箱根駅伝は、12月29日区間エントリーから
本番の1月2日3日まで、少し時間差があるんですよね。
しかも区間配置は、戦略的な変更可能。
この間を使っての、予想合戦が一番盛り上がりますよね。
当サイトでも、優勝候補を中心とした大学別分析と、区間別に分析していきます。
ちょっとでも盛り上がれればと思います。
ページコンテンツ
まずは大学別ですね。駒大と青学大の2強対決は勿論、表彰台やあわよくば表彰台もありえそうな6校の区間オーダーをもう一度見てみようと思います。
2強の中で、大いに議論を呼んでいる青学大のオーダーからみていきます。
5区の当日変更はない原監督
5区山登りと思われた飯田主将が補欠、その5区にはルーキー若林選手。狙っているという趣旨のコメントはあったものの、本当に5区エントリーになるのはびっくり。
そして原監督は、5区(6区)の山区間の当日変更はほぼ無いのですよね。勿論、昨年から6枚替えできますし、往路どの区間も走る走力のある飯田選手だからこそ…もありますが、5区若林選手規定路線かもしれません。
3区太田選手は、宮古サーモンハーフを制している
往路平地を見ると、1区3区4区が事前の大会の結果から、そのまま出走の可能性は低いかな…と思われました。ただ、気になるのが3区太田選手。
11月に行われた宮古サーモンハーフを制しています。下り基調のコースということで、タイムは非公認ながら62分27秒の好記録です。3区も前半部分が下っていて、コース的には近い。
過去宮古サーモン好走で、3区走った選手は実いる。初優勝時に3区を走った渡邉選手。復路予想に上がっていたランナーだが、3区。部内からも当日変更予想が、そのまま出走しトップと大きくは差を空けられなかった。田中選手がそのまま走る可能性はあるか。
ライバル校では東国大が3区で抜け出す可能性が高い
とはいえ、他校の出方も見ておかなければならない必要がある。往路優勝をめぐると、厄介なのが東国大だろう。2区ヴィンセント選手、3区は当日変更で丹所選手が入る可能性が高い。
気象条件が穏やかなら、2区区間記録、3区は日本人区間記録で走ってくると思われます。いくら青学大の選手層をもってしても、2区間連続で区間記録レベルの走りをされると、今後の展開を気にしています。昨年(4区ですが)抜け出した創価大の例もあるので、慎重に考えるところだ。
当日オーダー①:往路に主力を全投入するか
逃がさないように、往路4区間に主力を全部投入し、例えば「1区岸本2区近藤3区飯田4区佐藤」としていく。競り合いに強い岸本選手1区、近藤選手に2区戦ってもらい、トラックの記録が伸びた飯田選手に3区を頑張ってもらい、4区佐藤選手で追撃。正攻法だとこのような感じかなぁ。
当日オーダー②:主力を復路まで残すか
最も、往路で捉えられるかは分からない。そのため復路に主力を残すこともあり得そう。
「1区岸本2区近藤3区田中4区佐藤・・・8区田中9区飯田」
復路を2度経験している飯田選手を9区に残すこともあると思います。十分区間記録を狙っていける走力はありますし、8区(田中選手ら?)10区中倉選手と合わせて、3連続区間記録レベルを狙っていくのも手です。
当日オーダー③:ちょいと勘ぐるか
とはいえ、主力が補欠に多く残っている場合、主力の誰かが不調に陥っている場合がありますかね…。過去だと久保田・神林選手があります。久保田選手は29日以降に調子が上向いて事なきえましたが…。
なので、主力の変更は、1区と4区のみというのはあるかもしれません。「1区岸本4区佐藤」「1区岸本4区飯田」「1区佐藤4区飯田」など、あってほしくないですが、考えておいた方がいいかもです。
当日オーダー④:やっぱり飯田選手5区
山の当日変更は、原監督はほとんどしない方ですが、それは過去のことですから、されることはあるかもしれません。
「1区岸本2区近藤3区田中4区佐藤5区飯田」これは充分にありえるでしょう。3区は凌ぐ区間と割り切って、戦うのは一つ作戦のうちだと思います。
