スポンサーリンク

【東海大学】大学駅伝2019-2020振り返りと卒業生特集【箱根駅伝】

シェアする

SNSフォローボタン

フォローする

少し遅くなりましたが、

各大学の大学駅伝2019-2020シーズンの振り返りと、卒業生の特集を行っていきます。

多くの駅伝ファンが気になった、黄金世代の最終章…東海大学になります。

スポンサーリンク

【東海大学】大学駅伝2019-2020成績と振り返り

スポンサーリンク

出雲駅伝2019結果

4位東海大学2:10:18

1区(8.0㎞)5位西川雄一朗④24分28秒[4]1分21秒差
2区(5.8㎞)6位阪口竜平④16分37秒[6]27秒差
3区(8.5㎞)6位塩澤稀夕③24分09秒[5]31秒差
4区(6.2㎞)2位市村朋樹②17分29秒[5]30秒差
5区(6.4㎞)4位鬼塚翔太④18分12秒[5]39秒差
6区(10.2㎞)2位西田壮志③29分23秒[4]20秒差

 館澤主将ら一部主力選手を欠くも、2年ぶり優勝を、ある程度自信をもって狙っていた出雲駅伝。1区西川選手がしっかり滑り出すも、抜け出す為に起用した2区阪口選手が腰の不調で失速。先頭争いから一歩後退してしまいます。

 3区復活した塩澤選手、4区好調市村選手で懸命に追いかけて30秒差の5位、5区鬼塚選手に託すも本来のスピードは出せませんでした。そんな中、アンカー西田選手が懸命に追い上げ、総合4位ながらトップと20秒差まで差を詰めました。

全日本大学駅伝2019結果

1位東海大学5:13:15

1区(9.5㎞)3位小松陽平④27分58秒[3]0:09
2区(11.1㎞)10位西川雄一朗④32分02秒[6]0:23
3区(11.9㎞)3位塩澤稀夕③33分57秒[3]0:39
4区(11.8㎞)1位西田壮志③33分54秒[2]0:26
5区(12.4㎞)7位市村朋樹②36分43秒[1]
6区(12.8㎞)1位郡司陽大④37分26秒[1]
7区(17.6㎞)8位松尾淳之介④53分29秒[2]0:02
8区(19.7㎞)2位名取燎太③57分46秒[1]

 少し不調を抱えていたスピードランナーの多くを休ませ、しっかり練習が積めているランナーで構成した全日本大学駅伝はいいレースでした。

 1区小松2区西川3区塩澤選手らスピードランナーが速い上位の流れの中、対等に渡り合い、トップと39秒差の3位。2年連続4区の西田選手区間賞で追い上げ開始すると、5区市村選手が区間7位ながらトップに立ちます。6区郡司選手が快調に飛ばし区間賞、流れを作ります。

 しかし、7区松尾選手が中盤から失速、青学大の追い上げを許します。ただ、追い付かれてから粘りを見せて秒差の2位アンカー対決へ。ここで大学駅伝初となる3年名取選手がMVP獲得する会心のレース。57分台の好タイムで青学大を一蹴、16年ぶり総合優勝で箱根に弾みを付けます。

箱根駅伝2020結果と振り返り

2位東海大学10:48:25(往路4位5:24:38、復路1位5:23:47)
1区4位鬼塚翔太④61分23秒[4]0:10
2区7位塩澤稀夕③67分13秒[3]0:02
3区6位西川雄一朗④62分21秒[5]2:12
4区2位名取燎太③61分37秒[4]1:58
5区7位西田壮志③72分04秒[4]3:22

6区1位館澤亨次④57分17秒[3]2:21
7区3位松崎咲人①63分03秒[2]2:01
8区1位小松陽平④64分24秒[2]2:00
9区8位松尾淳之介④69分55秒[2]3:42
10区3位郡司陽大④69分08秒[2]3:02

 黄金世代の4年生と活きのいい3年生を中心にオーダーを組んで、いざ2連覇へ向けて、高い総合力で挑みます。

1区鬼塚選手…秋口は疲労が溜まっていましたが、11月末記録会1万m28分30秒で復活。3度目となった1区、過去最高のハイペースになりましたが、しっかり最後の争いまでついてくるのはさすが鬼塚選手。トップと10秒差の上々のスタートを切りました。

2区塩澤選手…今年大復活した塩澤選手。高校時代からスピード抜群、素質は非常に高かったですが、両角監督「ガラスの脚」。2年までの大学駅伝出場は1度にとどまっていました。

