箱根駅伝2022の16人エントリーが発表されました。
以降、
12月29日(水)に区間エントリー発表
1月2日(日)往路・3日(月)復路朝7時に、当日交代を含めて最終オーダー
1日最大4名、2日間で最大6名の変更が可能となっています。
このサイトでは、29日(日)までに、各大学の戦力分析と区間オーダーの予想を行っています。
今回は1記事2校ずつとします。
全日本駅伝連続シード権喪失も…
その後の記録会好調!下馬評覆せるか
東海大学と帝京大学です。
本サイトで戦力分析に、独自のランキングを使用しています。
7点:エース区間、山で貯金が望める選手
6点:エース区間、山で区間上位をとれる選手
5点:エース区間で区間中位以上いける選手
4点:主要区間で区間上位でいける選手
3点:繋ぎの区間で区間上位で走れる選手
2点:繋ぎの区間で区間中位で粘れる選手
1点:繋ぎの区間で耐えられる選手
0点:これまでの実績だと苦しい?or未知数
はっきりとした分け方はなく、
・過去の駅伝実績
・1万mなどの持ちタイム
・ここ数か月の大会の成績
などから、主が総合的に独断で判断しています。
ご了承ください。
ページコンテンツ
箱根駅伝2022【東海大学】戦力分析&区間オーダー予想!
3大会前の優勝校が、一転シード権獲得のピンチを迎えている。当時の主力選手が一気に卒業して、ちょうど過渡期のタイミングなのだ。
出雲駅伝は9位、全日本大学駅伝は12位と前年の2位から急降下でシード権落ち。繋ぎ区間は健闘するものの、主要区間で厳しい結果になる展開だった。
その後、新戦力の台頭はあったものの、故障者の影響もあり、往路経験者が誰もいないという状況になった。本当にチャレンジャーとして戦う状況だ。その16名を紹介します。
戦力分析
東海大・市村朋樹(4年)最初で最後の箱根へ「チームに貢献したい」/箱根駅伝 – サンスポ https://t.co/pDsBoL3PQh @SANSPOCOMより
— stg(宗太郎峠) (@soutarou_t) December 15, 2021
7点:エース区間、山で貯金が望める選手
6点:エース区間、山で区間上位をとれる選手
5点:エース区間で区間中位以上いける選手
4点:主要区間で区間上位でいける選手
市村朋樹④28分03秒37/埼玉栄
≪21:全3区14位、出1区10位、関東IC1部5千5位、20:全2区19位、19:全5区7位、出4区2位≫
2年時から台頭した東海大屈指のスピードランナー。今年になって大きな成長をみせ1万m28分03秒の高パフォーマンス、関東ICでも5千m5位に食い込んだ。
過去大学駅伝は5度出走も箱根は無し。走れば最初で最後。前哨戦は失速したが、11月末に20㎞ロードで59分22秒とスタミナがついてきた。
松崎咲人③28分39秒46/佐久長聖
≪21:全2区7位、20:箱7区3位≫
1年時の上尾ハーフで62分11秒の高パフォーマンス!箱根も7区3位の好走を見せた。その後長らく長期離脱していたが、3年全日本駅伝でついに復帰!後方からの展開も2区7位と駅伝の強さを見せた
本間敬大④29分14秒44/佐久長聖
≪21:全7区9位、出6区8位、箱7区6位、20:全5区4位≫
入学時から期待されていたが、足踏みが続き、大学駅伝デビューは3年全日本。以降各大学駅伝区間一桁で走り続けている。最後の箱根路は、主要区間を走る準備をしている。
長田駿佑④half63分19秒/東海大札幌
≪21:箱9区9位、20:全6区1位≫
