スポンサーリンク

箱根駅伝2021予選会【展望&戦力分析⑤】初出場or伝統校の復権は!?

箱根駅伝2021予選会のエントリーも発表され、

いよいよ駅伝モードになってきましたね!

当ブログでは、予選会が行われる17日(土)までに、

予選会に出場するチーム、1チームずつの大まかな展望と戦力分析を行っていきます。

今回はその④

昨年出場ができなかった中で、一気に返り咲くかもしれない可能性があるチーム5校を紹介します。

 

スポンサーリンク

ページコンテンツ

第97回箱根駅伝2021予選会【展望&戦力分析⑤】初出場or伝統校の復権は!?

戦力分析は、当ブログ独自のランキングを使って行います。

ランキング

JOKER(10点)~60分19秒(84回:1位)

SSS(9点)60分20秒~60分59秒(95回:1位、94回:1-2位、93回:なし)

SS(8点)61分00秒~61分39秒以内(96回:1-2位、95回:2位、94回:3位)

S(7点)61分40秒~62分19秒(95回:3-8位、94回:4-5位)

A(6点)62分20秒~62分59秒(96回:3-5位、95回:9-15位、94回:6-11位、93回:5-8位)

B(5点)63分00秒~63分39秒(96回:6-10位、95回:16-43位、94回:12-32位)

C(4点)63分40秒~64分19秒(96回:11-24位、95回:44-79位、94回:33-80位)

D(3点)64分20秒~64分59秒(96回:25-49位、95回:80-129位、94回:81-148位)

E(2点)65分00秒~65分39秒(96回:50-97位、95回:130-180位、94回:149-196位)

F(1点)65分40秒~66分19秒(96回:98-140位、95回:181-222位、94回:197-228位)

G(0点)66分20秒~66分59秒(96回:141-193位、95回:223-248位、94回:229-265位)

上位10名得点:

参考:過去3年間(96回、95回、94回)
トップ通過:27点、54点、35点
10位通過:14点、31点、27点
※95回94回は例年より涼しく、96回は暑くなりました。

約40秒ごとにくぎって、点数付けしていきます。タイムに関しては、気象条件にやや左右されますが、例年並みの気象条件として、選手を区切ります。

スポンサーリンク

[前回本戦20位]筑波大学

【過去3年間の成績】
96回予選6位10:53:18⇒箱根本戦20位
95回予選17位10:55:23(ボーダーまで8分56秒)
94回予選19位10:23:43(ボーダーまで13分09秒)

ランキング

S(7点)61分40秒~62分19秒(95回:3-8位、94回:4-5位)
西 研人④29分20秒39≪20:箱1区11位、19:予19位、18:予122位、17:予181位≫

B(5点)63分00秒~63分39秒(96回:6-10位、95回:16-43位、94回:12-32位)
猿橋拓己④29分24秒80≪20:箱3区16位、19:予20位、18:予214位≫
岩佐一楽②29分28秒25≪20:箱6区20位、19:予121位≫

C(4点)63分40秒~64分19秒(96回:11-24位、95回:44-79位、94回:33-80位)
杉山魁声③29分26秒20≪20:箱7区20位、19:予194位、18:予320位≫
相馬崇史④29分27秒77≪20:箱5区19位、19:予40位、箱5区13位相当、18:予67位、17:予69位(連合選出)≫

D(3点)64分20秒~64分59秒(96回:25-49位、95回:80-129位、94回:81-148位)
伊藤太貴③29分56秒04≪20:箱8区20位、19:予159位≫
児玉朋大④30分02秒21≪20:箱10区16位、19:予246位、18:予213位、17:予249位≫

E(2点)65分00秒~65分39秒(96回:50-97位、95回:130-180位、94回:149-196位)
大土手嵩④29分30秒41≪20:箱4区19位≫
皆川和範①30分00秒48
福谷颯太②30分00秒86
田川昇太④30分04秒05

