少し遅くなりましたが、
各大学の大学駅伝2019-2020シーズンの振り返りと、卒業生の特集を行っていきます。
今回は、大エース光るも、不調者が多く箱根戦い切れず…東洋大学です。
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3位東洋大学2:10:09
1区(8.0㎞)8位西山和弥③24分35秒[8]1分50秒差
2区(5.8㎞)2位大澤 駿③16分20秒[5]23秒差
3区(8.5㎞)1位相澤 晃④23分46秒[3]4秒差
4区(6.2㎞)4位宮下隼人②17分43秒[3]17秒差
5区(6.4㎞)2位今西駿介④17分59秒[2]13秒差
6区(10.2㎞)3位定方 駿④29分40秒[3]11秒差
出雲駅伝はいい戦いができましたね。1区不調続いていた西山選手が何とか区間8位で繋ぐも、2位グループとはややさが空く。2区大澤選手が区間2位の力走を見せるも、2位グループまでは届かず、ちょっと優勝争いは厳しいかと思われました。
雰囲気が変わったのが3区相澤選手。一気に追わず、中盤以降ぐっとスピードを上げていく中々うまいレース。区間新記録樹立し、先頭集団に追い付くことができました。優勝嚢可能性が出てきました。
4区初駅伝宮下選手は中盤以降少しずつ先頭から離されますが、17秒差の総合3位。5区は復帰してきた今西選手。昨年に引き続き区間賞を獲得する走り、総合2位浮上でトップを視界に捉えます。
アンカーも初駅伝の4年定方選手。トラック1万m直前でベストも29分20秒台だったのですが…2位から3位争いに巻き込まれるも、そこからは1万28分中盤の選手とほぼ互角の戦い。最後まで前を追い続け、1位と2位が視界に入る中、総合3位でのゴールとなりました。
5位東洋大学5:15:40
1区(9.5㎞)6位渡邉奏太④28分05秒[6]0:16
2区(11.1㎞)12位大澤 駿③32分12秒[11]0:40
3区(11.9㎞)1位相澤 晃④33分01秒[1]
4区(11.8㎞)2位今西駿介④34分07秒[1]
5区(12.4㎞)11位西山和弥③37分28秒[2]0:19
6区(12.8㎞)9位前田義弘①38分35秒[5]1:28
7区(17.6㎞)2位定方 駿④52分24秒[3]0:25
8区(19.7㎞)8位宮下隼人②59分48秒[5]2:25
全日本大学駅伝はトップに立つ場面までは良かったのですよね。1区長期離脱からの回復途上の渡邉選手が何とか務め上げ、トップと16秒差の区間6位。2区大澤選手がスピードエース区間力負けしてしまい区間12位。それでもトップと40秒差にとどまっていたのが繋がりましたね。
前半4区間で一番長い3区にエース相澤選手とを投入。猛然と突っ込んで前を追い上げていき、一気に10人ごぼう抜きで単独トップに躍り出ました。勢いは衰えず、10㎞27分台で通過、トラック1万mで東京五輪を狙うそうですが、日本トップレベルの走りを披露しました。
4区駅伝に強い今西選手がしっかりとトップをキープする区間2位で流れを作ります。ただ、5区に回った西山選手が今回さらに苦しい走りで区間11位。トップを譲ってしまいます。6区ルーキー前田選手は中盤からペースが落ち込んでしまい、総合5位まで後退。流れを失います。
もう一度巻き返したのが7区定方選手。序盤に2校交わしてからは、ほぼ単独走の状態の中、じりじりと前を追い詰めていきます。今年が初駅伝とは思えない他校のエースと渡り合う走りで総合3位のトップ25秒差まで行きます。ただ、アンカー宮下選手が追い切れず区間8位。終盤に2つ順位を落として総合5位で終えます。
10位東洋大学10:59:11(往路11位5:29:15、復路7位5:29:56)
1区14位西山和弥③63分15秒[14]2:02
2区1位相澤 晃④65分57秒★[7]0:38
3区13位吉川洋次③63分33秒[10]4:00
4区20位渡邉奏太④66分05秒[14]8:14
5区1位宮下隼人②70分25秒★[11]7:59
6区2位今西駿介④57分34秒[7]7:15
7区6位蝦夷森章太②63分32秒[7]7:24
8区6位前田義弘①66分08秒[7]9:07
9区9位大澤 駿③70分02秒[7]10:56
10区19位及川瑠音①72分40秒[10]13:48
