2月・3月上旬は、箱根駅伝出場チームの振り返りや、次年度への簡単な分析をしていきたいと思います。
順番は総合順位順から変えます。
続いて、
エース田澤快走!前回覇者の意地!
駒澤大学です
大八木監督の考え方を詳しく知ることができる良記事。青学に勝つには序盤から後手に回らせるようにするしかないよね。。
駒澤大・大八木監督が箱根駅伝での誤算を語る。有力校の主力が残る次回大会は「本当に戦国時代になる」(webスポルティーバ)#Yahooニュースhttps://t.co/GimjqTEaMl
— KEITH (@Komadenden1) January 20, 2022
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【駒澤大学】第98回箱根駅伝2022振り返りと、次年度へ向けて
前年度開催の、全日本駅伝・箱根駅伝いずれも連覇。春シーズンは、3年生エース田澤選手以外にも、2年生鈴木・唐澤選手がトラックで大活躍!他にも記録を伸ばしていた選手がいて、今年度も駅伝シーズンは、駒澤大が中心ではないかと言われていました。
その中、出雲駅伝は、エース田澤選手こそアンカーに配したものの、鈴木選手は疲労骨折で外れ、他にも新しい戦力の起用もあった。本番、夏日にも迫る気温や強風に崩れるランナーもいて、まさかの5位。駅伝の難しさを痛感することになった。
連覇がかかる全日本大学駅伝は、驚きの采配となった。エース田澤選手は7区に配置だった。この采配が的中し、6区から追い上げを開始すると、7区田澤選手で一気にトップ。アンカー花尾選手も、青学大に追いつかれながらも、残り2㎞で突き放して優勝!2連覇を飾りました。
この結果に、箱根駅伝も駒大と青学大の”2強対決”で盛り上がっていた。不安があるとすれば、2年生中心であることや、鈴木選手の復帰がやや遅れていることでしたが…その中での戦いでした。
箱根駅伝2022振り返り
🥉位駒澤大学10時間54分57秒
往路🥉位5時間25分34秒・復路9位5時間29分23秒
区間 | 区間順位 | 名前学年 | 区間タイム | 通過順位 | トップ差 |
1区(21.3㎞) | 🥈位 | 唐澤拓海② | 61分19秒 | 2位 | 39秒 |
2区(23.1㎞) | 🥇位 | 田澤 廉③ | 66分13秒 | 1位 | -1分02秒 |
3区(21.4㎞) | 16位 | 安原太陽② | 64分01秒 | 5位 | 1分59秒 |
4区(20.9㎞) | 9位 | 花尾恭輔② | 62分42秒 | 6位 | 2分55秒 |
5区(20.8㎞) | 4位 | 金子伊吹② | 71分19秒 | 3位 | 3分28秒 |
6区(20.8㎞) | 6位 | 佃 康平④ | 58分53秒 | 2位 | 3分18秒 |
7区(21.3㎞) | 10位 | 白鳥哲汰② | 64分12秒 | 2位 | 4分51秒 |
8区(21.4㎞) | 18位 | 鈴木芽吹② | 67分47秒 | 6位 | 7分49秒 |
9区(23.1㎞) | 4位 | 山野 力③ | 68分47秒 | 4位 | 9分21秒 |
10区(23.0㎞) | 6位 | 青柿 響② | 69分44秒 | 3位 | 11分15秒 |
1区唐澤選手…春のシーズンは、この2年唐澤選手の話題は相当話題になりましたよね。5千m・1万mとも関東IC2部日本人トップの快走!ベストも5千13分29秒・1万28分02秒と日本陸上界一線級のものとなっていました。
夏に不調に陥って、出雲駅伝は4区8位とやや額面割れ、全日本駅伝は出場せず、翌週の世田谷ハーフに出場。62分45秒と、徐々に調子を上げてきていました。
本戦では、区間記録並のペースの第2集団にもしっかりついていっていました。さらに六郷橋での仕掛け合いでは主導権を握る場面もあり、ラスト1㎞を切ってから持ち前のトラックのスピードを存分に生かしたスパート。見事61分19秒の区間2位!駒大としては最高のスタートを切りました。
2区田澤選手…大エース3年生田澤主将。春は日本選手権1万m2位など、東京五輪まであと一歩まで迫った。秋になっても、出雲駅伝ではチームが崩れる中一人奮起、全日本駅伝は7区でチームを連破に導いた。
