箱根駅伝2023(第99回)の16人エントリーが発表されました。
詳細まとめはこちら
https://hakonankit-fd.com/article/post-20336.html
以降、
1月2日(日)往路・3日(月)復路朝7時に、当日交代を含めて最終オーダー
1日最大4名、2日間で最大6名の変更が可能となっています。
このサイトでは、29日(日)までに、各大学の戦力分析と区間オーダーの予想を行っています。
続いて、
山登りエース選手が外れても戦力はまだまだ!東海大学です。
本サイトで戦力分析に、独自のランキングを使用しています。
7点:エース区間、山で貯金が望める選手
6点:エース区間、山で区間上位をとれる選手
5点:エース区間で区間中位以上いける選手
4点:主要区間で区間上位でいける選手
3点:繋ぎの区間で区間上位で走れる選手
2点:繋ぎの区間で区間中位で粘れる選手
1点:繋ぎの区間で耐えられる選手
0点:これまでの実績だと苦しい?or未知数
はっきりとした分け方はなく、
・過去の駅伝実績
・1万mなどの持ちタイム
・ここ数か月の大会の成績
などから、主が総合的に独断で判断しています。
ご了承ください。
ページコンテンツ
エントリーで最も衝撃が走ったのは東海大でしょう。前回5区で70分台の区間2位の好走で、下位に沈んでいたチームを、一時シード権内に引き上げる激走を見せました。
今年も大車輪の活躍、何人か主力を欠いた全日本予選では、1組で独走劇!暑さもあった中、1万m28分台のタイムで走り、大きな貯金をもたらし通過に貢献しました。
箱根予選では、復帰したエース石原選手が中盤から苦しみ、そして後方集団も全体的にペースを上げられない中、吉田選手がペースを切り替えて、どんどん前を追いっけて、チームトップの走り!危なく9位通過となりましたが、吉田選手の走りがなければ、予選落ちの危機でした。
その後は、5区山登り対策に専念するために、全日本駅伝はスキップして、山籠もり…だったはずなのですが、まさかのエントリー漏れでした。
東海大は、選手層は厚いのですが、柱が一人いなくなった状況に陥りました。それでも、シード権を狙う総合力はあるはず、もう一度戦力を見直しましょう。
11/13 世田谷246ハーフ
水野龍志②65分02秒
丸山真孝③65分22秒
神薗竜馬③66分07秒11/20 上尾ハーフ
杉本将太④63分18秒
金澤有真④63分23秒
竹割 真①63分34秒
折口雄紀③63分38秒
野島悠太②64分12秒
中井陸人①64分17秒
梶谷優斗②64分29秒11/20 1万m記録挑戦会
花岡寿哉①28分50秒25
宇留田竜希④28分54秒71
湯野川創①29分39秒32★
佐藤俊輔④29分47秒2511/26 八王子ロングディスタンス
19位石原翔太郎③28分13秒7811/27 日体大記録会
溝口 仁③28分43秒41
神薗竜馬③28分49秒13
水野龍志②29分06秒2511/27 丹沢湖20㎞
竹村拓真④63分43秒
湯野川創①64分08秒
梶谷優斗②64分14秒
中井陸人①64分14秒
宇留田竜希④64分44秒
越 陽汰②65分04秒
花岡寿哉①65分19秒
佐藤俊輔④65分46秒
竹割 真①66分19秒
7点:エース区間、山で貯金が望める選手
6点:エース区間、山で区間上位をとれる選手
石原翔太郎③28分05秒91
≪22全3区1位、予47位、21:箱3区1位、20:全4区1位≫
東海大のエース選手。1年時に全日本4区・箱根3区連続区間賞でデビュー、2年目春のトラックでは留学生顔負けのスピードを見せていた。しかし、その後故障で長期離脱し、2年目の駅伝は走れず。
3年夏前にようやく復調し、主力に復帰。箱根予選は途中で失速するも、全日本3区は他校エースに勝って、復活の区間賞。長い距離はもう少しという事で、2区ではなく3区を希望している。
5点:エース区間で区間中位以上いける選手
4点:主要区間で区間上位でいける選手
竹村拓真④28分54秒56
