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MGC出場選手紹介②【山本憲二・佐藤悠基・中村匠吾・今井正人】

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参照サイト:マラソングランドチャンピオンシップOfficial Site

気が付けば、マラソングランドチャンピオンシップ:通称MGCが、もうまもなく迫ってきていますね。

この大会で、上位2名の東京オリンピックマラソン代表内定3人目は日本記録相当の記録が、今後のマラソンで出ない限りは内定と、非常に重要な大会となります。

ここでは、男子のマラソンの部に出場する選手を紹介していきます。

今回は、本命を破るのではないかと言われている選手4名:山本憲二・佐藤悠基・中村匠吾・今井正人選手の紹介です。

なお:MGC出場選手紹介①【大迫 傑・設楽悠太・井上大仁・服部勇馬】

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山本憲二選手について

プロフィール
生年月日:1989年11月17日
出身地:広島県呉市
所属:東洋大学 ⇒ マツダ
身長:165㎝
体重:53㎏

自己ベスト
5000m13分55秒42
10000m28分26秒35
ハーフマラソン1時間1分47秒
フルマラソン2時間8分42秒

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悔しさを経験して、大学4年から大きく伸びたロード

 東洋大に入って、着実にロードで伸びてきたのですよね。その中で3年時に初登場となった箱根駅伝2011で悔しい経験をします。3連覇がかかる中、アンカーを任され、首位と39秒差という非常に緊迫した場面で襷をもらいます。懸命の追走で区間賞を獲得しましたが、トップに立つことはできませんでした。

 最終的にトップと22秒差。眼前で優勝のゴールテープを切られた悔しさは計り知れないものがあったと思います。その1年後の箱根駅伝、駅伝ファンが驚く3区起用。前回首位の大学を突き放す鮮やかな走り!総合優勝奪還に大きく貢献しています。

 長距離ロードでの圧倒的な強さは、実業団マツダに入って、さらに伸びていき、本人はルーキー時代からエース区間の4区を任され、またチームも徐々に強くなっていき、中国駅伝での43年ぶりの優勝、NY駅伝での7位入賞にも貢献します。

髪結びがトレードマークの男は、現在絶好調!?

 長いロードでの強さは、マラソンにも活かされます。しっかりと準備ができて臨んだ東京マラソン2018では、2時間8分48秒の好記録でフィニッシュ!MGC出場権を獲得します。記録が出やすい条件でしたが、30㎞以降に集団を引っ張る様子も多く、かなりの好レースでした。

 この時は、まだ普通の髪型だったのですが、この東京マラソンの前後あたりから、髪を伸ばし始め、後ろで髪の毛を結んで走る姿がトレードマークになります。走りへの影響は分かりませんが、好調は続いています。

 今年のびわ湖毎日マラソンでも再び好走を見せ、日本人トップ!しかも今回も2時間8分台で走破し、高い安定感を見せてくれました。6月のhalfも62分少し、現在絶好調だという情報も流れてきています。好調時のロードの強さは、長距離ファン知っているところ、大穴候補に挙がってきてもおかしくないはずです。


佐藤悠基選手について

プロフィール
生年月日:1986年11月26日
出身地:静岡県駿東郡清水町
所属:東海大学 ⇒ 日清食品
身長:178㎝
体重:59㎏

自己ベスト
1500m3分43秒94
3000m7分44秒63
5000m13分13秒60
10000m27分38秒25
ハーフマラソン1時間2分30秒
フルマラソン2時間8分58秒

中学からトップ世代の男、マラソンでは苦労人も…

 日本の長距離選手の中では、本当にビッグネームですよね。中学時代はジュニアオリンピックに出場、高校は佐久長聖高校のエースでこの時にマークした10000mの28分07秒39の高校生記録は今も破られていません。大学は箱根駅伝で3度も区間新記録をマーク、そのうち一つの1区は今も残っています。実業団は日清食品で、10000mで4連覇し世界選手権にも複数回出場しています。

 ジュニア時代からずっとトップを走り続け、今も破られていない記録を残していて、本当に稀有な才能があるんだなと感じています。ただ、その佐藤選手はマラソンでは非常に苦しみます。
初マラソンとなった東京マラソン2013では、30㎞手前で失速。低血糖のような状態で2時間16分台の記録でした。

 2年後の2度目のチャレンジも2時間14分台、その後脚のアクシデントでの棄権、走り切ってもサブテンまでは果たせず、中々トップランナーの中に割って入っていけませんでした。それだけ、フルマラソンで結果を残すのは簡単ではないということなんですね。

かつて日本選手権1万m4連覇、仕上げてきたら一番不気味

 それでも、少しずつ東京マラソン2018でついにサブテン達成となる2時間8分58秒!日本人の上位ということもありMGC出場権を獲得します。初マラソンから5年にして、ついにマラソンで一つ結果を残すことに成功しています。

 ここからアグレッシブさが出てきますね。日本記録より大幅に早いタイムで走り出した東京マラソン2019はさすがに失速しましたが、その後のハーフマラソンでは余裕をもって62分半ばで走破。直後の1万mでも28分前半をマークし、走力はしっかりキープしています。