F(1点)65分40秒~66分19秒(96回:98-140位、95回:181-222位、94回:197-228位)
平山大雅①30分18秒38

G(0点)66分20秒~66分59秒(96回:141-193位、95回:223-248位、94回:229-265位)
金田遼祐①30分53秒91
五十嵐優汰②30分42秒55

上位10名得点:37点

参考:過去3年間(96回、95回、94回)
トップ通過:27点、54点、35点
10位通過:14点、31点、27点
※95回94回は例年より涼しく、96回は暑くなりました。

 前回大会で、26年ぶりに出場を遂げた筑波大はあえてこの頁へ。第1回大会優勝校が、復権へ向けてとなるとやはり連続出場ができるようになってからと思っています。

 前回の出場は、暑さで常連校が崩れたためでフロックだという声は、一部囁かれていました。それでも前回の箱根経験者の多くは残っていて、今年になって大エースが出現、若手の台頭もあり、着々と復活に向けての道は歩んでいます。

 大エースは4年西選手。前回の箱根駅伝で高速1区で区間11位と粘り切ったのは記憶に新しいところ。直後の丸亀ハーフで61分56秒と大学記録を大きく更新する走り!これが再現できれば、チームに大きな貯金を作ることが出来る。昨年から大きな+αとなります。

 台頭してきた若手1番手は2年岩佐選手。昨年も当時るーきーながら個人121位の力走を見せ、本戦でも6区山下りを経験。区間最下位のホロ苦デビューだったが、あれから強くなりました。5千・1万とも大幅ベストで、満を持して2度目の予選を迎えます。

 この他、昨年も力走を見せた選手がしっかりエントリー。1万mのベストを秋口に更新した選手もいますかね。前回個人20位で箱根3区を務めた4年猿橋選手や、今年の冬にハーフ64分少しのベストを出した3年杉山選手も楽しみ。今年は高速化すると思われますが、個人20位の昨年の順位に近づけていければ。

 その他では今年の箱根駅伝で復路を務めている4年児玉・3年伊藤選手や、2年連続主将を務めている4年大土手選手らが中堅あたり。あとは4年相馬選手がどうか。中々下級生の頃の勢いを取り戻すことができていませんが、ロードで+αが出る選手。戦力なるはずです。

 あとは新戦力候補になりますかね。高校時代に1万m30分18秒を出している1年平山選手は勿論ですが、4年田川・2年福谷・1年皆川選手が1万m30分少しまで走力アップ。おそらくロードにかけていることを考えるとちょっと面白い戦力だ。

 決して選手層が厚い状況ではありませんが、エースもいて上り調子の選手もいて、何より箱根予選への対策は自信を持っているはず。2年連続駅伝ファンを驚かせる成績を出すかもしれません。

[前回予選11位]麗澤大学

【過去3年間の成績】
96回予選11位10:57:12(ボーダーまで26秒差)
95回予選12位10:48:41(ボーダーまで1分50秒差)
94回予選15位10:18:46(ボーダーまで8分12秒差)

ランキング

A(6点)62分20秒~62分59秒(96回:3-5位、95回:9-15位、94回:6-11位、93回:5-8位)
椎野修羅③29分09秒41≪19:予69位、18:予162位≫

B(5点)63分00秒~63分39秒(96回:6-10位、95回:16-43位、94回:12-32位)
杉保滉太④28分53秒19≪19:予83位、18:予181位≫
植田陽平④29分35秒18≪19:予76位、18:予90位、17:予206位≫

C(4点)63分40秒~64分19秒(96回:11-24位、95回:44-79位、94回:33-80位)
難波 天④29分10秒41≪19:予107位≫
水野優希④29分21秒34≪19:予145位、18:予124位≫
竹内奨真④30分15秒98≪19:予101位、18:予200位≫

D(3点)64分20秒~64分59秒(96回:25-49位、95回:80-129位、94回:81-148位)
山本蒼弥③29分51秒58≪19:予165位≫
加藤立誠④30分08秒87

E(2点)65分00秒~65分39秒(96回:50-97位、95回:130-180位、94回:149-196位)
小林琢人④30分19秒81≪19:予202位≫

F(1点)65分40秒~66分19秒(96回:98-140位、95回:181-222位、94回:197-228位)
廣田海心③30分19秒69
山口裕司②30分31秒46
大野裕貴③30分27秒57

