校が、12月に入り新型コロナ感染など、体調不良になったり、故障者が出てしまっています。

 優勝した駒大も例外ではなく、2区出走者が12月上旬に新型コロナ感染、また2冠に大きく貢献した2選手が、年末に胃腸炎にかかり走れていません。青学大も、年末に故障者や体調不良者が相次ぎ、5区が3番手、6区が4番手の選手が走ることになり、ここで大差を付けられてしまいました。

 中央大は、今回本当に、理想に近いオーダーが組めて、直前の体調不良者もあまりなかったのですよね。そのうえで、駒大を抜き返せなかった。青学大には平地8区間では負けています。もしかすると、全日本駅伝で調子が合わず、試合出場を控えたりしたのが、今回うまくいったのかなとも思ってしまったり…。

 とはいえ、もう一つ思うことがあり、駒大は三冠宣言、青学大は連覇と早くから公言していたのに対して、中央大は総合3位以内が目標としていました。このあたりの差もあったのかなと思います。

 おそらく、次年度は優勝を目指していくと思いますので、そのあたり言動を整えていけるかが勝負なのかなと思います。

優勝候補対抗:対抗にしては強すぎる!?

駒澤大学
在校生メンバー
3区2位篠原②284113
4区3位鈴木③274168
5区4位山川①
6区1位伊藤①282815
7区5位安原③290888
8区4位赤星③half6226
10区2位青柿③282042

補欠・他
花尾③282982
吉本②290871
金子③292962
帰山①291899
佐藤①5千132291

唐澤③282052
白鳥③281486
赤津③283064

1区2区は抜けるも、豪華メンバー
 対抗…にしては強すぎるのですけどね。今年大学駅伝3冠を達成した駒澤大を対抗とします。1区2区が創業しますが、優勝メンバーが7人残る。他にも駅伝経験者は多くいますので、それを入れると10人以上の経験者が残っています。

 今年になって復活を遂げた鈴木選手ら3年生のメンバーが、4年生になるのは心強い。鈴木選手がこのまま順調に練習を積めれば、往路のエース区間を十二分に担えますし、今回欠場した花尾選手は、全日本アンカーで区間賞を獲れる選手、

 これに今回復路を担った安原・赤星・青柿選手ら、トップを安定した走った選手。前回5区山登りを71分台で走っている金子選手がいます。故障が長いですが、1区経験者の唐澤・白鳥選手、トラックのタイムは主力級の赤津選手ら、豪華メンバーが並んでいます。

 2年にも、既に往路を担当できるほど、仕上がってきている篠原選手がいますし、十分に2年連続3冠を宣言できるほどではないでしょうか。

山コンビを含めた現1年生も強い
 そして、今の1年生が凄いですよね。大学駅伝3冠を目指した中で、5区山登りと6区山下りが、どちらも1年生を起用。それも山川選手が、トップで襷を受け取り、70分台の好走で逃げ切って優勝。

 さらに、中央大が、攻め区間としていた6区で、伊藤選手がチーム唯一の区間賞を獲得!駒大の優勝ムードを一気に高めています。夏に充実した練習を踏めたそうですが、それにしても、この成長速度は本当にすごいものがあります。

 今回胃腸炎で出場が叶わなかった佐藤選手を含めて、この世代も非常に力があり、強力です。山川・伊藤選手は平地の走力もついたので、次回山である必要もないですし、本来、中距離佐藤選手も7区なら十分出走できた状態です。この世代も強力ですよ。

2区の穴と、4年生中心のチーム
 懸念点は、やはりまずは田澤選手の穴。田澤選手は本当にエース区間で、区間賞やそれ以上の活躍をしていました。不調でも、それを感じさせずに、走ってチームの流れを作っていました。彼がいなくなるのは、どうしても影響は出てくるとは思います。確実にトップを立てるシーンが僅かに減るかな?