昨年秋に5千m13分台を出して台頭、全日本6区区間賞デビューで驚かせた選手。箱根は9区を走った。今年度は駅伝を走っていないが、世田谷246ハーフで63分19秒好記録。
3点:繋ぎの区間で区間上位で走れる選手
神薗竜馬②28分42秒61/鹿児島実業
≪21:全5区6位、出5区5位、関東IC1部1万18位≫
前年12月に1万m28分42秒を記録。今年度大学駅伝デビューを果たし、出雲・全日本ともに5区で5位・6位と好走している。下りの走りに自信はある。
越 陽汰①28分48秒37/佐久長聖
≪20:高3区6位≫
高校時代、強豪佐久長聖高のエース選手として活躍した選手。怪我で秋口まで試合に出なかったが、9月から練習開始し、11月に1万m28分48秒。20㎞ロードも59分50秒と好タイムで仕上げてきている。
川上勇士③28分59秒60/市立船橋
≪21:全4区5位、箱6区5位≫
1年時に28分59秒60の1万m自己ベストをマーク。2年時箱根6区で駅伝デビューし58分台で区間5位の成績。今年は全日本4区5位の好走で平地でも走力アップ。山下りで大きな貯金を作りたい。
2点:繋ぎの区間で区間中位で粘れる選手
溝口 仁②28分24秒48/創成館
≪21:出2区8位、日本1500m7位≫
今年の仁保選手権1500m7位になるなど、中距離の選手だったが、長距離へシフト。出雲で早速デビューし2区8位の成績。全日本は未出走も、直後の記録会で1万m28分24秒と好走している。ロードも、20㎞61分06秒と対応してきた。
梶谷優斗①28分27秒77/滋賀学園
≪20:高1区6位≫
昨年の高校駅伝でエース区間の1区を区間6位と好走している。前哨戦は走ってないものの、11月の日体大記録会で1万m28分27秒と好走。一気に出走候補に入ってきた
竹村拓真③28分54秒56/秋田工業
≪21:全8区14位、関東IC1部half16位、箱10区8位≫
長距離ロードで実績を重ね、前回の箱根で駅伝デビュー。箱根10区8位の成績を残した。全日本アンカーはシード権を追い上げる展開で区間14位も、その後の記録会で28分54秒自己新。
入田優希②29分02秒30/九州学院
≪21:全6区9位、関東IC1部half20位≫
全日本大学駅伝で駅伝デビュー。全日本6区9位の成績、1週間後の世田谷246ハーフで65分30秒の成績。
1点:繋ぎの区間で耐えられる選手
金澤有真③28分48秒76/仙台育英
今年の秋になって急成長。10月に29分48秒のベストを出すと、11月に約1分更新する28分48秒を出した。
吉富裕太④28分49秒83/大牟田
4年生夏を超えて急成長。10月に29分21秒のベストを出すと、11月日体大で28分49秒と更なる自己ベスト更新。
杉本将太③29分16秒89/東海大市原望洋
≪21:関東IC1部3障6位≫
関東IC3障で決勝6位と戦う実力がある選手。11月激坂王エントリーも未出走、1万m記録挑戦会で29分16秒ベストを出した。
吉田 響①29分42秒42/東海大静岡翔洋
高校時代からロードに定評がある選手。入学してから、ほとんどレースに出場していない中、箱根のエントリーに入ってきた
水野龍志①30分05秒07/小林
≪21:出4区10位、U20日本3千5位≫
入学時から、各大会安定して走っていた。出雲駅円の出走メンバーに選ばれ4区10位の成績。20㎞ロードは61分20秒の成績。
0点:これまでの実績だと苦しい?or未知数
上位10名合計:31点
(参考:30点前後シード権争い、40点以上優勝争い)