皆さんは、原監督の腹の内どのように考えますか。
変更部分は4区5区7区と読みやすい
比較的王道なのですよね。トラックのスピードがあり、夏の不調を脱してきた唐澤選手が1区、大エース田澤選手が華の2区、全日本1区区間賞鮮烈デビューの佐藤選手が3区。
6区山下りは、実は結構前から興味があったという篠原選手、9区山野選手は前年出走者、8区と10区は全日本駅伝で区間一桁だった赤星、東山選手。
4区5区7区の選手は、主要大会の実績が少ない。補欠に鈴木・花尾・安原選手がいます。基本的にこの3選手がどこかに入ると思います。また、佃選手を8区以降のどこかに投入もあるのかなと思います。
ただし順番が読みづらい
ただ、順番をどうするかですね。花尾選手はスタミナ型、安原選手は駅伝走りができますし、前哨戦大活躍しています。鈴木選手は本来は大エース格、故障明けながら比較的どの区間も走れて前回は5区山登りを担当しています。
全日本後に、大会に出場したのは安原選手のみ。花尾・鈴木選手が試合に出ていないので、外から調子が読みにくいのが順番が分かりにくい要因の一つかなぁ。
区間オーダー①:これが王道変更?
試合結果や直近の調子から見て、一番自然かなぁと主が思うオーダー変更です。
「4区花尾5区安原7区鈴木9区佃」
スタミナ充分という花尾選手を4区。気温が高くアップダウンが続きます。またラスト3㎞は箱根山の麓、上りになっています。年によっては向かい風の時もありますね。
3区まではエースが強い大学が先行していると思います。流れに左右されずに、後半しっかり走れる花尾選手に託すのがいいかな。
5区山登りが、ちょっと迷いましたが、夏前に興味があると話していた安原選手。単独走もいけて、持ちタイム以上に力があります。走力的にいければいいなと。
7区に故障上がりの鈴木選手で、復路の2区で一気に流れを作りに行く。佃選手を9区にして、長丁場に備える。王道かなぁ。
区間オーダー②:スタミナ自慢花尾選手を9区に残すことはある?
とはいえ、色々考えられます。花尾選手が一番特性を生かせるのは9区のはず。前回も勝負が復路にもつれましたし、復路にエース格を残しておくかもしれません。
その場合は、
「4区鈴木5区安原7区白鳥8区佃9区花尾」かなぁ。
鈴木選手が4区をやれるとこまで復調しているのが条件ですが、このオーダーでもおかしくないと思います。佃選手も昨年経験した8区に残せます。
空いた7区に、寒さにはめっぽう強いという白鳥選手を投入することはあるかもしれません。現行ルールでは、5枚替え前提までであれば、組んでもいいでしょう。
区間オーダー③:さすがにきつい?5区鈴木選手
あとは5区安原選手も気になるのですよね。出雲・全日本後、1万m記録挑戦会に出場しているのに、違和感は感じていたり…。出場していない中で5区を考えてみます。
「4区花尾5区鈴木7区安原」
一つは、前回も5区山登りを務めている鈴木選手。7区安原選手で攻め込むのはありなんですよね。ただ、これは鈴木選手の状態次第。少なくとも前回の区間4位以内で走れればいいですが…。固唾をのんで見守ることになりそう。
区間オーダー④:1年時から準備し続けている佃選手5区
そして、捨てきれないのは、5区佃選手の可能性。1年時から準備していて、4年時満を持して登場することは十分にあり得ると思います。総合力も、今期はアップしていますし、ある程度登りはずです。
また、5区佃選手に固定すると、他の区間をいかようにも組めるのですよね。鈴木・花尾・安原選手を平地に回せるので、選手の状態や、他の区間選手のアクシデントにも対応しやすい。
4区花尾選手にして、7区と9区に、安原・鈴木選手。4区鈴木選手にして、7区安原選手、9区に花尾選手を温存しておく。5枚替えなら、4区鈴木(花尾)5区佃7区白鳥8区安原9区花尾(鈴木)選手というのも面白いです。
…
1区唐澤②2区田澤③3区佐藤①4区鈴木②5区佃④
6区篠原①7区白鳥②8区安原②9区花尾10区東山③
これが一番強そうかな??
