箱根駅伝2023(第99回)の16人エントリーが発表されました。
詳細まとめはこちら
以降、
1月2日(日)往路・3日(月)復路朝7時に、当日交代を含めて最終オーダー
1日最大4名、2日間で最大6名の変更が可能となっています。
このサイトでは、29日(日)までに、各大学の戦力分析と区間オーダーの予想を行っています。
役者が揃い、万全を期す駒澤大学 世界を目指すふたりが悲願の三冠をたぐり寄せる〈第99回箱根駅伝〉[PR] #箱根駅伝 #駅伝 https://t.co/GwqwHlwr7W
— Number編集部 (@numberweb) December 23, 2022
続いて、
駅伝勝率50%超え!大八木監督はついに3冠の称号を手にするか!駒澤大学です。
本サイトで戦力分析に、独自のランキングを使用しています。
7点:エース区間、山で貯金が望める選手
6点:エース区間、山で区間上位をとれる選手
5点:エース区間で区間中位以上いける選手
4点:主要区間で区間上位でいける選手
3点:繋ぎの区間で区間上位で走れる選手
2点:繋ぎの区間で区間中位で粘れる選手
1点:繋ぎの区間で耐えられる選手
0点:これまでの実績だと苦しい?or未知数
はっきりとした分け方はなく、
・過去の駅伝実績
・1万mなどの持ちタイム
・ここ数か月の大会の成績
などから、主が総合的に独断で判断しています。
ご了承ください。
ページコンテンツ
箱根駅伝2023【駒澤大学】戦力分析&区間オーダー予想も!
前回の箱根駅伝は力負けした。1区が上位、2区エース区間で単独トップに立ったものの、3区で逆転され往路3位。8区でアクシデントもあり、総合3位に甘んじた。直前の全日本駅伝で優勝して、前評判が高かったところも悔しいところだった。
でしたが、ほとんどのメンバーが残り、上級生になった今年、チームの成長が加速。個人としては、田澤選手が世界陸上に出場するなどがありましたが、その裏で、主力選手の成長や復活・新戦力の台頭がありました。
出雲駅伝は、2区で早々先頭に躍り出ると、全員が区間2位以内の成績で圧勝。全日本駅伝も2区で好位、3区で先頭に立ち、7区のエース選手に断トツトップで襷リレー、8区でもダメ押し区間賞。ほぼ完全に1強と言えるような内容で完勝でした。
これで大学駅伝2冠、そして大八木監督の通算大学駅伝勝率が再び50%超え、と驚異的な成績に。そして不思議なのは、これで大学駅伝3冠は達成したことがない。充実した戦力で4年生エース、ビックチャンスが到来したと言っていい。箱根で脅威になるライバル校はいますが、これを超えてくるか。戦力を見直したい。
10月以降の記録まとめ
10/1-2 日体大記録会
5000m18組
吉本真啓②14分02秒31★10000m7組
東山静也④29分27秒58
小野恵祟④29分47秒5210/10 出雲市陸協記録会
5000m2組
円 健介④14分04秒61
山川拓馬①14分10秒20
伊藤蒼唯①14分30秒2910/22 平成国際大記録会
10000m5組
円 健介④28分29秒11★
6組
宮城珠良②29分15秒14★11/13 世田谷246ハーフ
吉本真啓②63分31秒
伊藤蒼唯①64分15秒11/19 激坂最速王
3位宮城珠良②52分51秒11/20 上尾シティハーフ
円 健介④61分51秒
赤星雄斗③62分00秒
安原太陽③62分25秒
青柿 響③62分44秒
赤津勇進③62分53秒
東山静也④63分28秒
白鳥哲汰③67分16秒11/20 10000m記録挑戦会
山野 力④28分40秒90
亘理 魁②28分47秒70★
吉本真啓②29分08秒71★11/26 日体大記録会
10000m9組
伊藤蒼唯①28分28秒15★
戦力分析
7点:エース区間、山で貯金が望める選手
田澤 廉④27分23秒44
≪22全7区1位、出3区2位、世陸1万m、箱2区1位、21全7区1位、出6区2位、日本1万2位、箱2区7位、20:全8区1位、箱3区3位、19:全7区1位、出3区2位≫
駒澤大・大学界に留まらず、日本陸上界の中で、トップレベルの実力がある選手。1年時からエース区間起用で区間賞を含めほとんど上位。前回の箱根駅伝はエース区間2区区間賞の走りで、チームをトップに引き上げている。
今年は不調に見舞われることも多かったが、7月にオレゴン世界陸上1万m出走し世界を経験。出雲駅伝は3区、胃腸炎が治り切っていない状態で、留学生に次ぐ区間2位。状態が上がった全日本大学駅伝7区では、留学生の区間記録を45秒以上も更新する記録。敵は日本人におらず、東国大ヴィンセント選手だけ。箱根前はレース出場は控え、調整に専念。希望は下り基調の3区??
