第99回箱根駅伝2023が終わりましたね。
近年稀に見る激しい優勝・上位争いだったと思います。余韻に浸りながら、少しずつ整理していきます。
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順位 | 総合成績 | 往路成績 | 復路成績 |
🥇位 | 駒澤大10:47:11 | 駒澤大5:23:10 | 駒澤大5:24:01 |
🥈位 | 中央大+1分42秒 | 中央大+30秒 | 中央大+1分12秒 |
🥉位 | 青学大+7分14秒 | 青学大+2分03秒 | 法政大+2分34秒 |
4位 | 國學院+7分50秒 | 國學院+4分00秒 | 創価大+2分39秒 |
5位 | 順天堂+8分07秒 | 早稲田+4分23秒 | 順天堂+3分36秒 |
6位 | 早稲田+8分10秒 | 順天堂+4分31秒 | 東洋大+3分43秒 |
7位 | 法政大+8分17秒 | 東国大+4分39秒 | 早稲田+3分47秒 |
8位 | 創価大+8分44秒 | 法政大+5分43秒 | 國學院+3分50秒 |
9位 | 城西大+11分11秒 | 城西大+5分58秒 | 青学大+5分11秒 |
10位 | 東洋大+11分15秒 | 創価大+6分05秒 | 城西大+5分13秒 |
11位 | 東国大+12分47秒 | 東洋大+7分32秒 | 日体大+5分58秒 |
12位 | 明治大+14分26秒 | 明治大+8分19秒 | 大東大+6分06秒 |
13位 | 帝京大+16分18秒 | 東海大+8分30秒 | 明治大+6分07秒 |
14位 | 山学大+16分51秒 | 帝京大+9分10秒 | 山学大+6分22秒 |
15位 | 東海大+18分51秒 | 国士大+10分06秒 | 帝京大+7分08秒 |
16位 | 大東大+18分57秒 | 山学大+10分29秒 | 立教大+7分46秒 |
17位 | 日体大+19分21秒 | 大東大+12分51秒 | 東国大+8分08秒 |
18位 | 立教大+23分27秒 | 日体大+13分23秒 | 東海大+10分21秒 |
19位 | 国士大+26分45秒 | 専修大+15分25秒 | 国士大+16分39秒 |
20位 | 専修大+32分17秒 | 立教大+15分41秒 | 専修大+16分52秒 |
OP | 連合+30分02秒 | 連合+13分42秒 | 連合+16分20秒 |
最終的に、駒大と中大の2強の様相になりました。その中で、1年間3冠を目指して取り組んできた駒澤大が、少しずつ差をつけていき、総合優勝に至ったと思います。気が付けば、往復完全制覇でしたね。
総合成績は、テレビでご覧の通りですが、復路に関しては、青学大にブレーキがあったこともあり大混戦。法政大と創価大が、駒大と2分30秒台の差に留めての復路3位と4位でした。逆転シード権を獲得した東洋大が6位とやはり追い上げていました。
また、8位の國學院までが4分以内、14位山学大までが7分以内にはいった一方で、3チームが16分以上離れてしまった形。ある程度流れに乗って行けたチームと、そうでなかった・コンディション作りに苦労したチームと差があった復路でした。
🥇1位駒澤大学10時間47分11秒
区間 | 区間順位 | 名前学年 | 区間タイム | 通過順位 | トップ差 |
1区(21.3㎞) | 🥈位 | 円 健介④ | 62分53秒 | 2位 | 0:09 |
2区(23.1㎞) | 🥉位 | 田澤 廉④ | 66分34秒 | 2位 | 0:03 |
3区(21.4㎞) | 🥈位 | 篠原倖太朗② | 61分58秒 | 2位 | 0:10 |
4区(20.9㎞) | 🥉位 | 鈴木芽吹③ | 61分00秒 | 1位 | -0:01 |
5区(20.8㎞) | 4位 | 山川拓馬① | 70分45秒 | 1位 | -0:30 |
6区(20.8㎞) | 🥇位 | 伊藤蒼唯① | 58分22秒 | 1位 | -0:47 |
7区(21.3㎞) | 5位 | 安原太陽③ | 63分18秒 | 1位 | -0:44 |
8区(21.4㎞) | 4位 | 赤星雄斗③ | 64分37秒 | 1位 | -1:05 |
9区(23.1㎞) | 🥉位 | 山野 力④ | 68分26秒 | 1位 | -1:33 |
10区(23.0㎞) | 🥈位 | 青柿 響③ | 69分18秒 | 1位 | -1:42 |
総合優勝した駒澤大も、楽ではありませんでした。エース田澤選手が12月上旬に新型コロナに感染してギリギリ状態で2区、さらに出雲・全日本駅伝で優勝に貢献した佐藤・花尾選手が胃腸炎にかかり、起用できなかった中で迎えた箱根路でした。
それでも1区円選手が、ビルドアップとなった大集団で2位で襷リレー、田澤選手は意地で単独トップに立つ場面を作り、トップと3秒差で3区に繋ぎます。3区篠原選手は青学大との2位争いを制して襷リレーします。
ここからが強かった。4区復活の鈴木選手が、中大を競り落とし、再び追いついてきた青学大と鍔迫り合いを繰り広げます。そして1年生でカバーすることになった山区間。5区山川選手が区間4位ながら70分台で走り切り往路優勝!6区は気温が低く全体的に伸び悩む中、58分22秒の1年生歴代トップのタイムで区間賞!
ともに夏に充実した練習ができたという1年生2人、2位中大の追い上げの流れを封じました。そして7区安原・8区赤星選手がじわじわと差を広げると、連続して同区間となった山野・青柿選手が、区間3位と区間2位の高順位で推移。見事、往路・復路含めて完全優勝で飾りました。
昔は、部員たちに対しては”絶対”の存在だった大八木監督が、部員たちの目線に降りて”お父さん”的な存在になり、指導法が今よりになったこと。また、”モノが違う”という田澤選手の入部も、指導のモチベーションのアップに繋がったそうです。この3冠で勇退し、藤田新監督に今後を託されます。
2年ぶり8度目の総合優勝&史上5校目の大学駅伝3冠達成!おめでとうございます!!
