秩父宮賜杯第53回全日本大学駅伝対校選手権大会
関東学生陸上競技連盟推薦校選考会
通称:全日本駅伝関東地区予選会
が2021年6月19日(土)
昨年は、コロナ禍の影響で、書類選考となってしまった予選会が、
現時点では、開催の方向で進んでいます。
5月30日(日)エントリーが締め切られ、
出場校20校が発表されています。
まずこの記事では、出場校20校の決め方や簡単なルール
そしてエントリー選手など紹介していきます。
【出場校&エントリー】全日本大学駅伝2021関東地区予選会
関東学生陸上競技連盟
全日本大学駅伝2021関東地区予選会【要項】
13人エントリー選手
・一チーム13人エントリー(出走8名)
・留学生はエントリー2名、出走1名
・シード校は除外
(駒大・東海大・明大・青学大・早大・東洋大・帝京大・順大)
・2020年7月~2021年5月の10000m持ちタイム
上位8人の合計が少ない20校が参加
・予選で本戦出場枠の、残り7枠を決定します。
関東地区は15枠あり、シード校ですでに8校が決まっています。
予選で残りの7校を決定するのですが、
その予選に出場できる大学は20校。
予選にも足切りがあるのですよね。
戦力が拮抗していて、前日の記録会で、出場校が変わることもあります。
(とうか今回は、前日に20番目だった麗澤大が、専修大に交わされました)。
その中で、選ばれた20校。
10000mの上位8人の合計タイムが少ない順番に紹介します
(※エントリー13名は、それとは関係がないのでご注意ください)
中央大学
三浦拓朗④28分20秒13
森 凪也④28分22秒28
井上大輝④28分47秒62
助川拓海③28分49秒58
若林陽大③28分54秒01
中野翔太②28分58秒80
中澤雄大③29分00秒40
園木大斗②29分06秒35
上位8人の平均:2位28分47秒3
手島 駿④29分08秒91
居田優太②29分13秒25
東海林宏一①29分24秒19
山平怜生①29分47秒06
阿部陽樹①30分14秒13
スピードランナーの一部が間に合いませんでしたが、それでも1万m上位8名平均タイムでは2番。選手層は非常に厚いですね。三浦・森・手島選手ら4年生が調子を上げてくると、ぐっと戦いやすくなります。
國學院大學
藤木宏太④28分10秒30
中西大翔③28分17秒84
木付 琳④28分27秒59
島崎慎愛④28分27秒98
平林清澄①28分38秒88
伊地知賢造②28分56秒08
川崎康生③29分20秒77
藤本 竜③29分26秒17
上位8人の平均:1位28分43秒2
中西唯翔③29分31秒19
坂本健悟③29分35秒95
相澤龍明④29分37秒07
殿地琢朗④29分43秒64
松延大誠④29分46秒36
エントリー選手の8人平均だと1番目に挙がるのが國學院大です。エースで絶好調の藤木選手ら4年先生の選手が中心です。新しい戦力の平林選手や、も、う一人のエース中西大選手がどこまで戻ってくるか。
中央学院大学
栗原啓吾④28分03秒39
武川流以名③28分40秒48
小島慎也③28分42秒41
堀田捷仁①28分49秒05
伊藤秀虎②28分52秒15
吉田礼志①28分56秒29
松島 匠③29分05秒81
坂田隼人④29分10秒98
上位8人の平均:3位28分47秒5
吉田光汰④29分15秒02
松井尚希④29分30秒01
馬場竜之介④29分32秒26
吉本光希③29分34秒69
川田啓仁③29分46秒71
前年度箱根駅伝に出場できなかった中央学院大が3番目のエントリー平均で持ち直しつつあります。エース栗原選手の他、伊藤・堀田・吉田選手ら若手選手の勢いがあります。武川・小島選手の調子が鍵か。
東京国際大学
イエゴン ヴィンセント③27分30秒24
山谷昌也③28分29秒36
丹所 健③28分35秒60
芳賀宏太郎④29分07秒82
宗像 聖③29分13秒94
白井勇佑①29分25秒80
堀畑佳吾③29分35秒93
村松敬哲②29分37秒29
上位8人平均:4位28分56秒9
野澤巧理④29分52秒54
生田琉海②29分59秒17
ルカ ムセンビ③28分20秒09
冨永昌輝①5千14分05秒07
川端拳史②5千14分13秒09