表彰台、あわよくば優勝もあり得るチームがいくつもあるのが今大会の特徴です。そのうち、東洋大と明治大と東国大は、現状では分かりやすく王道のオーダーが組めそうな感じです。
東洋大:ルーキー石田選手が3区か4区か見極める形
心配された2区と5区は予定のエース選手。3区4区に実績が少ない選手が入っていて、控えに前田・石田選手と、往路候補の選手が入っています。
もう単純に、出雲・全日本連続区間賞でチームの順位を上げている石田選手を3区と4区どちらに起用した方がいいか、自チーム・他校のチーム・気象条件によって見極めていく形なのでしょう。
東洋前田選手は、格上相手でも粘りの走りができるので3区。石田選手は、出雲5区を見る限り、アップダウンや暑さに強いし、他校が手薄になりがちな4区というのが王道のような気がします。
明治大:2区を児玉・鈴木・加藤選手と最後まで見極めか
往路:1区手嶋④2区新谷①3区曳田①4区小澤③5区下條③
復路:6区杉本③7区漆畑③8区櫛田③9区金橋④10区橋本④
補欠:佐久間④鈴木④加藤③富田③児玉②杉②
1区にエース手嶋選手、4区に絶好調小澤選手がエントリー。2区3区に、大学に入ってからは実績が少ないルーキー選手。2区をエース鈴木選手、好調児玉選手、2年連続の加藤選手で見極めていると思います。
「2区鈴木3区児玉9区加藤選手」
王道はやはりこのパターンでしょう。1区手嶋2区鈴木選手と、4年生エースを2区間並べて、往路序盤から攻めていく。好調3区児玉4区小澤選手で流れに乗っていく。加藤選手は、長距離ロードの強さがあるので9区に残しておくのがいいような
「2区児玉3区鈴木」
基本的には、この2パターンで迷っていると思われます。ぐっと実力をつけて、2区を希望している2年児玉選手に、2区を頑張ってもらうというのもいいと思います。3区鈴木選手で、もう一度流れを作り直すという形がいいかな。
「2区加藤3区児玉5区鈴木」
これもあるんですよね。2区加藤・5区鈴木選手ともに、3年連続走ってもらう形。両者ともこだわりがありますからね。このオーダーで勝負をかけるのも手。復路も7区漆畑8区櫛田9区富田10区橋本選手なので何とか組めるかな?
どう思いますか。
東京国際大も事前の予定通り組めそうな印象ですね。1区山谷2区ヴィンセント3区丹所選手ロケットスタートで、往路優勝を狙っていく。丹所選手は、ヴィンセント選手に何かあった時の保険ということでいいと思います。
総合で見たときに、全日本7区8区担当した選手で、宗像選手が9区へ。野澤選手が補欠になっています。また3本柱の次、4区は全日本4区出走の堀畑選手とチーム内実力者が入っています。
往路優勝を考えると、トップ単独走でいい走りをした野澤選手を4区に残す。復路がやや手薄になるので、総合順位を考えて、8区か10区に残すことも考えられそうです。どちらのほうがいいでしょうか。
逆に、分からないというのが、早大・順大・國學院大。このうち、國學院大はいい意味で分からない。早大と順大は果たして…?