≪22全8区9位、関東IChalf4位、箱9区8位、21:全8区14位、箱10区8位≫
長い距離を中心に毎年確実に成長している選手。過去の箱根も10区と9区と長丁場を任せられともに区間8位と好走している。今年は関東ICハーフ4位、全日予選最終組を走るなどエース格に。夏に故障があり箱根予選は回避したものの、全日本では8区9位好走。調子を戻してきている。
3点:繋ぎの区間で区間上位で走れる選手
松崎咲人④28分39秒46
≪22全7区11位、予49位、箱2区17位、21:全2区7位、20:箱7区3位≫
1年時に上尾ハーフ62分前半を出し、箱根7区区間3位好走。総合2位に貢献している。その後故障で離脱を何度も繰り返したが、3年生秋から徐々に安定して試合に出られるようになった。箱根2区・全日本7区など、長距離主要区間を任せられることが多い。
花岡寿哉①28分47秒08
≪22全1区7位≫
高校時代から5千m13分台を出している実力者。日本IC5千m大学初レースで入賞を果たすと、一気に主力に。1万m28分台を出すと、全日本駅伝1区は最後まで集団で争って区間7位好走。箱根でも1区候補に挙がっている選手。
川上勇士④28分59秒60
≪22全4区15位、予270位、箱6区6位、21:全4区5位、箱6区5位≫
過去2年箱根駅伝6区山下りで、区間上位の好走をしている選手。平地の走力もあり、全日本駅伝は2年連続4区、箱根予選は集団のペースメイクを任された(給水で転倒してしまったが…)。最後の箱根路も山下りに合わせていくつもり。
2点:繋ぎの区間で区間中位で粘れる選手
梶谷優斗②28分27秒77
≪22全2区18位、全予4組7位≫
今年度前半戦は、トラックでエース格に。全日本予選最終組で全体7位の好走を見せて、他校のエースと戦ってみせた。夏以降練習を積めず、全日本2区は区間18位と苦しい走りに。その後、上尾ハーフ64分半など少しずつ上向き、16人には入ってきた。
神薗竜馬③28分42秒61
≪22箱3区15位、21:全5区6位、出5区5位≫
前年度の大学駅伝に全て出走し、区間一桁の成績を残したこともある。今期は箱根予選出走から漏れるなど出番がないが、秋以降に1万m28分台の好走を2度見せるなど、調子は上向いてきている。
宇留田竜希④28分47秒57
≪22全6区10位、予101位≫
今年度のチームの主将を務める選手。3年生までは主要大会で出番がなかったものの、今年は焼津ハーフなど長い距離を中心に結果を残していた。箱根予選・全日本駅伝出走メンバーに選ばれ、一定の安定感を示した。
越 陽汰②28分48秒72
≪22全予2組20位、箱7区3位≫
将来のエース候補の一人。前回は怪我明け3か月で7区3位好走するなどポテンシャルが非常に高い選手。今年は、ずっと調子が上がらなかったが、9月前庭神経炎に罹っていたことが判明。その後、実家で静養するなど治療は完了。急ピッチで調整している。
佐藤俊輔④28分54秒18
≪22全5区8位、予81位≫
1年時に上尾ハーフ63分台を出すも、怪我などで3年生まで出番なし。最終学年、夏前に1万m28分台のベストを出すと、箱根予選・全日本駅伝でついに出走。チームが波に乗れない中、粘りある走りで順位を上げている。
水野龍志②29分02秒44
≪21:出4区10位≫
昨年のルーキー時に、出雲駅伝に出走のチャンスに恵まれ4区10位の成績を残した。そこからレギュラーまでもう少しという結果が続くが、秋に1万m29分一桁2度マークするなど、一定の安定感を見せている。
竹割 真①half63分34秒
≪22予146位、21:高1区10位≫
高校駅伝で1区10位で好走している実力者。長い距離の練習は継続してできていて、箱根予選も出走している。この時は146位と結果が出なかったが、上尾ハーフで63分34秒好走。徐々に成果が出始めている。
1点:繋ぎの区間で耐えられる選手
丸山真孝③29分03秒81