 そのうえで、今年にかけたところ。4年生世代は、大八木監督の有終の美の為にと懸命だったと思いますし、3年生以下は田澤世代の為にと、一丸となって戦っていました。出雲・全日本圧勝。箱根は多少アクシデントには同時ませんでした。もう一度、チームとして”溜め”ができるかどうか。

 そして、意外と4年生中心のチームが勝てない場合がある…というところでしょうか。95回5連覇を狙った青学大、96回大会では黄金世代東海大が勝ち切れず…といった例。今回の青学大も4年生中心ながら連覇。青学大は、4年生レギュラー安泰で、下級生が停滞ムードだったことが上がってますが、ちょっと謎の現象なんですよねー…。

 なんとなくプレッシャーがかかるのかなと思ってます。このあたりは元気な今の1年生世代がいますので、いい意味で突き破ってくる選手が出てくれば、前年の三冠とか関係なく、いい競争が生まれて、結局駒大が本命になっているかもしれません。

優勝候補になりうるダークホース

 前年、1位青学大と2位以下のチームとの差は10分以上。でしたが、青学大が崩れた面もありましたが、最終的に別のチーム駒大がとんでもない強さで制しました。

 今回は1位駒大と3位以下は7分~8分台の差。そう考えると、普通に逆転が起こってもおかしくはありません。下級生の活躍がかなり目立ったなというチームを見てみます。

國學院大學
1区12位青木①5千134861
2区7位平林②281216
3区5位山本②284159
5区7位伊地知③282995
7区6位上原①5千135684
8区13位高山①293931
10区4位佐藤②half6312
補欠
鶴②290753
木村②291784
瀬尾③291324
嘉数①285844

故障者多くも…下級生の頑張りで総合4位
 國學院大は、主力選手に故障者が出て、特に4年生エース選手が欠場に追い込まれました。2区平林5区伊地知選手といった主力選手の故障明けだったそうです。そんな中で、往路4位、復路も激戦の中総合4位に食い込んできました。

 復路では、初出走の選手が奮闘。7区でルーキー上原選手が区間6位ながら総合3位に浮上、8区はルーキー同士のリレーでしたが、ここも高山選手が総合3位をキープしました。さらに10区では、30日に出走することが決まった2年佐藤選手が区間4位快走!高校時代からロードに強いと言われていまいしたが、それにしても7位から4位浮上は驚きでした。

 この佐藤選手を、5区山登りに推す声もありますが、もし可能なら、伊地知選手をもう一度平地に回すことができます。現状では卒業生が抜ける4区か。平林選手も伸びていますし、1区青木選手に、3区は2年連続区間上位の山本選手がいます。

 今回走っていない選手でも、上尾ハーフ62分少しの鶴選手に、山下りの候補だったのではと言われている1万m28分台の嘉数選手ら、主力に走力は近いだろう選手はいますので、十分に優勝候補になっていく素質はあるのではないでしょうか。

早稲田大
1区14位間瀬田①291346
2区10位石塚②283653
4区6位佐藤③135996
5区6位伊藤②5千133570
6区3位北村③290051
8区10位伊福②half6250
9区9位菖蒲③285810
10区10位菅野②301919
補欠
辻③285474
諸冨②5千140720
山口①5千133516
宮岡①5千141695
須山①5千141533

長い距離・ロードの安定感が徐々に増しつつあるチーム
 早稲田もいいチームになってきていますね。花田監督になってから、スピードランナーが、泥臭い走り込みを、しっかり行う風土が出来てきています。そしてやはり、箱根予選・全日本駅伝・箱根駅伝と、じわじわと強さと安定感がついてきている感じがします。

 箱根路は、監督がこだわった1区間瀬田選手が、何とか14位。2区石塚選手は、エースが遠ざかる難しい状況の中、区間10位。3区の4年生の選手で上位に上がると、4区佐藤5区伊藤選手が上位をキープ。あとは本当に安定し走り。全体的に、中間走が素晴らしく、かなり安心して見れる感じでした。