🥈2位中央大学10時間48分53秒
区間 | 区間順位 | 名前学年 | 区間タイム | 通過順位 | トップ差 |
1区(21.3㎞) | 4位 | 溜池一太① | 63分02秒 | 4位 | 0:18 |
2区(23.1㎞) | 🥇位 | 吉居大和③ | 66分22秒 | 1位 | -0:03 |
3区(21.4㎞) | 🥇位 | 中野翔太③ | 61分51秒 | 1位 | -0:10 |
4区(20.9㎞) | 5位 | 吉居駿恭① | 61分49秒 | 3位 | 0:39 |
5区(20.8㎞) | 🥉位 | 阿部陽樹② | 70分36秒 | 2位 | 0:30 |
6区(20.8㎞) | 🥈位 | 若林陽大④ | 58分39秒 | 2位 | 0:47 |
7区(21.3㎞) | 4位 | 千守倫央④ | 63分15秒 | 2位 | 0:44 |
8区(21.4㎞) | 7位 | 中澤雄大④ | 64分58秒 | 2位 | 1:05 |
9区(23.1㎞) | 6位 | 湯浅 仁③ | 68分54秒 | 2位 | 1:33 |
10区(23.0㎞) | 🥉位 | 助川拓海④ | 69分27秒 | 2位 | 1:42 |
見事な継走で、シード権復活2年目で、優勝争いに激しく加わりましたね!1区溜池選手が、監督の想定を上回る区間4位で滑り出すと、2区抜擢されたエース吉居大選手が大激走!一気に、圧倒的なスピードでトップを奪うと、途中で一旦譲るも、最後のスパート争いで、再びトップへ!まさかの区間賞で、チームをトップに引き上げました。
3区は、同じく2区を準備していた中野選手が、安定した走りで連続区間賞。2区3区連続区間賞は凄いですね。4区吉居駿選手が、10㎞から脚を痙攣して後退したものの、トップと39秒差。5区阿部選手が、青学大を交わして、駒大に一時10秒差まで追い上げる激走を見せ、最終的に30秒差の往路2位。
4年連続6区若林選手と、スピードある7区千守選手で、そして前回好走の中澤・湯浅選手で、県目に追い上げにかかりますが、結果的に少しずつ差を広げられていきましたね。藤原監督が、”年間優勝を目指していたチームとの差が出た”と話されたシーン。アンカー助川選手が、区間3位で有終の美を飾って総合2位!名門復活が、見えるゴールでした。
🥉3位青山学院大学10時間54分25秒
区間 | 区間順位 | 名前学年 | 区間タイム | 通過順位 | トップ差 |
1区(21.3㎞) | 7位 | 目片将大④ | 63分04秒 | 7位 | 0:20 |
2区(23.1㎞) | 🥈位 | 近藤幸太郎④ | 66分24秒 | 3位 | 0:04 |
3区(21.4㎞) | 8位 | 横田俊吾④ | 62分23秒 | 3位 | 0:36 |
4区(20.9㎞) | 🥈位 | 太田蒼生② | 60分35秒 | 2位 | 0:01 |
5区(20.8㎞) | 9位 | 脇田幸太朗④ | 72分47秒 | 3位 | 2:03 |
6区(20.8㎞) | 20位 | 西川魁星④ | 63分23秒 | 7位 | 7:04 |
7区(21.3㎞) | 7位 | 佐藤一世③ | 63分33秒 | 8位 | 7:19 |
8区(21.4㎞) | 5位 | 田中悠登② | 64分50秒 | 8位 | 7:32 |
9区(23.1㎞) | 🥇位 | 岸本大紀④ | 67分27秒 | 3位 | 6:33 |
10区(23.0㎞) | 7位 | 中倉啓敦④ | 69分59秒 | 3位 | 7:14 |
”人生には、上り坂、下り坂、まさか”がある…連覇を目指した青学大ですが、言葉通りになってしまいました。途中までは凄かった、1区目片選手から7位でタスキを受けた2区エース近藤選手が、区間2位の走り!終盤に先頭に迫って、トップと4秒差の3位中継します。
3区横田選手がややもたつきましたが、4区に入った”駅伝男”という太田選手が、日本人トップとなる60分35秒の区間2位好走で、先頭にほぼ追い付きました。でしたが、5区脇田選手が区間9位で2分、6区西川選手が区間最下位で5分、山で計7分差を付けられ、最終的なトップとの差もほぼ7分。ここで差を付けられました。
とはいえ、5区争っていた黒田選手が1週間前に怪我、若林選手が元旦に発熱、6区予定だった脇田選手が急遽5区へ。山下り実質4番手(野村・山内・脇田選手に次ぐ)だった西川選手にも、かなりプレッシャーがかかる状態だったようで…、青学大にまさかが待っていました。
そんな中でも総合3位。7区佐藤・8区田中選手がもがいていて、この時点で総合8位。それをひっくり返したのが、9区に入ったもう一人の”駅伝男”岸本選手。5人の3位集団をまとめて交わしていき、区間記録にも僅かに迫る67分27秒の区間賞!10区中倉選手が逃げ切って総合3位は確保。前回王者の意地は見せましたね
4位國學院大學10時間55分01秒
区間 | 区間順位 | 名前学年 | 区間タイム | 通過順位 | トップ差 |
1区(21.3㎞) | 12位 | 青木瑠郁① | 63分16秒 | 12位 | 0:32 |
2区(23.1㎞) | 7位 | 平林清澄② | 67分32秒 | 6位 | 1:24 |
3区(21.4㎞) | 5位 | 山本歩夢② | 62分07秒 | 4位 | 1:40 |
4区(20.9㎞) | 4位 | 藤本 竜④ | 61分48秒 | 5位 | 2:18 |
5区(20.8㎞) | 7位 | 伊地知賢造③ | 72分27秒 | 4位 | 4:00 |
6区(20.8㎞) | 12位 | 島崎慎愛④ | 59分59秒 | 4位 | 5:37 |
7区(21.3㎞) | 6位 | 上原琉翔① | 63分21秒 | 3位 | 5:40 |
8区(21.4㎞) | 13位 | 高山豪起① | 65分32秒 | 3位 | 6:35 |
9区(23.1㎞) | 10位 | 坂本健悟④ | 69分14秒 | 7位 | 7:23 |