【過去3年間成績】
97回5位
96回2位
95回1位
選手層は厚くなってきましたね。復調した選手もいます。今大会主力選手として戦うのはまずは4年生。スピード抜群の市村選手は、最初で最後の箱根路へ。出雲・全日本はこれまで走っていますが、箱根はなかったのですよね。11月末のロード大会で好走して、箱根往路の目途が立った。おそらく1区か3区。
中盤以降のタフな区間を務めそうなのが、本間選手と長田選手。本間選手は前哨戦で終盤の主要区間を担当し区間一桁、昨年から一つ成長している。長田選手は、前年の全日本駅伝6区区間賞デビューで大いに話題に。今年は駅伝に出ていませんが、ロードの強さは健在です。
これに大復活を遂げた3年松崎選手。怪我が多いですが、久々の駅伝となった全日本駅伝でも2区7位と後方から追い上げる走りを見せた。間違いなく中心となる存在だろう。
また、現時点で唯一、攻め区間にできそうなのが6区山下り。前年も58分台で下っている3年川上選手が、全日本4区5位!走力が上がり、57分台も十分狙えそうだ。
新たな力も上がってきて、2年神薗選手が出雲・全日本続けて走りともに区間一桁。入学前から期待された1年越選手が、故障から復帰し1万m28分台起用の目途が立っています。長い距離に強く2度駅伝を走っている3年竹村選手も貴重な戦力です。
これに追いつきそうな勢いの選手も出てきていて、4年吉冨3年金澤選手が1万m28分台を記録してメンバー入り。同レースでは、2年溝口1年梶田選手がそれを上回る記録。一度は大学駅伝を走っている2年入田・1年水野選手も安定感があります。
そして山候補かなと思われる3年杉本・1年吉田選手も注目。低迷した、出雲・全日本から、ガラッと入れ替わるかもしれません。オーダーを考えてみます。
区間オーダー予想
#東海大学 の #神薗竜馬 は大学入学後、同期のエース・#石原翔太郎 の活躍を励みに実力を高め、長い距離への対応力もついた今季大学駅伝デビュー。石原がけがで欠場、同期の思いも背負って #箱根駅伝 に臨みます。憧れは #館澤亨次 が6区で区間新記録を樹立した魂の走りです。https://t.co/lYTEPigVaQ
— 4years. (@4years_media) December 16, 2021
それにしても、オーダー予想が難しい大学の一つですね。毎年メンバーが入れ替わる大学駅伝ではありますが、
往路の経験者が誰もいない、そして前哨戦は主要区間が結果が出なかったので、どうすればいいのかということに…。
1区(21.3km)市村朋樹④28分03秒37
2区(23.1km)松崎咲人③28分39秒46
3区(21.4km)越 陽汰①28分48秒37
4区(20.9km)本間敬大④29分14秒44
5区(20.8km)吉田 響①29分42秒42
6区(20.8km)川上勇士③28分59秒60
7区(21.3km)神薗竜馬②28分42秒61
8区(21.4km)梶谷優斗①28分27秒77
9区(23.1km)長田駿佑④half63分19秒
10区(23.0km)竹村拓真③28分54秒56
1区市村選手…悩みましたが、最後決めてくれると思っています。今回のメンバーでずば抜けてトラックのスピードがある市村選手を1区予想。前哨戦も前半のスピード区間を任されるもややブレーキ気味…
それでも、その後のロードレースで結果を出して、スタミナも問題はない。そして涼しい時期の方がいいんじゃないかという情報も??とにもかくにも、最初で最後の箱根路、絞り切ってもらえれば。