 スピードランナーの勝負選手もしっかり9区を走り切り、8区伊福10区菅野選手の一般入試組も、2年生ながら区間中位にまとめました。北村選手の山下りも、もう一年健在です。

 スポーツ推薦枠が少ないので、選手層は薄いですが、卒業生は2人。今回走っていないメンバーで、往路は山口選手、復路は辻選手で埋まります。主力が万全なら、非常に面白いチームになるのではないでしょうか。

城西大学
1区11位野村③285448
2区15位斎藤①283790
3区11位キムタイ①283574
4区18位鈴木①295799
5区1位山本唯③282521
6区15位大沼①301854
7区9位林②292631
8区14位桜井①293820
9区8位平林②285748
10区6位山中③285770
補欠
中田③294036
山本樹③295416
久保出②294864

 2年ぶりの出場で、5年ぶりシード権を獲得した城西大。学年攻勢を見てさらにびっくりで、なんと4年生は出場ゼロ!しかも1年生5名起用しての、執念のシード権獲得。こんなこといまだかつてありましたかね?

 特に往路2区3区4区と斎藤・キムタイ・鈴木選手は、順調に練習を積むことができれば、間違いなくパワーアップして戻ってくるはず。こうなると、5区区間記録保持者”山の妖精”山本唯選手を、シード権獲得のためではなく、上位進出のための起用となりますね。

 もしくは、山本唯選手を平地2区で起用して、区間記録保持者よりも上りが得意な斎藤選手を5区に回していくか…。来年しかできないオーダーだと思います。

 復路は、6区と8区何とか1年生が耐えましたし、既に1万m28分台の平林選手が9区で、スピードランナーの林選手が7区で見事に通用しました。野村・山中選手と言った3年生も順調で、ここにきて山本樹選手も復調傾向です。過去最高6位の城西大ですが、大きく超えてきてもおかしくないでしょう。

上位常連チームの意地

 大学生は4年間、毎年チームが入れ替わるので、上位を維持するのは並大抵のことではないのですが、変わらず優勝候補・上位候補にあり続けている大学もあります。その2校をみてみます。

青山学院大学
4区2位太田②283217
7区7位佐藤③285056
8区5位田中②283560

補欠・他
若林②282571
黒田①283362
荒巻①283751
塩出①292583

小原③282897
山内③283412
志貴③285056
池田③285799
野村②5千134883
鶴川②5千144396

 うち、1校は勿論青山学院大になります。91回大会で優勝して以降、優勝候補に上がらなかった年はありません。今年も、山でバタバタしましたが、平地8区間は、ほぼ優勝チームに匹敵する強さを見せています。

 次年度を見ると、さすがに卒業生の穴が大きい。4年生が7名も出走していますので…。とはいえ、4区で太田選手が往路で2年連続で区間2位、この調子なら次は彼が2区かな?力は出せませんでした、7区佐藤8区田中選手ももっと走れる選手です。

 また、今回故障などもあて、出場できなかった選手も多かったのですよね。前回1区好走の志貴選手に、5区”若乃神”になる予定だった若林選手がいます。そして1万m28分30秒台を早くも出して、山登り争った黒田選手も、今後注目の存在です。同学年の荒巻選手らも黙っていないでしょう。

 それから現2年生が上がってくかどうかに注目。高校時代の実績が、凄く注目を浴びた世代で、太田選手らが出てきていますが、鶴川・野村選手らが足踏み状態なんですよね。多分、今の4年生を倒そうとして練習過多になった…と想像しています。この世代が、本来の走りができれば、自然に優勝候補に挙がってくるはず。彼らがのびのび走れればと思います。

東洋大学
2区19位石田②283750
3区9位小林②292722
6区13位西村①290395
7区15位佐藤③284954
9区4位梅崎②291870
補欠
熊崎③283636
九嶋③284560
村上③290776
網本①290308
十文字③291351