メンバー入りボーダーの選手を除いて、記録会出場は回避。前哨戦不調と言われていた選手、そして新戦力を含めて、基本的なオーダーを敷いて勝負ををかけてきました。
1区西山選手…過去2年連続箱根1区区間賞の西山選手。3年連続なら史上初ということで注目が集まりました。ただ、今年度の不調は、春のトラックシーズン前の故障から走り込みがしっかりできていない中での不調だったという事で…。やや賭けに出た采配だったとか。
そんな中、想像以上のハイペースに不安的中。中間点を過ぎた段階で早くも遅れだしてしまい、一時単独17位。最終的に14位にまで浮上したのは西山選手本人の意地でしょうか。ただ、往路優勝には早くも黄信号が灯る2分02秒差となってしまいました。
2区相澤選手…そんな流れでも関係がないのが、大エース相澤選手。前年4区区間新からさらに走力アップしています。ひとまず66分45秒の日本人記録更新を目安に走り出します。ぐんぐんあげていき、東京国際大の選手と並走(ランウェイ)になってから、更にペースアップ!
権太坂付近でなんと留学生を含んだうえでの区間新記録のペースに。顔の表情には出ていませんでしたが、苦しくなっても並走している選手との競り合いに力がこもったとか。ラスト不動坂で振り切ると、さらに順位を上げ総合7位へ浮上。7人抜きでエースの役割を果たします。
3区吉川選手…過去2度の箱根は大活躍の吉川選手でしたが、今回は流れに乗れませんでしたかね。区間13位の走りで3つ順位を落としてしまい総合10位。故障が長引き、走り込みが不足し、自信も不足していたとのこと。その中で高速化が進みましたからきつかったですかね。再び流れを失います。
4区渡邉選手…さらに苦しかったのが渡邉選手。ハマればスピード抜群の選手なのですが、故障明けまだ痛みが残っている状態でもあったそうで。二宮の地点で本来の走りではなくなっていました。苦しげな表情で何とか前へ進んでいる状況。最後14位争いは懸命に制しますが、区間最下位で総合14位へ。2年連続の往路優勝どころかシード権争いの後方となります。
5区宮下選手…ここで大幅に巻き返したのが2年宮下選手。関東インカレハーフで日本人トップの2位になってからぐっと名前が挙がっていました。出雲・全日本は、本人曰く「奢り」で思うような走りとなりませんでしたが、気持ちを切り替えて、希望の山登り5区へ。
すると序盤から快走。区間賞争いをする走りで、前を猛追していきます。山登り頂上付近で総合11位に浮上すると、下りでその抜いた選手と激しいバトル。ここが決め手になり区間1位へ浮上。最終的に、シード権が眼前に迫る総合11位、そして70分25秒の区間新記録を樹立。ここはびっくりな区間新記録でした。
6区今西選手…あまり選手層は厚くない東洋大。ただ、出足の6区山下りに今西選手が控えていたのは心強かったですね。3年連続の起用、最初の上りで一気に順位を上げていきシード権内に浮上。その後も区間2位のペースで走行し、じわじわ順位を上げていきます。
最終的に57分34秒で区間2位ながら区間新記録を樹立する快走!4人抜きで総合7位に浮上。出走後のコメントも非常に印象に残っています。
7区蝦夷森選手…彼も関東インカレハーフで上位に入った選手。箱根でついにデビューを果たしましたね。初駅伝とは思えない程、かなり突っ込んで入って前を追いかけました。63分半ばのまずまずのタイムで区間6位、上々のデビューでした。
8区前田選手…全日本に引き続き出走の前田選手。世田谷ハーフで64分少しの好走したのもポイントでした。一人抜かれますが、一人追い抜く力走で順位はキープ。区間6位と流れの中ではしっかり走れた印象です。
9区大澤選手…前哨戦大活躍の選手が直前に調子ダウン。10区予定の大澤選手が急きょ回りました。前哨戦と違い、終始単独走となりましたが、ある程度のペースはキープ。70分少しでしっかりと繋ぎます。
10区及川選手…あとはもうルーキーしか残っていませんでしたね。6区山下りの控えだった及川選手が急きょ10区を走る事になりました。中盤以降は走力不足で次々に順位を落としていきます。区間19位と洗礼を浴びますが、総合10位。シード権最後の枠は確保します。