 2年の終盤から、両角監督の『再生工場』のメニューで、怪我が少なくなり、軌道に乗ってきていました。それでもまさか箱根2区を走る事になるとは、びっくりですよね。

 スタート直後、7人の先頭集団になり、徐々に絞られていく中、しっかりと先頭集団に残ります。権太坂・不動坂もしっかりと乗り切って、最後まで先頭集団で争い、トップと2秒差の3位リレー。連覇に向けてまずまずなスタートとなりました。

3区西川選手…2年連続3区を担当する西川選手。3年生から大学駅伝、1区~3区の難しい区間を担当し続けました。自分のペースでしっかり走り続けて区間6位ながら62分21秒でまとめました。ここで青学大に40秒先行された事が結果的悔やまれますが、難しい判断です。

4区名取選手…全日本駅伝で大復活の快走があった名取選手。一時怪我をして、2区は回避となりましたが、4区でしっかりとまとめる走りをします。区間2位で、帝京大の選手との競り合いの中、力を出し切りました。とはいえ、トップに立った青学大と2分差がついていました。

5区西田選手…2年連続山登りで前回区間2位西田選手、追い上げが期待されましたが、ここは苦しかったですね…。青学大が予想以上の走りをしている中、残り1週間で熱が出るなど調整不良があった中ではどうしても引き離されてしまう事に…。最終的に3分22秒差の往路4位、いつのまにか連覇が険しいものになりました。

6区館澤選手…1500mで日本陸上界の中心的存在ながら、大学駅伝も本当に強い選手。ただ今年は夏の故障が長引き、11月の地点でもまだハーフジョギングの状態。脚は少し痛むのも本音だったそう。それでも、前任者が欠場したとはいえ、まさかの6区山下りでした。

 とにかく、青学大に一矢報いる、その一心で、最初にある得意の上りとラストの平地で稼ぐ作戦でした。その最初の上りで一気に50秒近く青学大との差を詰めた時は度肝を抜きました。

 最終的に本人の想定をはるかに上回る57分17秒の衝撃的な区間新記録!駅伝主将が魂の力走で、チームを鼓舞します。

7区松崎選手…上級生中心のオーダーの中で、唯一10人に入って来たルーキー選手。11月上尾ハーフの62分少しのタイムはびっくりしました。それに違いない走りで、総合2位に浮上。この時点でトップとは2分01秒差。僅かに総合優勝の芽が出てきました。

8区小松選手…灯った僅かな希望を託されたのが、8区区間記録保持者の小松選手。昨年、颯爽と遊行寺の坂をトップで登っていくシーンは、強く印象に残っています。

 いい走りでしたが、途中経過でトップとの差が開いたというところから、少し重苦しい雰囲気になってきました。結果、2年連続区間賞も僅か1秒しかトップと詰める事ができず、悔し涙にくれました。

9区松尾選手…長丁場の得意な松尾選手に追い上げを託されました。スピードあるトップの選手相手に、途中までは食い下がっていましたが…。結果は区間8位、終盤は力尽きてしまったかのように失速。非常に悔しい最後の箱根路となりました。

10区郡司選手…前年総合優勝のゴールテープを切った郡司選手を2年連続で起用します。8㎞付近で足底を痛めて顔をゆがめる中粘りの走り、昨年は取れなかった復路優勝を手繰り寄せました。最後に黄金世代の意地を見た気がします。

 一部、夏の故障から戻り切れなかった選手はいましたが、現時点の持てる力は出し切りました。駅伝の流れに乗って、まとめる走りもできていました。それでも、連覇ならなかったのは、相手を褒めるしかないかもしれません。

スポンサーリンク

【東海大学】箱根駅伝2020年3月卒業生特集と進路

 黄金世代がいる間に、出雲・全日本・箱根、それぞれ1勝ずつ、見せ場もありましたね。中には、年間トラックでスピードを磨きたい選手もいたと思います。ただ、いい環境の中トレーニングできるのは、箱根駅伝のおかげ。だから取り組む必要がある…

 トラック・駅伝で光った選手、それぞれあった4年生。数多くの選手を振り返っていきましょう。

4年間チーム記録

大1:箱根10位、全日本7位、出雲3位
大2:箱根5位、全日本2位、出雲1位、全日予選2位
大3:箱根1位、全日本2位、出雲3位
大4:箱根2位、全日本1位、出雲4位