2区松崎選手…現状主力選手の中では、一番信頼できると思います。怪我が多い中、駅伝になるとビシッと合わせてきます。この16人の中で一番”駅伝力”があると思います。6区山下りに憧れがあるそうですが…ちょっとチーム事情きついかな。あれから順当なら華の2区でもブレーキなく走れると思います。
3区越選手…注目ルーキーが秋を超えて上がってきましたね!前半戦故障して、本格的な練習開始は9月から。11月から試合に出てしっかり結果を残すあたりは強い。今回はアップダウンの多いコースは避けて3区。ここで好走を期待します。
4区本間選手…ロードで頼りになる主将です。この箱根をラストランとして、引退するそうです。その気持ちに駆けたいですね。駅伝長距離ロードの安定感は高い選手。準エース区間でも十分区間一桁、追い上げることができると思います。
5区吉田選手…3年連続務めていた選手が卒業。さて誰が継ぐのかと注目の山登り。おそらく3年杉本・1年吉田選手かなと思いますが…、今年ほとんど試合に出ていないながらエントリーに入った吉田選手に注目したいと思います。
入学直前の3月末に3千m8分08秒、4月四大対抗戦1万m30分01秒の成績。これ以降は本当に出ていません。まあ準備しているのではと思っています。思い切った予想してみます。
6区川上選手…この区間は楽しみですね。前回初出場ながら58分台を出した川上選手の基礎走力がぐっとアップ。全日本4区5位の走りは、往路でも見たくなってきますが…今回は、復路思い切りスタートダッシュを切る役目になるのではないかと思います。57分台までいければ、シード権争いかなり優位になります。
7区神薗選手…秋シーズンの大学駅伝で、一番の収穫ですね。神薗選手が、繋ぎ区間ではありますが区間5位の好走を見せていました。下り希望ですが、その次の7区を既に下見しているとのこと。6区の選手が作るだろう流れを、また区間一桁の走りで継続できれば。
8区梶谷選手…もう一人ルーキー選手が走るかなと思っています。11月日体大で28分27秒の好記録をマークした梶谷選手もどこかで起用したい。駅伝も、高校時代には1区6位の好成績があります。スタミナが十分であれば、思い切って起用してみたくなります。
9区長田選手…9区と10区には、前回区間中位で走っている選手が健在です。長田選手は、今年度駅伝メンバーには選ばれていませんが、世田谷246ハーフで63分19秒と、走力はしっかり高いです。前回よりも十分早いタイムで駆け抜けることができそうです。
10区竹村選手…前回10区8位の竹村選手。全日本アンカーでは悔しい思いをしましたが、1万m記録挑戦会で28分台をマーク。悔しさが糧になっていると思います。前回以上の走りで、シード権獲得のゴールを目指していけそうです。
まとめ
・6区川上選手のスタートダッシュは
・復路のメンバー争いも楽しみ
どうなるのでしょうね。私なりに予想を書きましたが、本当に読みづらいです。2区が誰が走るのかもわかりませんし、往路メンバーも読みづらいところがあります。
順当なら6区川上選手でしょうが、そのあとは誰が走ってくるのか。予想に挙げたメンバー以外では、吉富・金沢選手がここにきて急成長していますし、溝口選手も面白い存在なのは間違いないです。
とはいえ、選手層は結構厚くなってきている証ですし、復路順位は充分一桁順位を取れる陣容になってきています。往路をいかにミスなく繋いでいくかが、重要になって来そうです。
箱根駅伝2022【帝京大学】戦力分析&区間オーダー予想!