総合3位以内の記録が11年で途切れてしまったことはともかく、今年は故障者が例年以上に多く調整や区間配置に苦慮してしまいました。これだけ主力選手が継続的に練習ができないとなると、ちょっと考え直さないといけない部分があるのかもしれませんね。
相澤 晃13分34秒94/28分17秒81/61分45秒
高3:13分54秒75/都道府県4区4位、高校4区14位
大1:箱根補欠、全日本3区4位
大2:箱根2区3位、全日本1区1位、出雲2区6位、関東IC1万18位half8位
大3:箱根4区1位、全日本8区1位、出雲1区2位、日本選手権1万8位、関東IC5千5位1万7位
大4:箱根2区1位、全日本3区1位、出雲3区1位、ユニバハーフ優勝、日本選手権5千5位1万4位、関東IC5千5位
進路:旭化成
東洋大内だけでなく、今年度学生長距離界の象徴の一人といっていい相澤選手。高校時代はトラックで13分台を出していた反面、高校駅伝では4区14位ともう少しという成績。現在のようなロード駅伝の強さは、まだありませんでした。
それが東洋大の練習で変わってきます。体幹トレーニングあたりがかなり大事だったとのことですが、夏合宿を超えて変わってきます。初駅伝となった全日本大学駅伝で3区4位とまずまずの走り。そのあとの上尾ハーフで62分前半の記録を出して、駅伝ファンを驚かせます。
一気に箱根駅伝2区候補になりますが、この時はノロウイルスにかかり初の箱根路は逃します。それでも、その後学生ハーフで再び62分台を出して、確かな走力がついていることを証明します。
2年時になり各大会に出場します。関東インカレは1万ハーフともに出走し、ハーフで8位入賞達成します。駅伝では出雲から登場。この時は2区6位の成績でした。このあと一気に覚醒します。全日本駅伝1区は、留学生がハイペースで引っ張る中ついていき、ラストスパートの争いも制して初めて区間賞を獲得します。
初登場の箱根駅伝は華のエース区間2区、トップで襷を渡すとハイペースで飛ばしていき後ろを寄せ付けません。区間賞と秒差の区間3位の好走でトップを維持。チームを流れに乗せます。一気に存在感を増してきます。
3年生からは各大会大きく活躍。4月兵庫リレカで1万28分17秒を出すと、関東インカレ5千1万W入賞、日本選手権1万mも8位入賞します。駅伝シーズンは初戦の出雲駅伝は、1区投入。区間2位も青学大を意識しすぎて、前に行かれてしまう悔しい走り。全日本は優勝争いからは脱落した中でのアンカーで、意地の区間賞でした。
そして、ここからさらなる覚醒ですね。一時期故障したということで、エース区間は回避し4区となった箱根駅伝。少し先に走り出した青学大をあっという間に抜き去ると一気に差を広げていく。すると物凄い記録が出た。当時の区間記録は勿論、不滅と言われた旧区間記録まで更新するすさまじい走り。駅伝ファンが度肝を抜いた走りでしたね。
さらに活躍の期待が高まった最終学年。5千mも13分34秒の好記録を樹立しています。関東インカレ・日本選手権もしっかり入賞、トラックでのアベレージも相当高くなってきました。
それでもやはり駅伝でなお強し。今まで相性が悪かった出雲駅伝でも3区で区間新記録での区間賞、全日本駅伝も3区で、歴史が浅いとはいえ1分以上も区間記録を更新する走りで区間賞を獲得します。
そして期待が高まった箱根2区。日本人記録を狙っていたというところ、他の大学の選手との相当レベルの高い競り合いも助けになり、まさかの留学生を含めての区間新記録樹立!そして大学駅伝4連続区間記録を叩き出すという信じられないパフォーマンスを残しました。
進路先、旭化成でまずはトラック1万mで東京五輪を目指し、その後…マラソンにも活路を見出すかな?非常に個性が強い選手が多い旭化成で、さらに日本を超えて世界で羽ばたく選手になれることを期待します。
今西駿介14分08秒91/29分17秒37/63分23秒
高3:14分08秒91/都道府県5区12位、高校3区6位、国体5千13位、IH5千15位
大1:全日本補欠、出雲補欠
大2:箱根6区5位、全日本補欠、出雲5区10位
大3:箱根6区3位、全日本3区4位、出雲5区1位
大4:箱根6区2位、全日本4区2位、出雲5区2位
進路:トヨタ自動車九州
今西選手も非常に注目が高かった選手ですよね。伝統校の小林高で活躍。トラックでも駅伝でも主要大会でしっかり成績を残しています。高校3区6位はかなり評価出来る成績かな?
