大学長距離&駅伝2020-2021新シーズン…開幕していますが、
新型コロナウイルスの影響で、多くの春のトラックの主要大会や記録会が、
中止及び延期になってしまいま、寂しい限りです。
その中で、各チーム見えないところで、走力アップの鍛錬、
そして箱根駅伝2021へ向けて、まい進しています。
今一度、各チームの、学年別の主力選手や駅伝成績や新入生情報のまとめ、
チーム全体の特長や戦力分析をしてみます・
ここ数年予選敗退が苦しんでいる緑がチームカラーの2チーム!専修大・亜細亜大です。
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【専修大学】箱根駅伝2021へ向けて~戦力分析や新入生情報等!
1万m上位10人平均:29位専大29分48秒1
専修大は、箱根予選14位が壁になってしまっていますね…。天候が良く高速化した時も、酷暑で多くのチームが想定外の結果が出たりする中でも14位。ある意味強化は安定しているのですが、ここで安定したいとは毛頭思っていません。
なお、箱根に出場できなかったチームの主力チームが集う連合チームに関しても、2年連続で惜しいところで出場を逃してしまうという歯がゆい展開が続いています。何とかしてこの状況を打破していきたい。
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新4年~2年生主力選手紹介&戦力分析
辻 海里④29分22秒39
茅野雅博④29分55秒49
市来原潤④29分56秒75≪19:予193位、18:予228位≫
鹿島則宏④30分00秒89≪19:予299位≫
大石 亮④30分36秒52≪19:予77位(連合選出)≫
村上大宗④30分41秒01
森島嘉大④30分55秒29
松村翔太郎④31分19秒78
金久保遥③29分39秒68
横山佑羽③29分41秒04≪19:予213位≫
佐々木詩音③29分59秒37≪19:予173位≫
江口達宗③30分00秒68
南美空翔③30分00秒84≪19:予139位、18:予207位≫
岩間 暁③30分03秒21
根来佑有③30分03秒67
服部友太③30分46秒16
林田快豪③30分47秒13
佐々木飛鳥③30分56秒58
高瀬 桂②29分45秒82
吉岡拓哉②29分53秒92
松本 薫②29分53秒97
成島航己②29分54秒99
国増治貴②29分57秒13≪19:予241位≫
足立龍星②30分00秒49
南 里樹②30分38秒55
冨永裕憂②31分02秒53
専修大は育成でコツコツ選手を仕上げていく印象があるチームです。なので毎年4年生が中心になっていくのですが、今年に関しては当てはまらないでしょうか。前回連合チームに選ばれた4年大石選手が、唯一の二桁順位の実績があるのでひとまずは彼は主力。
とはいえ、1万m29分台のランナーの数を見ると、4年生が3人、3年生が3人、2年生が5人…。これまでの専修大からすると下級生に勢いを感じるのは興味深かったり。勿論、長い距離に関しては、まだまだ実績が少ないですが、この春・夏の取り組み次第では一気に対応もありえるかも?
そして2年生の勢いが、上級生にも波及してくるといいのですよね。4年生は大石・市来原・鹿島選手が箱根予選経験者ですが、持ちタイムでは1万・ハーフ共に茅野・辻選手がいいのですよね。なおハーフは64分前半です。最後のひと伸びが大きな戦力になります。
3年生は南選手が今のところロード力が高くて調整力があるような感じですね。トラックの持ちタイムや順番だけでは測り切れないところがあります。急成長の横山・佐々木選手も楽しみ。これに持ちタイム上は上回る金久保、ほぼ同等の江口・岩間選手らも今後主力候補。
2年生は箱根予選を走っている国増選手がハーフの記録も65分少しで抜けています。持ちタイムなら29分台で高瀬・吉岡・松本・成島選手、足立選手も寸前まで言っています。今年はさらに誰が伸びてくるのかを楽しみにしたいですね。
新入生情報~5000m持ちタイムと全国大会成績も!
