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今年度から、春の時期は、男子実業団駅伝チームの紹介をしていこうと思います。
勿論、箱根駅伝ランナーが多く所属しているから、というのもありますが、
昨今、実業団駅伝チームを閉鎖する企業さんが多くなってきています。
企業運営上仕方がないのですが、陸上長距離ファンとして何かできることはないかと思ったのが、現時点の実業団チームのまとめです。
確実に強豪への道を突き進んでいくSGホールディングスです。
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■関西実業団陸上競技選手権大会
10000m
1位鈴木勝彦28分45秒19
3位川端千都28分47秒03
5位湯澤 舜28分56秒82
8位橋爪孝安29分14秒29
5000m
22位平田幸四郎14分35秒84
1500m
佐藤悠基3分53秒69
■第105回日本陸上競技選手権大会(兼 東京2020五輪代表選考会)
10000m
27位千葉直輝28分53秒57
1500m予選
戸田雅稀・千葉直輝
5000m
6位佐藤悠基13分38秒40
21位鈴木塁人14分02秒95
3000m障害
8位阪口竜平8分34秒94
■第69回全日本実業団対抗陸上競技選手権大会
5000m
17位鈴木勝彦13分39秒94
10000m
11位佐藤悠基28分22秒74
24位川端千都28分50秒28
佐藤選手がトラックシーズンからしっかり活躍しているのですよね。日本選手権では5千mで6位に食い込み、全日本実業団では1万mで11位。マラソンを見据えながら出場していて、この走力は本当に高いですね。この他、阪口選手が3000m障害で五輪を狙いますが、8位に。また、鈴木勝彦選手が全日本実業団で健闘しており、17位ながら13分39秒の好タイムでした。
■第64回関西実業団対抗駅伝競走大会
1区(12.6㎞)6位橋爪孝安 6位通過
2区(7.7㎞)1位アンティバス キベット 2位
3区(10.9㎞)3位三上嵩斗 1位
4区(9.5㎞)1位千葉直輝 1位
5区(16.0㎞)2位湯澤 舜 1位
6区(11.0㎞)1位鈴木塁人 1位
7区(12.8㎞)1位川端千都 1位
予選は盤石でしたね。1区橋爪選手が6位スタートも、2区キベット選手が区間賞の走りで2位まで浮上、3区三上選手でトップに立つと、あとは選手層の差がありましたね。千葉・鈴木・川端選手と3つ区間賞、湯澤選手も区間2位。川端選手がフォーム変わっていて、安定感増していたのがポイントでした。
■第66回全日本実業団対抗駅伝競走大会(ニューイヤー駅伝)
7位SGホールディングス
1区(12.3㎞)25位湯澤 舜35分14秒 25位通過
2区(8.3㎞)13位アンティバス キベット22分58秒 19位
3区(13.6㎞)9位鈴木塁人37分46秒 15位
4区(22.4㎞)12位佐藤悠基65分19秒 15位
5区(15.8㎞)7位川端千都48分49秒 11位
6区(12.1㎞)12位千葉直輝37分25秒 11位
7区(15.5㎞)2位三上嵩斗47分21秒 7位
昨年あと僅かで逃した8位入賞が求められていました。1区湯澤選手が25位で繋ぐと、2区キベット選手3区鈴木塁選手でじわりじわり浮上して総合15位に浮上。2年連続最長距離4区登場となった佐藤選手がやや苦しむも区間12位で凌ぎました。
ここから向かい風になりますが、後半区間も奮闘します。5区川端選手が区間7位の走りで前を追い11位に浮上、6区千葉選手が繋ぐと、7区三上選手が猛烈に追い上げて区間2位激走!ラスト競り合いも勝ち切って7位!見事に22年ぶりの入賞でした。
■第50回全日本実業団ハーフマラソン大会
11位佐藤悠基60分46秒※SGホールディングス記録
20位湯澤 舜61分09秒
34位橋爪孝安61分27秒
竹下 凱63分57秒
三上嵩斗65分21秒
■第105回日本陸上競技選手権大会クロスカントリー競走
51位戸田雅稀31分19秒
マラソン練習の過程で出場した佐藤・湯澤選手が好記録!特に佐藤選手は60分46秒と非常に高パフォーマンスでした。62分予定だったそうですが、終盤の方が体が楽に感じられるといったレースだったそうです。湯澤選手の61分09秒もさすがですね。
800m
戸田雅稀1分51秒35 2021/06/05第288回日本体育大学長距離競技会
1500m
千葉直輝3分44秒75 2021/07/10ホクレン網走大会