とはいえ、大学入学直後はしばらく目立つことはできず。出雲・全日本駅伝でメンバーには入りますが出走とはいかず。箱根駅伝はエントリーされませんでした。
2年時についに駅伝デビュー。(その後何かと縁のある)出雲5区を任されます。総合3位のよい流れで襷をもらいますが、この時は区間10位と悔しい走り。全日本はメンバーから外れます。びっくりは箱根、(その後何かと縁のある)6区山下りで急きょ出走します。
チームは往路優勝の流れ、まずまずのペースで走り出しますが、青学大の下りのスペシャリストのスピードに歯が立たず、2位に順位を落としてしまいます。走り終わった直後、青学大の選手に対して「あいつ人間じゃねー」の発言が話題になって、そのあと何かと発言で注目されることに…。
3年目以降は主軸の一人になります。トラックシーズンはあまり走れませんでしたが、夏を超えてパワーアップします。2年連続で任された出雲駅伝の5区では前年のリベンジを果たす区間賞。トップ青学大を追い上げる走りをします。
初登場となった全日本駅伝では3区を担当。チームが予想外に出遅れる中、流れを変える走り。駅伝で+αが出るようになってきます。箱根は2年連続6区山下り担当。この時もトップで走り出し、当時の区間記録に迫るタイムで区間3位。首位をキープし、ここも昨年以上に貢献します。とはいえ、昨年交わした青学大の選手の57分台の区間記録に驚愕する場面も。
大学4年目、最後もトラックシーズンは調子を合わせる事ができず、関東インカレなどには・出場できず。ここは惜しまれますかね…。間違いなく5千13分台、1万28分半ば相当の走力があり、インカレも十分入賞できるレベルですが…。
それでも駅伝シーズン初戦の出雲駅伝には間に合わせ、3年連続で5区を担当。区間2位の安定した走りでトップを追い上げる走りをします。全日本駅伝は首位で襷をもらい、しっかりキープ。区間2位の好走でした。
迎えた最後の箱根はやはり山下りの6区。チームは一転、総合11位の苦しい位置。そんな中でも今西選手の駅伝での爆発力は発揮されました。4チーム交わして7位に浮上、区間2位ながら57分台の区間新記録。2大会前交わされた青学大の選手の記録を交わしました。そのことについて求められた発言もとても良かったですね。
進路先は、九州に戻ってトヨタ自動車九州へ。高卒の選手が多い印象ですが、大卒の選手の活躍も多くなってきました。今西選手の今後の活躍も楽しみですね。
渡邉奏太13分43秒71/28分59秒77/63分09秒
高3:14分08秒63/都道府県4区9位
大1:全日本5区7位、出雲4区12位、関東IC1万13位
大2:箱根7区3位、全日本2区2位、出雲6区11位、関東IC1万13位
大3:全日本補欠、関東IC5千16位
大4:箱根4区20位、全日本1区6位、出雲補欠
進路:サンベルクス
渡邉選手も期待高かったのですよね。入学直後から関東インカレ1万mに選ばれていてしかも13位と健闘します。1万mも早い段階で28分台を出しています。大学駅伝もデビューは速く出雲から出走メンバーに選ばれます。
最もこの時は区間12位と失速、全日本でもう一度チャンスをもらい5区区間7位とまずまず。ただ、箱根はエントリーされませんでした。
2年時が一番活躍していますね。この年も関東インカレ1万mに出場すると、三大駅伝は全て出走!出雲駅伝アンカー起用もこの時は失速。暑さに弱いとか、色々と調整に難があるというのもこのころ情報としてでましたね。
そんな中びっくりしたのが全日本2区。トップ集団でタスキをもらうと、駒大ら各大学の主力選手を振り切るスピード!区間2位の好走で単独トップに立ちます。初となった箱根7区は故障明けながら区間3位でした。