大エースヴィンセント選手と日本人エース丹所選手が盤石な東京国際大。最終組の目途が立っているチームの一つです。それまでを繋ぐだろう山谷・芳賀・白井選手がどこまで調子を上げる事が出来るか。
日本体育大学
藤本珠輝③28分08秒58
大畑怜士④28分41秒93
名村樹哉③28分46秒96
大内宏樹④28分48秒95
九嶋大雅③29分15秒59
加藤広之④29分23秒81
村越凌太③29分24秒47
吉冨純也②29分28秒04
上位8名平均:6位28分59秒7
中津川亮②29分44秒56
水金大亮②29分49秒34
盛本聖也③29分54秒86
漆畑徳輝②30分17秒62
分須尊紀①5千14分23秒00
関東インカレでは、大エースになりつつある3年藤本選手や、4年大畑選手らの急成長が光った日本体育大。今年はまだレースを走っていなかった名村・大内選手らがエントリー。どこまで調子が上がっているか。
国士舘大学
荻原陸斗④29分00秒79
木榑杏祐④28分58秒07
清水拓斗④29分22秒97
長谷川潤④29分38秒77
三代和弥④28分55秒29
ライモイ ヴィンセント④27分39秒80
清水悠雅③29分47秒24
綱島辰弥③29分09秒33
上位8人平均:7位29分02秒8
福井大夢③29分44秒82
安達京摩②30分25秒96
中西真大②29分38秒07
鈴木伸弥①5千14分29秒66
西田大智①5千14分15秒20
大エースライモイ選手が安定している国士舘大。他では、三代・木樽選手ら4年生のエントリーが多くなりました。ライモイ選手以外に入る4組3組の選手がどこまで踏ん張れるかがカギとなります。
創価大学
フィリップ ムルワ③27分50秒43
嶋津雄大④28分34秒40
三上雄太④29分09秒31
新家裕太郎③29分15秒22
吉田悠良②29分17秒48
山森龍暁②29分21秒12
濱野将基③29分39秒74
横山魁哉③29分40秒65
上位8人平均:10位29分06秒0
永井大育④29分43秒94
吉田 凌①29分52秒13
村田海晟③29分56秒59
森下 治②29分58秒98
野田祟央①30分26秒66
箱根駅伝で表彰台に立ちながらも、未だに叶っていない全日本大学駅伝本戦。創価大は、一部有力選手を欠くも、持ちタイム上はボーダー付近。エースのムルワ・嶋津選手以外が、どこまで有力校に付けるか。
日本大学
チャールズドゥング③27分57秒36
樋口翔太③28分09秒06
松岡竜矢③28分21秒52
小坂友我④28分55秒36
若山 岳③29分24秒90
山本起弘④29分33秒37
疋田和直④29分39秒62
八木志樹③29分41秒85
上位8人平均:5位28分57秒8
濱田祐知③29分46秒94
西村翔太②30分11秒86
原田愛星②5千14分19秒58
下尾悠真②5千14分34秒00
安藤風羽①5千14分38秒19
今年に復活をかける日本大。留学生のドゥング選手の他、樋口・松岡選手が他校のエースに食らいつける存在になってきています。それ以降の選手がや
や薄いが、どこまで食らいつけるか。走力が高い小坂・八木選手らにも注目だ。
神奈川大学
西方大珠④28分48秒28
巻田理空②28分52秒30
宇津野篤②29分00秒44
島崎昇汰③29分01秒15
落合葵斗④29分04秒85
横澤清己④29分11秒49
小林政澄②29分17秒33
高橋銀河②29分21秒45
上位8人平均:9位29分04秒6
安田 響④29分23秒68
佐々木亮輔②29分28秒40
園田 勢①29分30秒18
鈴木玲央③29分45秒25
小林篤貴②29分50秒57
4年生の主力選手が複数人外れてしまったものの、平均的な走力では、ボーダー付近につけている神奈川大。巻田選手ら勢いある2年生や西方選手ら4年生の他、1500mのスピードがある島崎選手も武器の一つだ。
山梨学院大学
ボニフェス ムルワ③28分08秒10
松倉唯斗④28分46秒35
木山達哉③28分53秒03
坪井海門④29分12秒02
新本 駿②29分17秒59
橘田大河③29分18秒22
伊東大輝③29分35秒93
北村惇生②29分39秒16
上位8名平均:11位29分06秒3
篠原 楓③29分44秒09
島津裕太②29分47秒70
髙田尚暉①30分09秒76
砂川大河①5千14分26秒10