6点:エース区間、山で区間上位をとれる選手
花尾恭輔③28分29秒82
≪22全8区1位、出1区2位、関東IC2部half2位、箱4区9位、21:全8区4位、出雲3区4位、箱7区4位、20:全2区11位≫
駒大が出場した大学駅伝で、1年時から全て出場しているチームの中心核の選手。今年になって大きく成長していて、出雲駅伝は1区を担い区間2位、全日本大学駅伝真逆のアンカーを担い区間賞。中盤区間の経験も勿論あり、平地ならどこの区間に入っても対応可能な選手。
5点:エース区間で区間中位以上いける選手
鈴木芽吹③27分41秒68
≪22出6区1位、箱8区18位、21日本1万3位、箱5区4位、20:全3区5位≫
万全なら、田澤選手の2大エースの存在の選手。2大会前5区山登りに抜擢され、総合優勝んに貢献。その後の伸びが凄まじく、2年時5月日本選手権で27分41秒の3位ビッグパフォーマンスを見せた。その後、疲労骨折などで長期離脱。無理やり合わせた箱根8区は途中で脚を負傷してしまった。
今年の夏の途中から、強度の高い練習を積めるようになり、大八木監督に強く打診を受けて出場した出雲駅伝6区で復活の区間賞。涙のインタビューだった。その後、軽い故障があり全日本大学駅伝は飛ばしたが、ここにきて、箱根2区の話も出てきている。
山野 力④28分32秒71
≪22全3区5位、出4区2位、関東IChalf4位、箱9区4位、21箱9区6位、20:全6区4位≫
今年の駒大のチームの主将の選手。箱根駅伝は、2年時から登場し2年連続復路のエース区間9区。前回68分台の区間4位の力走で、悪い流れを立て直した。今年は関東ICハーフから活躍し、出雲駅伝から登場。4区・3区で首位を快走している。
佐藤圭汰①5千13分22秒91
≪22全2区2位、出2区1位、21高3区4位、IH5千m4位1500m2位≫
駒大のスーパールーキー。高校時代から1500m・5千mといったトラックに、高校駅伝3区4位に入るなどトラック・ロードと大活躍。大学に入っても入学後に、5千m13分22秒の自己ベストを出すと、出雲・全日本ではともに2区を担い、チームを一気にトップ争いに導く快走を見せた。
中距離が主戦場だっただけに、箱根を走るかどうかは分からないところがあったが、距離不安はほぼ解消か。突っ込んで入れて、下りが多い3区を希望している。
4点:主要区間で区間上位でいける選手
円 健介④28分29秒11
≪22全1区4位、関東IChalf12位≫
4年目、チーム一の走り込みで大ブレイクを果たした選手。10月強風の出雲市陸協で14分04秒で日本人トップの走り、その後1万m28分29秒の高パフォーマンスを見せて、全日本駅伝で1区を出走。区間4位でチームの流れを作った。上尾シティハーフでは、61分51秒の好タイムで日本人おtップ。一気に駒大の主力選手入りを果たした。
篠原倖太朗②28分41秒13
≪22全5区2位、関東IC1万m8位、21:出1区8位、日本IC5千m2位≫
駒大期待のエース候補。前回ルーキー時、秋までに大幅に走力アップ。日本IC5千m2位の快走を受けて、出雲駅伝1区の出走権を勝ち取っていた。その後、故障離脱がありつつも、2月実業団ハーフで61分台マーク。全日本5区で、久々大学駅伝を走り区間2位力走を見せた。
山川拓馬①5千14分01秒21
≪22全4区1位、21IH5千m16位≫
1年生ながら、夏に豊富な練習量で、監督から期待されていた選手。全日本駅伝4区に抜擢され、駒大唯一の穴区間と思われたが、まさかの区間賞。最初の5㎞を14分01秒とトラックの自己ベストと同じタイムで走りながらも、最後まで突っ切った。ロード力に定評があり、5区や8区の候補に挙がっている。
3点:繋ぎの区間で区間上位で走れる選手