3年春に5千13分43秒のベスト!ハマった時の爆発力は凄い選手でした。ただ、ここがピークだったかなぁ…。故障が続き、3年時の大学駅伝は全日本駅伝で補欠になっただけ。手術も経験しています。
大学4年の春もほとんど試合出場せず、リハビリに専念。時間が無くなる中、懸命に体を動かし、全日本1区に間に合わせます。身体の痛みがなくなってはいない中、区間6位と踏ん張りました。
2年ぶりの箱根路は準エース区間の4区。出遅れたチームに渡邉選手のスピードは魅力でした。ただ、数キロで身体にアクシデントがあったこともあり区間最下位の悔しい走り。サンベルクスで再起することを願います。
定方 駿14分08秒81/29分27秒94/63分50秒
高3:14分35秒22
大1:
大2:箱根補欠、全日本補欠
大3:全日本補欠、出雲補欠
大4:箱根補欠日本7区2位、出雲6区3位、関東IChalf6位
進路:マツダ
長い距離でじわじわ伸びてきているのですよね。下級生の頃からハーフ65分台を出して、上級生での箱根を期待されていました。2年の頃からエントリーに入り始めいよいよこれからと思われました。
ただ、3年時も出雲・全日本で補欠どまり。直前ハーフでまずまずだった箱根はエントリーに入らず、ちょっと苦しいのかなと思われました。
そこから関東インカレハーフ6位で入賞してからが一つ転機になりました。9月1万mで自己ベストを出すと、出雲駅伝でついにデビュー。いきなりアンカーの大役を任されます。
トップが見える2位でタスキをもらうと、懸命に前を追う走り。後ろの集団に追いつかれるも、そこからさらにハイペースで粘ります。もう一度トップを追い上げ総合3位でゴール。ロードで+αが出ていました。
全日本駅伝でもさらに飛躍。再度主要区間の7区を任されると、今度もトップを大きく追い上げる走り。最初で最後の箱根駅伝での快走も話題になりました。
ところが9区エントリーからの当日変更、東洋のみならず多くの駅伝ファンがショックを受ける展開でした。2月、実業団入る前に何とか熊日30㎞に出場。さすがにトップからは離れましたが、今できる走りをしました。
間違いなくこれからの選手のはずです。
小室 翼14分14秒37/30分18秒46/65分05秒/8分43秒62
高3:14分14秒37/都道府県1区19位、高校7区46位、IH1500m8位
大1:
大2:出雲補欠、日本選手権3障6位、関東IC3障7位
大3:箱根補欠、出雲補欠、日本IC3障3位、日本選手権3障8位、関東IC3障2位
大4:関東IC3障12位
進路:愛知製鋼
インカレで活躍した選手もいますね。小室選手は2年ころからぐっと名前を聞くようになりましたね。関東インカレで7位入賞すると、日本選手権で驚きの6位入賞。このスピードで出雲駅伝の補欠にもなりました。
3年生は3000m障害でフル活動!関東インカレは優勝争った上で2位、日本インカレでも3位に入ります。これは中々凄いですね。8分43秒のベストもの頃です。
1万m30分18秒、ハーフも65分05秒をマークして、出雲のみならず、初めて箱根駅伝でも補欠に入ります。次年度が期待されました。
ただ最終学年は苦しみましたね。関東インカレ3障は決勝に進むも12位へ。状態は中々上向かず、駅伝シーズンにエントリーとはいきませんでした。実業団愛知製鋼で元気な姿が見れれば。
中村 駆3分47秒55/14分02秒85/29分20秒87/64分07秒
高3:14分02秒85/都道府県1区34位、国体5千2位、IH1500m4位
