新年度…も前半戦が終わりました。当サイトでも、関東大学長距離各チームの2021年度のメンバーの紹介と実績、簡単な戦力分析を再開していきたいと思います。もちろん、新入生も紹介していきます。
戦える選手が増えてきている!2年連続出場で、前回大会のリベンジできるか!山梨学院大学です。
※新入生の5000m上位5名ベスト順
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前年度は久々に上昇した年となりました。書類選考となった全日本予選を突破、箱根予選は高速レースに食らいつき2年ぶり突破となりました。1万mの記録もぐっと上昇して、新生山梨学院大を感じました。
ただ、一方で本戦で結果を残すまでは至らず。全日本大学駅伝は13位、箱根駅伝では故障者が複数出てしまい、往路序盤から大きく遅れる展開。4区オニエゴ選手が区間賞で気を吐くも、上昇とまではいきませんでした。
連続出場を再度続けるため大事な今年度、戦える選手が複数人出てきている一方、やや足並みが揃わなかった全日本予選は、今年は通過ならず13位。現状出場できるかギリギリの位置、もう一度戦力を見直してみます。
※ベスト記録は、2021年8月15日現在
ポール オニエゴ④28分28秒67≪21:箱4区1位、20:全7区3位、予19位≫
松倉唯斗④28分46秒35≪20:全2区12位、予35位≫
坪井海門④29分12秒02≪20:全5区14位、予80位、19:予181位≫
渡辺晶紀④29分37秒85≪21:箱10区18位、20:箱9区12位相当、19:予90位≫
矢島洸一④29分58秒55
成毛志優④30分17秒56≪20:予210位≫
槇原洸槻④30分22秒00
川口航士郎④30分28秒96
オニエゴ選手が頼もしいエースになってきましたね。何か今までの山梨学院大の速い留学生とは、ちょっと違う強さを身につけているような感じがします。
箱根駅伝4区区間賞は、チームが大きく出遅れた中、しっかり自分のペースを築いています。関東インカレハーフでは、走力が上と思われる留学生と最後まで競り合って3位。全日本予選でもしっかりベスト、着々と結果を積み上げていっています。夏以降何かまた進化しそうな気配ですね。
日本人4年生は、気を吐いているのが松倉選手。4月日体大記録会で初の1万m28分台を叩き出すと、関東IC1万mで11位ながら28分46秒ベスト。全日本予選でも最終組で29分03秒と安定した戦いぶりです。箱根予選でも稼ぐ役割になるはずだ。
あとの4年生がどこまでやれるかですね。2年時に勢いがあった坪井・渡辺選手は夏の間に復帰できるか。高校時代の実力者・矢島選手は、箱根エントリーには入り、春に5千m14分37秒マーク。ここからあがってこれるか。
昨年の予選会に出走した成毛選手や、今年の関東IC5千mに出走した川口選手ら頭数は出てきていますので、どれだけまとめていけるでしょうか。
ボニフェス ムルア③28分08秒10≪19:予10位≫
木山達哉③28分53秒03≪21:箱7区19位、19:予227位≫
橘田大河③29分18秒22≪20:全3区22位、予46位、19:予236位≫
岩谷 翼③29分35秒44
伊東大輝③29分35秒93
篠原 楓③29分44秒09≪21:箱8区20位≫
星野一平③29分48秒83≪21:箱5区15位≫
小野寺陣③30分05秒06
木山克哉③30分07秒46
石部夏希③30分21秒15
市川利道③5千14分29秒61
笛木慎之輔③
選手層を厚くしているのは3年生なんですよね。駅伝経験者が4名いますが、その中で今季最も勢いがあるのは木山選手。春先に1万m29分31秒ベストを出すと、関東ICでびっくり28分台マーク!全日本予選は3組で力強く6位29分18秒で走り切っています。今年の箱根7区ブービーから一気に逞しくなりました。
また、前回の予選躍進した橘田選手が、全日本予選1組で復帰レース。組13位29分台は久々のレースとしては充分ではないでしょうか。今年箱根8区出走の篠原選手は、結果はともかく、関東ICハーフ・全日本予選2組と経験を積んできています。
全日本予選3組で29分40秒健闘した伊東選手は一気に新戦力、箱根エントリーどまりだったところから成長しています。関東IC5千mで復帰となったムルア選手は、まだ本調子ではないですが、彼も復帰してきています。
あとは、今年の箱根5区山登りの星野選手や、前回の箱根予選エントリーに入った小野寺選手、1万m29分35秒の記録を持つ岩谷選手あたり。戦えそうな選手増えてきています。予選通過はこの世代がカギになりそうです。
新本 駿②29分17秒59≪21:箱1区20位、20:全4区10位、予138位≫
北村惇生②29分39秒16
島津裕太②29分47秒70≪21:箱3区16位≫
塚田翔伍②30分38秒56
松浦太郎②30分56秒88
横山竜之介②5千14分37秒25
川原正輝②
中込 空②
2年生はまだまだ成長途上なんですよね。その中で、今年の箱根駅伝では、新本選手が1区、島津選手が3区と、2人が当時ルーキーで往路を担当しています。
島津選手は関東ICハーフに出場し経験を積んでいます。新本選手は昨年の成長株。今年は姿を見せていませんが、全日本予選にはエントリー。復帰間近でしょうか。
これに昨年1万m29分39秒をマークしている北村選手あたりが上がってくると、この世代がもっと活性化すると思います。
※新入生5000mベストは4月1日時点にしています。
山梨学院大の1年生としては非常に始動早いように思います。少しずつですが多くの選手が早い段階で自己ベストを出しています。その中心が髙田・砂川選手で、それぞれ14分26秒・14分24秒に更新、
それでけでなく、2人とも全日本予選に出場しているのですよね。髙田選手は春先の30分09秒76ベストはちょっと生かせず1組37位。砂川選手は30分33秒ながら2組23位。それぞれ大舞台を踏んでいます。
他にも富田選手も僅かながらベスト更新。高校時代の5千mの持ちタイムがいい村上・長谷田選手らもレースに出場。他にも1万mを経験している選手もいます。まず最初の夏合宿後、どうなるかですね。
戦える選手は増えてきているのですよね。4年生オニエゴ・松倉選手、3年生木山選手がぐっと強さを増してきています。主要大会でベストを出したりしているのもいいですね。
箱根予選では、どれほど伸びしろがあるか。オニエゴ選手昨年の19位からどこまで。松倉選手は昨年35位、木山選手はエントリーさえなかった選手です。エースは間違いなく昨年より強いです。
このあとに続くだろう選手がどこまで足並みをそろえられるか。4年生坪井・渡辺・矢島選手、3年生橘田・伊東・篠原選手、2年生新本・島津選手ら、一度はいい結果を残している選手は多いのですよね。
新戦力にも期待ですが、彼らの出来も非常に重要になってくるのではと思っています。上昇気流は掴みかかっていますので、連続出場へ向けて夏合宿が大事になりますね。
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