安原太陽③29分08秒88
≪22全6区4位、出5区1位、関東IC5千m11位、箱3区16位、21:全6区2位、出2区3位≫
2年時の昨年、トラックのタイムを伸ばしてきて、大学駅伝デビュー。出雲で2区3位の好走素すると、全日本は6区で、前を大きく追走する区間2位。優勝へお膳立てを作った。箱根で失速して、しばらく調子が上がらなかったが、夏前に脱した。出雲・全日本ともに安定した走りを見せている。
金子伊吹③29分29秒62
≪22箱5区4位≫
前回の激坂王で、山登りの適性を見出され、区間4位の走りで、悪い流れを断ち切っていた。今年秋以降試合出場が無い中、エントリー。5区山登りに向けて準備していた。
赤星雄斗③half62分00秒
≪21:全4区4位≫
前年の全日本大学駅伝4区を走り、区間4位と健闘していた。箱根8区を走る予定だったが、直前に調子が落ちてしまい走れなかった。今年は、11月上尾シティハーフで、62分00秒の好走。前回走れなかった8区を希望している。
2点:繋ぎの区間で区間中位で粘れる選手
青柿 響③28分20秒42
≪22箱10区6位、21:全2区10位≫
1年時の12月に1万m28分20秒の大幅ベストを出して、駅伝ファンを驚かせた選手。2年時に大学駅伝を経験し、全日本2区・箱根10区で堅実な走りをしている。今季は出走メンバーに選ばれていないが、上尾ハーフで62分44秒を記録
伊藤蒼唯①28分28秒15
夏に豊富な練習を積めていたとして、出雲駅伝からエントリーメンバーに名を連ねている選手。11月末の日体大記録会で、1万m28分28秒の高パフォーマンスで、実際に力が付いていることを示した。
1点:繋ぎの区間で耐えられる選手
小野恵祟④28分53秒91
≪22関東IC1万m14位≫
トラックを中心に、4年間かけて伸びてきた選手。1万m28分53秒の記録をマーク、関東ICでも14位と健闘し、ベストに近い記録を出した。最後の試合出場は、10月頭の日体大記録会恵、1万m29分47秒の成績。
吉本真啓②29分08秒71
10月の頭に5千m14分02秒のベストを出して、全日本メンバー入り。優勝メンバーと同格の走力があると言われていた。気温が高くなった世田谷246ハーフで63分31秒の、全体3位となり走力を証明した。
0点:これまでの実績だと苦しい?or未知数
帰山侑大①29分18秒99
高校時代に1万m29分18秒の好記録を出している。秋以降試合出場はないものの、全日本駅伝・箱根駅伝とエントリーメンバーに入っている。
上位10名合計:46点
(参考:30点前後シード権争い、40点以上優勝争い)
【過去3年間成績】
98回総合3位
97回総合1位
96回総合8位
まずは大エース田澤選手になりますね。大学駅伝は1年時から全て出走。出雲駅伝は3区か6区、全日本駅伝は7区や8区、箱根駅伝は2区か3区。全てエース区間やスピードが要求される区間を出走。2年時の箱根2区7位を除いて、ほとんどが区間1位~3位の成績を収めているチームの大黒柱だ。
活躍は、大学駅伝内に留まらず、前年の11月八王子で、1万m27分23秒44の日本歴代上位の記録&オレゴン世界陸上標準記録を自力で突破。今年の春は状態が落ちていたものの、世界陸上代表に選出。懸命に世界の舞台で戦う貴重な経験をした。
最後の大学駅伝シーズンでも、モノが違うところをみせた。出雲駅伝1週間前に、急性胃腸炎にかかり、万全に程遠かったものの、3区で留学生に次ぐ区間2位と核の違う成績。全日本駅伝7区は、トップで襷を受け取ると、区間記録を大幅に塗り替えて、総合優勝を確実にしました。最後の箱根は、試合に出ずに調整。果たして、どんな走りを見せるか。