10区(23.0㎞) | 4位 | 佐藤快成② | 69分45秒 | 4位 | 7:50 |
國學院大もいくつかアクシデントがあった中なんですよね。11月中旬に伊地知選手が故障し、ぶっつけの箱根5区。さらに、エース中西選手が12月中旬に右アキレスけんを痛め、前日に欠場が決定。これまですべての三大駅伝に出場していただけに最後走れないのはチームも本人も痛い…。往路当日には、9区予定坂本選手が痙攣で倒れるなど、様々なことがありましたが、チームは結束しました。
1区青木選手が12位でスタート、2区平林選手が区間7位ながら6人抜きで6位に進出。2年連続3区山本選手が4位に進出、急遽4区出走となった藤本選手が区間4位でまとめますが、トップとは2分以上の差に。優勝はきつくなってきました。それでも、ぶっつけで5区となった伊地知選手が、往路4位で飛び込みました。
復路は、6区島崎選手が最低限の走りでまとめると、7区上原8区高山選手のルーキー2名が、総合3位の位置を突っ走ります。新戦力が躍動します。9区混戦の中坂本選手が7位に落としますが、アンカー当日変更で入った佐藤選手が区間4位好走。3人抜きで総合4位に進出!若い選手が多くなった中、上位に留まったのは、価値が高いです。
5位順天堂大学10時間55分18秒
区間 | 区間順位 | 名前学年 | 区間タイム | 通過順位 | トップ差 |
1区(21.3㎞) | 6位 | 野村優作④ | 63分03秒 | 6位 | 0:19 |
2区(23.1㎞) | 12位 | 三浦龍司③ | 68分11秒 | 9位 | 1:50 |
3区(21.4㎞) | 7位 | 伊豫田達弥④ | 62分22秒 | 8位 | 2:21 |
4区(20.9㎞) | 15位 | 石井一希③ | 63分46秒 | 11位 | 4:57 |
5区(20.8㎞) | 🥈位 | 四釜峻佑④ | 70分19秒 | 6位 | 4:31 |
6区(20.8㎞) | 17位 | 村尾雄己① | 61分15秒 | 8位 | 7:24 |
7区(21.3㎞) | 🥉位 | 浅井皓貴② | 63分04秒 | 7位 | 7:10 |
8区(21.4㎞) | 🥉位 | 平 駿介④ | 64分17秒 | 6位 | 6:50 |
9区(23.1㎞) | 16位 | 藤原優希③ | 70分19秒 | 8位 | 8:43 |
10区(23.0㎞) | 🥇位 | 西澤侑真④ | 68分42秒 | 5位 | 8:07 |
順天堂大も、優勝候補に一角として臨みました。1区野村選手が区間6位とまずまずの位置でスタート、2区三浦選手が区間12位となりますが、一桁順位をキープします。前回躍進した3区4区で一気に上位を狙いたかったですが、伊豫田選手が区間7位、石井選手がまさかの区間15位失速で、一旦11位に落とします。
ここで救世主となったのが5区四釜選手。定点を通過するごとに、じわじわ順位を上げていくと、往路6位。しかも70分19秒と区間記録を上回っての区間2位。上位を狙える位置に戻します。
復路は6区でやや躓きますが、7区初駅伝の浅井選手が区間3位好走、さらに自信を持って8区エントリーされた平選手が、区間賞まであと1秒での区間3位の好成績で、3位が見える6位まで浮上。
9区藤原選手が足踏みして8位となりますが、10区西澤主将が躍進。じわじわ追い上げると、残り5㎞で一気に3人抜き!唯一68分台の好タイムで区間賞!序盤もたつくも、見事後半に上げてきて、上位に入り込みました。
6位早稲田大学10時間55分21秒
区間 | 区間順位 | 名前学年 | 区間タイム | 通過順位 | トップ差 |
1区(21.3㎞) | 14位 | 間瀬田純平① | 63分23秒 | 14位 | 0:39 |
2区(23.1㎞) | 10位 | 石塚陽士② | 68分05秒 | 14位 | 2:04 |
3区(21.4㎞) | 🥈位 | 井川龍人④ | 61分58秒 | 5位 | 2:11 |
4区(20.9㎞) | 6位 | 佐藤航希③ | 62分18秒 | 6位 | 3:19 |
5区(20.8㎞) | 6位 | 伊藤大志② | 71分49秒 | 5位 | 4:23 |
6区(20.8㎞) | 🥉位 | 北村 光③ | 58分58秒 | 3位 | 4:59 |
7区(21.3㎞) | 12位 | 鈴木創士④ | 64分12秒 | 4位 | 5:53 |
8区(21.4㎞) | 10位 | 伊福陽太② | 65分20秒 | 4位 | 6:36 |
9区(23.1㎞) | 9位 | 菖蒲敦司③ | 69分12秒 | 6位 | 7:22 |
10区(23.0㎞) | 10位 | 菅野雄太② | 70分06秒 | 6位 | 8:10 |
予選会校では、早大が最上位となりましたね。1区2区に若い間瀬田・石塚選手が何とか食らいついてこの時点で14位。ただ、前とは差が開いていませんでした。3区希望していた4年井川選手が躍進!どんどん順位を上げていき、9人抜きで5位まで躍進!区間賞まで8秒差の、区間2位61分58秒好走で、一気にチームを流れに乗せます。
4区佐藤5区伊藤選手も、連続して区間6位の好走、他校の追い上げを凌いで往路5位でゴールします。そして、一番のアドバンテージになると言われていた6区北村選手が、58分台の区間3位の好走。青学大などを交わして3位まで浮上、ここが一番のハイライトになりましたね。
3度目の7区となった鈴木選手が、状態が上がらない中区間12位踏みとどまると、8区伊福9区菖蒲10区菅野選手と、初箱根路出走の選手が、区間中位と堅実なリレー。9区途中まで3位集団に加わる健闘の中、総合6位でゴールイン。各区安定した走りで、名門復活の第一歩となったでしょうか。
7位法政大学10時間55分28秒
区間 | 区間順位 | 名前学年 | 区間タイム | 通過順位 | トップ差 |
1区(21.3㎞) | 🥉位 | 松永 怜③ | 63分00秒 | 3位 | 0:16 |
