箱根駅伝2022の16人エントリーが発表されました。
以降、
12月29日(水)に区間エントリー発表
1月2日(日)往路・3日(月)復路朝7時に、当日交代を含めて最終オーダー
1日最大4名、2日間で最大6名の変更が可能となっています。
このサイトでは、29日(日)までに、各大学の戦力分析と区間オーダーの予想を行っています。
今回は1記事2校ずつとします。
今年の出雲優勝校と、前回往路優勝総合2位
常連校を今回もなぎ倒すか
東京国際大と創価大学です。
本サイトで戦力分析に、独自のランキングを使用しています。
7点:エース区間、山で貯金が望める選手
6点:エース区間、山で区間上位をとれる選手
5点:エース区間で区間中位以上いける選手
4点:主要区間で区間上位でいける選手
3点:繋ぎの区間で区間上位で走れる選手
2点:繋ぎの区間で区間中位で粘れる選手
1点:繋ぎの区間で耐えられる選手
0点:これまでの実績だと苦しい?or未知数
はっきりとした分け方はなく、
・過去の駅伝実績
・1万mなどの持ちタイム
・ここ数か月の大会の成績
などから、主が総合的に独断で判断しています。
ご了承ください
ページコンテンツ
前回の箱根路では、戦力的に厳しいと思われながらも、エース選手の活躍や当時の4年生の粘りの走りで、総合10位。ギリギリでシード権を獲得。この出来事が、東国大の運命を大きく変えました。
初出場となった出雲駅伝。元々ダークホースと言われていましたが、アンカーの留学生にトップで襷が渡る圧勝で初優勝。ついに大学駅伝優勝のタイトルを保持することになりました。
全日本大学駅伝は、チームにこれまでなかったプレッシャーがかかった中、エース選手で2度トップに立つ見せ場を作り、シード権獲得の5位。箱根駅伝は過去最高の5位以内を狙っていきますが…果たして?
8点:エース区間・山で荒稼ぎできる選手
Y. ヴィンセント③27分24秒42/チェビルベレク
≪全3区1位、出6区1位、全予4組1位、関東IC2部1万1位5千1位、箱2区1位、20:箱3区1位≫
史上最速最強の留学生ランナー。箱根駅伝は1年時3区区間記録、2年時はエース区間2区で区間記録を出しています。今期も出雲駅伝で優勝のゴールテープ、全日本駅伝では3区で区間記録更新。3度目の箱根もチームをトップに引き上げるか。
7点:エース区間、山で貯金が望める選手
6点:エース区間、山で区間上位をとれる選手
丹所 健③28分19秒17/湘南工大附
≪全6区1位、出3区2位、日本IC5千m3位、全予4組8位、関東IC2部1万10位、箱1区14位、20:箱1区13位≫
下級生時から東国大の主力格でしたが、今年は一気に学生長距離界でも目立つ存在に。9月日本IC5千m3位表彰台に立つと、出雲3区でチームをトップに引き上げる快走!全日本駅伝も故障明けながら6区でチームをトップに導いた。箱根は、過去2度1区も、今回は3区を希望している。
5点:エース区間で区間中位以上いける選手
4点:主要区間で区間上位でいける選手
山谷昌也③28分11秒94/水城
≪全2区5位、出1区3位≫
東京国際大3人目の柱。過去2年間は故障などが響き、駅伝で結果を残せなかったが、今年の秋は絶好調。5千m13分40秒台、1万mは28分11秒好記録を樹立!出雲・全日本は前半区間でしっかりとチームの流れを作る役目を果たしています。
ルカ ムセンビ③28分20秒09
≪日本IC1万m7位、関東IC2部half3位≫
東国大2人目の留学生。過去には全日本駅伝でアンカーを2度出走し、シード権確保にも貢献している。
3点:繋ぎの区間で区間上位で走れる選手
白井勇佑①28分55秒12/仙台育英
≪出4区5位、日本IC5千m14位、20:高7区2位≫
高校駅伝の強豪仙台育英で主力選手だった。インカレを経験したのち、出雲駅伝4区に出走。トップを保持し優勝に貢献した。全日本駅伝では出走できずも、直後の記録会で1万m28分55秒を出している。