”世界一諦めが悪いチーム”を目指している帝京大。高校時代の有名なランナーは、常連校の中では少ないほうなのですが、それでもここ数年は毎年シード権獲得しています。前々回は最後まで3位争いをしての、3度目総合4位。前回は往路2位が見える中での往路4位で総合8位でした。
毎年、しぶとい戦いを見せている帝京大は、今年はシード権候補にあまり名前が挙がっていません。出雲駅伝は8位も、全日本駅伝は13位とシード権外に沈みました。
一部主力選手の故障や、例年以上に選手層が薄いと気になっていたことが露呈した形でした。それでも、11月末の記録会で自己ベスト続出。そして、帝京大らしい4年生中心のチームになりつつあります。まずはメンバーの紹介です。
戦力分析
帝京大学の学生は自ら厳しいコロナ対策を設定。部員57人全員が覚悟を持って箱根駅伝に挑んでいます。記事に書ききれなかったんですが、フランスベッドとユニホームのロゴスポンサー契約を締結。中野孝行監督は「果報は練って待ってきましたが、寝て待ちます」と決めました!https://t.co/EWsSYHaKV4
— 松永早弥香 (@ohmatu27) December 15, 2021
7点:エース区間、山で貯金が望める選手
6点:エース区間、山で区間上位をとれる選手
細谷翔馬④28分53秒90/東北
≪21:全8区13位、関東IC2部half4位、箱5区1位、20:全8区9位≫
3年時になってロードを中心にぐっと台頭してきた選手。全日本アンカーでシード権を死守すると、箱根5区山登りでは見事に区間賞を獲得した。秋は公務員試験の影響などもあり調子が落ちていたが、最後の箱根は合わせてくるか。下りもできるので、全区間対応可能。
5点:エース区間で区間中位以上いける選手
遠藤大地④28分34秒88/古川工
≪21:全3区6位、出2区5位、箱3区4位、20:全4区12位、箱3区2位、19:出2区9位、箱3区3位、18:全4区3位、出1区11位≫
箱根3区職人。1年時すべて3区を出走し、区間3位、区間2位、区間4位と好走し、いずれもチームの順位を大きく引き上げている。2年時は61分23秒で日本人区間記録保持者となった。今年は前哨戦から好走している。4年連続3区を走って、引退するつもりでいる。
4点:主要区間で区間上位でいける選手
中村風馬④28分52秒37/草津東
≪全6区2位、出6区10位、関東IC2部1万17位、箱4区9位、20:箱7区9位、19:全6区8位、出6区13位≫
長い距離を中心に徐々に台頭してきた選手。箱根は前々回7区9位、前回は箱根4区9位と粘りの走りをしている。今年は出雲は失速も、全日本は6区で単独走ながら区間2位好走している。
橋本尚斗④28分52秒73/鳴門
≪21:全2区8位、出3区7位、関東IC2部1万16位、箱9区3位、20:全5区8位、19:全5区8位≫
帝京大の中では早くに5千m13分台を出すなどトラックのスピードがあるタイプ。前回、ついに箱根デビュー。9区3位の快走を見せた。今年も全日本駅伝は後方から追い上げる展開ながら2区8位と粘りの走りを見せている。今年の箱根は2区を希望している
3点:繋ぎの区間で区間上位で走れる選手
寺嶌渓一④28分49秒24/前橋育英
≪21:箱7区10位≫
前回の箱根駅伝で大学駅伝デビュー。前区間で大きく順位が落ちた中、区間10位の走りで悪い流れを切った。今期は駅伝は走っていないものの、秋に2度1万m28分台をマークしている。
小野隆一朗②28分50秒22/北海道栄
≪21:全1区19位、出1区9位、20:全1区18位≫
過去3度の大学駅伝はいずれも1区を担当している。出雲は区間9位とまずまずも、全日本は、呼吸のアクシデントもあり、区間19位と非常に苦しい走りになった。
2点:繋ぎの区間で区間中位で粘れる選手
森田瑛介④28分54秒05/前橋育英
≪21:全4区11位、出4区4位≫
夏前に5千m13分台を出すなど、4年生になって急成長した選手。出雲は他校の主力に食いつき4区4位の好走。全日本は後方走りでうまく走れずも、11月末に1万m28分54秒の自己ベスト。