G(0点)66分20秒~66分59秒(96回:141-193位、95回:223-248位、94回:229-265位)
宇都木秀太②30分38秒38
本藏 駿②5千14分56秒99

上位10名得点:37点

参考:過去3年間(96回、95回、94回)
トップ通過:27点、54点、35点
10位通過:14点、31点、27点
※95回94回は例年より涼しく、96回は暑くなりました。

 2年連続で次点、特に前回はボーダー校まで僅か26秒差で初出場を逃し悔し涙に暮れた。4年生の主力選手が多い今回は、何が何でも出場を果たしたいところだ。

 まずは昨年の上位メンバーが中心。スピード的には、ホクレンに参加する事ができた3年椎野・4年杉保選手が上位で稼ぐ候補。特に椎野選手は狙ったレースは確実にまとめてきている印象。前回は15㎞以降に大幅に順位を上げて、暑さの中うまく走っていました。1万m29分09秒と走力も上がってきて、今年はエースとしてチームを引っ張ります。

 4年杉保選手は、チーム唯一の1万28分台を昨年末にマーク。前回の83位からの上積みも大きく期待できそうだ。これに2年連続二けた順位でまとめている4年植田選手、1万m29分10秒のスピードを持つ4年難波選手あたりがどこまでいけるか。

 麗澤大はここ2年チーム10番手のタイム順位は他校に比べて劣っていない。それでも箱根出場ボーダーに届かないという事は体躯の稼ぎ頭が不足していたと言えます。今回は過去2年に比べると増えてきているように見えますがどうでしょうか。

 その他のランナーでは、2年連続予選で安定して走っている4年水野・竹内選手、昨年初出場202位からどこまであがれるか同じ4年小林選手、1万mの持ちタイムは彼らと同じくらいの4年加藤選手。4年生の頑張りは大事になる。

 ここまで9番手。10番手以降は1万mの持ちタイムは30分30秒前後の初出場の選手という事になりますが…。例年10番手前後は集団走で15㎞からうまく順位を上げていっているのでどうか。3年廣田・大野選手、2年山口・宇都木選手らの追い込みは果たして…。

 持ちタイムが必ずしも高くないのは、先述のホクレン椎野・杉保選手以外は一切試合に出場していないため。これは例年通りの流れ、麗澤大の愚直なまでの走り込み、三度目の正直なるか注目です。

[前回予選12位]駿河台大学

【過去3年間の成績】
96回12位10:58:44(ボーダーまで1分58秒差)
95回18位10:58:24(ボーダーまで11分57秒差)
94回23位10:31:19(ボーダーまで20分45秒差)

ランキング

SS(8点)61分00秒~61分39秒以内(96回:1-2位、95回:2位、94回:3位)
ブヌカ ジェームス③27分45秒59≪19:予8位、18:予9位≫

A(6点)62分20秒~62分59秒(96回:3-5位、95回:9-15位、94回:6-11位、93回:5-8位)
吉里 駿④28分54秒02≪20:箱1区17位相当、19:全日本2区14位、予32位、18:予108位、17:予213位≫

B(5点)63分00秒~63分39秒(96回:6-10位、95回:16-43位、94回:12-32位)
町田康誠②29分46秒02≪19:予80位≫

C(4点)63分40秒~64分19秒(96回:11-24位、95回:44-79位、94回:33-80位)
河合拓巳④28分57秒98≪19:予143位、18:予244位、17:予242位≫
堀内弘輝④29分34秒07≪19:予149位≫
阪本大貴③29分49秒22≪19:予88位、18:予258位≫

D(3点)64分20秒~64分59秒(96回:25-49位、95回:80-129位、94回:81-148位)
石山大輝④29分46秒61≪19:予136位、18:予308位、17:予298位≫
今井隆生③30分12秒78
新山舜心①30分58秒38