さらに12月日体大記録会で27分23秒44!オレゴン世界陸上標準切&日本人学生新&日本歴代2位、陸上界屈指の好選手とまであがっていました。不安があるとすれば、上り坂は不得手、記録会1ヵ月での箱根駅伝ということだったが、もう問題にしなかった。
トップと39秒差の2位で襷を受け取ると、2分52秒程平均でしっかり前を追っていく。7.2㎞で先頭に躍り出ると、あとは後続突き放す一方だった。権太坂までは、65分台や区間記録が十分狙っていけるタイムだった。
ラスト3㎞の上りは、単独走ということもあったかやや苦しみ、65分台は逃したものの、66分13秒歴代3位のパフォーマンスで区間賞!何人もの留学生が走っていても勝ち取ったことに価値があります。2位浮上の青学大とも1分02秒差となり、ここまでは駒澤大のペースでした。
駒大・田澤廉 小学生時代に「嫌々」始めた陸上で世界を目指すまで
今や学生長距離界にとどまらず、長距離界の担い手となった田澤だが、陸上を始めたのは「嫌々」だったとか。陸上との出合いから、世界を意識し始めたきっかけなどを聞いた。#田澤廉
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— 月陸Online/月刊陸上競技 (@Getsuriku) February 15, 2022
3区安原選手…ただ、そう簡単にうまくいかないのが、すべての区間で20㎞を超える箱根駅伝。安原選手は今シーズンから駅伝レギュラー、全日本駅伝では6区2位の好走で、優勝をアシストしていたランナーです。
一部主力選手が故障したこと&下りが得意ということで3区に起用されました。遊行寺坂を含む10㎞は28分40秒程。まずまずですが、高速化駅伝ではそこまで早いペースではありませんでした。
13㎞で1分以上離れていた東国・青学に追いつかれると、離された14㎞からは一気に後退。帝京・國學院にも交わされ、総合5位へ。トップと1分59秒も差がついてしまいました。ここはまさかの流れでした。
4区花尾選手…一気に主力選手に成長した2年生の選手。出雲駅伝は3区で初の主要区間ながら粘りの走り、全日本駅伝はアンカーで青学大とのマッチレースを制した強心臓の持ち主。前回の箱根は7区、裏の区間を経験していて追い上げを期待されていました。
でしたが、1㎞3分ペース、10㎞通過が30分00秒ということで、前半からいくことはできず。後方から創価・順大らが追いつかれ、そこからのバトルはしっかり参加していました。酒匂橋以降はトップを追い上げる走りを見せましたが、創価に続き総合6位、トップと2分55秒の差がついていました。
5区金子選手…この2年金子選手が頑張ったのですよね。勿論伸びてきていましたが、駒大の選手層で決して目立っていたわけではありませんでした。激坂王で奮闘していましたが、それでもチーム2番手。1番手の大坪選手か、ずっと準備しているという4年佃選手と思われていました。
でしたが、数秒前にいた帝京大・創価大に追いつくと、登りに入ってからは帝京大との選手と区間賞争いのペースで駆け上がっていきます。10㎞過ぎで脚が痙攣したので、ここからは遅れますが、小涌園過ぎ13.3㎞で國學院大を捉え3位に浮上します。
下り以降もしっかりペースをキープ。最終的に71分19秒区間4位の頑張り、これは大きな収穫ですね。トップと3分28秒差の往路3位のゴールテープとなりました。連覇は難しい状況ですが、大八木監督は一か八か狙っていく趣旨のコメントをされていました。
6区佃選手…復路は超攻撃型オーダー。驚いたのは6区山下りに4年佃選手の采配。5区や8区と上りの区間を準備していたのですが、5区の目途が立ったところで、下りも走れるということで急遽準備を進めていたそうです。
最初の上りは、寒さもあり伸びませんでしたが、下りに入ってから切り替えて、一気にトップを追い上げて2分46秒差まで一時追い上げます。。その道中では帝京大と順大と激しい2位争いを展開をしていました。