宗像 聖③29分13秒94/学法石川
≪全8区12位、出5区3位、全予1組28位、箱4区13位≫
2年時に台頭して、全日本・箱根に出走。ロードで一定の安定感を示しました。出雲駅伝5区強風の中安定した走りを披露。全日本駅伝はアンカーに抜擢されている。
野澤巧理④29分26秒26/白鴎大足利
≪全7区6位、全予3組9位、関東IC2部half19位≫
最終学年になって一気に飛躍した選手。全日本予選3組で9位に食い込む活躍。本戦では、いきなり主要区間7区に抜擢。一定のリズムを刻み区間6位と健闘している
2点:繋ぎの区間で区間中位で粘れる選手
堀畑佳吾③28分54秒91/清風
≪全4区11位、全予2組6位≫
昨年、今年と2度全日本大学駅伝に出走しています。全日本予選2組6位好走、秋には1万m28分台を記録するなど、トラックでも活躍が目立つ選手。
冨永昌輝①29分06秒37/小林
≪全予2組7位、関東IC2部1500m、20:高1区26位≫
全日本予選で2組に抜擢され、7位と好走し、チームの出場に貢献した選手。世田谷246ハーフで64分台で走り、長い距離でのめどが立っています。
倉掛 響①29分56秒51/小林
≪20:高3区6位≫
高校駅伝で、上り基調の3区で区間6位の成績を残している。大学に入ってからは、11月の1万mの記録会に一度出場したのみ。
1点:繋ぎの区間で耐えられる選手
生田琉海②29分06秒37/徳島科学技
≪全5区13位、全予1組30位≫
2年生になってから伸びてきた選手。全日本予選・本戦ともに選ばれたものの、ここではやや厳しい結果となった。
三浦瞭太郎④29分18秒43/東農大二
主将を任されている。まだ大きな大会の出走はなし。10月に1万m29分18秒の自己ベスト、世田谷246ハーフは66分かかった。
村松敬哲②29分37秒29/浜松商業
≪全予3組26位≫
1年時にトラックで台頭していた選手。全日本予選は3組抜擢、ここではうまくいかずも、秋口に5千m13分台。出雲出走メンバー目前に迫った。
0点:これまでの実績だと苦しい?or未知数
渡邉正紀④29分23秒74/鬼怒商業
秋になってから4度記録会に出走。自己ベストなどはなかったものの、16人エントリーメンバーにこぎつけた。
林 優策②29分43秒85/滋賀学園
2年続けての箱根駅伝エントリー。秋口に5千m14分03秒の自己ベスト。トラックで好成績が目立っている選手。
鎌田雅稀②29分48秒71/日体大柏
11月に29分48秒の自己ベストを記録。メンバーに入ってきた。
上位10名合計:35点
(参考:30点前後シード権争い、40点以上優勝争い)
【過去3年間成績】
97回11位
96回6位
95回17位
東京国際大はまず3年生の3選手ですね。2区3区のタイトルホルダーの大エースビンセント選手は、今期も大暴れ。全日本駅伝3区でも区間記録を樹立して、チームを大きくけん引しています。おそらく今回も2区、ほぼ確実にトップ中継をするのではないかと思われます。
そして、日本人エースも育ってきたのですよね。丹所選手が、出雲駅伝では3区で、全日本駅伝では6区でチームをトップに引き上げる快走!他校に通用するエース選手になりました。
さらに、山谷選手がついに駅伝で好成績。出雲&全日本ではともに序盤区間でチームを支えました。1万m28分11秒の走力は非常に魅力的です。順当ならこの3選手を往路に並べるか、別の選手を1区に抜擢できれば、オーダーの幅が広がるでしょうか。
続く選手が少し離れていますが、全日本駅伝7区8区の長距離区間を任された4年野澤・3年宗像選手になりますかね。ともに長距離区間で粘走をしていますので、中盤以降のかなめの区間になりそうです。また、ルーキー白井選手も即戦力。1万m28分台も達成して、出雲以来の出走は充分ありそうです。このあたりの選手たちをうまくやりくりして、往路優勝を狙っていくことになりそうです。