鬼塚翔太選手

鬼塚翔太13分38秒58/28分17秒52/62分03秒

高3:全国1区2位、高校1区4位、国体5千3位、IH5千13位/5千13分56秒47
大1:箱根1区2位、全日本1区10位、出雲1区2位、日本IC5千8位、関東IC1万10位
大2:箱根3区3位、全日本1区9位、出雲4区1位、日本IC5千16位日本選手権1万、関東IC5千2位
大3:箱根1区6位、全日本5区2位、出雲補欠、日本選手権5千13位、関東IC5千4位1万9位
大4:箱根1区4位、全日本補欠、出雲5区4位、日本IC1万15位、日本選手権5千9位、関東IC5千11位1万9位
進路:DeNA

 4年間通じて、一番活躍した選手を上げるとなるとやはり鬼塚選手でしょうか。関東インカレ日本インカレは毎年のように出場。2年生からは日本選手権にも選ばれる走力を見つけています。小さな怪我はや不調がありながも、大学駅伝には10度出場。1区中心に活躍があります。

 入学前から期待値は非常に高く、トラックでも駅伝でも高校時代から活躍。大牟田高でエースでした。大学に入ってからも1年時からインカレで1万10位、5千は日本インカレで8位入賞と実績を積みます。

 迎えた初の大学駅伝は、三大駅伝全て1区。特に出雲1区2位は、チームを流れに乗せる意味で大いに貢献しています。全日本やや失敗しますが、箱根もラスト争い戦って区間2位の成績を残します。

 トラックの活躍は2年生が凄まじく、関東インカレはは5千に専念し2位と表彰台に。11月にも1万で28分17秒の自己ベストを叩き出し、走力アップを印象付けました。駅伝は、出雲は怪我明けだったこともあり4区に。最もそこで単独トップに立ち、優勝に大きく貢献しているのはさすがです。

 ただ、3年生あたりからやや勢いが止まってしまいましたかね…。関東インカレで3年時5000mは意地で入賞するも、4年時は入賞ならず。2年時に表彰台ということを考えると悔しい走りでした。

 大学駅伝は欠場するときもありましたが、出場となればその時の力は出し切り、区間2位~区間6位とスピード区間でまとめる走り。3年時の箱根は1区で優勝メンバーになっています。

 最も、鬼塚選手は、トラックで世界を狙うのが夢です。進路先DeNAは、NY駅伝から撤退し、個人強化の意向をしたばかり。トラックに専念し、その後どのような活躍をするのか、今から注目ですね!

館澤亨次選手

館澤亨次3分40秒49/13分48秒89/29分50秒67/63分14秒

高3:全国1区6位、高校1区6位/5千14分00秒70
大1:箱根5区13位、全日本3区1位、出雲2区2位、日本IC5千14位、日本選手権1500m1位、関東IC5千15位
大2:箱根8区2位、全日本3区1位、出雲2区2位、日本IC5千5位1500m6位、日本選手権1500m1位、関東IC1500m1位
大3:箱根4区2位、全日本3区1位、出雲2区2位、日本IC1500m1位、関東IC1500m1位
大4:箱根6区1位、日本選手権1500m9位、関東IC1500m2位
進路:DeNA

 埼玉栄高時代から競技レベルが高いですね。トラックもですが、駅伝でも重要な1区を任され区間一桁の好走を見せていました。この時から駅伝は強かったですね。

 インカレでもしっかり戦っていますが、1年時から駅伝でしたよね。出雲・全日本ともに区間上位。特に全日本は、3区区間賞。チームが下位に沈んだ中、ごぼう抜きでした。箱根は山登り5区、スタミナ不足で失速しましたが、外した駅伝は最終的にこれだけになりました。

 2年時のトラックの活躍は、館澤選手の立ち位置を不動のものとなりました。1500mに挑戦し、いきなり関東IC優勝すると、日本選手権まで制してみせます。日本ICこそ逃しますが、5000mでの健闘がありました。なお、1500mにここから力を入れるので、5千・1万・ハーフのベストは1年時のままです。

 駅伝シーズンもフルスロットル。出雲2区2位・全日本3区1位は2年連続同記録。出雲駅伝は総合優勝に貢献していますね。箱根は8区に登場、スタミナが不安視される中、区間2位の走りでしっかりと対応してみます。

 3年時がトラックは一番すごかったかもしれませんね。関東IC・日本IC・日本選手権ともに全勝!その勢いのまま、駅伝シーズンも参戦。コースが変わった全日本3区で連続して区間賞。トップを激走しています。チーム力も上がってきましたね。

 機運が整った3回目の箱根駅伝は往路4区。区間2位の走りでチームを流れに載せると、のちに逆転。東海大の初優勝に大きく貢献します。連覇を狙う主将として、最終学年を迎えます。