大1:箱根補欠、出雲2区9位、関東IC1500m
大2:箱根補欠、全日本5区5位、出雲補欠、関東IC1500m
大3:日本IC1500m12位、関東IC1500m
大4:関東IC1500m
進路:トーエネック
トラックの成績は高校時代から凄かったですね、IH1500m4位と国体5千2位は持っているスピード素質は高いものがありました。
関東インカレ1500mでデビューすると、距離が短かった出雲駅伝も出走!2区9位の成績でした。1万mも29分20秒を出したのが大きかったか、箱根も補欠に入ります。
2年時も関東インカレ1500mに出場。スピードを磨くと今度は全日本駅伝に出場します。トップでタスキをもらい、後ろから追い上げられるも区間5位の走りで何とかキープしました。箱根は出場ならずも、丸亀ハーフで64分07秒をマークしています。
3年時は1500mは一番良かったですね。日本インカレで初めて決勝に進出し3分47秒55の自己ベストを出します。ただ、長距離やロードは2年冬がピークでしたかね。それ以降はエントリーありませんでした。進路先トーエネックでまずはスピードを磨きなおすでしょうか?
土壁和希14分29秒77/29分46秒26/64分42秒
高3:14分50秒
大1:
大2:箱根補欠
大3:箱根補欠
大4:
土壁選手は2度箱根でエントリーされているのですよね。陸マガの箱根駅伝増刊号では、希望区間6区と書かれていました。もしかすると山下りの候補だったのではと思われます。
3年時男鹿駅伝下り区間で区間賞、11月に64分42秒とハーフマラソン自己ベストで箱根に近づきました。ただ、4年秋はそれほど成績を残せずエントリーには入れず。同級生が凄かったですが、一度下り見てみたかったですね。
中尾聡志14分28秒80/30分16秒35/63分53秒
高3:14分28秒80/高校7区39位
大1:箱根補欠
大2:
大3:
大4:
1年時に相当な勢いがあった選手ですね。1年時上尾ハーフで63分53秒の記録を出してびっくり!箱根駅伝の復路で走るのでは…と思うほどの勢いでした。
ただ、その後は怪我に苦しみましたかね。最終的にマネージャーになって、チームを支えています。
大西晴己14分24秒07/29分36秒82/65分04秒
高3:14分24秒07
大1:
大2:
大3:
大4:
2年生の冬~3年生の春に勢いがあったのですよね。2年12月に29分36秒と大幅ベストを出すと、神奈川ハーフで65分04秒。3年男鹿駅伝では、同級生定方選手に1秒勝つなど勢いが高かったです。ただ、夏に故障したかそこから試合出場が激減。エントリーに入ることはありませんでした。
中野創也14分46秒07/30分04秒15/67分14秒
高3:14分46秒07
大1:
大2:
大3:
大4:
長い距離を中心に鍛えていましたね。高校時代の5千mのタイムは更新できませんでしたが、3年冬に1万m30分04秒と自己ベストを出しています。4年目もあきらめずに箱根に挑戦しますが、記録は伸びずエントリーはなりませんでした。
福井勇仁14分25秒34/29分43秒11/65分54秒
高3:14分26秒43
大1:
大2:
大3:
大4:
下級生の頃勢いがあったのですよね。1年時に29分43秒のベストを出すと、2年春の岐阜清流ハーフで65分54秒の記録を出しています。3年春まで断続的に試合に出ていて5千14分30秒前後で安定して走っています。
ただ、その後は試合出場は途絶えています。何らかの事情で退部もしたみたいですね。次の人生、うまく送れていれば。