E(2点)65分00秒~65分39秒(96回:50-97位、95回:130-180位、94回:149-196位)
小泉 謙②30分02秒14
永井竜二②30分29秒32≪19:予167位≫
田尻 健③30分21秒98≪19:予214位≫

F(1点)65分40秒~66分19秒(96回:98-140位、95回:181-222位、94回:197-228位)
清野太成②30分40秒24

G(0点)66分20秒~66分59秒(96回:141-193位、95回:223-248位、94回:229-265位)
高田海成④31分23秒37

上位10名得点:42点

参考:過去3年間(96回、95回、94回)
トップ通過:27点、54点、35点
10位通過:14点、31点、27点
※95回94回は例年より涼しく、96回は暑くなりました。

 初出場を目指すチームの中で、目下一番注目校になってきているのではないでしょうか。ここ3年間で急激にボーダーラインに近づいてきた駿河台大。誰が昨年ボーダーラインまで2分弱まで迫ると予想したでしょうか。

 暑さで常連校が崩れたからかとも思われましたが、その後の記録会で、当時の主力選手以外にも大幅に記録を伸ばす選手が続出。書類選考となった全日本大学駅伝予選通過まで、あともう少しというところだった。

 大エースは3年になったジェームス選手。1万m27分台のスピードは非常に魅力的。箱根予選ではまだその爆発力は活かせていませんが、今回の駐屯地のコースはプラスになるだろうか。

 スピードと言えば、今年学生連合で1区を走った4年吉里選手もスピードランナー。前回の個人32位をさらに引き上げることができるか非常に注目です。

 さて3番手以降が今回どこまでくるか。前回の予選順位でいうと、2年町田選手が80位、3年阪本選手が88位と健闘しています。1万mの持ちタイムは29分40秒台でですが、ロードが非常に合っているのかもしれません。

 そして吉里選手以外の4年生がどこまで上がるか。1万m28分台を持つ河合選手、さらに堀内・石山選手ら前回予選140位前後だったところからどこまで実力を上げているか。非常に大事になってくるところ、プレッシャーもかかると思いますが乗り越えたい。

 あとはちょくちょく気になる新戦力がいますね。日体大でトライアスロン部で活躍し、その後教員をしながら走力をあげて、箱根駅伝挑戦の3年編入の今井選手は、万全なら65分前後は計算できそうだがどうか。

 前回予選経験している3年田尻・2年永井選手、持ちタイムは上回っている2年小泉選手、ルーキー新山選手も駿河台大に入ってから走力を上げることができているかどうか。

 ほとんど大会に出ていないので、現在の走力面は分かりませんが、徳本監督は「雰囲気がガラリと変わった」とのこと。このまま一気にボーダーの壁を突破してくるか非常に注目です。

[前回予選14位]専修大学

【過去3年間の成績】
96回予選14位11:01:57(ボーダーまで5分11秒差)
95回予選14位10:49:23(ボーダーまで2分56秒差)
94回予選14位10:13:40(ボーダーまで3分06秒差)

ランキング

C(4点)63分40秒~64分19秒(96回:11-24位、95回:44-79位、94回:33-80位)
南美空翔③30分00秒84≪19:予139位、18:予207位≫
木村暁仁①5千14分11秒96≪19:高4区2位、19:高6区3位≫

D(3点)64分20秒~64分59秒(96回:25-49位、95回:80-129位、94回:81-148位)
金久保遥③29分39秒68
横山佑羽③29分41秒04≪19:予213位≫
茅野雅博④29分55秒49
国増治貴②29分57秒13≪19:予241位≫
佐々木詩音③29分59秒37≪19:予173位≫

E(2点)65分00秒~65分39秒(96回:50-97位、95回:130-180位、94回:149-196位)
高瀬 桂②29分45秒83
吉岡拓哉②29分53秒92
成島航己②29分54秒99

G(0点)66分20秒~66分59秒(96回:141-193位、95回:223-248位、94回:229-265位)
森島嘉大④30分55秒29
冨永裕憂②31分02秒53
水谷勇登①5千14分50秒03
中山敦貴①5千14分54秒38

