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【区間オーダー予想】全日本大学駅伝2021(第53回)関東地区出場校でやってみた

 前半のトラックシーズンの大会がほぼ終わりました。どの大学駅伝チームも、何かしらの収穫があったのではないでしょうか。

 当サイトでは、現時点での三大駅伝の区間オーダー予想をしていこうと思っています。

 続いて、今年は書類選考ではなく、例年通りの選考会で出場校が決定した全日本大学駅伝2021!関東地区の大学の出場校のオーダー予想です。

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その前に、今年の全日本大学駅伝2021についてです。

全日本大学駅伝

全日本大学駅伝2021【公式サイト】

開催要項

今年は、11月7日(日)になります。例年通り第1日曜日ですが、少し遅く感じますね。

区間距離は掲載通り

1区(9.5km)
2区(11.1km)
3区(11.9km)
4区(11.8km)
5区(12.4km)
6区(12.8km)
7区(17.6km)
8区(19.7km)

となっています。

 基本的には、後半区間に距離が長い区間が集中しています。序盤流れを作りながら、後半区間にも強い選手を残す必要があり、各監督配置に頭を悩ましています。

 また、3区が少し長いこともあり、3区がスピードエース区間化しつつあります。

 序盤のスピードランナー対決、最後のチームのエース対決で、昨年は最後までかなりもつれた展開でした。

ページコンテンツ

【区間オーダー予想】全日本大学駅伝2021関東地区出場校でやってみた

※今回は、前半戦あまり出場していない主力選手は、それほどオーダー予想に入れていません。

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駒澤大学

1区(9.5km)赤津勇進②
2区(11.1km)花尾恭輔②
3区(11.9km)唐澤拓海②
4区(11.8km)山野 力③
5区(12.4km)佐藤条二①
6区(12.8km)青柿 響②
7区(17.6km)鈴木芽吹②
8区(19.7km)田澤 廉③

 全日本大学駅伝でもやはり強そうな駒澤大。1区はトラックの力がある選手でしっかり上位に。赤津選手あたりが調子が上がっているといいかな。2区花尾・3区唐澤選手でまず優位に立つ。万全ならトップが見える位置にはいるはずです。

 しっかり流れを繋ぎたい4区は、3年生山野選手。5区と6区は、おそらく直前になるまで予想は難しいです。前半戦シーズン5千m自己ベストを更新した佐藤選手や、1万mベストは主力級の青柿選手にしておきますが、さて誰が走るか。

 そして、7区と8区は、日本選手権1万m表彰台コンビ。鈴木・田澤選手を長距離2区間に残せる余裕が、今の駒大にはあります。多少のビハインドは弾き返せますし、他校へのプレッシャーは半端ないと思います。やはり駒大が強いのかなぁ。

東海大学

1区(9.5km)佐伯陽生②
2区(11.1km)喜早駿介②
3区(11.9km)市村朋樹④
4区(11.8km)本間敬大④
5区(12.4km)川上勇士③
6区(12.8km)長田駿佑④
7区(17.6km)石原翔太郎②
8区(19.7km)竹村拓真③

 前回から卒業生がかなり抜けてしまった東海大は、ひとまずシード権を意識したオーダー予想になりました。3区にスピードエース市村選手、そして7区に大エースになってきた石原選手としています。

 1区は前年好走の佐伯選手そのまま、2区が難しいですが喜早選手が本格化してくれることを願って。3区の流れを繋ぐ4区は、4年生になる本間選手の予想です。

 5区6区は予想難しいですが、前回好走の長田選手や、山下りの川上選手が走力アップしていればと思っています。アンカーは竹村選手にしてますが、石原選手を回せるチーム状況になればいいのかなとおもいます 。

明治大学

1区(9.5km)富田峻平③
2区(11.1km)児玉真輝②
3区(11.9km)手嶋杏丞④
4区(11.8km)櫛田佳希③
5区(12.4km)小澤大輝③
6区(12.8km)金橋佳佑④
7区(17.6km)加藤大誠③
8区(19.7km)鈴木聖人④

 箱根予選がありますが、スピード豊かな選手が多く楽しみなチームですよね。前半戦出場が少なかった児玉・櫛田選手を入れてしまってますが、ひとまず理想に近いオーダー。他、漆畑選手や1年では曳田選手らが今のところ候補かな。

