区間新への突っ込み/1年生が好走/ほぼ決定した優勝争いと逆転のシード争い
ページコンテンツ
定点間色分け:1位 2位3位 4位5位6位 7位8位 15位16位17位 18位19位20位
参考:92回下田(青学)19分49秒
1位下田(青学)19分42秒①
8位太田(早大)20分43秒②2:22
3位竹下(東洋)20分24秒③4:52
10位大塚(神大)20分44秒④5:42
14位甲斐(順大)20分50秒⑤6:12
15位中川(日体)20分52秒⑤6:12
17位廣(中学)21分07秒⑦6:33
16位青木(法大)21分00秒⑧7:16
6位宇佐美(帝京)20分39秒⑨8:12
12位広瀬(駒大)20分48秒⑩8:15
4位春日(東海)20分29秒⑪8:56
18位新井(拓大)21分18秒⑫9:54
13位大森(上武)20分49秒⑬10:58
2位米満(創価)20分15秒⑭11:16
11位小山(山学)20分47秒⑮11:46[15]11:46
5位林(大東)20分35秒⑰13:30[15]11:46
19位小坂(日大)21分22秒⑯12:37[17]12:37
8位東島(明大)20分43秒⑱14:25[18]13:28
7位熊耳(國學)20分42秒⑲17:16[19]14:09
OP金子(連合)20分41秒(20)22:37[20]16:37
20位本多(国士)21分32秒⑳33:25[21]21:50
青学・下田選手が飛ばしていく。苦しみながらもトップを守って運んでくれた7区ランナーに感謝の気持ちを示すがごとく快調な走りだ。前回区間記録に16秒と迫ったこともあり、やはり20年間破られていない区間記録がターゲットとなっている。後ろのルーキー早大・太田選手もここまでは悪くない走りだが、7㎞弱で1分開けられたのは辛いところだろう。何とか自分の走りをしていきたいところ。
後ろ3位東洋・竹下選手が早い入りを見せて4位以下を突き放しにかかる。4位以下はほとんどがややゆったりな入り。ただ、10位でスタートした帝京・宇佐美選手が駒大・広瀬選手を交わしてシード権から逃げにかかっている。追ってくる11位東海・春日選手は力のあるランナーだ。この時点で10位駒大と41秒差。じりじりと詰め寄っている。すぐ後ろにいた拓大・新井選手はほとんど姿が見えなくなっていた。
更に後ろの方では序盤から早いペースで走るランナーが多い。これまでの力からして意外なのは創価の1年生・米満選手でここまで2番目のタイム。山学の4年生・小山選手を突き放した。茅ケ崎ではその小山選手にちょうど林選手が追いついた格好だ。また、日大・小坂選手を挟んで、明大・東島、國學・熊耳、連合・金子選手もそれぞれ単独走ながら早いタイムで走っている。
参考:92回下田(青学)26分33秒
1位下田(青学)26分18秒①
12位太田(早大)28分12秒②4:16
8位竹下(東洋)27分39秒③6:13
2位大塚(神大)27分16秒④6:40
3位甲斐(順大)27分30秒⑤7:24
7位中川(日体)27分38秒⑥7:32
10位廣(中学)27分51秒⑦8:06
5位青木(法大)27分37秒⑧8:35
13位広瀬(駒大)28分13秒⑨10:10
14位宇佐美(帝京)28分16秒⑨10:10
9位春日(東海)27分47秒⑪10:25
17位新井(拓大)28分30秒⑫12:06
5位米満(創価)27分37秒⑬12:35
15位大森(上武)28分21秒⑭13:01
11位林(大東)27分56秒⑯15:08[15]13:24
18位小山(山学)28分50秒⑮14:18[16]14:18
4位熊耳(國學)27分36秒⑲18:34[17]15:27
16位東島(明大)28分26秒⑱16:33[18]15:36
20位小坂(日大)29分40秒⑰15:59[19]15:59