2区(23.1㎞) | 8位 | 内田隼太④ | 67分53秒 | 7位 | 1:29 |
3区(21.4㎞) | 13位 | 川上有生④ | 62分52秒 | 10位 | 2:30 |
4区(20.9㎞) | 7位 | 扇 育④ | 62分19秒 | 8位 | 3:39 |
5区(20.8㎞) | 10位 | 細迫海気③ | 72分49秒 | 8位 | 5:43 |
6区(20.8㎞) | 5位 | 武田和馬② | 59分18秒 | 5位 | 6:39 |
7区(21.3㎞) | 8位 | 宮岡幸大② | 63分46秒 | 6位 | 7:07 |
8区(21.4㎞) | 🥇位 | 宗像直輝③ | 64分16秒 | 5位 | 6:46 |
9区(23.1㎞) | 5位 | 中園慎太郎④ | 68分46秒 | 5位 | 7:06 |
10区(23.0㎞) | 13位 | 高須賀大勢③ | 70分29秒 | 7位 | 8:17 |
ほぼ100点のレースとなった法政大。1区松永選手が区間3位好スタート!六郷橋で遅れたように見えましたが、凄い粘りでした。2区内田選手も他校のエースと勝負しながら67分台の区間8位。7位でリレーします。
3区4区当日変更で入った4年川上・扇選手が粘って一桁順位をキープ。2年連続5区の細迫選手も前回よりいいタイムで往路8位で終えます。ポイントとなると言われた6区武田選手が、59分台ながらも3人抜きで総合5位に進出します。
7区宮岡選手も区間8位で走ると、8区に入った宗像選手が他校との熾烈な争いの中区間賞の活躍!80年ぶり3位以内が狙える位置で終盤へ突入。9区中園選手が、区間5位好走。10区高須賀選手が最後に競り負けましたが、ほとんどの区間で一桁順位で戦っての総合7位でした。
8位創価大学10時間55分55秒
区間 | 区間順位 | 名前学年 | 区間タイム | 通過順位 | トップ差 |
1区(21.3㎞) | 5位 | 横山魁哉④ | 63分02秒 | 5位 | 0:18 |
2区(23.1㎞) | 6位 | フィリップ ムルワ④ | 67分29秒 | 5位 | 1:07 |
3区(21.4㎞) | 14位 | 山森龍暁③ | 62分58秒 | 6位 | 2:14 |
4区(20.9㎞) | 8位 | 嶋津雄大④ | 62分20秒 | 7位 | 3:24 |
5区(20.8㎞) | 13位 | 野沢悠真① | 73分26秒 | 10位 | 6:05 |
6区(20.8㎞) | 4位 | 濱野将基④ | 59分12秒 | 6位 | 6:55 |
7区(21.3㎞) | 🥇位 | 葛西 潤④ | 62分43秒 | 5位 | 6:20 |
8区(21.4㎞) | 9位 | 桑田大輔③ | 65分07秒 | 6位 | 6:50 |
9区(23.1㎞) | 🥈位 | 緒方貴典④ | 68分23秒 | 4位 | 6:47 |
10区(23.0㎞) | 15位 | 石丸惇那① | 71分15秒 | 8位 | 8:44 |
創価大も、上位で戦い切りました。故障明けだった葛西選手に変わり、1区に入った横山選手が区間5位発進。2区ムルア選手で他校に先行すると、3区山森選手が区間14位ながら、62分台のタイムで6位リレー。4区今回は故障明けだった嶋津選手が、一つ順位を落としますが、区間8位と粘りの走りを見せます。
5区山登りとなった1年野沢選手が終盤失速し、往路10位。シード権争いに落ちますが、復路4年生が奮起。3年連続6区の濱野選手が区間4位の走りで4人抜き、さらに3週間前疲労骨折を起こしていた葛西選手が、序盤から突っ込んで前を猛追、3位争いに迫る走りで、区間賞獲得。
8区桑田選手が区間一桁で繋ぐと、9区緒方選手が区間2位激走で、3位争いに加わる走り。この時点で4位に付けました。1年生ながらアンカーに入った石丸選手が、後半苦しくなり順位を落としますが、4年連続シード権獲得。今の4年世代、本当に強かった!
9位城西大学10時間58分22秒
区間 | 区間順位 | 名前学年 | 区間タイム | 通過順位 | トップ差 |
1区(21.3㎞) | 11位 | 野村颯斗③ | 63分13秒 | 11位 | 0:29 |
2区(23.1㎞) | 15位 | 斎藤将也① | 68分46秒 | 15位 | 2:35 |
3区(21.4㎞) | 11位 | ヴィクター キムタイ① | 62分41秒 | 13位 | 3:25 |
4区(20.9㎞) | 18位 | 鈴木健真① | 64分24秒 | 13位 | 6:39 |
5区(20.8㎞) | 🥇位 | 山本唯翔③ | 70分04秒 | 9位 | 5:58 |
6区(20.8㎞) | 15位 | 大沼良太郎① | 60分32秒 | 10位 | 8:08 |
7区(21.3㎞) | 9位 | 林 晃燿② | 63分58秒 | 9位 | 8:48 |
8区(21.4㎞) | 14位 | 桜井優我① | 65分35秒 | 10位 | 9:46 |
9区(23.1㎞) | 8位 | 平林 樹② | 69分11秒 | 10位 | 10:31 |
10区(23.0㎞) | 6位 | 山中秀真③ | 69分58秒 | 9位 | 11:11 |
予選会校が、今回は2校シード権獲得。城西大が2年ぶり復帰で5年ぶりシード権獲得しました。1区野村選手が11位でスタート、2区3区4区と斎藤・キムタイ・鈴木選手と1年生を3人並べるリレー。区間二けたでしたが、大崩れせずこの時点で総合13位で、山に突入します。
そして、5区は”山の妖精”になると決めていた山本唯選手。登りに入ってから一気に区間記録を上回るペースに。順位を上げていき、シード権内に突入する往路9位。個人としても70分04秒の区間新記録を樹立し、一躍時の人となりました。
復路は、6区大沼8区桜井選手の1年生、7区スピードランナーの林選手が踏ん張って、シード権内を維持する総合10位。9区平林選手が区間8位好走すると、10区山中選手が前にいた東洋大と競り合いながら、後続の追い上げを退けて、総合9位ゴール!3年生以下のみで見事な継走でした。