秋になって、1万m29分一桁で複数回まとめるなど、台頭してきた選手。世田谷246ハーフで長い距離も経験して、65分22秒の成績を残している。
杉本将太④29分16秒89
≪22予196位、関東IC3障9位、21:関東IC1部3障6位≫
3000m障害が専門で、関東IC2年連続決勝で戦っている選手。一方、長い距離も成果を残していて、前回の箱根もエントリー。一旦は5区山登りにエントリーされていた(当日変更)。今期は全日予選1組・箱根予選に出走。その後、上尾ハーフで63分18秒、長距離でも結果が出てきた。
折口雄紀③half63分38秒
今年度、記録会にコンスタントに出場し、ここにきて急上昇。10月に1万m29分台をマークすると、上尾ハーフで63分38秒好走。メンバーに割って入ってきた。
中井陸人①half64分17秒
≪21高1区47位≫
箱根予選にエントリー14人の中に入っていた1年生。上尾ハーフで64分17秒の成績で、長い距離で非凡なものがあるのを示した。
0点:これまでの実績だと苦しい?or未知数
上位10名合計:29点
(参考:30点前後シード権争い、40点以上優勝争い)
【過去3年間成績】
98回総合11位
97回総合5位
96回総合2位
まず柱になるのは、3年生石原選手ですね。怪我による長期離脱を乗り越えて、全日本3区区間賞で涙の復活。その後、八王子ロングディスタンスでセカンドベストの28分16秒、状態も上向いてきていました。満を持して2区を挑めるかどうかは際どいそうですが、往路区間で爆発力のある走りをする可能性は高まってきました。そうであれば、昨年苦戦した往路を組める可能性が出てきた。
花の1区は2人候補がいます。まずは日本IC5千m・全日本1区を担当して結果を出している花岡選手。ハーフマラソンの公式記録こそないものの、秋は外したレースなく安定している。そして、全日予選4組7位の激走があった2年梶谷選手。秋は不調だったものの、調子があれば、非常に1区に向いているタイプだ。
それと、長い距離の経験値が高いのは、全日本7区8区で繋いだ4年松崎・竹村選手。松崎選手は前回箱根2区を経験、ここは力負けしてしまったものの、箱根予選もチーム3番手と一定の安定感はあります。
竹村選手は、長い距離を中心に確実に積み上げてきています。特に今年は、関東ICハーフ4位好走、故障明けだった全日本駅伝8区は区間9位。ここまでくると往路主要区間候補になってきそうだ。ある程度彼らで算段は立つだろうか。
山に関しては、下りは候補が大勢。2年連続58分台で走っている川上選手は勿論ですが、神薗選手も下りが比較的得意と前回は3区に抜擢されていました。そして、折口選手も持ち前のスピードを生かしたいと、希望。ここは調子のいい選手の起用となりそうか。
問題の山登りは、候補は一人いて、前回も出走候補となっていた4年杉本選手が今回もエントリー。3000m障害の脚力は間違いなく魅力だ。長い距離は上尾ハーフでついに結果がでた形だが、勤まるか。あとは竹割選手ら、長い距離に非凡な門を持つ若手ということもありえそう。このあたりは、うまく繋いでいきたい。
復路は全般的に4年生が中心か。箱根予選で一緒に走り、全日本駅伝5区6区で繋いだ佐藤・宇留田選手がいます。どちらも佐藤選手が少しずつ成績が上でしたかね。
ここに、前回7区好走した越選手が間に合えば入るか。先の竹割選手ら1年生や、1万m29分一桁と安定している水野・丸山選手あたりもレギュラー候補に挙がっています。29分一桁で何とか16人に入るということで、一定の総合力はありますね。今一度オーダーを考えてみたい。
改めてオーダー予想。選手の調子も見極めながらになりますね。
1区(21.3km)花岡寿哉①28分47秒08
2区(23.1km)竹村拓真④28分54秒56
3区(21.4km)石原翔太郎③28分05秒91
4区(20.9km)松崎咲人④28分39秒46
5区(20.8km)杉本将太④29分16秒89
6区(20.8km)川上勇士④28分59秒60
7区(21.3km)神薗竜馬③28分42秒61