鈴木塁人3分48秒57 2021/04/03第2回東京陸協ミドルディスタンスチャレンジ
戸田雅稀3分49秒18 2021/04/25第69回兵庫リレーカーニバル
千葉直輝3分50秒80 2021/04/25第69回兵庫リレーカーニバル
佐藤悠基3分53秒69 2021/05/16関西実業団陸上競技選手権大会
3000m
川端千都7分57秒16 2021/07/03ホクレン士別大会
千葉直輝8分00秒50 2021/07/03ホクレン士別大会
阪口竜平8分05秒76 2021/04/03第2回東京陸協ミドルディスタンスチャレンジ
戸田雅稀8分14秒03 2021/04/03第2回東京陸協ミドルディスタンスチャレンジ
橋詰大慧8分24秒06 2021/04/03第2回東京陸協ミドルディスタンスチャレンジ
村澤明伸8分45秒74 2021/04/03第2回東京陸協ミドルディスタンスチャレンジ
中距離は、戸田選手が強いかと思われましたが、昨シーズンはやや苦しんでいたのですよね。1500mは千葉選手が一番良い成績でした。3000mでは、ロードのイメージの川端選手が唯一の7分台となる7分57秒でトップ!今年は力をつけていましたが、この距離でチーム内トップとは。あとはミドルディスタンスで阪口選手も8分05秒のタイムを出しています。
5000m
アンティパス キベット13分08秒58 2021/10/02第291回日本体育大学長距離競技会
佐藤悠基13分35秒74 2021/07/03ホクレン士別大会
鈴木塁人13分37秒06 2021/04/10第29回金栗記念選抜中長距離大会
鈴木勝彦13分39秒94 2021/09/26第69回全日本実業団対抗陸上競技選手権大会
エドウィン キプケモイ13分40秒80 2021/10/02第291回日本体育大学長距離競技会
千葉直輝13分47秒10 2021/10/02第291回日本体育大学長距離競技会
川端千都13分47秒25 2021/04/10第29回金栗記念選抜中長距離大会
阪口竜平13分50秒05 2021/12/05第293日本体育大学長距離競技会
戸田雅稀13分53秒52 2021/05/19第1回絆記録挑戦会
關 颯人13分53秒74 2021/12/05第293日本体育大学長距離競技会
湯澤 舜13分55秒34 2021/06/06第288回日本体育大学長距離競技会
三上嵩斗13分56秒40 2021/07/10ホクレン網走大会
橋爪孝安13分56秒06 2021/07/07ホクレン深川大会
戸田雅稀14分04秒03 2021/05/04第1回東海大学中長距離記録挑戦会
平田幸四郎14分09秒30 2021/07/07ホクレン深川大会
橋詰大慧14分47秒83 2021/05/09第287回日本体育大学長距離競技会
村澤明伸14分59秒33 2021/06/06第288回日本体育大学長距離競技会
キベット選手が高パフォーマンスを見せていましたね。駅伝直前のレースで13分08秒と日本記録付近のタイム。特に関西予選で見事なスピードを見せていたと思います。日本人はなんだかんだ佐藤選手が13分35秒高パフォーマンス。また、鈴木塁・鈴木勝選手も13分40秒を切っています。エース選手が躍動しています。そして13名が13分台、実業団らしく高いパフォーマンスです。
10000m
アンティパス キベット27分22秒93 2021/12/04第293回日本体育大学長距離競技会
湯澤 舜28分07秒92 2021/12/04第293回日本体育大学長距離競技会
川端千都28分21秒16 2021/11/27八王子ロングディスタンス
千葉直輝28分21秒67 2021/12/04第293回日本体育大学長距離競技会
佐藤悠基28分22秒74 2021/09/25第69回全日本実業団対抗陸上競技選手権大会
鈴木塁人28分23秒40 2021/10/02第291回日本体育大学長距離競技会
三上嵩斗28分25秒44 2021/11/27八王子ロングディスタンス
橋爪孝安28分39秒27 2021/12/04第293回日本体育大学長距離競技会
鈴木勝彦28分45秒19 2021/05/14関西実業団陸上競技選手権大会
竹下 凱28分46秒95 2021/12/04第293回日本体育大学長距離競技会
八巻雄飛29分55秒40 2021/04/24第286回日本体育大学長距離競技会
平田幸四郎30分32秒29 2021/10/02第291回日本体育大学長距離競技会
柿原聖哉30分30秒98 2021/05/14関西実業団陸上競技選手権大会