10位東洋大学10時間58分26秒
区間 | 区間順位 | 名前学年 | 区間タイム | 通過順位 | トップ差 |
1区(21.3㎞) | 17位 | 児玉悠輔④ | 63分40秒 | 17位 | 0:56 |
2区(23.1㎞) | 19位 | 石田洸介② | 70分04秒 | 19位 | 4:20 |
3区(21.4㎞) | 9位 | 小林亮太② | 62分33秒 | 16位 | 5:02 |
4区(20.9㎞) | 13位 | 柏 優吾④ | 63分04秒 | 14位 | 6:56 |
5区(20.8㎞) | 5位 | 前田義弘④ | 71分21秒 | 11位 | 7:32 |
6区(20.8㎞) | 13位 | 西村真周① | 60分13秒 | 11位 | 9:23 |
7区(21.3㎞) | 15位 | 佐藤真優③ | 64分35秒 | 12位 | 10:40 |
8区(21.4㎞) | 🥇位 | 木本大地④ | 64分16秒 | 11位 | 10:19 |
9区(23.1㎞) | 4位 | 梅崎 蓮② | 68分36秒 | 9位 | 10:29 |
10区(23.0㎞) | 9位 | 清野太雅④ | 70分04秒 | 10位 | 11:15 |
苦しかった東洋大。松山選手のエントリー漏れだけでなく、代役2区石田選手も10日前に体調不良。また、6区7区予定の九嶋・熊崎選手も怪我で起用できなくなっていた中でした。
1区児玉選手が出遅れ、戻り切ってなかった2区石田選手で道中最下位になる場面も。そんな中、まず追い上げムードを作ったのが新戦力3年小林選手。62分台半ばの区間9位で、16位に浮上。4区柏選手が14位にあげると、5区前田選手が突っ込んで入りながらも、粘って区間5位。シード権次点の11位まで浮上してきました。
代わりに入った6区西村7区佐藤選手が区間二けた、ここでシード権と2分近くの差となり、さすがにきついか…と思われましたがここからでした。8区木本選手が中盤以降猛追!なんと区間賞の走りで、シードを1分半近く追い上げます。
そして、9区に入った梅崎選手が、長い距離の強さを発揮!68分台の区間4位で、一気にシード権内に突入。この場面に残しておいたのが凄い。3年連続10区の清野選手も粘り倒して、何とか総合10位。上位獲れないのは、悔しいも、苦しい中でもシード権落とさないのは、見事でした。
11位東京国際大学10時間59分58秒
区間 | 区間順位 | 名前学年 | 区間タイム | 通過順位 | トップ差 |
1区(21.3㎞) | 10位 | 山谷昌也④ | 63分09秒 | 10位 | 0:25 |
2区(23.1㎞) | 11位 | 丹所 健④ | 68分06秒 | 10位 | 1:51 |
3区(21.4㎞) | 12位 | 白井勇佑② | 62分44秒 | 12位 | 2:44 |
4区(20.9㎞) | 🥇位 | Y.ヴィンセント④ | 60分00秒 | 4位 | 1:34 |
5区(20.8㎞) | 14位 | 川端拳史③ | 73分50秒 | 7位 | 4:39 |
6区(20.8㎞) | 18位 | 吉住 颯② | 61分49秒 | 9位 | 8:06 |
7区(21.3㎞) | 13位 | 山岸柊斗② | 64分21秒 | 11位 | 9:09 |
8区(21.4㎞) | 19位 | 宗像 聖④ | 66分32秒 | 12位 | 11:04 |
9区(23.1㎞) | 7位 | 村松敬哲③ | 69分07秒 | 11位 | 11:45 |
10区(23.0㎞) | 11位 | 堀畑佳吾④ | 70分20秒 | 11位 | 12:47 |
最強世代4年生でのシード権落ちは、しんどいですね…。1区山谷選手が間に合い10位、2区丹所3区白井選手も区間中位で繋ぐと、4区に入ったヴィンセント選手が、やはり役者。怪我で練習が積めていない中でも、60分00秒区間新!一気に8人抜きして、4位浮上します。
5区川端6区吉住選手がやや苦しんで9位まで順位を落としますが、昨年粘った復路で巻き返したかったですが…。7区山岸選手が11位に落とすと、8区宗像選手が区間ブービーで後退。9区村松10区堀畑選手が諦めずに追いますが、届かず。新しい留学生を出迎えて、予選会から出直しとなります。
12位明治大学11時間01分37秒
区間 | 区間順位 | 名前学年 | 区間タイム | 通過順位 | トップ差 |
1区(21.3㎞) | 🥇位 | 富田峻平④ | 62分44秒 | 1位 | -0:09 |
2区(23.1㎞) | 14位 | 小澤大輝④ | 68分43秒 | 13位 | 2:03 |
3区(21.4㎞) | 4位 | 森下翔太① | 62分05秒 | 7位 | 2:17 |
4区(20.9㎞) | 11位 | 尾崎健斗② | 62分48秒 | 10位 | 3:55 |
5区(20.8㎞) | 15位 | 吉川 響① | 75分09秒 | 12位 | 8:19 |
6区(20.8㎞) | 8位 | 堀 颯介① | 59分33秒 | 12位 | 9:30 |
7区(21.3㎞) | 🥇位 | 杉彩文海③ | 62分43秒 | 10位 | 8:55 |
8区(21.4㎞) | 8位 | 加藤大誠④ | 65分06秒 | 9位 | 9:24 |
9区(23.1㎞) | 17位 | 下條乃將④ | 70分53秒 | 12位 | 11:51 |
10区(23.0㎞) | 18位 | 漆畑瑠人④ | 71分53秒 | 12位 | 19:21 |
児玉・櫛田選手が入れなかった中で、見せ場は作ったのですが…。1区富田選手が、六郷橋下りでうまく抜け出して区間賞獲得!2区小澤選手が68分台で粘ると、3区に入った森下選手が怪物ぶりをついに発揮!62分05秒の区間4位で、6人抜き7位浮上します!
