新型コロナウイルス対策の影響で、5月から延期になっていた第99回関東学生陸上競技対校選手権大会(関東インカレ2020)がようやく開幕されました。
人の密を避けるために、部や種目ごとに日程を分けて開催されることになりました。
①2020年10月9日(金)~11日(日):相模原ギオンスタジアム&フィールド
男子1部2部、女子1部(長距離以外、1500m・3000m障害まで)
②2020年10月24日(土)~25日(日):江戸川区陸上競技場
男子3部+OP・女子2部+OP(大学院など)
③11月22日(日)~23日(月):相模原ギオンスタジアム&フィールド
5000m・10000m・3000m障害
こちらは大学駅伝・長距離ファンのサイトです。
1500mと3000m障害の結果をまずはまとめていきたいと思います。
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第99回関東学生陸上競技対校選手権大会(関東インカレ2020)【長距離結果】
1500m⇒1部10日(土)15時15分 2部(土)15時05分
3000m障害⇒1部 2部よも11日(日)13時過ぎ?
1部1500m結果
動画:Athlete Tube for Tokyo Olympic 2020 様
台風のため、少し早くなりました。
1位金子魅玖斗①3分51秒67 中央大
2位溝口 仁①3分52秒48 東海大
3位村本龍彦②3分53秒74 山梨学院大
4位森 智哉③3分53秒75 中央大
5位ポール ギトンガ④3分53秒79 国士舘大
6位山田俊輝①3分54秒69 中央大
7位神薗竜馬①3分55秒29 東海大
8位廣澤優斗②3分56秒39 日本体育大
9位石川 心①3分56秒53 東洋大
10位田中蒼大③3分58秒09 筑波大
11位横田悠斗①3分59秒02 流通経済大
12位井内優輔③3分59秒29 筑波大
13位三浦隆寛④4分00秒07 日本大
14位岩嵜友也③4分08秒22 順天堂大
例年以上に中距離専門の選手が多くなりましたね。東洋石川・東海溝口・東海神園選手らが中心になって引っ張り、一団で進みます。残り1周で抜け出したのが中大金子・東海溝口・国士大ギトンガ選手の三つ巴の決戦になりました。
制したのは中大金子選手!800mが強い選手ですが、1500mでも活きましたね。溝口選手はホクレン・日本インカレともに案して2位。
さて3位かと思われたギトンガ選手は、最後の最後に後方の襲撃にあいました。僅か100分の5秒で、3位山学村本選手、4位中大森選手、5位ギトンガ選手に。追い上げた2人はさすが中距離。ギトンガ選手はちょっと悔しい結果かな?
なお、チームとしては東海大がW入賞、中大がトリプル入賞です!
【#関東インカレ 第2日】
男子1部1500m決勝
🥇金子魅玖斗(中大1年) 3’51″67
ラスト1周の切れ味抜群。主戦場である800mだけでなく、1500mでも存在感を発揮していきそうです。 pic.twitter.com/YtvEEqVHul— 太田涼 (@Ryo504) October 10, 2020
1部3000m障害結果
動画:Athlete Tube for Tokyo Olympic 2020 様
2位重山源斗④9分04秒94 筑波大
3位杉本将太②9分05秒40 東海大
4位鈴木大介④9分10秒48 国士舘大
5位中込 空①9分12秒24 山梨学院大
6位折口雄紀①9分23秒35 東海大
7位市村 駿②9分57秒30 流通経済大
順大の実力者森下選手を中心にレースが進んでいきました。2000mを過ぎて、森下選手に東海杉本・山学中込・筑波重山・国士鈴木選手の5名で優勝を争う展開になりました。
残り1周になるタイミングで森下選手がスパート!鈴木選手らが中心に追っていますが、最後まで突っ切った森下選手が優勝!さすが昨年も関東インカレ決勝で頑張った選手です。実力が違った感じがします。
2位には最後の最後で逆転した筑波大重山選手!3位は東海杉本選手、水豪で失速した国士鈴木選手が4位、スパートに付けなかった山学中込選手が5位になりました。
【第99回関東学生陸上競技対校選手権大会】
男子3000m決勝
3位 杉本将太(2年・体育) 9分05秒40
6位 折口雄紀(1年・体育) 9分23秒35多くの皆様のご声援ありがとうございました!#GoTOKAI pic.twitter.com/j7razY5iHu