ラストの平地の競り合いはいっぱいいっぱいになりながらも競り勝って総合2位で中継。区間6位ながら58分53秒の好走、トップとの差も3分18秒差と追い上げる態勢を作りました。
7区白鳥選手…前回1区を務めた2年白鳥選手が7区に配置されました。寒さにはめっぽう強く、一昨年の12月日体大記録会で1万m28分14秒と爆発力を秘めていることを示していました。
序盤は、すぐ後方にいた順大を突き放していく走りでしたが、10㎞手前で発汗量が増えてきます。10.2㎞で順大に交わされ3位に後退。15㎞で20秒差つけられます。
ここから激しいバトルで、15㎞以降は逆に詰めていきます。19㎞で追いつくと一気に仕掛け再度単独2位へ。残り1㎞で10秒差つけますが、また順大が追い上げてくる展開。何とか逃げ切って総合2位で中継。ただ64分12秒区間10位、トップとの差は4分51秒差と苦しくなりました。
8区鈴木選手…箱根駅伝ファン大変注目だったのではないでしょうか。春5月に日本選手権で1万m27分41秒のビッグパフォーマンスで3位と急成長。一転、9月疲労骨折をして、秋以降はこの箱根駅伝が初レースでした。
序盤は順大を引っ張りながら区間記録を超えるペースで突っ込んでいきます。ですが、10㎞を超えてから3分05秒に落ち込みます。13㎞過ぎに順大に付き放され単独3位に後退します。
さらに15㎞付近で故障が発生してしまい、あとは完走するのが精いっぱいという状況に。中継所直前に中大・東国・創価に交わされて、総合6位へ、復活の走りとはなりませんでした。
9区山野選手…大八木監督は、2年連続9区となる3年山野選手に自信がありました。ここでトップと1分差まで詰まっていたらというコメントを復路朝されていました。現状トップとは8分、2位とも3分以上差があるので、まずは表彰台でした。
序盤の坂をリズムよく乗り切ると、中盤になって一気に3位集団目がけて追い上げを開始します。10.5㎞で創価大を交わして、15.5㎞東国大を交わして4位に浮上します。
その前の3位中大が大快走したため、追い上げはここまででしたが、68分47秒の区間4位と、前年を1分半近く上回る走りを披露。このあと2月での実業団ハーフの走りもうなずけますね。
10区青柿選手…一昨年の12月日体大記録会で、1万m28分20秒を出して、16人メンバーに割って入った選手。今年の全日本駅伝2区で初めて大学駅伝出走を果たしていました。
まずはペースを刻む走りでしたが、3位中大がペースが上がらず、じわじわつめていきます。17㎞で追いつくと、少し抵抗されますが、18㎞で突き放し単独3位へ浮上!
ここで終わらないのが今の接戦の箱根駅伝。後方じわじわ追い上げていた東洋大が、残り1㎞から強烈なスパート。残り300mで一瞬交わされます。ここは青柿選手も脚が残っていて、スパート合戦を制して総合3位ゴール。前回王者の意地は見せる順位でした。
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駒澤大は、全体的にスピードを非常に重視ししています。その分下級生に思い切り距離を走りこませるというのは、慎重に行っています。2年生が7名も入るオーダーでしたが、今の高速化、突っ込んで入っていける選手はまだ多くはなかった形でした。
首位を明け渡した3区安原4区花尾選手に関しては、大八木監督はまだまだ復路型だったという評価でした。それでも、多くの選手がいい経験だったのではないかと思われます。次年度は、多くの選手が上級生になりますので、楽しみがますます増えていくチームだと思います。
次年度へ向けて
トラックシーズンも楽しみですし、もしかすると世界選手権もあるかもしれません。駅伝シーズンも前年度よりあがっていくでしょうか。
残る今年の箱根メンバー
田澤 廉③27分23秒44
≪22:箱2区1位、21:全7区1位、出6区2位、日本1万2位、箱2区7位、20:全8区1位、箱3区3位、19:全7区1位、出3区2位≫
鈴木芽吹②27分41秒68
≪22:箱8区18位、21:日本1万3位、箱5区4位、20:全3区5位≫
唐澤拓海②28分02秒52
≪22:箱1区2位、21:出4区8位、関東IC2部1万3位5千3位≫
白鳥哲汰②28分14秒86