西脇翔太②28分57秒21/名経大高蔵
≪21:全5区14位、出5区8位≫
今年になってぐっと伸びてきていた選手。9月に5千m13分台を達成すると、出雲駅伝で5区8位の成績で駅伝デビュー。11月末に1万m28分57秒を出して主力の仲間入りを果たした。
小林大晟①29分13秒22/鎮西学院
≪21:全7区11位、20:高1区35位≫
大学デビュー戦となった全日本大学駅伝では、1年生ながら長距離区間7区を任された。長い距離での期待が高い選手。
1点:繋ぎの区間で耐えられる選手
福島渉太①28分57秒49/小林
≪20:高4区16位≫
春先5千m14分09秒の大幅ベストで、駅伝ファンを驚かせた選手。とはいえ、高校駅伝で4区16位と主要区間で戦った経験もあった。その後故障もあったが、11月末に28分57秒の好記録をマークしている。
北野開平③29分20秒57/須磨学園
11月末に1万m29分20秒と大きく自己ベストを更新した。また同月、練習の20㎞トライアルで60分29秒のタイムを出している。
末次海斗②29分31秒83/鳥栖工
10月頭の国士大記録会で29分31秒の自己ベストを抱いている。11月は、練習の20㎞トライアルで60分23秒のタイムを出している。
元永好多朗③29分45秒82/宇部高専
夏前に1万m29分45秒の自己ベストをマーク。11月、練習の20㎞トライアルで60分36秒を出している。
新井大貴③30分35秒08/前橋育英
昨年から5区候補に挙がってきている選手。ハーフマラソン63分31秒の自己ベストを持っている。
0点:これまでの実績だと苦しい?or未知数
安村晴樹④29分43秒76/県立西京
3年時から徐々に名前が上がるようになってきた。秋は5千m14分14秒、1万m29分43秒のベストを出して、メンバーに滑り込んだ。
大吉優亮②29分55秒38/市立船橋
3障で関東IC戦った経験がある。11月末に1万m29分55秒の成績を出した。
上位10名合計:32点
(参考:30点前後シード権争い、40点以上優勝争い)
【過去3年間成績】
97回8位
96回4位
95回5位
例年の帝京大のチームに仕上がってきています。順当なら往路はおそらく4名以上は、4年生が走ると思われます。なんといっても、順当なら4年連続3区を任されるだろう遠藤選手。今年は例年以上に順調に練習が詰めているようです。今年もまた、大きくチーム順位を引き上げると思われます。
そのほか、往路の中核を担うだろう選手は橋本・中村選手。橋本選手はスピード型ですが、3年になって長距離ロードに対応。前回は9区3位だ。中村選手は2年連続出走し。前回は4区9位の成績。また、今年の全日本駅伝では、流れが悪い中、好走。”駅伝走り”がしっかりできる選手だ。
そして前回ヒーローになった細谷選手。5区山登りで区間賞を獲得しているので、上りのイメージですが、平地も下りもこなせるので、2区や6区の緊急バッターにもなる実力があるそうです。秋に調子が落ちたものの、もう大丈夫。どこに起用するか。
ポイントになるのが、2年小野選手。走力は上記の選手たちとそう変わらないと思われますが、中々安定していない。全日本1区は、呼吸器系のアクシデントがあり、大きく失速してしまった。彼の状態が大丈夫であれば、往路は固まってくる。
そのほか、新戦力が出てきています。前回7区出走の4年寺嶌選手が2度1万m28分台で臨戦態勢。5千m13分台1万m28分台を達成し、スピードは充分主力並みの4年森田・2年西脇選手は、出雲・全日本いずれも出走しています。
また、1年も面白く、ロードに強い小林選手が全日本7区を経験。また福島選手は1万m28分台を早くも達成しています。それから、非公式ではあるものの、駅伝未経験の3年北野・元永、2年末次選手が20㎞ロードで好走したそうです。しぶとくシード権を狙うメンバーは揃ってきています。
区間オーダー予想
1区をどうするかだな…
1区(21.3km)中村風馬④28分52秒37