早大:バランス型なのか往路型なのか
分かりやすく偵察要員の区間もあるのですよね。1区2区はおそらく中谷・井川選手をどちらに並べた方がいいか見極めていると思います。あとは7区と10区も交代の可能性が高いかな。
論点になってるのが、3区太田4区石塚。彼らが走るとすると、
1区井川2区中谷3区太田4区石塚5区伊藤
6区桝本7区鈴木8区千明9区佐藤10区菖蒲
こりゃ10区間全部埋まりましたね。強いです。
ただ、鈴木選手の成績を見ていると復路7区にやや違和感。勿論山がやや不明慮なので、7区鈴木選手で強化するのも一つ。ただ、往路候補を敢えて…は、どうかなぁと…。鈴木選手は往路の3区4区どちらかかなぁと。
4区鈴木7区菖蒲10区山口選手。
昨年区間3位好走している鈴木選手を4区へ。今期好調の菖蒲選手を7区、10区に前回区間一桁の山口選手を配置。この方が自然な気がしていますが…どう思われますか。
順大:なぜ三浦・四釜・野村選手が補欠なのか
順大は論争賑わってますね…
びっくりですね。1区で、前回のリベンジとラストスパートで貯金を作るはずの三浦選手、不調から脱しつつあった前回2区の野村選手、今期大活躍で山登りに意欲を見せていた四釜選手の3選手が補欠。
そして2区が偵察要員、3区伊豫田4区石井選手はそのまま走りそう。ですが、1区平選手は、出雲2区全日本1区を務めた主力の一角。あれ、オーダー組めないぞ??誰か不調の可能性があるかなぁ。
いろいろ考えられます。
三浦選手が絶好調で
「2区三浦5区四釜、7区野村9区牧瀬」
ファンの願望としては2区三浦選手は見てみたい?好調なら一度ハーフマラソンは好走していますからいけるのですよね。
野村選手がいけない場合
「1区三浦2区四釜、7区西澤9区牧瀬」
秋口内蔵疲労で不調、脱しつつあった野村選手がいけないとこうなるか。四釜選手を2区にする。その場合は三浦選手は1区。
三浦選手がいけない場合
「1区平2区野村5区四釜」
三浦選手は、夏は3000m障害で世界と戦っています。それゆえ、スタミナの調整は遅れています。少しでも不安があれば、起用しない可能性はあります。その場合はこうなるのかなぁ。
皆さんは、順天堂大の現状をどうみますか?
國學:2区伊地知4区中西大、藤木・島崎・木付・平林選手は?
國學院大は、2区と4区が安泰ですが…他が隠れすぎてますね
往路の主要区間の中で、2区4区5区はがっちり。2区伊地知選手は全日本アンカー、4区中西選手は前々回好走、5区殿地選手は激坂王優勝。1区と3区は偵察、復路も9区など偵察っぽいがいくつか。
この感じだと少なくとも往路・復路ともすべて主力選手が入って来そうで、万全な戦いが出来そうです。とはいえ、2区と思われた平林選手など、多くの主力が補欠に入っていて、どう変更するか本当に読めない
気になるのは、出雲・全日本長距離区間で大活躍のルーキー平林選手。3区の可能性もありますが、これまでの起用の仕方を見ると9区になるのかな?
それから島崎選手は6区ではない可能性も高くなりました。秘密兵器という原選手が入りました。6区島崎選手にすると、7区8区どちらが初出場の4年生。これはこれで面白いですが、ありえるのかなぁ。
ということで、オーダー変更は
1区島崎2区伊地知3区藤木4区中西5区殿地
6区原7区木付8区山本9区平林10区坂本
ととみました。みなさんはどう考えられますか?