8区(21.4km)竹割 真①half63分34秒
9区(23.1km)佐藤俊輔④28分54秒18
10区(23.0km)宇留田竜希④28分47秒57
1区花岡選手…1区は堂々ルーキー花岡選手になるのではないでしょうか。秋、日本IC5千m入賞してから、各レース本当に安定した成績を残しています。1万m28分台も2度マーク、集団で競り合って、最後までついていける力があると見ます。
2区竹村選手…2区は竹村選手と見ます。箱根予選こそ故障明けで走ってないものの、今期一番主要大会で長い距離安定しているのですよね。関東ICハーフに、全日本8区も単独走が長い中まとめています。箱根2区でも、最終的に食い下がる形で、まとめることはできると思います。
3区石原選手…さて、前が見えていたら猛然と追っていくだろうエース石原選手を3区に。八王子28分16秒でかなり戻ってきた印象ですが、長距離はもう少しと言うことで、今年は一番イメージの言い区間がいいかなと。スピードに乗って行けた時の、個人記録は非常に楽しみです。
4区松崎選手…順調なら総合一桁順位に入っているだろう4区で、4年生松崎選手にタスキを託すと予想します。1年時に裏の7区で好走していますし、今年も箱根予選など安定して走っています。この区間が、向いていると思うのですがどうでしょうか?流れをキープしたい。
5区杉本選手…5区は迷いました。思い切って1年生の起用も考えましたが、昨年もリザーブで控えていた4年杉本選手に託すと予想します。3障をこなすなど脚力は充分、長い距離もある程度目途が立ったところ、最初で最後の箱根路、任せてみたい。
6区川上選手…2年連続山下り58分台で下っているスペシャリストですね。秋は転倒があった箱根予選はともかく、全日本4区を外したのが気になりましたが、ここは経験豊富な区間。バッチリ合わせてくれることを期待したい。
7区神薗選手…神薗選手も比較的下りが得意、前回は往路3区抜擢されていました。さすがに力負けしましたが、他の大会は概ねまとめている印象です。最初の3㎞など全体的に下りもある7区で力を発揮できるのではないでしょうか。区間一桁で流れに乗せていきたい。
8区竹割選手…高校駅伝1区10位成績を残すなど、高校時代から実力がある選手。夏から長い距離も継続的に練習も詰めているそう。長丁場の8区も、持っている走力で乗り切れるのではないかと思います。
9区佐藤選手…長丁場の区間は、今回は4年生の出番になるかなと思います。箱根予選で、10㎞で集団が崩れる中、何とか順位を上げにかかっていて、駅伝デビューの5区で一桁順位の佐藤選手が、復路エース区間9区かな。単独走の強みが出れば、区間順位が上がるはずだ。
10区宇留田選手…最後は、宇留田主将で締める流れかなぁ。初箱根・4年生というと、昨年の悪夢がよぎりますが、宇留田選手は今年春から長距離でコンスタントに結果を出していますので、自信を持って走っていけると思います。シード権で締めたい。
5区吉田選手のエントリー漏れがよく言われていますが、前回8区一桁順位の入田選手、そして箱根予選好走していた1年鈴木選手と、結構選手が入れ替わっているのですよね。
それでも、柱はいます。エース石原選手が完全復活間近まで調子を上げてきていて、4年生で主要区間好走経験のある松崎・竹村選手が概ね順調。山下りの川上選手も健在です。
花岡・梶谷選手といったスピード抜群の若手選手もいますし、ロードで活躍しそうな1年竹割選手に、ポイントで活躍してくれそうな神薗・越選手、そして、おそらく長距離ロードにかけている佐藤・宇留田選手ら…。タレントは揃っているんですよね。
プレッシャーかけるわけではないですが、やはり5区山登りがどこまでいけるか。この区間も高速化が進んできていますので、高い走力が必須になってきます。この区間で遅れなければ、総合力で充分見返すことはできるはずです。
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