さて、総合力と言うことで、これ以降選手をうまく走らせることができるかどうか。全日本駅伝で4区と5区を任された3年堀畑・2年生田選手は再びエントリー。ただ、両者ともトップで襷をもらった中区間二けた。距離が長くなって走りが良くなるかどうか。
他では、全日本予選で通過に貢献している2年村松選手、1年冨永選手あたりも出走候補。世田谷246ハーフはやや失敗も最初で最後を狙っている主将の4年三浦選手も仕上げてくるはずだ。
山に関しては、ややトーンダウン気味ですが、新戦力を試すことになりそう。5区山登りは高校駅伝3区6位の1年倉掛選手が可能性高そうか。6区山下りは林選手か、その他のエントリーの選手なってくるでしょうか。エース選手以外をどう配置していくかカギになりそうです。
エース3選手は、並べると思っています。そのあとの配置ですね。
1区(21.3km)山谷昌也③28分11秒94
2区(23.1km)Y. ヴィンセント③27分24秒42
3区(21.4km)丹所 健③28分19秒17
4区(20.9km)宗像 聖③29分13秒94
5区(20.8km)倉掛 響①29分56秒51
6区(20.8km)林 優策②29分43秒85
7区(21.3km)白井勇佑①28分55秒12
8区(21.4km)堀畑佳吾③28分54秒91
9区(23.1km)野澤巧理④29分26秒26
10区(23.0km)三浦瞭太郎④29分18秒43
1区山谷選手…白井選手もチラリと考えましたが、やはり山谷選手。1区はやはり展開が読みにくいですので、走力が高くて、出雲・全日本とも前半区間を担当し、しっかり集団についていた山谷選手がいいと思います。トップと小差で2区へ。
2区ヴィンセント選手…丹所選手2区も見てみたいのですが、まあ動かさなくていいでしょうかね。圧倒的な走力がありますし、エース区間でもあれだけ大差をつけられるのは衝撃的でした。
上り坂は少し不得手ですが、それでもパワーで押し切ってしまう力強さも兼ね備えています。状態もまずまずですし、十分前回打ち立てた区間記録付近でまとめてくるのではないでしょうか。
3区丹所選手…この次の区間がポイントなんですよね。過去2度、ヴィンセント選手でトップに立つも、次の区間で早くも首位を明け渡していました。今後、強豪校として定着するには、留学生の貯金を加速させる必要があるのですよね。
ここで日本人エース丹所選手。秋以降の走りを見ると、2区でも十分勝負できる選手なんですが、本人たっての希望。連続で区間賞を獲得できれば、4区以降に大きな貯金をもたらすことができるはずです。
4区宗像選手…順当にいけば、3区終了地点で、2位以下にある程度差をつけてトップのはずです。ここから東京国際大大事な継走になっていきます。4区は、昨年も他校の主力選手対等に渡り合い、区間中位で走っている宗像選手でしょうか。
全日本駅伝は、順位を意識して走りが硬くなりましたが、元来長い距離に安定感がある選手。自分の持ち味を発揮できれば、十分に区間一桁で走り切る力はあると思います。
5区倉掛選手…山に関しては、上りも下りも未知の力に駆けることになります。登りは、おそらくは1年倉掛選手が第一候補になるのでしょう。高校駅伝3区6位、上り基調の主要区間で、留学生も走っていますので、候補には上がる選手だと思います。
その高校時代にも5千m14分02秒で走っています。1年かけて準備させたかもしれません。ひとまずは72分あたりがターゲットタイムとのこと。このタイムでいければ、往路優勝は他校次第というところには持って行けそうかな?まずはベストを尽くしたい。
6区林選手…エントリー選手の中では有力ではないでしょうか。2年連続エントリーしていて、トラックを中心に結果を残している選手です。候補だと予想していますがどうでしょうかね。とはいえ、他にも実績が少ない中でエントリーしている選手もいますので、このあたりは当日まで待つ形になりそうです。