 ところが、本職の1500m夏前からぐっと調子が落ち込んでしまいました。本人も気づかなかった故障が判明する。三大駅伝皆勤がかかったが、出雲・全日本は回避。最後の箱根にかけた。

 最後の箱根は、やや予想外の6区山下り。往路でトップとの差が開き、連覇は厳しい状況だった。「一矢報いる」と決めて駆け下ると、57分17秒、従来の記録を40秒更新する驚異的な区間新記録。最後まで駅伝でも強かった。

 駅伝撤退のDeNAに進むので、本格的な駅伝はもしかすると最後かもしれない。箱根で伝説的な走りを見せたのち、1500mで世界を狙っていく。

阪口竜平選手

阪口竜平13分41秒09/30分12秒64/62分32秒/8分29秒85

高3:全国1区5位、高校1区5位/5千14分16秒66
大1:箱根補欠、出雲補欠、日本IC1500m11位、関東IC1500m2位
大2:箱根2区7位、全日本補欠、出雲1区1位、日本IC5千3位
大3:箱根7区2位、日本選手権3障4位、関東IC5千10位3障4位
大4:箱根補欠、全日本補欠、出雲2区6位、日本選手権3障1位、関東IC3障1位
進路:SGHグループ

 阪口選手もポテンシャル鬼だなと思っている選手の一人です。高校時代駅伝でも1区走って区間上位。確かに高校駅伝1区上位の選手がごっそり入学していましたが、阪口選手も違わない。今でこそ3障のイメージですが、駅伝力も戦ったですね。

 大学に入って最初の主戦場は、1500m。関東インカレでいきなり2位に入ります。実は対抗得点最初の獲得している選手です。その選手でありながら、2度駅伝の補欠に入っています。

 飛躍的に走力が伸びた2年時、日本IC5千で3位入賞を果たすと、本気で優勝を狙う出雲駅伝の1区を満を持して任されます。ここで一気に単独トップに立つ走り、大きく駅伝ファンに名が知られることになります。

 全日本は調整不良で欠場するも、セブンズヒルズで好走。箱根はエース区間2区を任されます。さすがに引き離されますが、それでも68分台で凌いだのは相当な能力があると思っているのですが…。

 さて、3年になってトラックはガラリと変わります。2年時に一度3障を走り、8分37秒のかなりの好記録。関東IC・日本選手権でも上位で戦います。1500m~ハーフ、さらに3障まで本当にマルチで高い能力を発揮します。

 ただ、7月に2障を走っていて怪我をして、長期離脱してしまいます。出雲・全日本はエントリーも回避、悔しい思いの中、上尾ハーフ62分32秒のベスト記録で復活。箱根は7区で大きくトップを追い上げる走り、優勝へのお膳立てをします。

 最終学年、トラックはさらなる飛躍を迎えます。ついに関東IC3障で表彰台に立つと、世界選手権標準記録を狙った日本選手権で8分29秒の大記録!惜しくも標準は逃しますが、今後に期待を持たせる快走でした。

 ただ、無理したのか、腰を痛めます。そんな中、起用された出雲駅伝は2区6位と本来の走りができず。全日本は回避します(全日本駅伝の出走がなかったのは無念)。箱根前にも少し故障をしてしまい、最後の箱根は走れませんでした。

 その中、都道府県対抗駅伝で区間上位で走り切るのはやはり素質高いですね。中堅どころのSGHグループへ進みますが、NY駅伝では間違いなく即戦力のはず。そして、まだ強化半ばの3障でどこまで世界に近づけるか注目です。

西川雄一朗・小松陽平選手

西川雄一朗13分55秒51/28分30秒87/62分42秒

高3:全国1区13位、高校1区24位/5千14分03秒51
大1:
大2:箱根補欠、全日本補欠、全予3組8位、関東IC5千7位
大3:箱根3区7位、全日本1区4位、出雲1区6位、日本IC5千4位
大4:箱根3区6位、全日本2区10位、出雲1区4位、関東IC5千13位
進路:住友電工

 高校時代に5千14分一桁、駅伝でエース区間の経験もあり、彼も注目のランナーの一人でした。

 大学で台頭してきたのは2年時。関東IC5千7位入賞は驚きの走り!一気に注目を集めると、その後出場した全日本予選1万mも3組8位。トラックでしっかり実績を積みます。駅伝出場はなりませんでしたが、2度の補欠、1月大阪ハーフで62分42秒の好走、ロードの結果を出します。