— 東海大学陸上競技部長距離ブロック (@TokaiLong) October 11, 2020
1部長距離総合得点結果
今回は対抗得点は付けないということですが、勝手にです。
2位中央大16点
3位山学大10点
4位国士大9点
5位順大8点
6位筑波大7点
7位流経大2点
8位日体大1点
2部1500m結果
動画:Athlete Tube for Tokyo Olympic 2020 様
1位蓮沼直希③3分55秒68 駒澤大
2位前川優月④3分56秒43 東京国際大
3位馬場勇一郎①3分56秒78 明治大
4位望月遥平①3分58秒93 創価大
5位志貴勇斗①3分59秒35 青山学院大
6位佐々木塁①3分59秒92 青山学院大
7位近藤圭太①4分00秒60 平成国際大
8位畑山大知②4分01秒23 平成国際大
9位野中拓海②4分07秒77 関東学院大
10位卜部和喜④4分08秒33 東京経済大
11位永田 陸④4分08秒43 桜美林大
12位久田淳司③4分15秒67 東京大
特に雨が強い中行われた印象ですね。桜美林大永田選手や駒大蓮沼選手らが先頭に立ちやや縦長の展開。中盤からは蓮沼選手や青学志貴選手が先頭に立ちました。
残り1周、蓮沼選手が抜け出し、東国前川選手や明大馬場選手が追いかける展開。追いかけてくるのはさすがの実力者ですね。
そんな中、蓮沼選手が逃げ切り優勝!秋になって5000m13分台を出すなど好調でしたが、やはり強くなってますね。前川選手は有終の美とはいかずも流石の2位。ホクレン時から活躍している馬場選手が3位。
また、青学大と平成国際大がそれぞれW入賞。チームとして盛り上がる結果です。
【#関東インカレ 第2日】
男子2部1500m決勝
🥇蓮沼直希(駒大3年) 3’55″68
多摩川5大学対校に続き、2週連続の1500m優勝!
全日本大学駅伝にもエントリーされているスピードスター。ロードでも注目です。 pic.twitter.com/pWtsNFMPUu— 太田涼 (@Ryo504) October 10, 2020
2部3000m障害結果
動画:Athlete Tube for Tokyo Olympic 2020 様
1位小原 響①8分56秒48 青山学院大
2位西方大珠③9分02秒11 神奈川大
3位柿沼祐亮③9分12秒61 宇都宮大
4位佐藤 颯②9分18秒90 亜細亜大
5位桑田大輔①9分20秒48 創価大
6位盛田和輝③9分29秒36 東京農業大
7位片岡 渉②9分41秒07 創価大
8位宮澤 徹①9分51秒52 立教大
9位森 基哉③9分56秒97 東京工業大
10位中林 俊①10分24秒16 群馬大
神大西方、立大宮沢選手ら先頭集団を引っ張る。青学大小原と一騎打ちに、農大盛田選手ら後ろ
終盤西方選手が仕掛けて逃げ切りにかかる 10m離れるも徐々に詰まる 残り1周手前で追いつき、一気にスパート
まさか箱根駅伝2021予選会エントリー選手が出場するとは!?神大西方選手が積極的に引っ張っていきます。確かに昨年も上位入賞の実力者でしたが、さすがの走力です。
これにトライしたのが青学のルーキー小原選手。西方選手とのマッチレースになります。2000m過ぎて西方選手がスパート。10mほど両者に差が付きますが、残り1周手前でまた差がなくなってきます。
残り500m付近のハードルを飛びながらの小原選手がスパート!小原選手が単独トップに立って一気に差が付きます。そのまま軽やかに差が付き、唯一8分台のトップ!青学大3障は珍しいですね。今後も続けるのか注目。
西方選手は惜しくも2位でしたが、おそらく箱根予選仕様に進退を仕上げてきていますから、もうこれはセンスで走り来たのかもしれません。
3位は大きく離れて驚き!宇都宮大の柿沼選手が入りました。元々実力はある選手ですが、長距離ではあまり縁のない大学で、よくやってますね!
2部長距離総合得点結果
2位創価大11点
3位駒澤大8点
4位東国大7点
4位神大7点
6位明治大6点
6位宇都宮大6点
8位亜大5点
9位東農大3点
9位平国大3点
11位立大1点
なんだかんだ青学大が強いですね。1500mの入賞はともかく、3000m障害の優勝はびっくりです!創価大もしっかり上位者を出しました。駒大蓮沼選手の優勝、東国大神大などそれぞれ表彰台が出たチームも上位です。