【新入生紹介】
木村 暁仁(経営学部)
出身校:佐久長聖/長野
自己ベスト:14分11秒96#専修大学#挑専逆修 pic.twitter.com/glLxEvrUWJ— 専修大学陸上競技部【公式】 (@senshurikujo) March 30, 2020
田島洸樹(学法石川)14分29秒4
野下稜平(鳥栖工)14分36秒69
粟江倫太郎(三浦学苑)14分36秒84
藤野隼也(宇部鴻城)14分37秒23
5000m上位5名平均:23位14分30秒4
岡 亮介(宮崎日大)14分40秒59≪19:高校2区15位≫
山村啓仁(藤沢翔陵)14分42秒84
岡山鷹士(学法石川)14分48秒76
山城弘弐(コザ)14分48秒78
宮永一輝(西脇工)14分49秒15≪19:高5区25位≫
水谷勇登(敦賀氣比)14分50秒03≪19:高2区11位≫
中山敦貴(湘南工大附)14分54秒38
山﨑 諒(東海大福岡)14分55秒21
そして専修大に久々大物ルーキーが入りますね。佐久長聖高校で主力選手だった木村選手。高校駅伝6区3位、さらに全国駅伝4区2位の成績はかなりのレベルです。専修大は、佐久長聖からちょくちょく選手が入っていましたが、最大級に有力ルーキーです。順調に成長すれば早くに力になるはず。
この他では、学法石川田島選手が14分29秒、14分30秒台では野下・粟江・藤野選手がいますね。14分40秒台でも、高校駅伝で戦っている選手も結構入ってきますね。このあたりは専大伝統の育成でどこまで力をつけられるか見ものです。
まとめ
・相乗効果で4年生にも波及すれば…
毎年上級生が中心になる専修大としては、珍しく2年生以下に勢いがありますね。1万mの記録会の結果とは言え、2年生が1万m29分台早くも5人も出しているのはちょっと驚き。ルーキー木村選手も、順調なら即戦力になってくるはずです。
これが4年3年にも勢いがつくところになればいいですよね。3年生は南・佐々木選手が実績ありますし、4年は学生連合に選ばれた大石選手、予選経験していない辻・茅野選手が秘密兵器になりうるはず。踏ん張り続けていた予選の順位、上がるきっかけになればと思います。
【亜細亜大学】箱根駅伝2021へ向けて~戦力分析や新入生情報等!
気温が上がると気分も上がりますね☀️#亜細亜大学#亜細亜マジック #亜細亜大学陸上競技部 pic.twitter.com/txeX9S88Pt
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1万m上位10人平均:30位亜大29分52秒1
昨年の箱根予選は大きなショックを受けたことでしょう。前々回の予選が、ボーダーまで順位はあと2つ、タイムも約2分くらいまで接近。久々にチームとして箱根駅伝本戦に近づいました。ところが、前回は22位と大惨敗と言える成績でした。
確かに、前々回から主力選手が卒業していたとはいえ、記録会ではベストがかなり出ており、本戦には届かなくても、近くにはまとめてこれると思っていましたが…。それでもその後は少しずつベストを更新。3年生中心にチーム力は上がりつつあります。何とか箱根復帰を目指したい。
新4年~2年生主力選手紹介&戦力分析
森木優摩④29分32秒70≪19:予364位≫
兼次祐希④29分53秒75≪19:予233位、18:予172位≫
大城義己④30分03秒49≪19:予289位≫
千田悠人④30分06秒52
柿木郁人④30分09秒72
中川侑斗④30分22秒81
深澤空良④30分48秒75
河村 悠③29分28秒26≪19:予182位、18:予151位≫
倉淵大輔③29分48秒70
脇山隼斗③29分53秒64
長谷部航③29分58秒31≪19:予344位≫
宍戸 春③30分02秒52
竹井祐貴③30分04秒77≪19:予190位≫
樋瀬光稀③30分16秒10
山元創太③30分27秒60
一瀬達也③30分29秒71≪19:予308位≫
高村祐輔③30分49秒48
藤田寛大②29分55秒93
吉岡竜希②30分04秒43≪19:予431位≫
吉岡祥希②30分29秒12