緒方①283667
松山③284217

 そして、東洋大ですね。2区途中で最下位争いをしながら、巻き返してきたのは、本当に意地だったと思います。3区で新戦力小林選手が区間9位好走で追い上げムードを作り、往路11位。予定の選手が入れなかった6区7区でモタつきましたが、8区木本選手区間賞、9区ロード得意な梅崎選手が区間4位で一気に区間賞突入は、本来はシード権争いのチームではないなと感じさせました。

 今回は本当に故障者に泣きました。エースの松山選手が、故障からの復帰途上の12月上旬にインフルエンザに罹り、エントリー漏れ。さらに、1万m持ちタイムワンツーの3年熊崎・1年緒方選手が走ることができませんでした。

 さらに駅伝安定の九嶋選手も走れず、そして代わりに2区を走った石田選手も10日前に体調不良になりながらも、走らざるを得ず…今回は本当に核となるだろう選手を、何人も欠いているのですよね。故障者はちょっと多めのチームですが、今回は相当に苦しかったと思います。次年度は、浮上するしかないですね。

予選会からのジャンプアップ候補

 予選チームのレベルも毎年上がってきています。シード権及ばなかったチームも、随所でらしさを見せていました。甲乙つけがたいのですが、そんな中で、学年構成上絶対に注目するべきチームがありましたので、紹介します。

立教大学
1区18位林②285590
2区18位國安①285380
3区16位関口③2822924
4区16位馬場①290169
5区20位相澤①301795

6区14位内田③294638
7区14位服部③292288
8区15位山本②284506
9区12位中山③285052
10区15位安藤②291326
補欠
岸本③294362
後藤②291330
永井①292265
山口②293536
稲塚②294664
中田②300841

忠内③293478

 55年ぶり出場して、総合18位だった立教大。とはいえ、本格強化世代が3年生以下ということもあり、今回の出場は全て3年生から。区間最下位は、明らかに準備不足だった5区山登り以外、全体的にはもう少しだったのですよね。

 重要区間の2区4区に國安・馬場選手といった有力ルーキーが走り、大きくは他校のエースとは負けない区間18位と16位にまとめました。復路も6区山下り内田選手が区間14位まずまずで走ると、中山・服部選手ら実力者が、区間中位でまとめ切りました。補欠にも後藤・永井選手ら実力者もいましたし、少しずつ選手層も厚くなってきているのですよね。

 来期は、強化世代が4年目になるので、勝負年。本来は次に出場をかけたわけですが、予選通過は必要ですが、シード権に向けて勝負をかける年にできるのではないでしょうか。関口・林選手に、先の國安選手ら、全体的にもう少しずつだったと思います。彼らが力を付ければ、平地は間違いなく戦えます。

 5区山登りだけは、もっと高い走力のある選手からの選出など、対策が必要ですが、成長がうまくいけば、十分上位校とも引けを取らない総合力になっていると思います。

まとめ

優勝候補本命:中央大学
対抗:駒澤大学
ダークホース:國學院・早大・城西大
上位常連:東洋大・青山学院大
予選会から:立教大

 今現時点での予想はこのようになります。非常に悩みますが、往路全員残り、全員が高いレベルではしている中央大を本命予想とします。往路を序盤から圧倒して、そのまま逃げ切ることは充分に考えられます。

 これにエース選手は卒業しますが、圧倒的に選手層が厚く、結局本命になるかもしれない駒澤大を対抗予想とします。この他にも、上場連の青学大・東洋大も黙っていないでしょうし、101回大会での優勝を視野に入れているらしい國學院大の動向、早大OBが引っ張ってるチームも面白いですね。

 そして、予選会からは立教大も注目と、いっておきます。今の段階では早いのは承知ですが、あえてガヤガヤ言ってみました。ありがとうございます。