≪22:箱7区10位、21:箱1区14位≫
青柿 響②28分20秒42
≪22:箱10区6位、21:全2区10位≫
花尾恭輔②28分29秒82
≪22:箱4区9位、21:全8区4位、出雲3区4位、関東IC2部half2位、箱7区4位、20:全2区11位≫
山野 力③28分32秒71※新主将
≪22:箱9区4位、21:箱9区6位、20:全6区4位≫
安原太陽②29分08秒88
≪22:箱3区16位、21:全6区2位、出2区3位≫
金子伊吹②29分29秒62≪22:箱5区4位≫
残る補欠メンバー
東山静也③28分56秒27≪21:全5区8位≫
赤星雄斗②5千13分57秒55≪21:全4区4位≫
佐藤条二①5千13分40秒99≪21:全1区1位≫
篠原倖太朗①5千13分53秒92
≪21:出1区8位、日本IC5千m2位≫
大坪幸太③5千14分10秒05
その他有力選手
赤津勇進②28分30秒64≪21:出5区10位≫
中島隆太③29分04秒94
小野恵祟③29分13秒23
吉本真啓①29分18秒20
円 健介③29分30秒30
中洞 将②29分53秒75
田丸 颯①29分54秒14
宮内斗輝③29分55秒35
篠木珠良①30分04秒96
佐藤圭汰13分31秒19≪21高3区4位、IH5千m4位1500m2位、20高3区5位、19高2区1位≫
帰山侑大14分08秒86/29分18秒99
山川拓馬14分10秒48≪21IH5千m16位≫
山下 結14分10秒63≪21高4区13位、20高1区18位、19高4区22位≫
大エース田澤選手が最終学年、どんな結果を残すか。まず個人としてはこの楽しみがありますよね。主将という立場も、山野選手になりましたので、しっかり自分の協議に集中できそう。オレゴン世界選手権にも手がかかっていますので、この楽しみもあります。
チームとしても、新3年に主力が一気に増えて、上昇気流に乗っていける要素が増えました。唐澤選手がやはり、調子が上がれば凄いランナーということが箱根で分かりましたし、トラックがまた楽しみに。
安原・花尾・白鳥・青柿選手もまだ発展途上という印象です。次年度はもっと逞しくなっていくでしょう。どいう学年では一度は駅伝を経験した赤星・赤津選手といったあたりも、ここから大きく実力を伸ばすことができるかどうか。実力者鈴木選手は、じっくり怪我を治してから、ですかね。
また、箱根駅伝は走りませんでしたが、出雲・全日本では1年生の選手が1区を務めていたのですよね。出雲1区の篠原選手は箱根は故障明け間に合わずも、実業団ハーフで61分少し、1年生としてはとんでもない記録を出しました。佐藤選手は呼吸系のアクシデント、ただ全日本1区区間賞とポテンシャルは高いので、復帰を心待ちにしたい。
最上級生は田澤・山野選手が勿論引っ張っていくでしょう、全日本駅伝では走った東山選手もいますから、しっかりまとめあげていってくれると思います。
また、新入生は超高校級の選手が入学します。1500m・3000m・5000mと高校記録保持者である洛南高佐藤選手が駒澤大陸上部の門を叩きました。トラック中心で考えていますが、箱根も山以外は今のところ興味もあるかというところかな?まずは5千m12分台の目標達成が楽しみ。
このほかにも、駒大の門を叩いた実績あるランナーが数多くいます。やはり駒大と言うチームは魅力たっぷりだと思います。
超高校級ランナー佐藤圭汰が駒大へ入寮「在学中に5000m12分台で走りたい」
男子1500m(3分37秒18)、3000m(7分50秒81)、5000m(13分31秒19)の3種目で高校記録を持つ佐藤圭汰(洛南高3京都)が、4月に入学する駒大の道環寮に入寮した#佐藤圭汰 #駒大
|月陸Online https://t.co/NLFZChKetW— 月陸Online/月刊陸上競技 (@Getsuriku) March 9, 2022
まとめ
・来年への糧!3区安原4区花尾選手は必ず柱になる選手
・今大会最大の収穫5区金子選手が71分台粘りの走り!
・まさかの山下り!唯一の4年生佃選手が復路流れ作る
・覚醒!3年生山野選手が、箱根9区・実業団ハーフ快走!