7区白井選手…山下りがやや未知数なので、7区はスピードあるランナーで流れを作りたいですね。1年生ですが、高校時代を含めて実績は申し分ない白井選手で予想します。秋に5千m13分台・1万m28分台を出して、出雲で一度大学駅伝は経験しています。流れに乗って走れればと思います。
8区堀畑選手…非常に悩みましたが、過去2度駅伝経験がある堀畑選手にします。ともに区間二けたでしたが、今年の全日本4区はトップを走るという得難い経験でした。順当なら、まだ上位のはず。メンタルコントロールして、実力を出し切りたい。
9区野澤選手…おそらく準備しているのではないかと思う野澤選手を、復路のエース区間9区と予想します。大学駅伝デビューが、いきなり全日本7区主要区間となりましたが、しっかりとペースを刻み区間6位でした。箱根9区でさらに活きるのではないでしょうか。69分台で、区間一桁はターゲットにできると思います。
10区三浦選手…おそらく主将が準備しているのではないでしょうか。10月記録会で1万m29分18秒ベストも、世田谷246ハーフでは66分台にとどまっていました。それでもエントリーに入ってきたところ、信頼はあるのではないでしょうか。東国大は、前回も実績が少なかった4年生を箱根路起用し、ブレーキなく走らせていますので、大丈夫と思っています。
東国大の場合、ある程度固まっているのですよね。とはいえ、2区大エースヴィンセント選手が好調で、どんどん行ってしまえば、他校は見送るしかない。3区丹所選手というのもプレッシャーになりますが、ここもどうしようもない。この2区3区を活かすために、1区山谷選手で出遅れずに…が王道ですね。
僅かに、1区白井選手にして、4区山谷選手にする可能性がありますが、ちょっと1区スローペースにかける形になりますかね。とはいえ、野澤・宗像両選手が復路に回ることができますので、復路を厚くすることはできるのですよね。
出雲駅伝優勝と全日本駅伝2度の首位で、注目度は、俄然上がっていますが、箱根駅伝は山もありますので本当に勝負。往路前半で得るだろう貯金を、いかに有効に使い、過去最高の5位以内をしっかり達成するところがまず目標になるのでしょう。
もう1校の新興勢力も忘れてはなりません。前回出場4度目で往路優勝、10区最終盤までトップを保持し準優勝を果たした創価大も着々と準備を進めてきています。
前半シーズンは、箱根で思った以上の結果が出たことが、逆に空回り。初出場がかかっていた全日本予選は、出場ボーダーから遠い成績に終わりました。このことがカンフル剤の一つになり、少しずつ大会での成績が上向き。
初出場の出雲駅伝が7位に終わった後も、着々とチーム力が向上。最後に主力が出た記録会では、1万m28分台が続出!長期離脱していた主力選手も間に合いそう。一気に士気が高まった創価大のメンバーの紹介です。
7点:エース区間、山で貯金が望める選手
フィリップ ムルワ③27分35秒29/キテタボーイズ
≪出3区1位、日本IC1万m2位、全予4組2位、関東IC2部1万2位、箱2区6位≫
創価大の大エース。前回の箱根2区デビューは区間6位。その後、インカレなど、各主要大会表彰台をきわどく戦う高い安定感のある走りを披露。
2度目の駅伝となった出雲では、酷暑の中でも区間賞のパフォーマンスでチームの順位を浮上させた。直近では、八王子1万m27分35秒29としっかり走力を上げているところを見せた。
6点:エース区間、山で区間上位をとれる選手
嶋津雄大④28分14秒23/若葉総合
≪出6区9位、日本IC1万m6位、全予4組24位、関東IC2部1万12位、箱4区2位、20箱10区1位≫
この2大会創価大躍進の立役者。前々回は、10区区間新で逆転でのシード権初獲得。前回は4区で首位を奪取し、2位以降に大差をつけた”箱根駅伝男”。今年は各主要大会でも活躍、11月に1万m28分14秒を記録し、エース区間を担える力をつけた。希望区間は9区。