 3年の前半戦は故障で棒に振りますが、夏の強化が実り、日本IC5千4位の快走。出雲で初の大学駅伝出場となります。チームに故障者が多かったこともあり、いきなり1区。区間6位でまとめると、全日本は区間4位。一気に、前半の難しいスピード区間のレギュラーとなります。

 箱根は3区を任され、流れの中区間7位。優勝メンバーになります。4年時も駅伝はレギュラー。出雲は1区・全日本2区・箱根3区と前半の大役を任され続けます。西川選手が前半を繋げる力があったから、東海大の総合力をより生かせましたね。

 進路は、住友電工。駅伝も出ていますが、かなり個人競技にも力を入れている方のチームです。持ち前のスピードに磨きがかかれば、かなり走力アップするかもしれませんね。

小松陽平13分57秒46/28分35秒63/63分07秒

高3:5千14分20秒43
大1:
大2:全予1組1位
大3:箱根8区1位、全日本補欠、関東IC1万18位
大4:箱根8区1位、全日本1区3位、出雲補欠、日本IC5千、関東IC1万
進路:プレス工業

 小松選手もまたこの黄金世代で羽ばたいた選手ですね。なお、高校時代5千m14分20秒はこの世代決して上位ではなかったのもポイントです。

 3年の箱根で光るわけですが…その前に2度話題になっています。2年時の春の記録会、非常に暑かった中、組上位の力走を見せたこともあり、全日本予選に出走。ここで1組1位!小松選手の名前が一つ名が知れることになります。

 駅伝シーズンは悔しい思いを最も抱えた選手としてまた名前が上がります。箱根エントリー直前の記録会で28分35秒のチーム上位の記録を出すもい、箱根16人のエントリーから外されます。上尾ハーフ64分半ばにとどまったのが大きな要素でした。

 ロードでも結果を出さなければならないと必死になった3年。因縁の上尾ハーフで63分07秒の結果を残します。その後、うなぎ上りに調子があがった箱根は8区へ。先頭とわずかな差でタスキをもらうと、ずっと後ろについて体力を温存。

 遊行寺坂の手前で満を持してロングスパート。颯爽とトップを奪うと、22年前の区間記録を更新する快走!この年の箱根のMVPに選出されます。勢いそのままに、クロカンで世界の経験もします。

 4年時、前半シーズンはうまくいきませんでしたが、秋になって調子が上がってきました。出雲駅伝はギリギリで出走メンバー落ち、悔しさで出雲記録会で爆走していたのが、記憶に残っています。

 全日本駅伝は1区に登場すると区間3位好走。初の総合優勝へ流れを作ります。箱根は2年連続の8区。今回は、トップと2分差。小松選手次第で総合優勝の可能性をこじ開けられる位置。2年連続区間賞も1秒しか詰められず悔しさに暮れることに…。

 進路先のプレス工業は、留学生を入れずにNY駅伝に出場し続けているチーム。小松選手の持っているスピードが、大いに生かせられるはず。もっともっと活躍できる選手です。

關 颯人・中島怜利選手

關 颯人13分35秒81/28分23秒37/63分12秒

高3:全国5区1位、高校1区1位、国体5千15位、5千13分51秒85
大1:箱根2区13位、全日本補欠、出雲3区1位、日本IC5千7位、関東IC1万11位
大2:箱根補欠、全日本4区6位、出雲6区1位、日本IC1万11位、全予3組8位、関東IC5千6位
大3:箱根補欠、全日本2区4位、出雲4区4位、関東IC5千
大4:全日本補欠、出雲補欠、日本IC5千11位、関東IC5千12位
進路:SGHグループ

 一番注目を集めたのは彼だったのですよね。高校時代の5千ベストは13分51秒、駅伝も高校駅伝1区1位、都道府県対抗駅伝でも5区1位でどんな活躍を見せるのか注目を集めました。

 日本IC5千で7位入賞をすると、出雲駅伝は主要区間3区。青学大を突き放してトップに立ったのは、大きく話題になりましたよね。時代の変わり目と言われました。

 ただ、全日本をノロウイルスで回避、箱根は少し練習が不足する中、2区エース区間で区間13位の走り。そして…これが最初で最後の箱根駅伝になるとは、ちょっと予想が付きませんでした。

 トラックは2年生の頃が一番良くて、関東IC5千入賞、ベスト記録を出すのもこの時期。13分35秒、28分23秒はレベルが高いですよね。駅伝も出雲はアンカーでしっかり総合優勝のテープを切ります。