 高い走力は、誰もが知っているだけに、合わせてきていたら非常に不気味な存在なのは間違いないでしょう。トラックに一番力を入れていた時期は、10000mで日本選手権で4連覇をしています。走力もさることながら、レース勘もありました。マラソンは苦労を重ねがらも、自分自身のものにしつつある中、彼が制する事はあるのでしょうか。

中村匠吾選手について

プロフィール
生年月日:1992年9月16日
出身地:三重県四日市市
所属:駒澤大学 ⇒ 富士通
身長:172㎝
体重:55㎏

自己ベスト
5000m13分38秒93
10000m28分05秒79
ハーフマラソン1時間1分53秒
フルマラソン2時間8分16秒

駒澤大学時代からロードでの強さは折り紙付き

 ロードの強さは、大学の下級生のころからよく言われていました。当時は故障が多かったのですが、箱根駅伝初登場となった2年時は、1か月の調整期間で間に合わせ、非凡のセンスを見せてきました。

 継続的な練習を積めるようになってからは本当に強かったですね。特に1区での活躍が多く、中継所から残り数キロからの強烈なロングスパートが魅力的。駒澤大の出雲駅伝・全日本大学駅伝での優勝に貢献しています。

 さらにマラソンも、初戦のびわ湖毎日マラソン2018でMGC出場権を獲得する活躍!続くベルリンマラソンで2時間8分16秒の自己ベスト!3度目のマラソンの東京マラソン2019は攻めにいったため失速したものの、まだまだ伸び盛りで今後が楽しみです。

暑さの耐久とロングスパートの力は侮れない要素

 中村選手が、東京マラソン出場権確保候補に挙がるのはこれだけではありません。特に初マラソンでMGC出場権を獲得した時の気象条件にあります。3月上旬で気温が15度~20度(しかも前日までは寒かった)と、タイムを狙うには酷なコンディションでした。

 中村選手を含め多くのランナーが30㎞までのPMについていけず、大幅にラップタイムを落としていきます。日本人トップとなったものの、最低限のタイムである2時間11分00秒は40㎞地点で厳しくなった…と思われました。

 しかし、”ここまできて逃すわけにはいかない”と底力を発揮。駅伝さながらのロングスパートで1㎞3分を切るペースで、ギリギリで2時間11分を切ってきたのは、とても長距離ファンの印象に残っています。

 少なくとも暑さには比較的強い、そして脚が残っていれば、勝負所での強烈なロングスパートがある。面白いですね。5月以降、雲隠れしている状態ですが、どんな状態に仕上がっているでしょうか。


今井正人選手について

プロフィール
生年月日:1984年4月2日
出身地:福島県小高町
所属:順天堂大 ⇒ トヨタ自動車九州
身長:169㎝
体重:55㎏

自己ベスト
5000m13分47秒15
10000m28分18秒15
ハーフマラソン1時間2分37秒
フルマラソン2時間7分39秒

“初代の山の神”と名を馳せたのち、マラソンの世陸の代表に

 駅伝ファンのみならず、お茶の間にも衝撃を与えたのが今井正人選手ですよね。順天堂大2年時の箱根駅伝2004、山登りの5区で、これまでの記録を遥かに上回る区間新記録で大幅にチームの順位を引き上げた走りをしました。3年時は往路優勝に貢献し、4年時は往路連覇と総合優勝に貢献し、”山の神”と最初の言われた男です。

 本来の長距離の主戦場である平地も地道に力をつけ、2度目のマラソンとなった2010年の福岡国際で2時間10分台を達成。マラソンで日本を代表する選手になるのでは、そう思われました。

 ただ、ここから本当に苦しかったのですよね。2011年福岡国際まで4連続で自己ベストを更新するもサブテンを達成できず、また五輪の代表争いからも僅かに漏れてしまう悔しさを味わいます。

 それが2014年別府大分マラソンでついにサブテンを達成してから、一気に覚醒します。東京マラソン2015で一気に2時間7分39秒と大幅な自己ベスト。北京世界陸上代表にも選出!暑さ耐久もあるということで、入賞争い以上の戦績を期待されました。

ベテランの意地は…、暑さの耐久と上りの素質はトップクラス!

 ところが、マラソンの神様は気まぐれ。世界陸上直前に髄膜炎にかかり、欠場へ。そして…ここから今井選手は、サブテンさえも果たせなくなってしまいました。大失速しないのはさすがの底力ですが、2時間11分~12分台。MGC出場権には手がかかりませんでした。

 年齢も30歳を超えてきて、もう厳しいのかなと思いましたが、東京マラソン2019で意地を見せます。この時は極端に寒い条件、多くのランナーが終盤に旧失速する中、一つ一つ順位を上げていき、2時間10分台ながら日本人2位。ついにMGC出場権を獲得しました。

 全盛期の力は過ぎているかもしれません。それでもここまで多く経験したマラソンレースは、底力になるはずです。暑さには強いといわれていますし、終盤にある上り坂はトップクラスの実力はあるはずです。紆余曲折の果て、東京五輪の座を射止めることはできるのでしょうか。

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コメント

  1. おぎやん より:

    MGC楽しみです。ペースメーカーがいないので、より地力が問われると思うけど、それならば佐藤悠基に期待します。ついでに、女子は関根花観さんですね。