他にも、創価大などダークホース候補の大学もありますが、時間の関係上ここまでにします。
区間別の展望も行います。全区間は時間の関係上と、当日変更の読みが難しい関係もあるので、特に重要な区間を絞ります。
スタートの1区、華のエース区間2区、
山登り5区、山下り6区の4区間です。
比較的牽制のスローになるのか、ハイペースになるのか。どのみち、出遅れはしたくない、あわよくばライバル校を突き放したいというのは、どこも同じ。有力選手は集まりましたね。
優勝候補から見ると、駒大は復調してきただろう唐澤選手、東洋大は全て1区の児玉選手、明治大はずっと希望していた手嶋選手、東国大は出雲1区で優勝メンバーの山谷選手。このあたりは順当といって良さそう。
このあたりは2区のエース選手も、強いですし、1区から主導権を握ってエースに渡そうという流れですかね。明大手嶋選手は、2年時箱根予選で自分で抜け出したことはありますが、今回どんなレースを見せるでしょうか。
チーム1番手を持ってきているチームは御覧の通り。中央学院大は箱根予選チームだけでなく日本人トップの栗原選手。中大吉居選手も、持ちタイムは抜けていますよね。
上位は勿論ですが、できれば抜け出したい目論見はあると思います。ただ、自らハイペースに持ち込むは微妙かなぁ…。中大吉居選手の12月日体大の”ペース走”がちょっと気になってますが。
連合チームの場合は、どうやら1区2区3区と強い順番に並べてきたようですね。飛び出すことはないでしょうが、六郷橋で見慣れない黄色のユニフォームが躍動しているかもしれません。
そして、交代が6名と多くなったということで、まだだれか来るかはっきりしないチームも多いですね。青学大はおそらく岸本選手か、早大は井川選手かなぁ。競り合いを+αにできて、いかような展開でも対応する選手。
順大と國學院大はまだなんとも言えませんが、基本ラストのキレで勝負するタイプの選手が来るのではないでしょうか。
気になるのは、やはり駿河台大ブヌカ選手と言うことになるのでしょうかね。徳本監督散々煽っていますが、1区2区3区とも交代要員と思われる選手が入っています。スローなら清野選手のほうがトータル的にはいいかもですが…。
ブヌカ選手は、今年度は絶好調ではなくて、日本人トップには競り負けていることも多かったり…。最初から飛ばしても仕方ないので、体が温まったら、ブヌカ選手のタイミングでスピードを上げるのはあるかもしれません。
無理についていくリスクはないので、スルスルと単独走で抜けていくのはあるかもしれません。一人抜け出して、ハイペースとまではいかない…ということになる??
有力選手
駒大:田澤 廉③27分23秒44
東国:Y.ヴィンセント③27分24秒42※区間記録保持者
創価:F.ムルワ③27分35秒29
国士:R.ヴィンセント④27分39秒80
山学:P.オニエゴ④27分51秒59
日体:藤本珠輝③28分08秒58
青学:近藤幸太郎③28分10秒50
連合:並木寧音②28分20秒49
法大:鎌田航生④28分30秒61
東洋:松山和希②30分25秒48※前回区間4位
早大:中谷雄飛④27分54秒06?
明大:鈴木聖人④28分09秒24or児玉真輝②28分22秒27
駿河:ブヌカ ジェームス④27分45秒59?or日本人エース?
当日変更も含めますが豪華ですね。区間記録保持者の東国大ヴィンセント選手を初め27分台の留学生4名。これを、持ちタイム上では、駒大田澤選手が上回っているのですから、凄い争いになるはず。
タイムは気象条件に左右されますが、今のところ2mほどの追い風予想。そうなると、東国大ヴィンセント選手は65分30秒区間記録、他の留学生や、駒大田澤・日体藤本・青学近藤選手らは66分30秒前後を出してくるかもしれませんよ。
法大鎌田選手も力はありますし、早大中谷選手、明大鈴木選手も入ってくれば、67分切りは十分あり得ます。東洋松山選手も果たしてどんな走りをしてくるか。
1区の選手の走力も含めて、東国大や創価大が昨年に続きワンツー、これに駒大や青学、早大らが続いていく展開に、この時点ではなっているのではないでしょうか。
山を制する者は箱根を制す、何度も言われる言葉ですが、今年もいいメンバーが集っています。
エースや主力選手を持ってきているのはこのあたりですかね。東洋大は堂々区間記録保持者の宮下選手。前々回区間賞、前回区間3位。帝京大は、前回区間賞の細谷選手。中央学大吉本選手は箱根予選チーム2番手ですね。彼らは全日本8区で激突していたりもします。
他にも前回区間2位の創価三上選手健在ですし、神大山崎選手は箱根予選チーム内上位ですね。連合は、チーム内予選タイムがトップの筑波大福谷選手。果たしてどこまで走ってくるか??