 ただ、全日本の後から故障気味にしばらくなってしまいますかね…。箱根は1区予定も回避、都道府県駅伝で好走していますが、3年春のインカレは失速してしまいます。

 出雲・全日本は何とか出場し、全日本は2区4位ながらトップに立つ力走。復調のきっかけをつかんだかと思われましたが、大学駅伝はこれが最後の出場に。4年のインカレも惜しくも入賞を逃す走り、中々本調子の走りは見れませんでした。

 SGHグループで心機一転、また持ち前のスピードを見せてほしいですよね。

中島怜利13分53秒93/29分15秒38/62分28秒

高3:全国5区9位、高校6区2位/5千14分14秒62
大1:箱根6区8位、全日本補欠
大2:箱根6区2位、全予2組5位、日本IC5千、関東ICハーフ12位
大3:箱根6区2位、全日本補欠、出雲3区12位
大4:
進路:大阪ガス

 中島選手も黄金世代の中、かなり個性強かったですね。高校時代もしっかりと駅伝成績を残していたのがポイントです。

 大学に入ってからの台頭も早く、秋には1万29分16秒。長い距離に適性を見せていたのですよね。さらに山下りの適性を見出され、1年目から59分台の区間8位の好走を見せます。直後3月びわ湖毎日で初マラソン経験もしています。ハーフ近くまで先頭集団に付いたこともあり、30㎞過ぎで棄権しますが、将来楽しみな選手でした。

 走力もじわじわついてきて、2年時は大きくジャンプアップ。58分台で区間2位になります。3年の前半シーズンは、ほとんど毎週試合に出ているのではないかと言うくらい多くの試合に出てます。

 ついに箱根以外の駅伝にも出場。出雲駅伝は主要区間の3区大役を任されます。結果は区間12位となってしまいましたが、一つ貴重な経験でしょうか。箱根は3年連続6区、区間記録に迫る走りでチームを流れにのせ、優勝に貢献します。

 最終学年、さらにブレイクすると思われましたが、自分でもよく分からない心身の不調にも陥ってしまい、三大駅伝ともエントリーされず…。学生ラストランの姫路城マラソンもコロナウイルスの影響で中止。悔しいラストシーズンでした。

 状態さえ戻れば、大阪ガスで即戦力になれるはず。彼もまた心機一転、持っているポテンシャルを発揮できれば。

松尾淳之介・郡司陽大選手

松尾淳之介13分54秒65/28分37秒95/62分17秒

高3:全国5区7位、高校1区23位、国体5千9位/5千14分11秒24
大1:箱根4区12位、関東IC5千11位
大2:箱根5区12位、全日本補欠、出雲3区4位、日本IC1万5位、全予4組21位、関東IC1万8位
大3:箱根補欠、全日本補欠、関東IC1万14位
大4:箱根8区8位、全日本7区8位、関東ICハーフ10位
進路:DeNA

 彼も高校時代からかなり活躍していますね。国体5千9位、都道府県対抗駅伝の5区7位はキラリ光ります。トラック・ロードともバランスが取れている印象でした。

 1年時も関東IC5千mで11位と健闘、一転ハーフでも上尾ハーフで62分台の好走、箱根駅伝でいきなり4区での出走を果たします。2年時にぐっと主力となって、関東IC1万で驚きの8位入賞、全日本予選は最終組、日本IC1万5位入賞。

 今度は満を持して出雲駅伝3区を任されます。トップでタスキを受け、途中で失速。追いつかれて、最後交わされてしまいますが、区間4位。優勝メンバーの一員となります。全日本補欠、箱根は5区山登り代役で区間12位となります。

 ここからちょっと足踏みしますかね。3年時関東ICは14位、駅伝はメンバーに入るも出走できず。箱根は、8区から当日変更。その8区で東海大がトップに立つのですが、悔しさもひとしおだったと思います。

 最終学年は長距離ロードに特化。10月ハーフ63分台で結果を出すと、全日本駅伝大事な7区に。トップでタスキをもらい、途中失速。貯金を使ってしまいます。ただ、そこから粘り秒差で凌いだのは2年出雲とデジャビュ。直後にチームが逆転優勝したのも同じ。なんだか不思議な神話でした。

 箱根9区は区間8位。大学駅伝は5度出走も最高が区間4位、あまり目立つ成績は残せなかったのが悔しいところ。直後、別府大分毎日マラソンに出場して、2時間11分00秒。もしかするとこの距離が本領発揮できる距離なのでしょうか?