 1万m28分半ばの持ちタイムを持つ富田選手を、最短の1区という贅沢なオーダー。とはいえ、記録会でもトップ付近になるのも一つポイント。3区一回り成長している手嶋選手にしっかり繋げれば。

 途中、いよいよデビューするのではと思われる小澤選手らを挟みながら、終盤の長距離は何とか復調してほしい加藤選手と、大エースに成長しつつある鈴木選手に。上位は充分可能性がありますね。

青山学院大学

1区(9.5km)宮坂大器③
2区(11.1km)鶴川正也①
3区(11.9km)近藤幸太郎③
4区(11.8km)若林宏樹①
5区(12.4km)西久保遼③
6区(12.8km)横田俊吾③
7区(17.6km)佐藤一世②
8区(19.7km)飯田貴之④

 青学大は激しいレギュラー競争になりそうですよね。1区は復調加減で、関東IC1500mにも出場している宮坂選手予想。続いて、近藤選手を挟んで鶴川・若林選手に序盤区間を経験してもらう…というのはあるかもと思ってますがどうでしょうか。

 中盤は、記録会で好結果を残していた3年生の選手にも経験してほしいと感じ、西久保・横田選手を予想しています。西久保選手は1万m28分20秒を出していますし、そろそろ開花するかなと思っています。

 終盤の長距離2区間は、2年佐藤選手と、走れば2年ぶりアンカーとなる飯田選手に。ちょっと読みにくいのですが、多くの選手に経験させながら、なおかつ表彰台以上をうかがうオーダーになるのではないでしょうか。

早稲田大学

1区(9.5km)辻 文哉②
2区(11.1km)井川龍人③
3区(11.9km)中谷雄飛④
4区(11.8km)菖蒲敦司②
5区(12.4km)伊藤大志①
6区(12.8km)鈴木創士③
7区(17.6km)千明龍之佑④
8区(19.7km)太田直希④

 前回途中トップを疾走していた早稲田大。ある程度、そのオーダーを踏襲した予想です。特に最初の3区間は同じで、辻・井川・中谷選手で。状態が上がっていれば、やはりトップ付近でしょうか。

 4区は、前回の5区から一つ早くなる菖蒲選手は走力アップが楽しみ。5区は1年生伊藤選手、6区は回復していれば鈴木選手か、そうでなければ昨年と同じ諸冨選手でしょうか。

 終盤長距離区間は4年生で勝負。うちスピード区間は千明選手、長丁場8区は箱根2区も走っている太田選手で。昨年同様見せ場を作れれば、中盤以降は昨年より強いです。どこまで突っ走ることができるか。

東洋大学

1区(9.5km)及川瑠音③
2区(11.1km)佐藤真優②
3区(11.9km)松山和希②
4区(11.8km)前田義弘③
5区(12.4km)柏 優吾③
6区(12.8km)九嶋恵舜②
7区(17.6km)児玉悠輔③
8区(19.7km)宮下隼人④

 上位常連の東洋大も万全ならかなり手ごわいオーダーになってくるはずです。1区は5000m13分45秒を出した及川選手で予想、記録会でのラストスパートにも着目しました。

 2区佐藤3区松山4区前田選手は、昨年とは順番は違えど、同じメンバー。1年立ってどのくらい成長しているでしょうか。5区と6区は主力候補から柏・九嶋選手。トラックのタイムも上がってきていますし、十分に上位校と戦えるはず。

 7区迷ったのですが、ずっと1区を務めている児玉選手にしてみました。走力は高いですし、新境地開拓できればと思っています。アンカー宮下選手は、万全なら既定路線かなぁと思います。走れば3年連続の締めは…!?

帝京大学

1区(9.5km)小野隆一朗②
2区(11.1km)橋本尚斗④
3区(11.9km)遠藤大地④
4区(11.8km)中村風馬④
5区(12.4km)西脇翔太②
6区(12.8km)森田瑛介④
7区(17.6km)寺嶌渓一④
8区(19.7km)細谷翔馬④

 帝京大も粒ぞろいです。1区は小野選手リベンジ予想。2区は橋本・遠藤選手を思い切って序盤起用で上位校と勝負する予想です。遠藤選手がなんとも言えませんが、乗れなくても4区中村選手でもう一度態勢を整えれば。