2区(23.1km)橋本尚斗④28分52秒73
3区(21.4km)遠藤大地④28分34秒88
4区(20.9km)小野隆一朗②28分50秒22
5区(20.8km)細谷翔馬④28分53秒90
6区(20.8km)北野開平③29分20秒57
7区(21.3km)西脇翔太②28分57秒21
8区(21.4km)小林大晟①29分13秒22
9区(23.1km)寺嶌渓一④28分49秒24
10区(23.0km)森田瑛介④28分54秒05
1区中村選手…ずっとを1区務めている小野選手がうまくいかない時があるので、非常に悩んだのですよね。1区小野2区橋本4区中村選手がベスト。中村選手も単独走で推していけるので貴重なのですが…。
やはり出遅れは禁物。往路はどこでも走る覚悟という4年生中村選手に任せた方がいいかなと思います。食らいついて、上位が見えるところで襷が渡れば。
2区橋本選手…一番エース区間2区に熱意があるのは橋本選手ですね。トラックのスピードもあるので、1区橋本2区中村選手も考えたのですが、全日本2区の走りが良かったですね。1区で遅れた中、悪い流れを断ち切る走りを見せていました。トラックもロードも走れて、駅伝走りもできるなら、華の2区相応しいと思います。
3区遠藤選手…ここは鉄板でしょう。3区区間賞を獲得して、現役ラストラン予定の遠藤選手。2区までは混戦だと思うので、今年も一気に上位に進出する走りになるか。4年連続快走して、伝説になっていくのを見てみたい。
4区小野選手…ずっと1区だった小野選手を外して予想しました。もう少しと言うところですが、一度自分のペースで走れる区間を走るのがいいのかなと思います。しっかりと自分の走りが出来れば、十分3区の流れを引き継げるはずです。
5区細谷選手…いろいろ考えて、結局動かしませんでした。やはり3区と5区セットで攻める区間にする方が、チームの順位が上がってくるのではないでしょうか。前回の区間賞までいけるかどうかは、11月以降の調子次第ですが、区間一桁でしっかり上ってくれれば。
6区北野選手…前回ブレーキとなってしまった区間。スピード型の選手や、ユーティリティ選手で乗り切ってますが、今回は彼が準備しているっぽいですかね。秋になって1万m29分20秒など仕上がってきています。まずは60分切りあたりでスタートが切れれば。
7区西脇選手…今年急成長してきた2年生の選手ですね。5千m13分台1万m28分台を早くも達成しています。ロードの安定感はこれからですが、比較的スピードに乗りやすい7区で勝負してほしい選手です。
8区小林選手…1年生ですが、1万m以上の距離に自信がある選手ですね。全日本7区は後方単独走に戸惑ったそうですが、いい経験をしたと思います。後半勝負どころがある8区で自身を持って攻めていけると思います。
9区寺嶌選手…前回7区出走の寺嶌選手を、復路のエース区間9区に起用します。2年時にハーフマラソン64分台。トラックの記録も向上し、総合力が高くなっています。帝京大らしい粘りの走りが見れれば。
10区森田選手…最後にもう1人4年生の頑張りですね。4年目になって一気に能力開花した森田選手に、最後の区間を担ってほしいです。トラックの記録を持っていますので、最後競り合いになった時にも面白い選手。実は帝京大ここ2年10区最終盤集団できて、ちょっと競り負けているのですよね。最後出し切って、一つでも順位が上がれば。
あとは、新井選手が絶好調なら、5区新井選手で、6区細谷選手をちょっと見てみたい気も。どちらも区間上位がとれそうならら、山2区間かけて順位を上げることができますから…どうでしょうか。
まとめ
【#帝京大学】(中野孝行監督)「選手に自立を求めてきた。コロナ禍去年のできない状況から、今年は何とかしよう、どうしたらできるか、個々でチームで発見し気付き、自立へと繋がり、一歩成長したチームに。去年のこの時季は疲労もあったが、今年はこの時季に順調なのは安心」#箱根駅伝 #ラジオ日本 pic.twitter.com/SKsqN7Lwj0