 駅伝のないDeNAに進むのもまた興味深い。一つ上の先輩が同大会で結果を残したばかり。フルマラソンで活路を見出せるかもしれません。

郡司陽大13分57秒89/29分01秒67/62分07秒

高3:全国1区33位、高校1区20位/5千14分15秒36
大1:箱根補欠
大2:箱根補欠、全日本補欠、出雲補欠、全予1組7位
大3:箱根10区3位、全日本6区2位、出雲5区3位
大4:箱根10区3位、全日本6区1位、出雲補欠
進路:小森コーポレーション

 最初は黄金世代の中で隠れていたのですが、兄貴が駒大で箱根を走っているということで一つ話題になりましたかね。

 1年時の上尾ハーフで63分34秒と奮起。箱根駅伝でメンバーに選ばれています。2年時は記録会の粘りもあり、全日本予選1組7位と奮闘します。一定の安定感がありましたね。三大駅伝すべてエントリーされます(未出走)。

 じわじわ走力をつけてきた3年生ついに駅伝出走。出雲駅伝で5区3位好走、全日本も6区2位と力を出しています。ただ、全日本はトップ疾走も、大きく詰められて悔しい思いも…。

 箱根駅伝はアンカーを任されます。トップで襷をもらい、しっかり守り切り、初優勝のゴールテープを切ります。これでまた大きくクローズアップされます。

 最終学年、さらに逞しくなって登場。全日本駅伝は2年連続6区起用で、区間賞。今度は2位との差を大きく広げ優勝に貢献します。箱根駅伝は満を持して2年連続アンカーでしたが、総合優勝の可能性がほぼなくなった中での襷リレーでした。

 途中で足底が痛くなるアクシデントがありながらも、区間記録に迫る走り(区間3位)で、復路優勝に貢献しています。いろいろ勝ちきれない悔しい思いはしましたが、兄貴がいる小森コーポレーションでさらに走力アップの糧になればと思います。

高田凜太郎・羽生拓矢選手

高田凜太郎13分57秒73/28分57秒91/63分03秒

高3:5千14分20秒35
大1:箱根補欠、全日本5区5位
大2:箱根補欠
大3:全日本補欠、出雲補欠
大4:
進路:プレス工業

 高田選手が1年時の全日本駅伝出走一度になるとはちょっと予想できなかったですよね。その1年の秋は非常に勢いがあり、10月に1万28分57秒と早くも28分台、全日本は5区5位好走、上尾ハーフで63分01秒。箱根もおそらくギリギリまで出走メンバーを争ったはずです。

 その後も大会には出続けるのですが、1年の秋以降、そこまでの状態には中々ならなかったですかね…。ハーフも63分台~64分半ば以内でキープしてチャンスは窺うものの出走ならず。出走メンバーには何度か選ばれるのですが、そこから先が難しかったですね。

 箱根メンバーに選ばれなかった3年12月は学内の20000mで61分30秒で走破。最終学年の飛躍を誓います。4年上尾ハーフ64分35秒で頑張るも、結局箱根メンバーに入れず…。64分34秒の選手が選ばれたのもまた悔しさが募ります。

 NY駅伝に力を入れているプレス工業に進みます。大学での悔しさを爆発させられればと思っています。

羽生拓矢13分52秒98/29分03秒72/64分21秒

高1:高校3区2位
高3:高校1区2位/5千13分52秒98
大1:全日本7区14位、出雲補欠
大2:
大3:
大4:
進路:トヨタ紡織

 高校時代の駅伝での活躍は、黄金世代ナンバーワンだった選手ですよね。1年時は高校駅伝3区で留学生と違わぬ走り、3年時はエース区間で区間賞争いをしていました。トラックの持ちタイムも13分台ながら、ロードで更に+αが出る選手、多くの駅伝ファンが注目していた選手です。

 その羽生選手ですが…、大学に入ってからは怪我の連続だったようですね…。1年時全日本7区出走、そこまで状態が上がっていない中、チーム内にノロウイルスが蔓延し急きょ出走。区間14位の成績。まさか、これが最初で最後の大学駅伝になるとは…。

 2年時は、秋口調子良かったですね。ベストとなる1万29分03秒、ハーフ64分21秒をマークしています。そこからクロカンにも出場しますが、また長期故障となります。

 大学駅伝で見るのは難しいのか…そう思う中、3年生12月に再び1万29分18秒。順調に練習を詰んでいければ、最終学年の箱根でアンカー見れないかと思ったファンも多かった。ただ、残念ながら叶いませんでした。