5点:エース区間で区間中位以上いける選手
三上雄太④29分03秒20/遊学館
≪全予3組30位、箱5区2位≫
昨年初代激坂王に輝いて注目の中、5区山登りで往路優勝のゴールテープを切った選手。自身も区間2位の好走だった。今シーズンは中々調子が上がらなかったですが、秋に1万m29分03秒ベストを出すなど、少しずつ状態を上げていっている。
4点:主要区間で区間上位でいける選手
葛西 潤③28分43秒40/関西創価
≪21:箱3区3位、20:箱6区16位≫
創価大の実力者。前回3区で区間3位の好走をみせて、チームの流れを大きく乗せた。今年は怪我で長期離脱していたものの、11月に試合復帰。1万m28分43秒と自己ベストを更新して間に合わせた。
3点:繋ぎの区間で区間上位で走れる選手
濱野将基③28分37秒06/佐久長聖
≪出4区9位、全予1組27位、箱6区7位≫
チームに欠かせないスピードランナー。前回の箱根6区は山下りを担当し、58分台で下りチームの首位を守った。出雲駅伝では区間9位と悔しい走りになりましたが、11月1万m28分37秒大幅ベスト、チーム3番手の記録保持者となった。
緒方貴典③28分42秒44/熊本工業
≪出1区11位、関東IC2部half13位≫
今年3月新潟ハーフで63分台を出して、一気にチームの主力格に。出雲駅伝では1区大抜擢だった。世田谷246ハーフでも3位に入るなど、長距離ロードで光る選手。11月末には1万m28分42秒、総合力をつけて初の箱根路に挑みます。
2点:繋ぎの区間で区間中位で粘れる選手
桑田大輔②28分38秒46/八頭
≪出5区7位≫
1年時は箱根メンバーには入らなかったものの、1万m29分前半のタイムをマークしていた。結果を残し、出雲駅伝では5区7位とまずまず。その後1万m28分38秒を出して一気に主力格に成長した。
山森龍暁②28分56秒78/鯖江
≪全予2組26位≫
3月新潟ハーフで好走し、新戦力候補に挙がっていた選手。記録会はやや不安定ながらも豊富な練習量でじわじわ自己ベスト更新。1万m28分台までこぎつけた。比較的下りの走りが得意らしい将来のエース候補。
中武泰希④29分26秒21/向上
ここまでは、大きな実績は少なかったものの、榎木監督から8区以降はどこでも走れると大きな信頼を得ている選手。直近は、11月末5千mで14分00秒を記録している。
1点:繋ぎの区間で耐えられる選手
吉田 凌①28分41秒28/学法石川
≪20高4区10位≫
高校時代は強豪学法石川高で主力選手の一人、主要区間の4区で戦っています。11月末の記録会で1万m28分41秒と一気に主力に近い成績を出し、エントリーに割って入ってきた。
新家裕太郎③28分45秒93/大阪
≪出2区10位、日本IC5千m8位、全予3組40位≫
高校時代無名ながらも、3障を中心にトラックで成績を積み重ねてきた選手。全日予選は3組苦しい結果も、日本IC5千mでは8位入賞、出雲で駅伝で絵ビューを果たした。三上選手不調時は、5区山登りの代役にも名前が挙がった。
石井大揮②29分15秒38/倉敷
ここまで主要大会の実績は少ないものの、秋口に1万m29分20秒台をマーク。世田谷246ハーフでは64分を切る走りを見せて、ロードに強いところを見せた。
本田晃士郎③29分33秒78/関西創価
葛西選手と高校時代同級生で同大に進学した選手。少しずつ記録を伸ばしてきて、世田谷246ハーフを64分少しで走り切っています。
小暮栄輝①29分16秒81/樹徳
11月末の記録会で29分16秒81のベストを記録。榎木監督からロードでの評価が高い選手。
0点:これまでの実績だと苦しい?or未知数
溝口泰良②29分12秒16/創成館
秋口になって、5千m・1万mともに少しずつ自己ベストを短縮。11月末に29分12秒を出して、メンバーに入ってきた。
松田爽汰③29分32秒49/滋賀学園