— ラジオ日本 箱根駅伝中継 (@jorfhakone) December 15, 2021
・遠藤選手だけでなく、出走4年生全員の成績
・世界一諦めの悪いチームの神髄を
往路に関しては、小野選手がもう一度1区をやれる状態になっているかどうか。ここに尽きる気がします。オーダーもガラリと変わって来ますから。1区小野2区橋本3区遠藤4区中村選手で、リレーできれば、帝京大としてはいいのかなと思います。
全体として、順当なら4年生が5人~6人ほど出走してくるでしょう。帝京大は毎年4年生の頑張りで、シード権上での戦いを繰り広げ、失速した強豪校を捉えることもあります。
なお、チームとしては、元々箱根駅伝総合3位を目標にしているのですよね。出雲・全日本はくるしいはしりになっていますが、元々シード権よりはるか上を目指しているチームなんですね。
例年と違い、主力は11月の記録会に出場せずに調整。ここにきて、チーム状態は良好という中野監督。世界一諦めの悪いチームの神髄が見れるかもしれません。
箱根駅伝ファンのための情報集
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コメント
東海大は欠場のエース石原のためにもシード権を取ってほしい。4年生がんばれ。
帝京大は今回も1,2区を凌ぎ、3区遠藤でジャンプアップ、5区細谷でゴボウ抜きのパターン。1、2区は苦戦するかもしれないので、4区の選手がポイント。
>なかじさん
帝京大は、十分昨年以上の大ジャンプアップする余地ありますよね。
1区2区も…以前も4年生の好走にびっくりすることがありましたし、どこまでいけるか。
東海
松崎ー本間ー市村ー神薗ー竹村
川上ー溝口ー越ー長田ー入田
エース不在となってしまいましたが、16人平均のレベルは高いと思います。
10人当てるのは至難の技ですね。
序盤が難しいですが、大舞台に強い松崎選手がスターターで、長い距離走り込んでる本間選手2区、下りでスピードを活かせる市村選手3区で予想しています。
往路で悪くともシードラインが見える位置に粘って,復路ロードで結果を残した越選手や長田選手を残して順位を上げるイメージです。
5区次第ですが,10区までのトータルで考えればシード圏内に入ってくる可能性は高いと考えます。
帝京
中村ー橋本ー遠藤ー寺嶌ー細谷
北野ー小林ー西脇ー小野ー森田
3区と5区に大砲がいるのは強みです。
細谷選手下りもいけるとの情報ですが、前回区間賞ですし動かさない気がします。
一方で今回は序盤に有力ランナーが集まりそうな情報があるので,1・2区どこまで凌げるかが課題になりそうです。
まだ来年度に向けて3年生以下がどこまでやれるかも気になるところです。
>サバまさしさん
松崎選手スターターも安定した走りで面白そうですね。越選手復路もありそうかも…。
往路で流れを失わなければ、十分シード権クラス候補なので、序盤ですよね。
帝京大もポイント琢さんですよね。
3年生がやや選手層が薄いので、このあたりの成績は注目です。
ずっと東海大を見ていますが、今年の予想は難問ですね。故障者もいて往路経験者がゼロですからね。
先日の丹沢湖マラソンが最終選考と調整を兼ねたもので、大いに参考になると考えました。
エントリーされた中で極端に遅いペースだった松崎、吉田、川上が2、5、6区と推察します。
60分切りした市村、越は、スピードが求められる1、3区候補を争っていたと予想。それに遅れた吉冨(阿部のゼッケン?)、溝口、水野がその控えで、そのうち誰かは6区の控えも兼ねているかも知れません。
62分前後のペース走だったメンバー(金澤は宇留田のゼッケン?)が残りの区間で、そのうち神薗と入田は7区前提で試走していると明かされています。
両角監督が上級生が鍵だと語っていて、過去にも復路に上級生を並べてシードを死守した経験があるので、キャプテン本間を復路に回しそうな気がします。
市村ー松崎ー越ー梶谷ー吉田
川上ー神薗ー長田ー本間ー竹村
3〜5区が1年生というのは厳しいですかね。