4区尾崎5区吉川選手で順位下がりますが、復路で出し6区堀選手が区間8位で悪い流れを止めます。すると7区杉選手がまさかの区間賞!一気に10位に浮上。8区加藤選手も繋いで、一旦9位に進出しますが…9区下條選手が波に乗れず12位へ。10区漆畑選手も突っ込み報われず。今年は2度シード権内に入りましたが、10名揃えられませんでした。
13位帝京大学11時間03分29秒
区間 | 区間順位 | 名前学年 | 区間タイム | 通過順位 | トップ差 |
1区(21.3㎞) | 16位 | 小野隆一朗③ | 63分30秒 | 16位 | 0:46 |
2区(23.1㎞) | 17位 | 西脇翔太③ | 69分13秒 | 16位 | 3:19 |
3区(21.4㎞) | 17位 | 小林大晟② | 64分12秒 | 17位 | 5:40 |
4区(20.9㎞) | 12位 | 柴戸遼太① | 62分52秒 | 15位 | 7:22 |
5区(20.8㎞) | 8位 | 新井大貴④ | 72分33秒 | 14位 | 9:10 |
6区(20.8㎞) | 16位 | 山田一輝④ | 60分58秒 | 14位 | 11:46 |
7区(21.3㎞) | 17位 | 北野開平④ | 64分59秒 | 15位 | 13:27 |
8区(21.4㎞) | 6位 | 山中博生② | 64分52秒 | 14位 | 13:42 |
9区(23.1㎞) | 15位 | 末次海斗③ | 69分57秒 | 13位 | 15:13 |
10区(23.0㎞) | 12位 | 日高拓夢③ | 70分23秒 | 13位 | 16:18 |
帝京大、今年は届きませんでした。2年連続1区の小野選手が、前回ほどいかず区間16位。2区3区西脇・小林選手が奮闘しますが、この時点で総合17位。流れに乗り遅れました。
そんな中、4区柴戸選手が区間12位、5区新井選手が区間8位と奮闘し往路14位まで浮上。復路では、8区山中選手が区間6位の奮闘もあり、最終的に総合13位にまで浮上。来年は、久しぶりの箱根予選からの出直しとなりました。
14位山梨学院大学11時間04分02秒
区間 | 区間順位 | 名前学年 | 区間タイム | 通過順位 | トップ差 |
1区(21.3㎞) | 8位 | 木山達哉④ | 63分05秒 | 8位 | 0:21 |
2区(23.1㎞) | 5位 | B.ムルワ④ | 67分22秒 | 4位 | 1:03 |
3区(21.4㎞) | 19位 | 村上大樹② | 64分31秒 | 14位 | 3:43 |
4区(20.9㎞) | 10位 | 北村惇生③ | 62分46秒 | 12位 | 5:19 |
5区(20.8㎞) | 18位 | 新本 駿③ | 75分55秒 | 16位 | 10:29 |
6区(20.8㎞) | 10位 | 髙田尚暉② | 59分53秒 | 15位 | 12:00 |
7区(21.3㎞) | 9位 | 石部夏希④ | 63分58秒 | 14位 | 12:40 |
8区(21.4㎞) | 11位 | 伊東大輝④ | 65分25秒 | 13位 | 13:28 |
9区(23.1㎞) | 18位 | 髙木翔瑛③ | 71分18秒 | 15位 | 16:20 |
10区(23.0㎞) | 5位 | 篠原 楓④ | 69分49秒 | 14位 | 16:51 |
ポイント・ポイントで良かったですね。1区木山選手が区間8位好スタートを切ると、2区最初で最後の箱根となったムルワ選手が区間5位好走。総合4位に浮上する見せ場がありました。その後、4区北村選手の奮闘がありましたが、上位からは遅れ往路16位でのゴールとなります。
でしたが、ここ最近苦手にしていた復路で見せ場。主力を投入した6区髙田7区石部8区伊東選手が区間10位前後の健闘で、一旦総合13位に浮上。9区で下がりますが、久々に繰り上げ回避。2年連続10区篠原選手が区間5位好走。総合14位、復活3年目で最高の成績でした。
15位東海大学11時間06分02秒
区間 | 区間順位 | 名前学年 | 区間タイム | 通過順位 | トップ差 |
1区(21.3㎞) | 19位 | 梶谷優斗② | 64分07秒 | 19位 | 1:23 |
2区(23.1㎞) | 4位 | 石原翔太郎③ | 67分09秒 | 11位 | 1:52 |
3区(21.4㎞) | 6位 | 花岡寿哉① | 62分21秒 | 9位 | 2:22 |
4区(20.9㎞) | 9位 | 越 陽汰② | 62分31秒 | 9位 | 3:43 |
5区(20.8㎞) | 17位 | 杉本将太④ | 75分32秒 | 13位 | 8:30 |
6区(20.8㎞) | 9位 | 川上勇士④ | 59分46秒 | 13位 | 9:54 |
7区(21.3㎞) | 18位 | 竹割 真① | 65分20秒 | 13位 | 11:56 |
8区(21.4㎞) | 20位 | 神薗竜馬③ | 67分00秒 | 15位 | 14:19 |
9区(23.1㎞) | 11位 | 竹村拓真④ | 69分21秒 | 14位 | 15:14 |
10区(23.0㎞) | 19位 | 丸山真孝③ | 72分55秒 | 15位 | 18:51 |
見せ場はあったものの、凸凹駅伝でしたね…。1区梶谷選手が出遅れますが、2区石原選手激走で区間4位、さらにルーキー花岡選手が3区で区間6位、復帰直後の4区越選手も間に合わせて区間9位。苦戦が予想された往路で一桁順位を走行します。5区代役の杉本選手が75分かかってしまい、往路13位は次につながる結果。
思ったより苦戦したのが復路。経験者の6区川上・9区竹村選手が走った区間は区間中位で粘りましたが、新型コロナ感染の松崎選手ら4年生が当日変わった7区8区10区は区間18位以下と大苦戦。両角監督は「部内の雰囲気を変えないと」と話されています。
16位大東文化大学11時間06分08秒
区間 | 区間順位 | 名前学年 | 区間タイム | 通過順位 | トップ差 |
1区(21.3㎞) | 15位 | 久保田徹③ | 63分24秒 | 15位 | 0:40 |
2区(23.1㎞) | 20位 | ピーター ワンジル② | 71分35秒 | 20位 | 5:35 |
3区(21.4㎞) | 18位 | 入濱輝大① | 64分25秒 | 20位 | 8:09 |
4区(20.9㎞) | 14位 | 大野陽人④ | 63分16秒 | 19位 | 10:15 |
5区(20.8㎞) | 12位 | 菊地駿介③ | 73分21秒 | 17位 | 12:51 |
6区(20.8㎞) | 6位 | 佐竹勇樹③ | 59分24秒 | 16位 | 13:53 |