ここまでの駅伝2冠は、勿論田澤選手の力だけではない。大きく貢献したのが1年生の佐藤選手。基本的には中距離が主戦場の選手ですが、駅伝でもそのスピード通りの走りができる。出雲駅伝2区は追い風に乗って区間新で区間賞。チームをトップに引き上げた。全日本2区も他校との激しいバトルの末、区間2位ながら区間新。トップと1秒差につけて、優勝の流れを作った。
突っ込んで走って、そのペースを維持するという駅伝走りも、佐藤選手の能力は凄く高いものがあると思っています。練習で、距離走はさすがに慎重だったそうですが、かなり解消されつつあります。箱根は走るとすれば下りがある3区、出雲・全日本同様勢いづく走りが見れれば、3冠に近づいていく。
勿論強い上級生もいて、中心としては3年生。各駅伝で大活躍しているのが花尾選手。1年時からすべての大学駅伝に出走していて、今年はさらに格が上がった。出雲駅伝は1区で区間2位とトップと秒差、全日本駅伝はアンカーで独走で区間賞。非情に総合力が高くなり、どの区間でも起用ができそうだ。
他にも出走候補は多く、前年から大学駅伝全て走っている3年安原選手。得前回の全日本駅伝6区での追走は記憶に残っていますね、今年は、出雲・全日本で単独トップで襷をもらって堅実な走りを見せています。
上尾ハーフで上回った3年赤星選手も、2度目の大学駅伝で快走を誓う、昨年の全日本4区4位の好走で優勝メンバーに入り、箱根8区を狙うも走れず。今年こそ射止められるか。前回山登りを走り区間4位力走の金子選手も、今回もエントリー。前回の71分19秒から、さらに短縮したい。前回10区の青柿選手もいる。
そして、ここにきて注目が再び集まっているのが鈴木選手。2年時に、日本選手権で27分41秒を出して、一時期田澤選手2本柱と言われていた。その後故障で長期離脱をしたものの、今年の出雲駅伝アンカーで劇的に復活。全日本はふくらはぎを痛めて欠場したが、箱根駅伝はここにきて、2区や4区を希望と非常に強気。彼が往路でバッチリ決めれば鬼に金棒だが、果たしてどういう状態か。
箱根駅伝Stories/駒大の次世代エース・鈴木芽吹「2区を走りたい」3冠達成へのラストピースへ
「チームの優勝が一番大事。そのためには往路優勝が必要で、僕が往路を走らなくてはいけません」#箱根駅伝 #駒大
|月陸Onlinehttps://t.co/zczAWjCTj1— 月陸Online/月刊陸上競技 (@Getsuriku) December 22, 2022
2年生以下も元気で、前回出雲1区に抜擢された篠原選手がここにきて好調に。性格的には往路だが、単独走も比較的得意ということで、どの区間でも担えそうだ。秋になって伸びてきた吉本選手も、復路あたり候補になるか。
佐藤選手以外の1年生の勢いも凄い。全日本駅伝は、山川選手が4区に抜擢。前半から突っ込んでいくと、その勢いのまま走破に区間賞を獲得。とにかく練習ができて、起伏に強く、箱根でさらに光りそうな選手だ。これに11月末に1万m28分28秒の伊藤選手。試合出場少ない中で入った帰山選手は特殊区間と考えられる。この世代も楽しみですね。
これらをまとめているのが、今年主将の4年生山野選手。長い距離は滅法強く、箱根は2年連続9区。さらにそのあと、実業団ハーフで60分46秒の学生記録を出したことも話題になりました。今年も関東IC・駅伝と安定。復路9区か、満を持して往路を担うか、その起用も楽しみです。
4年生は、当初は田澤・山野選手だけかなぁと思いましたが、ここにきて4名がエントリー。駅伝で中核になりそうなのが、円選手。長い距離で少しずつ上がってきましたが、今年夏豊富な練習量で一気に覚醒。全日本1区をしっかり担うと、上尾ハーフでは61分台の好走。箱根1区か、他でも起用できそうだ。また、関東IC1万m14位の小野選手もここにきてエントリーと、さて特殊区間でしょうか?