上位10名得点:29点

参考:過去3年間(96回、95回、94回)
トップ通過:27点、54点、35点
10位通過:14点、31点、27点
※95回94回は例年より涼しく、96回は暑くなりました。

 90回大会を最後に本戦の出場から遠ざかっている専修大。チーム成績は判を押したように14位から中々上がることができないもどかしい状況が続いています。涼しかった年も、暑かった年も変わらないのはある意味凄い安定感なのですが…。

 また、個人としても、ギリギリのところで学生連合の出走メンバーから漏れることも増えてきて、中々「S]のユニフォームを目にすることができていない。

 今年のメンバーは、毎年4年生が中心になる専修大にしては珍しく、4年生が2人のみ、2年生が55名になるなど若いメンバーが多い。持ちタイムは似た選手が多いうえに、記録会にほとんど出場していないので、チーム状況を図るのは難しい面がありますか…。実績からすると、チームを率いる主力選手はおそらく3年南選手と1年木村選手だ。

 南選手は、1万m持ちタイムは30分00秒ながら、今回のエントリーメンバーの中では箱根予選の成績が最もよい選手。1年207位・2年139位と順調に成績が上がっているのもポイントです。ここからあげてまずは二桁順位とできるか。

 木村選手は佐久長聖からやってきた大物ルーキー。しかも主要区間で区間賞争いをした選手。箱根から遠ざかっている専修大としては、最初からエースと言っても過言ではない。長い距離に対応できていれば、非常に面白い存在だ。

 この他では、3年も主力が多く、前回出走している横山・佐々木選手は200位前後からどこまで実力が上がっているか。ハーフは65分前後の記録もありますかね。持ちタイムではトップの金久保選手も面白い存在。

 エントリーが多い2年は、昨年唯一出走している国増選手が29分台へ。ハーフベストも65分16秒と上げてきています。それ以外にも高瀬・吉岡・成島選手が29分台。ロードの実績は少ないが、伸び盛りの年、ぐっと走力を上げている選手がいるかもしれません。

 あと秘密兵器になるのは4年茅野選手か。予選会の出走経験はないものの、ハーフベストは64分16秒とチーム内ダントツでトップ。4年生が少ない中、うまく状態が合えば大きな戦力アップになりうる存在だ。

 他実績がある選手は少ないので、選手層はやや心もとないか。それでも大石選手ら持ちタイムのいい上級生を差し置いてのエントリー。上がってきている選手がいるかもしれません。新たな戦力で7年ぶりの出場はなるでしょうか。

[前回予選19位]流通経済大学

【過去3年間の成績】
96回19位11:10:57(ボーダーまで14分11秒)
95回22位11:07:46(ボーダーまで21分19秒)
94回18位10:22:37(ボーダーまで12分03秒)

ランキング

C(4点)63分40秒~64分19秒(96回:11-24位、95回:44-79位、94回:33-80位)
竹上世那③29分16秒05≪20:箱6区9位相当、19:予91位≫
水柿岳大④29分37秒87≪19:予273位≫
梶山拓郎④29分44秒47≪19:予174位≫

D(3点)64分20秒~64分59秒(96回:25-49位、95回:80-129位、94回:81-148位)
岡島慶典④29分41秒69≪19:予228位、18:予220位、17:予255位≫

E(2点)65分00秒~65分39秒(96回:50-97位、95回:130-180位、94回:149-196位)
鈴木壮馬④29分40秒82
大場麻央③29分49秒38
宮下資大③29分51秒60≪19:予206位≫
中根翔也③30分06秒68≪18:予195位≫
芳口悠太①30分21秒25

F(1点)65分40秒~66分19秒(96回:98-140位、95回:181-222位、94回:197-228位)
嶋田翔太②29分45秒47
渋江海斗④30分22秒90≪18:予288位≫
下園伸一郎④30分55秒20≪18:予266位≫

G(0点)66分20秒~66分59秒(96回:141-193位、95回:223-248位、94回:229-265位)
池澤将汰②30分39秒92
小野悠人③30分51秒44

