今回が初の試みになります。
ニューイヤー駅伝2022の区間オーダー予想をしていこうと思います。
ここ最近、有名企業の駅伝撤退のニュースが続くようにもなってきました(その代わり、クラブ活動や市民ランナーのチームも増えてきてますが…)。
ニューイヤー駅伝の注目が集まればと言うことで、微力ながら、こういう形で記事更新をと考えました。
37チームと非常に多いので、
記事を3つに分けます。
まずは一番枠が多い東日本地区12チームについてになります。
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その前に区間を簡単に紹介します
最短区間の2区だけ、外国人選手の投入が許されています。序盤の流れを左右するため、かなり多くのチームが留学生を導入しています。
1区や3区は比較的スピード区間。平坦かなだらかに下っています。
4区最長距離エース区間。15㎞あたりまでなだらかに下っていてスピードが出ますが、20㎞から登り坂。ここから向かい風になることもあるので、総合力が求められます。
5区は2番目に長い区間。ここは15.8㎞かけて約60m上っている区間。例年だと向かい風になることも多く、エース級の選手でも苦しむことが多い区間です。
6区は、5㎞まで30mほど登り、中継後まで下る区間です。最終順位を決定するアンカーは、8㎞までに30mほど下りますが、10㎞過ぎてから30m上る区間。風も結構吹いてくる区間、最後まで勝負から目が離せません。
2年連続31回目 前回優勝
えー、まさか本社が優勝旗を紛失するという事態に、精神的に動揺が走っているだろう富士通の面々。多分…破棄してしまっている気がしますので、何とかして連覇して、新調したものをしっかり返納したいところ。
とはいえ、その騒動に限らずメンバーは充実。直近エディオンディスタンスで13分16秒の塩尻選手と13分28秒の松枝選手を3区と1区。オリンピックランナーを1区と3区ですからね。
シカゴマラソンを走った鈴木選手を5区、東日本実業団1区の浦野選手を4区予想。調子次第ではここは逆でもいいかもしれません。
あとは八王子ロングディスタンスで1万m27分台潰滝選手を6区、ルーキー塩澤選手7区。終盤区間攻めることができるのは強いですね。これに坂東・横手選手、さらにマラソン中村選手らもいますから、さすが前回優勝チーム強力ですね。
38年連続39回目 前回5位
そろそろ優勝したいHonda。3000m障害五輪1区の青木選手は安定感とラストスパートが魅力なので適任かなと。東日本実業団では2区の成績悪かったので、
3区に1万m五輪代表の伊藤選手を配置し、大きく順位を上げていく想定。4区5区に長い距離安定の小山・土方選手。マラソンを走る選手がこのあたりの区間がいいなと思います。
あとはロード安定の松村選手に、ルーキーここにきて好調の川瀬選手にしてみます。他に、八王子1万m28分09秒の中山選手もいますね。
10年連続10回目 前回4位
直近の大会で、1万m27分台~28分台前半を出しているメンバー中心の構成です。東日本実業団6区区間賞ののち、28分05秒を出した前田選手を1区に。27分55秒の日立物流日本国籍記録を出した牟田選手を3区に。
長い距離安定の栃木選手4区、トラックもロードもバランスのいい永戸選手5区、28分26秒まで伸ばした横山選手6区、28分13秒のスピードある竹内選手をアンカーに。
このほかに、浅岡選手や市川選手に、プレス工業から移籍の小松選手もいますし、やはりスピードは武器のチームです。
9年連続42回目 前回8位
東日本実業団では一時トップを疾走したヤクルト。基本構成は変えず。1区は引き続き武田選手、ワイザカ選手に前に出てもらったところ、調子を上げつつある小椋選手3区、
長距離区間は27分44秒を出した荻久保選手4区、東日本実業団ではトップを譲ってしまったのでぜひリベンジ。5区は今年も11月になってから調子が上がってきているルーキー小島選手。
残り2区間は迷いましたが、ロードの安定感があるこれまたルーキーの高橋選手、アンカーは福岡国際マラソン出走した高久選手が間に合えば起用かなと思います。12月頭の1万m28分40秒前後の中村大・奈良選手が控えます。
3年連続3回目 前回9位
GMOも注目ですね。1区起用が多い倉田選手の調子が下降気味なので、東日本実業団アンカー区間賞の一色選手を1区に。2区も東日本実業団あまりよくなかったので、しっかり上位で。
3区に移籍で話題になった村山選手。久々27分台となる27分45秒をマークしたので、自信を持って追い上げていければ。4区はマラソンで記録を狙うだろう吉田選手満を持して出走。
5区は調子を上げてきた下田選手、残りも青学メンバー橋本・林選手あたりかなぁ。あとは近藤選手がメンバーに入るかどうかかなぁ。今回は青学色が強いオーダーになりそう。