 5区と6区は新戦力候補の選手。西脇・森田選手は、持ちタイム上は主力選手と同等のタイムとなっています。区間上位のチャンスは、充分にあると思います。

 7区迷ったのですが、箱根復路経験の寺嶌選手で踏ん張り、8区は平地でもエースになってきた細谷選手で勝負。連続シード権を保っていけるか。

順天堂大学

1区(9.5km)服部壮馬①
2区(11.1km)三浦龍司②
3区(11.9km)伊豫田達弥③
4区(11.8km)鈴木尚輝④
5区(12.4km)平 駿介③
6区(12.8km)西澤侑真③
7区(17.6km)石井一希②
8区(19.7km)野村優作③

 強くなってきた順天堂大。序盤は3障が専門の選手での予想。1区服部選手でうまく上位に付ければ面白いオーダー。2区三浦選手でポジションを上げて、3区伊豫田選手でしっかりと強豪校勝負。流れに乗っていきたい。

 4区は、ロードの粘りにトラックのスピードもついた鈴木選手で凌ぎ後半区間へ。5区は一度起用してみたい3年平選手、持ち味のスピード発揮になるか。6区は好走経験のある西澤選手予想、走力は上がってます。

 昨年は先頭争いからは後退した長距離区間ですが、今年は攻め区間。2年石井選手を7区抜擢、上位を伺う位置をキープ。そしてアンカー野村選手で勝負。どこまで上位陣崩していけるか。

東京国際大学

1区(9.5km)白井勇佑①
2区(11.1km)山谷昌也③
3区(11.9km)丹所 健③
4区(11.8km)冨永昌輝①
5区(12.4km)宗像 聖③
6区(12.8km)堀畑佳吾③
7区(17.6km)芳賀宏太郎④
8区(19.7km)ルカ ムセンビ③

 東国大は、留学生起用どうするでしょう。全日本駅伝はやはりムセンビ選手起用となるのでしょうか。ひとまずアンカー固定にしておきます。

 1区2区は調子が万全なら白井・山谷選手のスピードある選手でしっかり食らいつき、3区エース丹所選手でひとまず流れに乗っていく作戦。これでどうか。そして予選で好走した1年冨永選手も気になる存在、4区予想です。

 5区と6区は昨年も出走している宗像・堀畑選手でしっかり攻めていくレース。7区は4年生の芳賀選手に頑張ってもらい、シード権がつかめる位置で凌ぎたいところです。

國學院大學

1区(9.5km)山本歩夢①
2区(11.1km)島崎慎愛④
3区(11.9km)藤木宏太④
4区(11.8km)伊地知賢造②
5区(12.4km)木付 琳④
6区(12.8km)藤本 竜③
7区(17.6km)平林清澄①
8区(19.7km)中西大翔③

 再度の上位崩しを狙っていく國學院大は、1年生を思い切った起用予想。高校時代から5千m13分台の走力をつけている山本選手1区頑張ってもらい、2区3区はスピードある4年生島崎・藤木選手で一気に上位の流れに。

 4区は成長途上の伊地知選手に頑張ってもらい、5区には2年連続で木付選手となると予想。昨年は上位争いから脱落してしまいましたが、リベンジ走期待。記録会で目立ちつつある藤本選手を6区予想。

 さて、あえて7区に1年生平林選手。夏順調に練習を積んでいれば思い切って起用してみてほしい。全日予選3組思い切って突っ走っている選手。そして長丁場に8区中西大選手を残せます。昨年よりレベルが上がるだろう上位争いに割って入りたい。

法政大学

1区(9.5km)内田隼太③
2区(11.1km)松本康汰③
3区(11.9km)川上有生③
4区(11.8km)清家 陸④
5区(12.4km)扇  育③
6区(12.8km)小泉 樹①
7区(17.6km)河田太一平③
8区(19.7km)鎌田航生④

 法政大は、好調エース鎌田・河田選手を終盤の区間に残すのではと予想。2選手とも一人で追い上げていくことができるので、一つ手ではないでしょうか。

 前半をどうしのいでいくかとういことになりますが、ますスピードがある内田・松本選手で1区と2区固めます。3区と4区は主力の川上・清家選手でそれぞれ2区間で1つの区間のイメージ。

 5区は復活気味の扇選手の力で流れを作り直して、6区は全日予選好走でがぜん注目の1年小泉選手、彼らでシード権の機運を高めてから河田・鎌田選手へ。これでどうでしょうか。