やはり優勝候補筆頭と言える戦力は整えているのかなと思います。3冠を成し遂げるためのオーダーを予想してみます。
区間オーダー予想
田澤選手を2区か3区なのか、佐藤選手が出走するかどうかも関わります。5区と6区の人選も読みにくいですし、予想は難しかったです。
1区(21.3km)花尾恭輔③28分29秒82
2区(23.1km)田澤 廉④27分23秒44
3区(21.4km)佐藤圭汰①5千13分22秒91
4区(20.9km)鈴木芽吹③27分41秒68
5区(20.8km)山川拓馬①5千14分01秒21
6区(20.8km)小野恵祟④28分53秒91
7区(21.3km)篠原倖太朗②28分41秒13
8区(21.4km)赤星雄斗③half62分00秒
9区(23.1km)山野 力④28分32秒71
10区(23.0km)円 健介④28分29秒11
1区花尾選手…主力の花尾選手を、万全を期してエントリーすると予想します。今回も1区の展開が非常に読みづらくなっています。ローペースで上げ下げの激しいたたき合いになるかもしれませんし、途中で誰か仕掛けるか、もしかすると昨年の箱根のように区間記録ペースになるかもしれません。
どんな展開になっても、対応できそうな選手という事で花尾選手です。前年の全日本8区や今年の箱根4区後半でみせましたが、結構競り合い強いですし、出雲1区でラストのキレも中々。トップに限りなく近い位置でエース区間に繋げるはずだ。
【箱根駅伝の一番星】「大当たりはないけれど、大外しもない」。自身では謙遜していますが、#駒澤大学 #花尾恭輔 選手(3年)のその安定感こそ、チーム三冠の切り札になるはずです。
https://t.co/YzkIHhyut5— 陸マガ(陸上競技マガジン) (@rikumaga) December 24, 2022
2区田澤選手…2区は大エース田澤選手と予想。鈴木選手が絶好調でかつ佐藤選手がやはり厳しいとなったら3区もあるかも…ですが、やはりエース区間2区も差が付く区間。前回は田澤選手の活躍で、一旦独走もしています。変えなくてもいいとは思っています。
前回もほとんど単独走だった中、66分13秒の記録。今年の全日本の好走をみても、さらに短縮してもおかしくないはずです。あわよくば、学生唯一のライバルと言うヴィンセント選手の区間記録65分49秒まで届くかどうか。
3区佐藤選手…この佐藤選手がキーになってきますね。前回は、この区間で首位を明け渡しています。距離不安感しては、外部の私たちにはわかりませんが、出雲・全日本で相当いい役目を果たしている佐藤選手に託したい。3区自体は、彼の突っ込んで粘るスタイルに合っていると思います。湘南大橋までに失速しなければ、根性で押し切れるか。
前回優勝の青学大が、当時ルーキー選手が、この区間61分00秒で走り、逆転してトップに。昨年の気象条件なら、このタイムがターゲットになってくると思います。走ることになったら、ある程度計算が立っていると思います。