・超高校級!佐藤選手が5千m12分台の志を持って入部へ
色んなニュースが飛び交いましたね。箱根駅伝だけみても色々ありました。1区唐澤選手がついに持ち前のスピードを駅伝でも発揮し区間2位、その流れで田澤選手がまさにエースの走りで、区間賞を獲得!駒大連覇を一瞬思いました。
とはいえ2年生7名で組んだオーダー。良かった区間と悪かった区間が少し差がでてしまい、最後は何とか表彰台を確保する3位でした。3区4区起用の安原・花尾選手はまだまだ発展途上、これを糧に成長すると思います。
その中で、大きな収穫は5区金子選手と9区山野選手。金子選手は、激坂王で登りはある程度走れることは分かっていましたが、まさか区間4位とは!山野選手は、監督も自信があるというところでしたが、しっかりチームを押し上げました。その後、実業団ハーフでも山野・篠原選手の好走がありましたね。
次年度は、チームが全体的に3年生主体になってくるので、駅伝シーズンは優勝候補に挙がってくることは間違いないので、どこまでいけるかですかね。得意の全日本大学駅伝は3連覇がかかります。
また、個人として楽しみな選手が2名。1万mでオレゴン世界選手権標準を切っている新4年田澤選手。主将の任務も外れたので競技に集中できるか。また、超高校級の走力を持つ佐藤選手が入部。まずはトラックの目標目指して頑張ってほしい選手。やっぱり、伝統校であり強豪校、目が離せないですね。
箱根駅伝ファンのための情報集
【箱根駅伝ファンのためのリンク集】
【2021年度箱根駅伝ファンのための競技会日程】
コメント
我が母校、駒澤大学の記事、ありがとうございます。内容も全く同感です。来年の箱根で個人的に夢見ているのは、1区…吉居に食らいついてそこそこ行けてしまう篠原 2区…オレゴンで自信を深めた田澤 3区…丹所に五分に渡り合う唐澤 4区…完全復活した芽吹 5区…さらに登りに特化して強さを増した金子 6区…下りに特化してきた条二 7区…1年目から距離に適応できてしまった圭汰 8区…悔しさで大きく成長した安原 9区…田澤並みの安定感を身に付けた山野 10区…自信と積極性を身に付けた花尾 で追ってくる青学に30秒差で逃げ切り優勝、というドラマです。
駒大かなり前のOB(いのっち)です。私の構想は、1区唐沢・2区レンタザワ・3区圭太・4区芽吹・5区金子で、芽吹の完全復活・圭太の距離対応が条件です。1区は確実に前でレンタザワにつなぐことが重要かと。6区篠原(区間新狙い)・7区条二・8区安原・9区大野・10区花尾で、8区・10区の二人は、スタミナ+突っ込んで入って後半も粘れるレースができるようになっていることが条件です。今年のような弱気の走りしかできなければ、青柿・赤星・東山等が変わってはいる構想。気持ちとしては、今年1年間しっかり走りこんだ哲太が3区か7区での区間賞の快走も期待します。もしかしたら、圭太以外の監督期待のルーキーの二人がロード・長い距離で強さを発揮の可能性感じます。1区・2区・5区・6区・9区はアクシデントが無い限りこのまま、残り5区間は、力をつけた選手・好調な選手をうまく振り分ければ、打倒・青学達成率90%、3冠可能と考えてます。
いのっちさんの構想はよく分かります。しかし、大きく離せない(離されない)1区に唐澤はもったいない感じがしてしまうのです。青学は1、2区は離されず、3区以降で力を発揮してくると考えると、こちらも3区以降に計算できるエースクラスを残したい。圭汰は距離対応ができたとしても、そのエースクラスにはまだかな、と思います。(理想はそうなってほしいですが)とにかく、万が一にも往路で青学に先行を許してはいけないので、3区に唐澤かな、と思います。
お2人が、芽吹4区推しなのはなぜでしょうか?
個人的に、芽吹は登り適性があるから8区あたりなんじゃないかとイメージしていたのですが
あと、現状からかなり成長したとしても、今の青学を打倒するのは相当厳しいんじゃないか…と個人的には思います
2区→田澤との差を1分台に抑えてくる近藤
3区→ほぼ日本人記録保持者の太田
5区→若の神から山の神へ成長途上の若林
8区→病み上がりで区間2位、遊行寺をトップで駆ける佐藤
9・10区→それぞれ従来の記録を1分弱ずつ更新した中村・中倉
+岸本+α
…一体、どこで稼げばいいのやら
田澤がヴィンセント超えして、金子が山の神ばりに覚醒すればワンチャン…?ってとこですかね?