7年連続59回目 前回コロナ辞退
カネボウも面白くなってきましたね。1区は、11月以降調子を上げている文元選手が務めそうでしょうかね。箱根のイメージからですが後々楽なはず。
2区は、東日本実業団ではキサイサ選手ですが、後の記録会の結果からサムウェル選手へ。3区は八王子1万m27分57秒を出して好調の鈴木選手、4区は今年の箱根駅伝2区日本人トップ大物ルーキー池田選手。直近の調子もいいので楽しみ。
5区はここにきて1万m28分34秒ベストを出した木津選手、駅伝安定していますね。6区はちょっと足踏みですがスピードのある平選手。アンカーは福岡国際マラソン出走の青木選手です。他に秋以降出場選手がいないのですが、じっくり調整している選手がいるかどうか。
2年ぶり21回目
予選後、記録ラッシュに沸いたのは地元のSUBARUなんですよね。昨年は予選で途中棄権に泣いただけに、リベンジに燃えています。
11月28分27秒を出した鈴木選手を1区、キプラガット選手を挟み、3区は1万m28分24秒ベスト川田選手。そして4区新エース1万m27分45秒を出した清水選手予想。元々ロード強いので非常に楽しみです。
5区は予選最長距離でやや失敗した照井選手。とはいえ、その後28分17秒を出してリベンジできそう。駅伝で力が出る口町選手6区、最後に直前で浮上してきた中村選手をアンカーへ。12月日体大で28分13秒を出した川田選手が外れたのが痛いですが、入賞までいきたい。
2年ぶり37回目
小森コーポレーションは、東日本実業団のオーダーを軸にしました。1区馬場選手や、最長距離4区市山選手はそのままです。シトニック選手が強い留学生ですし楽しみ。
あとはスピードのある橋本選手を3区に。記録会好調の金森・西澤選手を5区と7区に。東日本実業団でも走ってスピードのある森田選手を6区に予想しています。予選走った神戸・柴田選手の調子上がればなと思います。
4年連続16回目 前回7位
前回躍進7位JR東日本も予選は低かったですが選手は揃えています。初マラソン日本記録保持者の作田将選手を4区、東日本で最長距離だった其田選手を1区予想。スピード型の武藤選手を3区で予想します。2区はベテランのクイラ選手しかエントリーされていないようですね。
また予選1区でやや出遅れた片西選手は5区で予想してみます。直近も1万m28分41秒で調子はまずまず。それからもう一人のマラソンランナー作田直選手をアンカー、直近の大会良かった三須選手を6区予想です。
37年連続47回目 前回18位
予選は思わぬ苦戦となったコニカミノルタ。繋ぎ区間の低迷がありましたので、メンバー入れ替えて上がってくるはず。
非常調子がいいのが、八王子1万m28分14秒星選手、28分19秒の米満選手。東日本実業団でも前半区間担当、大学時代のイメージで1区米満・4区星選手でいいでしょうか。これからを担う選手です。
これに5千m13分51秒まで状態を戻してきた西池選手3区。2強に続いて1万m28分47秒調子のいい大山選手を5区。予選走っていない中で、1万m28分56秒と調子を上げてきた坪井選手を7区。
残り6区は、29分12秒の伊勢選手を予想。名取選手あたりが調子を落としているようですが、何とか昨年の18位より上がりたい。
2年連続4回目 前回23位
少しずつ常連チームになってきているサンベルクス。前半型のオーダーの予想です。先日1万m28分09秒を出した桃澤選手を調子の良さそのままに1区。ベテランのタヌイ選手に2区を凌いでもらい、
スピードのある岡本選手に3区、4区は長距離安定していて何度も経験のある髙木選手ですかね。ここでどこまでいけるか。このあたりの選手が現状抜けているかな。
残りはアンカーが非常に多い荒川選手7区。東日本予選では区間一桁だった熊谷選手、長距離は比較的安定している山下選手を5区にしています。しっかり30位以内に粘りたい。
3年連続3回目 前回33位
予選最下位通過ですが、チーム状態は上がってきています。例年1区を務めていた松村選手が12月5千m13分42秒とぐっと調子アップ。これなら1区を務められそうかな?
2区キマニ選手に続いて、予選1区の稲田選手を3区予想。スピードタイプではないですが、序盤からも突っ込める選手というのが大学時代の記憶。いよいよNY駅伝初デビューですね。
4区はマラソンで頭角を現しつつある金子選手、5区は比較的上りが得意と思われる大久保選手で凌ぎます。
そして6区は、今回がラストランと言う宮本選手。記録会は安定しています。アンカーに、1万m28分44秒ベストと調子のいい黒田選手を残して、しっかりと中位に食い込んでいけるオーダーと思います。
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