4区鈴木選手…箱根2区見てみたいですが、鈴木選手は満を持して4区に登場と予想します。田澤選手のあとの往路を大事にしたいと思っています。出雲・全日本はエース区間が終盤なのに対して、箱根駅伝は序盤にある。人数と距離をよく言われますが、流れが変わることも大きな特徴です。走力も高い、アップダウンも問題にしないスピードのある鈴木選手が、この区間に入れればと思っています。
5区山川選手…山登りは、金子選手か山川選手なんでしょうね。どちらがいけるか。全日本駅伝の中で一番アップダウンのある4区を、あれだけハイペースで走れた山川選手に、一つ賭けてみたいなと思っています。おそらく一番のライバルになるだろう青学大・國學院大らが、一番攻勢をかけてくる区間と思います。全日本でも相手に待ったをかけた山川選手に、5区山登りに夢をかけるかなと思います。
6区小野選手…山下りも読みにくいのですよね。昨年もエントリーしていた篠原選手が走ってもおかしくないのですが…、山下り希望の選手が4年小野1年帰山選手と2人エントリーに。それなら篠原選手は平地とみます。ひとまず関東IC1万mでまずまず走っていた小野選手で予想しましたが、どうでしょうか。58分前半は少なくともターゲットです。
7区篠原選手…篠原選手は7区と予想します。6区候補になったくらいに下りは得意ですし、ある程度攻めて突っ込んで走っていけます。復路、本格的に流れを作っていく区間になりますので、とても適任だと思っています。62分台は、十分にいける実力者とみます。実業団ハーフ時の時の走りなら、区間記録に近いところまでいけるか??
8区赤星選手…前回の全日本4区でまずまず好走し、調子が落ちなければ、箱根8区出走があった赤星選手を予想します。今年になって、特に長距離ロードが結果を出していて、上尾ハーフ走りやすかったとはいえ62分00秒を記録。調子が維持できれば、十分8区で攻められるランナーになると思います。
9区山野選手…エントリーでは控えに回って、往路スーパーサブ。当日に満を持して3年連続9区出走と予想します。前回は、悪い流れになりかけたところ立て直してくれました。今年は、トップで後方を突き放していく走りをしています。走るとすると、67分台はノルマになってくるでしょうか?総合優勝に向けて加速させたい。
10区円選手…最終学年になって彗星の如く現れた円選手。全日本駅伝1区好走後、上尾ハーフ61分台を出して、一時箱根も1区かと騒がれました。ですが、夏に培った豊富なスタミナ、そして出雲市陸協での強風の中での好走を考えると、ビル風が強いこともある10区が最適ではと思いました。走力的には、区間記録も充分ターゲットになってくると思います。
もし、佐藤選手が厳しい場合の3区は…やはりハーフ60分台の山野選手になってきますかね。全日本3区はやや守りの走りをしてしまったそうですが、攻めていったらかなりタイムが出そうです。その時の9区は…篠原選手か、そして7区に安原選手かな?多分、戦力的にほとんど変わらないと思います。というか、安原選手でボーダーあたり??レベルが上がってきていますね。
まとめ
・意外と読みにくい山の人選は?