7区(21.3㎞) | 15位 | 金田龍心④ | 64分35秒 | 16位 | 15:10 |
8区(21.4㎞) | 18位 | 木山 凌④ | 66分19秒 | 17位 | 16:52 |
9区(23.1㎞) | 13位 | 大谷章宏② | 69分46秒 | 17位 | 18:12 |
10区(23.0㎞) | 8位 | 谷口辰煕④ | 70分03秒 | 16位 | 18:57 |
箱根予選トップ通過で乗り込んだ大東大は2区で悪夢。ここのところ好走が続いていたワンジル選手が、まさかの区間最下位。序盤突っ込む展開はやはりきつかった。その後、4区大野選手が14位、5区菊地選手12位と、下位の中でまずまず走り往路は17位に浮上。
復路は、山下りで佐竹選手が区間6位とまずまず発進。復帰初年度から山をまとめてきたのはさすがの大東大。9区大谷選手が区間13位と踏ん張り繰り上げ回避すると、復路3人目の4年生の谷口選手が区間8位。最後総合16位を勝ち取りました。
17位日本体育大学11時間06分32秒
区間 | 区間順位 | 名前学年 | 区間タイム | 通過順位 | トップ差 |
1区(21.3㎞) | 9位 | 山崎 丞① | 63分08秒 | 9位 | 0:24 |
2区(23.1㎞) | 12位 | 藤本珠輝④ | 68分11秒 | 12位 | 1:55 |
3区(21.4㎞) | 10位 | 漆畑徳輝③ | 62分36秒 | 11位 | 2:40 |
4区(20.9㎞) | 20位 | 分須尊紀② | 66分06秒 | 16位 | 7:36 |
5区(20.8㎞) | 19位 | 吉冨純也③ | 76分32秒 | 18位 | 13:23 |
6区(20.8㎞) | 11位 | 内山俊一③ | 59分53秒 | 18位 | 14:54 |
7区(21.3㎞) | 11位 | 名村樹哉④ | 64分03秒 | 17位 | 15:39 |
8区(21.4㎞) | 12位 | 廣澤優斗④ | 65分29秒 | 16位 | 16:31 |
9区(23.1㎞) | 14位 | 盛本聖也④ | 69分50秒 | 16位 | 17:55 |
10区(23.0㎞) | 14位 | 大森椋太③ | 70分44秒 | 17位 | 19:21 |
総合17位、昨年と同じですけど、内容を見ると実はシード権に惜しかった日体大。急成長ルーキー山崎選手1区9位スタート、2区エース藤本選手、3区当日変更で入った漆畑選手まで総合11位でシード権が狙える位置でした。ただ、2年連続同区間の分須・吉冨選手が2人で前回より6分タイムが掛かる苦戦。
シード権が厳しくなりましたが、6区内山選手が59分台で滑り出すと、当日変更で入った4年生名村・廣澤・盛本選手が区間中位でまとめるなど、復路は戦い切り、なんと復路11位。少しずつ戦力は整っての、総合17位でした。
18位立教大学11時間10分38秒
区間 | 区間順位 | 名前学年 | 区間タイム | 通過順位 | トップ差 |
1区(21.3㎞) | 18位 | 林虎太朗② | 64分05秒 | 18位 | 1:21 |
2区(23.1㎞) | 18位 | 國安広人① | 69分37秒 | 18位 | 4:18 |
3区(21.4㎞) | 16位 | 関口絢太③ | 64分01秒 | 19位 | 6:28 |
4区(20.9㎞) | 16位 | 馬場賢人① | 64分08秒 | 18位 | 9:26 |
5区(20.8㎞) | 20位 | 相澤拓摩① | 77分00秒 | 20位 | 15:41 |
6区(20.8㎞) | 14位 | 内田賢利③ | 60分30秒 | 20位 | 17:49 |
7区(21.3㎞) | 14位 | 服部凱杏③ | 64分28秒 | 19位 | 18:59 |
8区(21.4㎞) | 15位 | 山本羅生② | 65分50秒 | 19位 | 20:12 |
9区(23.1㎞) | 12位 | 中山凛斗③ | 69分44秒 | 18位 | 21:30 |
10区(23.0㎞) | 15位 | 安藤圭佑② | 71分15秒 | 18位 | 23:27 |
厳しさと希望をどちらも感じた55年ぶりの出場となりました。往路の早い流れには中々付けず、國安・関口選手らが頑張っても総合18位。対策ができなかったという5区が区間最下位で、往路は最下位となりました。
その一方、復路は内田選手が区間14位で滑り出すと、服部・中山選手ら全員が区間12位から区間15位の間で推移。繰り上げも回避し、総合順位も18位へ。みんな残りますので、往路をやれる選手が出てくると、一気にシード権まで浮上しそう。
19位国士舘大学11時間13分56秒
区間 | 区間順位 | 名前学年 | 区間タイム | 通過順位 | トップ差 |
1区(21.3㎞) | 13位 | 綱島辰弥④ | 63分17秒 | 13位 | 0:33 |
2区(23.1㎞) | 9位 | ピーター カマウ② | 67分54秒 | 8位 | 1:47 |
3区(21.4㎞) | 20位 | 山本龍神③ | 64分40秒 | 15位 | 4:36 |
4区(20.9㎞) | 17位 | 清水悠雅④ | 64分16秒 | 17位 | 7:42 |
5区(20.8㎞) | 11位 | 山本雷我③ | 73分09秒 | 15位 | 10:06 |
6区(20.8㎞) | 19位 | 中島弘太② | 62分12秒 | 17位 | 13:56 |
7区(21.3㎞) | 19位 | 西田大智② | 66分07秒 | 18位 | 16:45 |
8区(21.4㎞) | 15位 | 鈴木伸弥② | 66分08秒 | 18位 | 18:16 |
9区(23.1㎞) | 20位 | 福井大夢④ | 74分26秒 | 19位 | 24:16 |
10区(23.0㎞) | 17位 | 川勝悠雅① | 71分47秒 | 19位 | 26:45 |
国士大は1区綱島選手が、集団を引っ張る積極性を見せながら、区間13位奮闘。2区エースカマウ選手が区間9位に留まるも、総合8位へ浮上します。でしたが、苦手な3区で今年も後退。2年連続5区となった山本雷選手が区間11位奮闘しますが往路15位に。
復路は、7区西田選手以外4区間変更で、上位進出を狙いますが、8区鈴木選手の区間15位が最高。19位20位の区間も出てしまい、繰り上げスタートに。今年は出場で精いっぱいでした。
20位専修大学11時間19分28秒
区間 | 区間順位 | 名前学年 | 区間タイム | 通過順位 | トップ差 |
1区(21.3㎞) | 20位 | 千代島宗汰② | 64分29秒 | 20位 | 1:45 |