上位10名得点:26点

参考:過去3年間(96回、95回、94回)
トップ通過:27点、54点、35点
10位通過:14点、31点、27点
※95回94回は例年より涼しく、96回は暑くなりました。

 流通経済大の箱根予選の詳細な戦力分析をするのはおそらく7年ぶり。あの現旭化成吉村選手が3年生で、90回記念大会で一つ増枠があった年以来になりますね。あの時は、ボーダーラインまで5分半まで迫ったのですよね。今年は総合力で僅かながら初出場のチャンスを迎えています。

 チームを率いる主力選手は3年竹上選手。昨年はびっくり、予選91位の好走し連合の16名のメンバーへ。出走はまだ吉備医師かと思われましたが、12月末の記録会で29分16秒の大幅自己ベスト。大逆転で6区山下りの座を射止めると区間9位相当の好走。にわかに駅伝ファンを沸かせました。至近の大会があまりよくないのが気がかりですが、ここからどこまであげられるか。

 チーム全体としては4年生が中心になってきますかね。ハーフ64分台を出している水柿選手は、前回の箱根予選出場を皮切りに急成長を遂げた選手。今や欠かせない選手だ。また、出場すれば4年連続出場となる岡島選手もここにきて自己ベストを更新、個人200位台前半からどこまで浮上できるか。

 他にも面白い選手がいます。元々スピードがある梶山選手がここにきて波に乗り始めています。1500mで日本インカレ出場を果たすと、1万mも初めて29分台をマーク。前回174位からスーパーアップあるか。あとは1万m29分40秒ベストの鈴木選手、2大会前予選経験をしている渋谷・下園選手が当日うまく底上げできるかどうか。

 3年も竹上選手以外にも主力メンバーがいて、ハーフ65分台を経験している大場・中根選手、前回予選で206位と粘っている宮下資選手も1万29分台を複数回記録するなど走力アップ。ここらあたりで150位以内に入れる選手が複数人出てくると面白くなってきます。

 育成で上がってきている以上、下級生は少ないですが、直近大幅自己ベストで1万29分45秒まで上がってきた2年嶋田選手や、入学後順調にベストを更新してきている1年芳口選手らが出走メンバー候補でしょうかね。

 もう一つ監督交代も話題になった流通経済大。4月に奈良修さんが監督に就任されたのは駅伝ファンをざわつかせました。大東文化大で4年間山登りを担当し総合優勝にも貢献、実業団強豪日清食品で活躍すると、現役引退後は再び母校に戻り、監督として指揮をとられていました。前年の箱根本戦出場を逃し、成績不振で退任されてましたが、まさかの流通経済大でした。

 というのも、前年の予選18位大東大、19位流経大ということもあって、色々思惑を感じてしまったりで…。それでも、ここまでは順調にチームを強化、部員で1対1でじっくり育成するタイプの奈良監督として、部員が増えて戸惑いもあったそうですが、自己ベストを更新する選手も増えてきていますね。

 20年以上強化、初期の頃は留学生も導入して箱根本戦を目指しながら成し遂げられていない流経大。その中から、常連校のチームで指揮をとられていた方が監督就任とはとても心強い、流れはきています。持ちタイム上はもう少しですが、+αが出るかどうか。

[前回予選22位]亜細亜大学

【過去3年間の成績】
96回予選22位11:19:52(ボーダーまで23分06秒)
95回予選13位10:48:54(ボーダーまで2分27秒)
94回予選20位10:26:32(ボーダーまで15分58秒)

ランキング

C(4点)63分40秒~64分19秒(96回:11-24位、95回:44-79位、94回:33-80位)
河村 悠③29分28秒26≪19:予182位、18:予151位≫
大城義己④30分03秒49≪19:予289位≫

D(3点)64分20秒~64分59秒(96回:25-49位、95回:80-129位、94回:81-148位)
竹井祐貴③30分04秒77≪19:予190位≫
兼次祐希④29分53秒75≪19:予233位、18:予172位≫