・駅伝レギュラーの選手でも安心できない選手層に
駅伝3冠へ向けて、敵動向というより、自分たちのチームがどれだけ仕上げられるかになってくるのでしょうかね。大エース田澤選手、3区の可能性は僅かにありますが、2区を走るとして、まず先手を取っていけるか。そして、そこから流れを活かせられるようになってるかどうか。田澤選手以外の往路の人選がまず大事。
少し距離不安はありますが、走るなら3区しかない1年佐藤選手は、出雲・全日本大活躍、駅伝に欠かせない4年山野3年花尾選手に、ここにきて劇的復活の可能性のある3年鈴木選手ら、そうそうたるメンバーが往路候補になってきます。
大きくレースが動く山は、上りは前回経験者の金子選手に、1年生急成長の山川選手が浮上。全日本4区1位の実力は非常に気になります。山下りは初出走者の選手の予定ですが、58分前半なら、他校優勝候補チームと同じくらいになるか。
復路は、先の往路候補の中からも走るかもしれませんかね。2年連続9区復路エース区間の山野選手を動かすかどうか。他にも全日本優勝メンバーの安原・円・篠原選手に、伊藤・赤星・青柿選手らも、メンバーと変わらないほどの成績を残していますし、争いは熾烈ですね。
まずは、29日のエントリーがどのようになるか、注目です。
箱根駅伝ファンのための情報集
【箱根駅伝ファンのためのリンク集】
【【結果も!】2022年度箱根駅伝ファンのための競技会日程】
姉妹サイトより
【箱根駅伝アニメ:風が強く吹いている完走】
ウマ娘【競走馬元ネタ解説シリーズ】
コメント
管理人様、全チームの区間予想お疲れ様です。
さて三冠王手の駒澤ですが、今までずっと大会前には持ちタイムから
管理人様に「優勝候補」に挙げて頂きながら裏切ってばかりでしたので
今回こそ、汚名返上で三冠といきたいところです。
区間予想は、佐藤の距離適応と芽吹の回復は問題なしという前提で、
管理人様の予想から1区:篠原、7区:花尾が入れ替わるだけです。
1区篠原は高速化の場合、スピードが活きるだろうというのと、
来季の主力の篠原に往路を経験して欲しい。7区花尾は万一復路で追いかける
展開の場合今季の花尾は切り札になるだろうという考えです。
山はどちらも候補2人ずつ、直前の調子で決まるのかなと思います。
とはいえ激坂好走の宮城と大坪(昨年)がサブにも入らないという事は
より期待できますね
しかしファンの贔屓目ですが豪華な面子。復路にハーフ60分台~62分前半が並ぶなんて
前代未聞でしょう。6区の小野も5千m13分40秒台、1万m28分台、ハーフ63分前半で
他校なら充分主力ですからね。
この選手層なら今まで駒澤が箱根で露呈してきた本番でのブレーキが起きず、
青学初優勝の91回大会、青学の層の厚さを誇って原監督がトークバトルで発した、
「弾は未だ(復路に)残っとるがよ」
を今度は駒澤が復路で実践してトラウマ払拭して欲しいと思っています。
あと一週間全大学全選手コロナ含めアクシデントない事願うばかりです。
>パトレーゼさん
ありがとうございます。
何とか終わりました。(来年の増枠に対応できるかどうかのスピードですが(苦笑))
篠原選手の往路も、監督がだいぶ匂わせているのですよね。やっぱりハーフ最高で61分少しで走る力もあるわけですので、スピードが活きる区間のどこかに起用するかもしれません。
山登りは、本当に主力選手の可能性でていますね。金子選手以外にサブらしき選手がいないので、山川選手や山野選手あると思います。6区は58分前半なら、小野選手適性あればといけるかなぁ…。確かに、駒大は、91回大会の時乃をお返しするチャンスですので、勝てるかどうか注目です。
僕の予想と同じなのは2~4、6、7、9かなあと思う。
