プラウドブルーの襷、15年ぶりの輝き
2021年3月1日追記:鈴木健吾選手 日本新記録おめでとうございます!!
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定点間色分け:1位 2位3位 4位5位6位 7位8位 15位16位17位 18位19位20位
参考:三代(75回)23分21秒
参考:モグス(85回)22分56秒
参考:村澤(87回)23分06秒
参考:服部(92回)23分16秒8位關(東海)23分44秒①
5位一色(青学)23分41秒①
3位工藤(駒大)23分37秒①
4位鈴木(神大)23分40秒①
11位山本(東洋)23分45秒①
6位永山(早大)23分42秒①
1位塩尻(順大)23分18秒⑦0:21
8位内田(帝京)23分44秒⑦0:21
8位高砂(中学)23分44秒⑦0:21
2位デレセ(拓大)23分30秒⑩0:32
14位蜂須賀(國學)24分00秒⑪0:42
13位原(大東)23分56秒⑪0:42
15位東(上武)24分02秒⑪0:42
17位足羽(法大)24分12秒⑭0:50
7位ワンブイ(日大)23分43秒⑮0:53
12位ムイル(創価)23分50秒⑯1:12
19位小町(日体)24分21秒⑯1:12
17位江頭(明大)24分12秒⑱1:37
20位住吉(国士)24分22秒⑲2:55
16位ニャイロ(山学)24分03秒⑳3:11
OP堀尾(連合)24分19秒(21)4:39
上位6人が8秒までに繋いだこともあり、すