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【明治大学】箱根駅伝2022へ~新入生情報や戦力分析&持ちタイムなど!

 新年度になりましたね。少しずつですが、当サイトでも、関東大学長距離各チームの2021年度のメンバーの紹介と実績、簡単な戦力分析を行いたいと思います。もちろん、新入生も紹介していきます。

 どの学年も群雄割拠!まさかのシード落ちからの大逆襲の開始!明治大学です。

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【明治大学】箱根駅伝2022へ向けて~戦力分析や新入生情報等!

 昨シーズンは飛躍した…はずでした。全日本大学駅伝2020は良い流れに乗って久しぶりに表彰台となる3位へ。その後自己ベストラッシュに沸き、箱根駅伝2021でも優勝候補の一角にあげられました。それがまさかの11位シード権落ち。

 序盤区間で出遅れた中、懸命にもがいたものの、取り返すことは最後まで出来ませんでした。流れに乗れなかったとはいえ、箱根駅伝の怖さを思い知ることになりました。

 とはいえ、やはりスピード抜群の明治大駅伝競争部。各学年主力ランナーが揃っていて、有力選手は上位校とは全く引けを取りません。予選会からのスタートですが、史上最速の挑戦者です。

新チーム各学年戦力分析

※記録は2021年4月28日現在

4年生主力選手について

手嶋杏丞④28分17秒58≪21:箱7区11位、20:全3区7位、箱3区7位、19:全2区16位、予9位≫
鈴木聖人④28分25秒55≪21:箱5区9位、20:全8区5位、箱5区5位、19:全7区5位、予54位、箱1区13位、18:全1区14位、予49位≫
金橋佳佑④28分56秒70≪20:全5区7位、箱4区13位、19:予79位≫
丸山幸輝④28分58秒13
佐久間秀徳④29分27秒86
大西理久④29分30秒04
植田雅弘④29分31秒68
名合治紀④29分34秒93
中嶋大樹④29分36秒09
橋本大輝④29分40秒32
田村 圭④30分16秒22

 1年時から箱根を走っている鈴木選手が年々逞しくなってきていますね。駅伝で+αが出る選手で、2年時の5区山登りや3年時の全日本駅伝アンカーでの活躍は記憶に新しいですね。トラックのタイムも伸びてきて、先日1万m28分25秒のベストを叩き出したばかり。最終学年の活躍が楽しみ。

 2年時に一気に台頭してきた手嶋・金橋選手は、それぞれスピード型とスタミナ型と持ち味があります。特に手嶋選手は2年時の箱根予選での爆走に驚き!1万mタイムも28分17秒とチームトップと爆発力も持っています。金橋選手はタフな区間を走れる実力者ですが、前回の箱根はメンバー落ち。今年にかける思いは強いでしょう。

 そのほか、1万m28分台を持っていて箱根エントリーに入った丸山選手や、1500m専門ながら1万mのタイムも伸ばしてきた佐久間選手ら29分台の走力を持つランナーがずらり。最終学年で一気に伸ばしてくる選手はだれかというのも注目したいところです。

3年生主力選手について

櫛田佳希③28分19秒77≪21:箱4区7位、20:全4区6位、箱8区8位、19:予36位≫
富田峻平③28分35秒41≪21:箱9区10位、19:全6区15位≫
小澤大輝③28分38秒63≪19:予47位≫
漆畑瑠人③28分53秒09
加藤大誠③29分08秒05≪21:箱2区17位、20:全7区8位、箱2区10位≫
下条乃將③29分11秒92
三上晋弥③29分33秒81
杉本龍陽③29分34秒80
勝浦小太郎③29分40秒84

 3年生はまずロードで非常に強い2選手がいますね。どんどん逞しくなってきているのが櫛田選手。1年時の箱根予選からしっかりハーフマラソンを走れていた選手です。トラックのスピードも1万m28分19秒と上がり、いよいよ他校のエースと渡り合える選手になっていきそうです。