ポール オニエゴ④28分30秒00
一気に頼もしくなったオニエゴ選手に、松倉・木山選手の成長が著しい山梨学院大。関東インカレでは姿が無かった坪井・新本・橘田選手らが復帰して戦力アップか。例年健闘が光っているが、連続出場なるか。
拓殖大学
ジョセフ ラジニ③27分51秒91
合田 椋④28分58秒72
新井遼平④29分03秒90
吉村 陸③29分11秒64
佐藤広夢④29分18秒56
兒玉陸斗④29分23秒20
工藤 翼③29分23秒65
江口清洋③29分25秒97
上位8人平均:8位29分04秒6
竹蓋草太④29分26秒14
山田拓人③29分35秒57
山下友陽④29分53秒83
富永悠生①30分22秒61
根岸 賢②30分27秒80
山下監督になって、トラックのスピードがぐっと上がって来た拓殖大。平均タイムもボーダー付近。ラジニ選手の調子が足踏みしていますが、合田・新井・竹蓋選手ら箱根組の4年生が他校に食らいつけるかが勝負。
大東文化大学
ピーター ワンジル①28分25秒20
久保田徹②28分43秒55
倉田 蓮③28分58秒79
金田龍心③29分13秒53
井田 春③29分15秒51
蟹江翔太③29分21秒17
木山 凌③29分32秒38
谷口辰煕③29分34秒82
上位8人平均:12位29分08秒1
藤崎将匡④29分47秒62
佐竹勇樹②30分00秒23
松村晴生②30分18秒13
塩田祥梧③30分29秒09
船倉悠希④30分34秒09
倉田・久保田選手ら主力選手を中心に、エントリー選手の平均タイムはボーダーに近い位置にいる大東大。初めての留学生ランナーとなるワンジル選手ら、他校の選手にどれだけ競り負けないように出来るか。
城西大学
砂岡拓磨④28分24秒48
野村颯斗②28分54秒48
堀越大地②29分54秒70
藤井正斗③29分01秒93
山本唯翔②29分17秒25
宮下璃久④29分18秒46
山中秀真②29分37秒07
小島大輝②29分45秒62
上位8人平均:13位29分09秒2
藁谷誠矢③29分46秒97
新井颯人②29分49秒19
成田龍之介②29分57秒61
平林 樹①5千14分14秒73
片渕大晴①5千14分27秒03
野村・山本選手ら2年生を中心にトラックの持ちタイムが伸びてきている城西大。彼らが多く走ることになりそうか。藤井選手や、関東インカレ欠場した砂岡・宮下選手ら4年生の調子が、チームの浮沈を大きく決めそうな予感。
上武大学
村上航太③28分38秒47
額賀稜平②29分13秒47
渡辺一輝④29分16秒00
西村 暉④29分25秒20
鉄川 歩③29分28秒12
石田竜也③29分42秒32
源川竜也④29分45秒87
芝 大輔②29分48秒91
上位8人平均:14位29分24秒7
青山 澪②29分53秒63
山林レオ②29分57秒07
小見山敦成②30分12秒94
上田陽向②30分34秒88
※12人エントリー
13人のフルエントリーをあえてしなかった上武大。エース村上選手は、関東インカレは欠場している。額賀・渡辺選手ら総合力での勝負になりそう。他校のスピードランナーに相手にどこまで粘れるか。
法政大学
鎌田航生④28分30秒61
河田太一平③29分06秒76
川上有生③29分06秒97
宗像直輝②29分32秒38
清家 陸④29分34秒09
河野祥哉④29分46秒40
小泉 樹①29分51秒17
細迫海気②29分51秒52
上位8名平均:15位29分24秒9
内田隼太③29分52秒45
中園慎太郎③29分56秒96
扇 育③29分57秒21
稲毛祟斗②30分19秒54
宮岡幸大①5千14分08秒62
鎌田・河田・清家選手らエースの選手以外にも、着々と戦力を整えつつある法政大。直近の記録会では小泉選手ら新戦力候補や、内田選手ら復帰した選手が好走。持ちタイム平均15番よりは、上の戦力であるのは確か。
駿河台大学
ブヌカ ジェームス④28分05秒66
町田康誠③28分58秒94
清野太成③28分59秒81
今井隆生④29分26秒99
新山舜心②29分34秒72
阪本大貴④29分52秒78
出仙龍之介③30分06秒88
入江泰世④30分15秒21
上位8名平均:16位29分25秒1
小泉 謙③30分16秒24
生田目大輔④30分24秒46