OP金子(連合)28分14秒(20)24:33[20]18:33
19位本多(国士)29分08秒⑳36:15[21]24:40
下田選手は飛ばしていく。本気で区間新記録を狙っているのだろう。遊行寺坂での古田選手のタイムがないので比較が難しいが、昨年の自分より22秒早い。これだけ飛ばされたら後ろのチームはひとたまりもない。実際この定点間の2番目のタイムの選手より56秒早く、早大・太田選手が8.9㎞で1分54秒も離されたのは、あまりの強さに笑うしかないといったところ。優勝争いの興味から区間記録の興味に移さざるを得なくなった。
3位~8位は、3位竹下選手を除いて、全員がペースアップ。特に4位神大・大塚選手が初駅伝ながら素晴らしい走りで2番目のタイム、昨年経験している順大・甲斐選手も日体・中川選手を振り切って単独で5位に浮上した。また、8位法大・青木選手は20㎞初挑戦だったが、駅伝3回目の中学・廣選手を追い上げる健闘ぶりを見せていた。
シード権争いは緊張感が増してきており、先ほど9位に浮上しかけた宇佐美選手が行ききれず広瀬選手と並走。力なのか牽制なのかわからないが2人とも13番14番。この間はタイム的にはそうでもなかった春日選手が15秒差にまで追ってきた。2年前も区間5位で走っているランナーだ。やはり追いついてくるものかと思われた。
後ろはペースを落とす選手がいるものの保っているランナーが2名。米満選手が本当に調子よく、上武・大森選手を交わしていくと、ペースの上がらい拓大・新井選手が見えてくるようになった。また、國學・熊耳選手が調子よく、小坂・東島選手と次々と交わしていった。全日本でも好走していましたが力は本物だったようだ。ようやく國學院大が選手層を生かし始めている。
参考:92回下田(青学)8分49秒
1位下田(青学)8分56秒①
15位太田(早大)9分34秒②4:54
6位竹下(東洋)9分09秒③6:26
2位大塚(神大)8分58秒④6:42
7位甲斐(順大)9分10秒⑤7:28
14位中川(日体)9分27秒⑥8:03
12位廣(中学)9分20秒⑦8:30
5位青木(法大)9分05秒⑧8:44
3位広瀬(駒大)9分01秒⑨10:15
4位春日(東海)9分02秒⑩10:31
10位宇佐美(帝京)9分17秒⑩10:31
15位新井(拓大)9分34秒⑫12:44
8位米満(創価)9分11秒⑬12:50
13位大森(上武)9分25秒⑭13:30
11位林(大東)9分19秒⑯15:31[15]13:47
20位小山(山学)9分47秒⑮15:09[16]15:09
9位熊耳(國學)9分16秒⑲18:54[17]15:47
17位東島(明大)9分36秒⑱17:13[18]16:16
19位小坂(日大)9分39秒⑰16:42[19]16:42
OP金子(連合)9分22秒(20)24:59[20]18:59
17位本多(国士)9分36秒⑳36:55[21]25:20
遊行寺坂を超えてさすがに下田選手のペースが鈍ってくる。顔の表情も歪み始めてきた。ここから昨年の自分と同じペースで行ければ区間記録が見えてくるが何とか押し戻せるかどうか。他では4位大塚選手が調子よく、竹下選手との差を100m以内に。登りも非常な強さを見せている。青木選手も廣選手との差が100m以内へ。上位チームの争いもまだまだ目が離せない。
さて、シード権争いが急を告げる。遊行寺坂に入った瞬間に広瀬選手がスパート。確かに余裕がありそうだったが、坂は3番目のタイムと躍進、力をためていた。宇佐美選手が一気に首が降れフォームがぶれ始めた。それを春日選手が容赦なく襲い掛かる。ここまで苦しんでいた東海大が上級生の力で10位まであげてきた。ただ、宇佐美選手もさすがにこれには食らいつき、10位タイ。まだまだシード権争いは分からない。