違うのはまず1区はどこでも走れる花尾はここには置いてこないと思うけどなあ。円か篠原の調子のいい方だと思います。2~4はこのメンバーでしょう。この3人でいって負けるなら諦めがつきますし田澤は近藤の少し後ろでもらうと相澤のような区間新が見れるかもしれませんね。お互い5分台決着とか見たら伝説になりますね。佐藤は出雲全日本のようにガンガンいけばいいかなとりあえず61分台ではしれば簡単に抜かれることはないと思いますが芽吹は出雲みたいな走りをすればいいと思います。1年時に山も経験しているから登りも得意なはずここも61分台で行くのに期待。山は山川か金子なのでしょうが経験が生きるし前回の金子より上なのは今年調子が謎な若林なので区間賞もあるからここは変えないはず。下りは小野かなあもしかするとここに伊藤はあるかもしれませんが出雲からエントリーしてるなら平地なのかなあ7区は篠原かな8区に2人目の1年生ここに山のサブも山川のはず。9,10区は山野、アンカーは花尾かな。この2人なら昨年の区間新に挑めるはずだしこの2人で負けたらまじで諦めがつくと思う。往路負けてたらギャンブルで6区篠原7区安原8区赤星もあるかもですね。
>こばさん
花尾選手はギリギリになって入れ替えましたけど、やっぱり無理あるかなぁ(直前まで1区円10区花尾選手でした)。2区田澤選手がどういう位置でもらえるか。近藤選手と競り合う場面になれば、65分台区間記録も見えてくるでしょうけど、勝利には、1区襷リレーの時点で突き放しておきたいところだったり…。
6人交代枠ありますので、おっしゃる通り、復路3人~4人交代できるくらいの区間オーダーにしてくると思います。
私予想でも
1-2-3-4
は一緒です。
管理者さんが言われるように、今回の1区はかなり展開が読めないですし、
エントリー次第でいろいろな展開が予想されます
そこに盤石に対応できるとすると、花尾選手が適任だと思っています
2区はもちろん田澤選手なのですが、もし鈴木選手の状態がよく2区をまかせられるなら
2-4が逆も少しの可能性としてあるのかな
そうなると私的には優勝の確率がグッとあがるような気がします
3区佐藤選手は確かに未知数ですが、いっても高校時には4区を区間記録で走ってますので
不安感こそあれど、やはりしっかり走ると思います!
読めないのが山ですね
特に5区は大きく差が出てしまいますし、ここが3冠最大のポイントでしょうか。
残りについては、ハーフ日本人学生歴代1位の山野選手、6位の篠原選手をもいますので、
なんとも贅沢な布陣です。
近年は選手層の薄さを言われてきましたが、ハーフ日本人学生歴代1位、6位を往路に予想しないくらい贅沢な布陣はもう選手層が薄いなんてないですね!
戦力分析数値こそ青山と同格ですが、メンバーだけを比較すると頭ひとつ抜けてるのかなっと思います!
>冬の風物詩さん
花尾選手は、出雲1区では青学目片選手に勝利していますし、もう一度ぶつけてもいいと思います。ショートはともかく、ロングスパートなら、スタミナで対応するこは可能でしょう。
こうなると、3区出走者がますます重要ですね。2区だけで流れは決まらないと思います。青学が強い3区を、3区で流れを引き渡さないようにできるかどうか。佐藤選手は、距離さえ大丈夫なら、ロード、さらに駅伝で+αが出る走りができますので、3区佐藤選手が決まれば。鈴木・山野・篠原選手らがまだまだいますので、流れが駒大にいくと思います。
円、田澤、佐藤、山野、山川
篠原、鈴木、安原、花尾、赤星
鈴木選手を万全に起用できるかが三冠の鍵だと思います。注目区間は3区、7区。
3区は佐藤選手に1時間0分台の快走を期待したい。15キロ以降の走りに注目。ここで青学大に先行されると厳しくなる。
7区は鈴木選手。駒大三冠に向けて、7区終了時で青学に先行することが必須。スピードを活かして、同じく故障明けから区間新記録を打ち立てた、明大OBの阿部選手のような走りを期待したい。
駒大と青学の一騎打ちを観たいです。
>なかじさん
青学大は3区で流れに乗っていく展開が得意ですので、スピードのある佐藤選手が距離対尾いうして、力でねじ伏せていくと、その後鈴木選手らがいますので、一気に駒大に流れがいくと思うのですよね。復路流れを作り直す7区で、区間記録並の記録が出れば、青学大の追走も交わせそうです。
駒澤ファンが読んでいてうれしくなるようなまとめ、ありがとうございます。以前ここに「圭汰は出雲まで」と書き込んだ頃は、今の状況を予想もできませんでした。しかし私は慎重派なので、
① 1区でトップに秒差
② 圭汰、芽吹の3、4区がともに区間賞争いで2位に1分差つけて5区へ
③ 山区間のアクシデントなし
ここまでいかないと安心できません。でも大八木監督の中では、この3つは高確率で達成する予想なんですよね。信じて当日を待ちます。