こちらでもやはりキベット選手。27分22秒の高パフォーマンスです。12月日体大であの駒大田澤選手らとずっと一緒に集団で走っていました。今後も注目ですね。日本人は28分台に留まりましたが、NY駅伝の過程と考えると悪くないでしょうか。湯澤・千葉選手が同じ12月日体大で、川端・三上選手が八王子で28分前半を出しています。このあたりレベルが高いですね。
2000m障害
阪口竜平5分29秒89 2021/04/25第69回兵庫リレーカーニバル
3000m障害
阪口竜平8分23秒93 2021/05/09READY STEADY TOKYO
阪口選手は、春先絶好調だったのですよね。兵庫リレカ2000m障害で日本記録樹立、5月の東京五輪手テストレースで8分23秒の自己ベスト、五輪の標準もここで切っていましたので、本当にあと少しでしたね。
ハーフマラソン
佐藤悠基60分46秒 2022/02/13第50回全日本実業団ハーフ
湯澤 舜61分09秒 2022/02/13第50回全日本実業団ハーフ
橋爪孝安61分27秒 2022/02/13第50回全日本実業団ハーフ
柿原聖哉63分30秒 2021/05/05札幌マラソンフェスティバル
竹下 凱63分46秒 2021/05/05札幌マラソンフェスティバル
八巻雄飛63分57秒 2021/05/05札幌マラソンフェスティバル
平田幸四郎64分04秒 2021/05/05札幌マラソンフェスティバル
三上嵩斗65分21秒 2022/02/13第50回全日本実業団ハーフ
フルマラソン
湯澤 舜2時間7分31秒 2022/03/06東京マラソン
佐藤悠基2時間8分17秒 2022/03/06東京マラソン
平田幸四郎2時間9分57秒 2022/02/27大阪びわ湖毎日統合マラソン
(平田幸四郎2時間12分37秒 2021/12/19第52回防府読売マラソン)
八巻雄飛2時間13分25秒 2022/12/05第75回福岡国際マラソン
柿原聖哉2時間19分29秒 2022/02/27大阪びわ湖毎日統合マラソン
橋爪孝安2時間21分28秒 2022/02/27大阪びわ湖毎日統合マラソン
ロードレースは少し少なかったですが、その中で色んな選手が結果を出しています。ハーフマラソンは、札幌マラソンフェスティバルで柿原・竹下選手が頑張り、フルマラソンでは、平田・八巻選手が頑張ってますね。
その中で、東京マラソンで結果を出した、湯澤・佐藤選手がやはりすごかったですね。湯澤選手は2時間7分31秒の好タイム、ここにきてロードの強さがどんどん増しています。そして、佐藤選手2時間8分17秒自己ベスト更新でMGC出場権を獲得しています。
実業団ハーフの後、40㎞走も早いペースで行い、その後疲れが抜けない中、粘り切って日本人6番手に食い込んだそうです。必ずしも、良くない体調の中で粘れたのは、ご本人にも確かな手ごたえがあったのではないでしょうか。今後のレースも楽しみです。
・柿原聖哉
・鈴木勝彦(SUBARUへ移籍)
・橋詰大慧(退部・引退)
・阪口竜平(Onへ移籍)
いろいろとびっくりです。まず青学大卒業してからまだ4年の橋詰選手が早くも引退。確かに昨年の5月以降レースに出ていなかったですが、早い段階で現役にケリをつけた…ように見えますね。柿原選手も部員名簿から名がなくなって引退かな?
さて、有力選手の移籍もありました。トラック5千m13分40秒切のベストを出していた鈴木勝彦選手がSUBARUへ移籍。今年のNY駅伝に限れば、準優勝のチームへの移籍。新天地への移籍が楽しみです。
それから、3000m障害で日本トップ以上を狙える阪口選手が、「Onアスリート」へ!2020年に世界のエリートランナーと米国のコーチで、アスリートのクラブが発足していましたが、日本人では初めての加入となります。ベストタイムは確実に上がってきています。新天地で、さらなる+αが出るといいですね。
・中谷雄飛(早稲田大)
・橋本大輝(明治大)
新加入は今回は2選手に留めていますかね。部員数は結構多いですね。ただ、その代わり濃い面子ですね。早大中谷選手は、高校時代の佐久長聖から有名ですね。早大卒は初ですが、佐久長聖卒というと、佐藤選手に關選手といますからね。いい環境かな?
明大橋本選手がびっくり。明治大は名門ですが、橋本選手が頭角を現したのは4年生秋になってからなんですよね。箱根予選・全日本駅伝・箱根駅伝10区と活躍していました。勢いにのるSGホールディングスのお眼鏡に叶ったのでしょう。実業団での幅滝に注目です。