 せっかく素質はある選手、実業団に進むことはできたので、思い通りの走りがまたできるようになればと切に願っています。

河野遥伎・羽田智哉選手

河野遥伎14分04秒98/29分31秒50/64分17秒

高3:14分53秒
大1:
大2:
大3:箱根補欠
大4:

 高校時代の5千mベストは14分53秒。黄金世代の中では、叩き上げの選手といっていいでしょう。もっとも、東海大は派手なランナーが目立ちますが、叩き上げ選手も結構出てくるのですよね。

 一気に伸びてくるのは2年時で、1万29分31秒。さらにハーフマラソンも65分台には伸びてきます。3年時には64分半ばまであげてきました。この努力報われ、箱根駅伝の16人のメンバーに選ばれます。中々のチーム内人数をごぼう抜きしたと言っていいでしょう。

 最終学年は10月に5千14分04秒、11月ハーフ64分17秒ベストを出したのですが、さらに選手層が厚くなっていてメンバーに選ばれることはありませんでした。

そんな中、都道府県対抗駅伝の愛媛県のメンバーに選ばれて、アンカーで出走、7区40位の成績で一つ成果をあげました。こういう選手がいたというのもチェックですね。

羽田智哉14分31秒32/30分14秒08/63分34秒

高3:高校6区5位/5千14分31秒32
大1:
大2:
大3:
大4:箱根補欠

 高校時代のベストは14分31秒は真ん中ほど、高校駅伝6区5位の成績がまずまずでしたかね。

 大学1年時に1万m30分14秒のベストをマークしますが、これは超えられなかったのですよね。そのあとも試合には出続けるのですが、3年時学生ハーフ65分14秒。もう少しというところで、足踏みが続いていました。

 最終学年も試合に出続けるもそれほどは目立っていませんでしたが、ロード一本に合わせていました。上尾ハーフで63分34秒の大幅ベスト記録をマーク。16人の箱根駅伝メンバーに選ばれました。6区エントリーからの当日変更でしたが、コアなファンを沸かせたのは確かです。

木村理来・中園誠也・伊東航己選手

木村理来3分42秒20/14分00秒32/30分49秒09

高3:高校1区56位/5千14分22秒56
大1:
大2:日本IC1500m12位、日本選手権1500m10位、関東IC1500m7位
大3:日本IC1500m9位、日本選手権1500m12位、関東IC1500m9位
大4:日本IC1500m8位、関東IC1500m10位
進路:愛三工業

 1500mで非常に有名になった選手ですね。2年になって急激に伸びてくると、関東インカレでずっと決勝進出し続けていました。日本選手権も出場していますね。

 ただ、このころから1500mのレベルが急激に上がったこともあり、入賞しポイント獲得は2年関東ICにとどまっていました。それでも4年時日本ICで久々に入賞。一つ力を示しましたね。中距離ですが、実業団への道も開けました。

中園誠也14分18秒00/29分16秒51/64分15秒
高3:全国4区13位/14分20秒84

伊東航己14分35秒96/29分43秒45/64分43秒
高3:14分37秒89

中園選手
 下級生の頃は比較的順調でした。1年時にハーフマラソン64分台をマーク、1年時の学生ハーフがベストですね。トラックは、1万m29分16秒を2年時12月にマークします。

 ただ、それがピークになってしまいましたかね…。3年時も4年時も記録会には出続ていますが、1万30分台、ハーフは67分台付近で伸び悩んでしまった印象です。

 最終学年もレギュラー争いからは離れていましたが、試合には出続けていました。12月に1万m30分14秒を記録しています。

伊東選手

 1年時に1万m29分43秒のベスト!高校時代5千14分37秒と言うことを考えると、最初の1年での成長率は悪くないのですよね。ただ、そのあとは怪我に泣いていますかね…。3年時~4年途中までほとんど試合出場できませんでした。

 そんな中、諦めずに最後まで陸上長距離を続けます。上尾ハーフ70分ながら試合復帰すると、12月に1万m29分47秒。自己ベストまであと数秒の成績。長期離脱がありながら、3年ぶりに29分台を記録して見せました。

スポンサーリンク

フォローする

コメント

  1. 柿澤 邦男 より:

    この4年間楽しませてもらいました。娘が医学部に入ったのもありますがいい思い出になりました。また来年以降も楽しみな選手が大勢いますから監督期待してます。負けるな青学、東洋

  2. ゆうすけ より:

    館澤君は箱根4年連続出走&全て違う区間での出走ですね。意外と珍しい(知ってる限りでは駒澤OBの高林選手とか…)?