拓殖大学

1区(9.5km)吉村 陸③
2区(11.1km)新井遼平④
3区(11.9km)合田 椋④
4区(11.8km)佐藤広夢④
5区(12.4km)兒玉陸斗④
6区(12.8km)工藤 翼③
7区(17.6km)ジョセフ ラジニ③
8区(19.7km)竹蓋草太④

 拓殖大は、大エースラジニ選手を7区に回す予想にしました。7区で一気にシード権内に突入し、8区は長丁場に強い竹蓋選手で粘り通すというのが、いい作戦ではないかなと。

 それまでどう繋ぐか。1区は、1500mで関東IC出場し、全日本予選最終組担当の吉村選手で頑張る。2区からは育成で上がってきた4年生で食い下がる。箱根往路担当の新井・合田選手でしっかり上位校につきたい。

 その後も、佐藤・兒玉・工藤選手の駅伝経験者で繋いでいく形。しっかり繋いでいければ、ラジニ選手で一気に追い上げていく形はとれるかもしれません。

中央大学

1区(9.5km)吉居大和②
2区(11.1km)園木大斗②
3区(11.9km)三浦拓朗④
4区(11.8km)中野翔太②
5区(12.4km)若林陽大③
6区(12.8km)助川拓海③
7区(17.6km)手島 駿④
8区(19.7km)森 凪也④

 9年ぶり出場となる中央大はスピードランナーが多いのですよね。1区はいきなり吉居選手で先制パンチをかけるのはどうかなと思っています。成長途上の園木選手に、今期のエース三浦選手でしっかりと流れを作れるのではと。

 4区はこちらも発展途上の中野選手で勝負、5区は山下りから平地も飛躍しそうな若林選手で後半区間リスタート、6区は今年からついに戦力になりそうな助川選手。ただ、ここは戻っていれば千守選手を起用しても面白いのかなと思いました。

 最後の長距離区間の予想に悩みましたが、手島・森選手の4年生の2人で。森選手は復調していれば、という予想込みですが、無事に走れれば。中澤選手らも候補ですかね。どこまでいけるか。

中央学院大学

1区(9.5km)川田啓仁③
2区(11.1km)伊藤秀虎②
3区(11.9km)武川流以名③
4区(11.8km)吉田礼志①
5区(12.4km)松島 匠③
6区(12.8km)吉田光汰④
7区(17.6km)小島慎也③
8区(19.7km)栗原啓吾④

 予選6位通過ですが、一部のアクシデント以外はかなりの強さを見せてきた中央学大。1区はトラック強い川田選手でしっかりスタートを切って、2区エース候補伊藤選手で食い下がり、3区強くなってきた武川選手でまず一つ上位校と勝負。

 4区は、注目ルーキー吉田選手。箱根予選の後でなければ、いきなりエース区間でもいい選手です。順位アップなるか。5区はトラックで光るものを見せる松島選手、6区は予選のリベンジなるか吉田光選手で繋ぎます。

 終盤の長距離区間は、3年生4年生それぞれエースから。7区は主将を任された3年小島選手、アンカーに大エース化してきた栗原選手。しっかりと繋げていれば、十分にシード権内に突入できるオーダーです。

日本体育大学

1区(9.5km)佐藤慎巴④
2区(11.1km)藤本珠輝③
3区(11.9km)大畑怜士④
4区(11.8km)加藤広之④
5区(12.4km)漆畑徳輝②
6区(12.8km)盛本聖也③
7区(17.6km)名村樹哉③
8区(19.7km)村越凌太③

 最後の切符を掴んだ日本体育大は、前半重視のオーダー予想。1区は関東IC1500mでもスピードあるところを見せた佐藤選手、2区3区に今季のエースの藤本・大畑選手。前回のように2区に大エースにする方が流れが作れそうな気がしています。

 4区は、関東ICハーフで健闘の加藤選手で凌ぐ。5区と6区は箱根前に(通過していたら)、一度は起用したい選手。2年生で台頭してきた漆畑選手、山下り候補に上がり続けている盛本選手予想です。

 7区8区は今年飛躍してほしい2選手に。ともに今年の箱根を走っている名村・村越選手。1万m28分台スピードある名村選手7区。山登りもこなす村越選手を8区にしています。

 15校ともしっかりとしっかりオーダーを組めるのが、レベルが高くなってきている証拠ですね。