E(2点)65分00秒~65分39秒(96回:50-97位、95回:130-180位、94回:149-196位)
古川大翔②30分47秒27≪19:予258位≫
長谷部航③29分58秒31≪19:予344位≫
吉岡竜希②30分04秒43≪19:予431位≫
千田悠人④30分06秒52
宍戸 春③30分02秒52
脇山隼斗③29分53秒64
藤田寛大②29分55秒93

F(1点)65分40秒~66分19秒(96回:98-140位、95回:181-222位、94回:197-228位)
吉岡祥希②30分29秒12

G(0点)66分20秒~66分59秒(96回:141-193位、95回:223-248位、94回:229-265位)
一瀬達也③30分29秒71≪19:予308位≫
横山隼人②30分47秒85
中西勝輝①5千14分46秒96
坂口 歩①5千14分48秒06

上位10名得点:29点

参考:過去3年間(96回、95回、94回)
トップ通過:27点、54点、35点
10位通過:14点、31点、27点
※95回94回は例年より涼しく、96回は暑くなりました。

 3大会前はボーダーから15分以上差を付けられて20位、2大会前はボーダーまで2分半まで迫って13位、一転前回はボーダーから20分以上差を付けられて22位…。強化・調整がハマった時とそうでないときの差が激しいのが気になる亜細亜大ですが、ここ2年自己ベスト更新者は増えてきています。

 主力として率いるのは3年河村選手。1万m29分28秒はチームトップの成績。またロードの対応も早く1年時に予選151位とまずまず。昨年はチームが総崩れとなった中でも182位に踏みとどまったランナー。3年目の今年飛躍が見込まれています。

 続いて、今季好調な4年大城選手が面白い存在。ホクレンで5000mで好タイムを出していました。ハーフも64分36秒はチームトップの成績、彼ら2人がまずは貯金を作っていきそうです。

 その後続くとみられているのが、前回200位以内の3年竹井選手、前々回200位以内の4年兼次選手あたりか。竹井選手はハーフ64分台も経験、自信を持って臨めるか。兼次選手はやや好不調の波ありますが、やはり欠かせないランナー。最終学年でどこまで伸ばせるでしょうか。

 そのほか、持ちタイムは1万m30分を切るところまで走力を伸ばした選手が結構いるのですよね。4年千田選手、3年長谷部・脇山・宍戸選手、2年古川・吉岡竜・藤田選手あたりはこれまでの成績は関係なく飛躍候補です。ハーフベストだと宍戸・古川選手が65分台経験者、このあたりうまく集団走ができれば。

 あとは選手層は薄目ですが、夏前に自己ベスト更新者が複数人見られた1年生の選手からも対応している選手が出ているかもしれません。11年ぶり出場を目指して、今回はどこまで調整ができているでしょうか。

第97回箱根駅伝2021予選会:独自ランク上位10人合計得点まとめ

①50点中央大
②47点中央学院大
③45点日本体育大
④44点神奈川大
⑤43点日本大
⑥42点駿河台大
⑦40点国士舘大
⑧39点拓殖大
⑨38点順天堂大
⑨38点山梨学院大
///出場ボーダー///
⑪37点筑波大
⑪37点麗澤大
⑬36点法政大
⑭35点上武大
⑭35点大東文化大
⑯34点城西大
⑰31点東京農業大
⑱29点専修大
⑱29点亜細亜大
⑳26点流通経済大
㉑21点慶應義塾大

 独断でのランキング総合点数では中央大が抜き出ている形ですね。エースと強力な4年生が多く選手層も暑かったですから…。気象条件が良ければ、95回駒大の総合タイムも狙えるとみます。

 あとは固まっていますが、初出場候補の駿河台大が6番、前回連続出場が途切れた山学大が9番手ですね。前回出場校では筑波大がボーダー11位、意外と下級生が多くなった法大が13番になってますが差は僅か。また2年連続次点の麗澤大がまた微妙な位置…でしょうか。

 接戦が予想される中、気象条件的には非常に気温が低くさらに雨も予想されています。調整面、当日の作戦面などここからでも順番が入れ変わることがあるかもしれません。もう一度考え直してから、予想してみます。