秋口に5千m14分14秒ベスト、その後1万m29分30秒台を2度マーク。メンバーに入ってきた。
上位10名合計:35点
(参考:30点前後シード権争い、40点以上優勝争い)
【過去3年間成績】
97回11位
96回6位
95回17位
また要注意校になってきましたね。エースムルワ&嶋津選手が、前年より確実にパワーアップ。ムルワ選手は、各大学の留学生の中でも群を抜いて高い安定感を誇る選手。箱根2区なら充分66分前半、多くのチームからリードを奪える存在となっています。
嶋津選手は、春シーズンからフル活動。日本IC1万m6位入賞など実績を重ねながら、1万m28分14秒と走力が高くなっていることを示しました。本人は9区で区間記録を狙う希望ですが…、前半から注ぎ込む創価大の特徴を考えると、今年も往路のどこかでしょうか。彼の場合、前半から突っ込んで粘り切る「駅伝力」がありますので、それを活かせる区間にしたい。
この2人以外の往路をどう組んでいくかがポイント。長期離脱していた葛西選手が、11月に試合復帰。何とか間に合ったようで、往路を走れそうか。もう一人はいろいろ候補がいますね。ロードが得意な3年緒方選手や、首脳陣の評価が高い2年山森選手らがいますが、前回のような好ダッシュができるか。
山は、前回経験者が残っていますね。山登りの三上選手が不調に喘いでいましたが、何とか昨年並みの走りは臨めそうか。山下りの濱野選手は1万m28分37秒とチーム上位の記録。他に58分台で走れる候補がいれば平地もあるのかも??
復路は激しいメンバー争いとなってます。出雲駅伝出走後、1万m28分台を出している桑田・新家選手や、1万m29分台も世田谷246ハーフで64分前後で走った石井・本田選手、監督からロードで評価の高い中武・小暮選手。そして一気に、1万m28分41秒まで短縮した1年吉田選手も面白い存在ですね。
なお、気づいている方多いでしょうが、前回2位のメンバーで、4年永井・小野寺選手がいません。秋の1万m記録会で29分半ばのタイムは出していたのですが、それ以上に28分台~29分前半をマークする選手が多かった。それだけチーム内競争が激しくなってきている中、本戦に臨みます。
榎木監督の采配は、1区にエース級の選手を置いて、2区留学生に好位置で繋ぎ、3区以降もその位置をキープできるように、どんどんつぎ込んでいく形でしたが…今年はどうされるか。
1区(21.3km)葛西 潤③28分43秒40
2区(23.1km)フィリップ ムルワ③27分35秒29
3区(21.4km)山森龍暁②28分56秒78
4区(20.9km)嶋津雄大④28分14秒23
5区(20.8km)三上雄太④29分03秒20
6区(20.8km)濱野将基③28分37秒06
7区(21.3km)桑田大輔②28分38秒46
8区(21.4km)石井大揮②29分15秒38
9区(23.1km)緒方貴典③28分42秒44
10区(23.0km)中武泰希④29分26秒21
1区葛西選手…やはり1区は葛西選手ということになりそうですかね。これまでのパターンだと嶋津選手ですが、目のこともありますし、何より前半から突っ込める駅伝の方が、力を発揮できると思います。
なればやはり実力者の葛西選手ですね。スピードは充分に昨年ほどに戻ってきました。スタミナ面がどこまで戻っているか。トップが見える位置に付ければ。
2区ムルワ選手…頼もしいエースに成長していますよね。各主要大会トップレベルの走り。出雲駅伝3区では、10位と出遅れたチームを2位まで引き上げる活躍。2度目の箱根2区では、さらにパワーアップした走りを見せてくれるはずだ。基本的にはここでかなり上位につけるはずだ。
3区山森選手…山下りの濱野選手を、3区にするか結構本気で悩んだのですが、新潟ハーフの実績で山森選手を3区に抜擢します。練習は、エース級の選手と同等のメニューをこなせているそうなので、あとは調整次第で化けるでしょうか。下りも得意ということで、3区と思います。