参考:92回下田(青学)9分10秒
1位下田(青学)9分25秒①
16位太田(早大)10分03秒②5:32
6位竹下(東洋)9分37秒③6:38
2位大塚(神大)9分27秒④6:44
13位甲斐(順大)9分48秒⑤8:01
15位中川(日体)10分00秒⑥8:38
11位廣(中学)9分45秒⑦8:50
7位青木(法大)9分38秒⑧8:57
8位広瀬(駒大)9分40秒⑨10:30
8位春日(東海)9分40秒⑩10:46
10位宇佐美(帝京)9分42秒⑪10:48
4位米満(創価)9分30秒⑫12:55
12位新井(拓大)9分46秒⑬13:05
3位林(大東)9分29秒⑮15:35[14]13:51
14位大森(上武)9分58秒⑭14:03[15]14:03
5位熊耳(國學)9分35秒⑲19:04[16]15:57
18位小山(山学)10分15秒⑯15:59[17]15:59
17位小坂(日大)10分06秒⑰17:23[18]17:23
20位東島(明大)10分35秒⑱18:23[19]17:26
OP金子(連合)9分49秒(20)25:23[20]19:23
19位本多(国士)10分23秒⑳37:53[21]26:18
下田選手が懸命に走る。序盤のハイペースから苦しくなってきていたが夢の区間記録更新へ走る。残り1㎞地点で2分42秒の猶予だったが、そこまでの余力はなかった。それでも2年連続64分21秒の好タイムでまとめたのはさすがだった。また、マラソン挑戦へ目標を向けるのだろう。
2位は大きく離され最終的には5分32秒、この区間だけで4分以上離された。太田選手は最終的にはやや失速という形となってしまった。優勝の可能性が遠のいていく中、練習通りの走りをしていくのは1年生には予想以上に難しいことなのかもしれない。かくして、優勝争いはほぼ決したといっていいだろう。
その後ろ、いつのまにか1分ほどまで差が詰まっていた竹下選手、その後ろすぐに大塚選手が迫っていた。神大が本当に健闘しておりトップ3を狙えるのではという位置にいる。5位は甲斐選手がしっかり浮上で4年生の役目を果たす、中川選手は最後苦しく、廣選手と青木選手がすぐ後ろに追い上げていた。法大は本当に健闘で4年ぶりのシード権が手中に入ってきた。
そのシード権は法大の1分30秒程後ろ、広瀬選手が春日選手から逃げ切って9位をキープし粘りがあるという2年生へ、10位で繋いだ東海の次のランナーは9区の中では1万自己ベストはトップのランナー、2秒差で踏みとどまった帝京は長い距離は得意という1年生…実績的には東海大が分がありそうだが、果たしてどうなるだろうか。
12位以下はやや差が離れたが、最後までしっかり走り切った米満選手が新井選手まで捉えて浮上してきた。元々8区から10区は自信があったという創価大が僅かにシード権への可能性を残したか。新井選手はペースを上げきれずやや誤算だっただろうか。
その後ろは総合では15位の大東・林選手がやってきた。最後は素晴らしいスパートを見せて、上武・大森選手も交わしてきた。大東大が復路で一桁順位を続けてあきらめずに追い上げてきている。
その後ろではこれまたいい走りを見せ続けた総合19位の國學院熊耳選手が16番目へ。遊行寺坂から脚が止まった小山選手を交わしていた。山学はここでシード権はほぼ苦しくなかったか。続いて両者とも失速した小坂・東島選手。日大は連続区間最下位で大きくダウン、東島選手は最後の3㎞は一番悪い走りとなり非常に厳しくなってしまった。
この時点で17分半過ぎ、往路はいつも以上に詰まっていた印象だったがここにきてやはり差が広がってきたか。連合・金子選手はそこまで悪くなかったが繰り上げを回避が精一杯となった。国士・本多選手はここでもやはり苦しく、総合19位のチームから19分差となってしまった。