主要なチームでは、明治大下條選手が山登り専任ですかね。走れば駅伝初登場、平地も1万m28分台の走力があります。激坂王で話題になった国学院殿地選手は、勿論区間賞を目指しています。どのくらいのタイムで登ってくるか?
他にも激坂王学生2位日体大吉冨選手や、準備しているという法大細迫選手など、チームが出場している1万mの記録会などに出場せずに仕上げてきているでしょうし、楽しみです。
1年生に大役を託すチームもいますよ。優勝候補の青学大は、4年生飯田選手でなく、1年生若林選手に託すことになりそう。練習では本当に強いそうですが、試合でも出してくるか。
他でも、東国大は順当ならトップで襷が渡ることになる倉掛選手、早大は総合優勝へ向けて鬼門となっているところに伊藤選手、中大も復活シード権に向けて1年生阿部選手。それぞれチームの命運を握ることになります。
そして、いまひとつ読めない有力チームがいますよね。優勝候補の駒澤大はおそらく当日変更で主力選手が入ると思いますが、さて誰になるのか?
順大は、順当なら主力で区間賞候補にもなる四釜選手のはずですが、チーム状態によっては、それ以外の選手にもなるかもです。
区間賞はどれくらいのタイムになるか…。気象条件もいいですし、70分25秒の区間記録更新は、十分ありえそうかな?70分切りあるか。
今年は山下りもとても面白そうなのですよね。前年58分台のランナーが4名もエントリー。区間記録はともかく、57分台が複数人出る可能性があります。
一番の注目は、前回58分13秒で下っている青学髙橋選手。全日本では4区区間賞獲得と平地でもエース級。その走力を持って、どこまで記録を短縮するでしょうか。区間記録57分17秒に近づけるか…。
他にも、中大若林選手も1万m28分台マーク、東海川上選手も全日本4区で区間上位を獲得して、57分台を狙っているとのこと。創価濱野選手もここにきて好調、東洋九嶋選手も平地の区間を担当するなど力をつけています。このあたりはやはり楽しみ。
2年生以上の初出場で注目を個人的にピックアップ。明大杉本選手は1万m28分台の走力を持ち合わせています。日体盛本選手は、1年時から準備をして、平地の走力が付いた3年目満を持してデビュー。専大横山選手も期待されながら2年越しです。
あとは、初出場ですが駿河台大小泉選手。法大OBから、6区2年連続区間2位獲得の松垣選手をコーチに招聘して徹底指導。大舞台に強いということで、ひそかに楽しみ。法大も、主力選手を差し置いてエントリーの久納選手果たしてどうか。
1年生も楽しみな選手がいます。駒大は、日本IC5千m2位で出雲で1区を担当した篠原選手が6区山下りエントリー。以前から興味はあったそうなので、その健脚に期待。
順大服部選手は、勿論スピードはありますし、3000m障害関東IC2位の実績もあります。能力発揮すればかなりやりそう。國學院大原選手は、主力島崎選手を平地にできそう。いずれも1年生記録である58分25秒を目標にできる存在です。
57分台・58分台続出となるのか気になります。
他にも意外と差が付きやすい4区とかも気になりますが、ひとまずここまで。
****
大学別・区間別でみることも、予想するうえで大事ですし、
見所も増えてくるのではないでしょうか。楽しめれば幸いです。
箱根駅伝ファンのための情報集
【箱根駅伝ファンのためのリンク集】
【2021年度箱根駅伝ファンのための競技会日程】