4区嶋津選手…嶋津選手は4区が合っているような気がします。他校と差をつけるということ考えても4区と思っています。4区はかつての準エース区間の距離に戻ったのですが、1区2区3区に選手をつぎ込んで流れを重視する傾向が以前より増えています。
そのため4区がやや手薄になるケースがあります。そこを逆手に、嶋津選手を置く利点が出てくると思います。東洋相澤・青学吉田・創価嶋津選手、4区で逆転の一手のうち、往路優勝に繋がっています。昨年より走力があがった嶋津選手で再び一気に上昇気流に乗せたい。
5区三上選手…山登りは基本的に三上選手の路線になると思います。前半戦から秋口までは苦しみましたが、激坂王は前年より30秒遅れに留まりました。やはり登りは得意ですね。まずは昨年のタイムというところかな?控えは1万m28分台を出している新家選手と争いか。調子が良ければしっかり区間一桁。
6区濱野選手…非常に状態が上がってきましたね。平地区間も少し考えましたが、往路までの展開が読みにくいので、復路のスタートを強化。昨年同様濱野選手が6区山下りと予想します。脚の回転は下りに合ってます。58分前半以内射程圏内にできれば、復路に向けて流れが出来ます。
7区桑田選手…復路の選手争いは激しいですよね。その中で2年桑田選手をまず推します。出雲駅伝5区は単独で追い上げる展開ながら区間7位と踏ん張りました。28分38秒とスピードもついてきていますので、7区で攻める走りが面白いかなと思っています。
8区石井選手…このあたりからはハーフマラソンで実績を積んできている選手を選んでいます。世田谷246ハーフで64分を切っている石井選手が8区に入るのではないでしょうか。15㎞付近に急な上り坂があるので、8区とコースが似ているのですよね。しっかり踏ん張る走りができるのではないかと。
9区緒方選手…コアなファンは昨年度から注目していた選手ですね。ロードで手堅い走りを見せて台頭、早い段階で新戦力候補と言われていました。今年秋になって急成長、ハーフもトラックもどちらも実績を残しています。往路もありえますが、卒業生の穴が最も大きいだろう9区へ。69分切りターゲットにできるはずです。
10区中武選手…監督から期待の高い中武選手。11月末東海大記録会は多くの選手が1万mに出場する中、一人5千mと違う調整。復路終盤どこかで登場する可能性は高いと思います。前回悔しい思いをした小野寺選手はエントリーされず、同じ4年中武選手が、しっかり上位でゴールといきたい。
あとは、今までの王道だと、3区嶋津選手、空いた4区に緒方or桑田選手あたりになってくるのでしょうかね?それにしても読みにくくなってきました。
復路に関してはまだまだ気になる選手は多いのですよね。山登りの候補になったという新家選手の8区はありそうですし、6区や7区に1年生吉田選手というのもちょっと考えました。
トラックの持ちタイムだけ見ていると、ほとんど横一線なので、コースや気象条件での適材適所を考えていくことになるでしょう。そうなると、復路の総合の力は、前回に匹敵、上回る可能性も出てきそうです。
さて、往路ですね。嶋津選手が3区4区どちらにくるかというのも少し戦略が変わって来ます。差は付けるなら4区な気もしますが、2区3区でまとめて押し上げていく形もあるかもしれません。希望の9区も面白いですが、これまでの傾向だとないかなぁ?
そしてエースムルワ選手&嶋津選手以外が走る往路選手の出来が非常に大事になってきます。彼らがしっかり走れれば、昨年は出来過ぎにしても、一桁順位でターンして、流れを作ることができるはずです。
個人的には、全日本駅伝の上位10校がそのままシード校になってもおかしくないと思っていましたが…予想の上ではジョーカーの存在です。
箱根駅伝ファンのための情報集
【箱根駅伝ファンのためのリンク集】
【2021年度箱根駅伝ファンのための競技会日程】