佐藤 颯②30分31秒70
齋藤瑞希②30分43秒56
古川大翔②30分47秒27≪19:予258位≫
横山隼人②30分47秒85
1万mの持ちタイムは着々と上がりつつあるのですよね。強いて言えば、4年生が苦戦していましたが、少しずつ戦力が整ってきています。一番持ちタイムの良い森木選手は全日本予選での活躍が目立ちましたが、1月赤羽ハーフで65分05秒をマーク。最終学年は箱根予選でも力になりそう。
ここにきて高い成長度を示しているのが大城選手。前回初めて箱根予選経験後、ハーフで64分台をマーク。先日のホクレンでも5千mベストに近い成績でまとめ、目下主力の一人に。高校時代実績のある兼次選手も、やや不安定も1万29分台と走力は高い。うまく合うか。他は30分台も、千田・柿木選手はハーフで66分台マーク。貴重な戦力です。
中心が3年生。1万m29分28秒を持つ河村選手が実質エースでしょうか。2年連続箱根予選100位台にまとめていて持ちタイム・実績ナンバーワンです。昨年の今頃は、長谷部・竹井選手が続いていましたが、冬前に多くの選手が出てきましたね。
昨年末の大会で5千14分13秒、1万29分48秒をマークした倉渕選手。ハーフ65分台をマークしてる宍戸選手や、1万m29分台を記録している脇山選手ら選手は出てきています。この学年がいる間に箱根に復帰したいですね。
2年も成長が比較的早いです。昨年箱根予選に早くも2人が挑戦。そのうち順位の良かった古川選手が赤羽ハーフで65分半ばを記録。さらに藤田選手が1万29分台を最初にマーク。ハーフの持ちタイムもこの世代トップです。他、W吉岡選手も着々と力をつけています。この世代もこの1年間の伸びが大事ですね。
新入生情報~5000m持ちタイムと全国大会成績も!
コロナウイルスの影響で新入生の入寮が遅れていましたが、やっと全員揃うことができました。
写真はグラウンドに咲いている桜をバックに16名の新入生です!#亜細亜大学#亜細亜マジック#亜細亜大学陸上競技部 #春から亜細亜 pic.twitter.com/FOzW1MFUap
— 亜細亜大学陸上競技部 (@ekiden_asia) March 30, 2020
永井康生(名経大高蔵)14分41秒26
中西勝輝(純真)14分53秒42
坂口 歩(鹿児島工業)14分58秒14
中島一成(鳥栖工)14分58秒20
5千m上位5名平均:30位14分49秒5
門田雄誠(高知農業)14分59秒19≪19:高校3区51位≫
馬場健斗(仙台育英)15分01秒42
森澤俊平(文星芸術大附)15分02秒78
鬼頭神威(富士森)15分06秒38
布目 蓮(聖望学園)15分09秒95
外間郁也(那覇西)15分17秒41
戸川一輝(京都外大西)15分18秒80
山田蓮太(鎮西学院)15分24秒00
川原拓真(北陵)15分27秒
山本優希(盛岡中央)15分30秒42
柿木奎又(専大北上)15分39秒36
陸上雑誌の2月号では、14分台が坂口選手一名の発表で、このスカウトはいくらなんでも…と思っていましたが、最終的に6名の14分台は確保できたのはちょっとほっとしたところ。ひとまず例年通り近くには獲得できた模様。
名古屋経済大高蔵高から2名獲得できて14分36秒の杉浦、14分41秒の永井選手がワンツーですかね。また、高校駅伝経験者の門田選手もやってきてくれましたかね。亜大としても、ここのところ佐藤監督の育成がうまく回り始めていますので、その手腕にも期待したいですね。
まとめ
・記録会は好調、選手層は少しずつ良くなってきているか
今年度の亜大は3年生が中心ですね。河村選手がエース、予選経験した竹井・長谷部選手に、それ以外に宍戸・倉淵選手ら伸びてきている選手がいます。2年生も藤田・古川選手ら楽しみな選手が出てきました。
4年生は苦戦も多かったが、大城選手がここにきて伸びてきて、森木・兼次選手も調子のピークが合えば秘密兵器に十分になりえる選手。ハーフ66分台の選手も出てきていて、選手層は整いつつありますかね。予選の見た目の順位の上がり下がりがありますが、しっかりと育成・調整していけば、また上昇気流が来るはずです。