2区(23.1㎞) | 16位 | ダンカン キサイサ② | 69分05秒 | 17位 | 4:10 |
3区(21.4㎞) | 15位 | 成島航己④ | 63分45秒 | 18位 | 6:04 |
4区(20.9㎞) | 19位 | 新井友裕① | 65分46秒 | 20位 | 10:40 |
5区(20.8㎞) | 16位 | 冨永裕憂④ | 75分30秒 | 19位 | 15:25 |
6区(20.8㎞) | 7位 | 粟江倫太郎③ | 59分30秒 | 19位 | 16:33 |
7区(21.3㎞) | 20位 | 中山敦貴③ | 66分36秒 | 20位 | 19:51 |
8区(21.4㎞) | 17位 | 野下稜平③ | 66分17秒 | 20位 | 21:31 |
9区(23.1㎞) | 19位 | 南 里樹④ | 72分32秒 | 20位 | 25:37 |
10区(23.0㎞) | 20位 | 小島光佑④ | 75分58秒 | 20位 | 32:17 |
ハマれば面白いかと思ったのですが…、チームの主力で出場できたのはダンカン選手だけ。木村・髙瀨・水谷選手が出場できず。さらに1区は代役の田島選手もいけなくなり、代役の代役千代島選手でいくことになりました。
そんな中、2区ダンカン・3区成島選手が区間16位・15位と奮闘。復路では6区粟江選手が、チーム唯一の区間一桁の7位で好発進。9区南選手がもう少しで繰り上げ回避できる位置に浮上させるなど、何とか戦い切りました。
OP関東学生連合11時間17分13秒
区間 | 区間順位 | 名前学年 | 区間タイム | 通過順位 | トップ差 |
1区(21.3㎞) | (🥉) | 新田 楓④ | 62分59秒 | (3) | 0:15 |
2区(23.1㎞) | (20) | 工藤大知② | 70分07秒 | (17) | 3:42 |
3区(21.4㎞) | (21) | 内野李彗③ | 66分17秒 | (20) | 8:08 |
4区(20.9㎞) | (19) | 山田拓人④ | 64分51秒 | (21) | 11:49 |
5区(20.8㎞) | (9) | 橋本章央③ | 72分38秒 | (19) | 13:42 |
6区(20.8㎞) | (20) | 波多江陸人② | 62分39秒 | (21) | 17:59 |
7区(21.3㎞) | (19) | 榎本晃大② | 65分39秒 | (21) | 20:20 |
8区(21.4㎞) | (21) | 佐藤 碧② | 68分18秒 | (21) | 24:01 |
9区(23.1㎞) | (16) | 皆川和範③ | 70分14秒 | (21) | 25:49 |
10区(23.0㎞) | (20) | 貝川裕亮④ | 73分31秒 | (20) | 30:02 |
1区育英大新田選手の、大逃亡劇で、大いに盛り上がった関東学生連合。オープン参加で、みんな逃したのはありますが、一時1分20秒後方に差をつけて、お茶の間は大いに盛り上がっていたとか。六郷橋の上りで脚に痙攣がきて、トップは譲りましたが、区間3位相当で踏ん張りました。
その他の区間は、力不足調整不足で区間19位~21位相当に沈むことが多かったですが、5区で記録を狙うと宣言していた芝工大橋本選手の区間9位相当、毎年箱根予選手堅かった9区筑波大皆川選手の区間16位相当の健闘がありました。
区間 | 名前学年・大学名 | 区間タイム |
1区(21.3㎞) | 富田峻平④・明治大 | 62分44秒 |
2区(23.1㎞) | 吉居大和③・中央大 | 66分22秒 |
3区(21.4㎞) | 中野翔太③・中央大 | 61分51秒 |
4区(20.9㎞) | Y.ヴィンセント④・東京国際大MVP | 60分00秒新 |
5区(20.8㎞) | 山本唯翔③・城西大 | 70分04秒新 |
6区(20.8㎞) | 伊藤蒼唯①・駒澤大 | 58分22秒 |
7区(21.3㎞) | 葛西 潤④・創価大 | 62分43秒 |
7区(21.3㎞) | 杉彩文海③・明治大 | 62分43秒 |
8区(21.4㎞) | 宗像直輝③・法政大 | 64分16秒 |
8区(21.4㎞) | 木本大地④・東洋大 | 64分16秒 |
9区(23.1㎞) | 岸本大紀④・青学大 | 67分27秒 |
10区(23.0㎞) | 西澤侑真④・順天堂大 | 68分42秒 |
なんと7区と8区と、2区間同タイム区間賞が出た影響で、10大学に区間賞が分散。近年まれにみる大混戦だったのが分かります。優勝した駒澤大が6区伊藤選手の僅か一つだったにも、関わらず、3位以降は7分以上突き放しているのに、高い総合力を感じます。
区間新は、そろそろ止まってきていますが、それでも東国大ヴィンセント選手が4区に回った影響もあり60分00秒の区間新!過去にもっと記録が出たことのある5区山登りで、城西大山本選手が70分04秒の区間新で、”山の妖精”が話題に。
また、分散した中で、総合2位だった中央大、総合12位だった明治大で2つ区間賞が出ているのもチェックですね。
今回は、駒澤大が、ついに大学駅伝三冠達成。区間賞は一つに留まりましたが、全区間が区間5位以内に収まり、戦国駅伝の中で、一際高い安定感がありました。これにいいオーダーを組めた中央大が食い下がった形、連続シード権を獲得する大学も変わってきて、戦力分布図に少しずつ変化がありました。
とはいえ、良かった事ばかりではなく、どこの大学も例年以上に、コンディション作りに苦労していたようで、故障・新型コロナやインフルエンザ感染などが相次ぎました。
故障に関しては、継続的に厚底シューズを利用しているのもあるのかなぁと思っています。地面からの反発が大きく、高いスピードも得られますが、身体への負担も大きいかなと。練習での使用を中止するチームも出てきていますが、これからの伸びということには、課題を示しました。
体調不良に関しては、良くも悪くも、コロナ対策の緩和があったからと思います。2020年以前の生活に戻りつつありますが、それにより感染のリスクが増えてしまったのかなと思います。
アスリートは、身体をギリギリまで絞るので、意外と免疫力が弱くなっています。感染する、しないは、最後は”運”と聞きますが、このあたりもできる対策は、今後も追及していく必要があるのでしょう。
次回、第100回記念大会ですね。来年に向けての展望も早くも始めているネットニュースも見ますが…、これ大混戦じゃないでしょうか??また、近日中に記事を上げます。
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