 1年時の箱根エース区間2区で、いきなりブレイクした加藤選手は昨年やや足踏みした悔しい結果でしたが、ロードの安定感の高さは折り紙付きです。

 それからスピード豊富な選手もいますね。箱根で復路エース区間を任された富田選手は1万m28分35秒の走力!これでその直前の全日本駅伝で走れないのですから、明治大は選手層は本当に厚いです。漆畑選手も彼に食らいつくように成長。

 忘れてはいけないのは、1年時の箱根予選で好走していた小澤選手。2年連続惜しいところで大学駅伝の出場を逃していますが、今年こそ主力の仲間入りなるか。彼らが元気なら、どの駅伝も安心して見れるはず。

2年生主力選手について

児玉真輝②28分22秒27≪21:箱1区16位、20:全1区5位≫
杉彩文海②28分59秒16
吉川 陽②29分11秒83
安部柚作②29分16秒08
杉田真英②29分37秒16
斎藤拓海②29分43秒13
橋本基紀②29分48秒52

 駅伝経験は児玉選手2人だけですが、1万mの走力の上昇率は高いですよね~。その児玉選手は、昨シーズンの全日本・箱根ともに大事な1区を担当しました。全日本駅伝はチームに好成績をもたらす区間5位好走、一転難しい展開になった箱根は区間16位スタミナ切れ。1万m28分22秒のスピードはもう素晴らしいので、次の主要大会に注目。

 そのほかで1万m28分59秒を記録した杉選手に、高校時代から活躍が光る安部選手、ジワリと伸びてきた吉川選手などまだまだこれからという選手が多いですね。本当にどの学年も群雄割拠だと思います。

新入生情報~5000m持ちタイムと全国大会成績も!

※ベストは高校時代の時としています。

尾崎健斗①13分54秒88、29分40秒89≪20:高1区2位≫
甲斐涼介①13分58秒86
新谷紘ノ介①13分59秒32≪20:高4区13位≫
島田 拓①14分02秒41、29分22秒43≪20:高1区19位≫
新井晴文①14分05秒71≪20:高4区14位≫
5千m上位5名平均:2位14分00秒2
曳田道斗①14分16秒98
鈴木祐太①14分20秒57
東原豪輝①14分22秒19≪20:高1区12位≫
溝上稜斗①14分37秒86
前田健心①15分20秒64

 そしてさすがブランド校明治大、今年のスカウトも素晴らしいですね。5000m13分台の走力を持ったランナーが3名もいます。その中で尾崎選手がここまで抜けていますかね。13分54秒の持ちタイムもさることながら、高校駅伝1区2位は力がありますね。まずは彼が注目。

 今はやや不調ですが新谷・島田選手は良かった時の爆発力は凄いだけに今後が楽しみ。甲斐・新井選手らも彼らとは持ちタイムはそれほど変わりません。

 さらに記録会では、高校時代6番目以下の曳田・鈴木・東原選手が一気に自己ベスト更新し14分一桁あたりへ…。さっそく競争が激しくなっています。走力の高い先輩たちと揉まれてどこまでいくでしょうか。

【明治大学まとめ!】箱根駅伝2022へ向けて

・鈴木&手嶋&金橋選手ら往路好走経験のある4年生
・逞しさ増す櫛田・加藤選手ロード組の3年生
・主力児玉選手に続く選手はだれになるのか2年生
・5千13分台3名!最速ルーキーたちが加入

 だからさぁ、なんで箱根予選からスタートなんだよ…と思ってしまうくらい、全学年群雄割拠の明治大の戦力の厚さは魅力的ですね。

 本当に上位10名は横一線で、トラックの平均タイムを取ると強豪校なんですよね。主力として名前が挙がっている選手でも激しいメンバー争いに巻き込まれることは間違いありません。

 今年は、全日本駅伝の予選はなく、箱根予選からになります。メンタル面で少し難しい日程になりますが、予選から圧倒的な力を見せて、箱根本戦でのリベンジに期待が高まります。


hakonankit

箱根駅伝の魅力に3歳の頃から取りつかれ、今や全日本大学駅伝や出雲駅伝を含めた大学駅伝、その予選会。大学長距離界がとても大好きな人間です。ブログでは10年以上にわたり、追いかけています。