田尻 健④30分28秒26
松本圭悟③30分51秒94
池原悠月①5千14分21秒11
書類選考を除いて、2回目の全日本予選への出場となる駿河台大。エースジェームス選手に、3年町田・清野選手が中心のチームだ。関東インカレではもう少しだった4年生の選手らがどこまで踏ん張れるか。
立教大学(初出場)
中山凛斗②28分50秒52
後藤謙晶①29分13秒30
斎藤俊輔④29分22秒21
服部凱杏②29分35秒37
忠内侑士②29分50秒01
白瀬賢也②30分05秒18
岸本健太郎②30分12秒86
内田賢利②30分14秒70
上位8名平均:29分40秒5
中西洸貴①5千14分09秒29
山本罹生①5千14分15秒50
市川大輝②5千14分16秒50
安藤圭佑①5千14分17秒68
富田 翔①5千14分33秒96
本格強化開始した立教大が、ついに全日本予選へ出場するレベルまでチーム力を上げてきた。勿論、予選初出場です。エース中山選手に、スピードのある斎藤・服部選手らでどこまでいけるか。1年生にも期待。
専修大学
ダンカン キサイサ①29分01秒41
横山佑羽④29分32秒06
成島航己③29分32秒59
服部友太④29分38秒68
国増治貴③29分45秒96
木村暁仁②29分46秒47
吉岡拓哉③29分53秒92
佐々木詩音④29分59秒37
上位8名平均:18位29分38秒8
江口達宗④30分00秒68
野下稜平②30分13秒02
千代島宗汰①30分14秒14
辻 優輝①5千14分34秒12
藤野隼也②5千14分37秒23
エントリー前日に、逆転で全日本予選へ出場することになった専修大。同大初の留学生のダンカン選手に、2年生エース木村選手が順当なら最終組。4年横山選手らも調子が上がりつつ、戦える体制になるか。
亜細亜大学
竹井祐貴④28分40秒01
河村 悠④28分56秒56
片川祐太①29分32秒85
藤田寛大③29分34秒84
佐藤 颯③29分57秒99
長谷部航④29分58秒31
吉岡竜希③30分04秒43
坂口 歩②30分27秒22
上位8名平均:19位29分39秒0
杉浦 樹②30分46秒91
古川大翔③30分47秒27
大森惇史①30分49秒85
門田雄誠②31分29秒29
海田 悠③31分46秒57
今年の箱根駅伝で、学生連合にてエース区間2区を出走した河村選手が率いる亜細亜大。トラックの持ちタイムでは上回る竹井選手や、一気に主力化した1年片川選手が脇を固めます。連続出場できる力は保っています。
慶應義塾大学(21年ぶり出場)
杉浦 慧④29分07秒93
司代 隼④29分17秒23
印藤 剛④29分22秒41
森田剛史③29分33秒53
清水拓哉④29分37秒95
黒澤瑛紀②29分44秒24
安倍立矩①29分47秒05
田島公太郎①29分48秒02
上位8名平均:17位29分32秒1
前原裕磨③29分48秒02
貝川裕亮③29分54秒99
鈴木 輝④30分00秒63
前田拓海④30分03秒02
大木啓矢②31分45秒05
予選出場最終枠を勝ち取ったのは、強化を進めて、21年ぶり全日本駅伝予選出場にこぎつけた慶應義塾大。主力は全選手いて、エントリー平均では17番に浮上します。杉浦選手ら4年生と田島選手ら1年生らに注目。
10000mエントリー上位8名平均
國學28分43秒2
中大28分47秒3
中学28分47秒5
東国28分56秒9
日大28分57秒8
日体28分59秒7
国士29分02秒8
拓大29分04秒6
神大29分04秒6
創価29分06秒0
山学29分06秒3
大東29分08秒1
城西29分09秒2
上武29分24秒7
法大29分24秒9
駿河29分25秒1
慶大29分32秒1
専大29分38秒8
亜大29分39秒0
立大29分40秒5
凄いですね。7校ボーダー付近は1万m29分00秒前後が上位8人の平均、13番目の城西大までが29分10秒以内でおそらく法大も評価を上げていいはずのチームで…。
そして、どのチームも一人~三人くらいの主力~中堅選手がエントリーから外れています。加えて、この時期の気象条件は、非常にシビアな調整を強いられます。
本当に総合力の争いになってきますね。ひとまず数チームずつ、また詳細をまとめていこうと思っています。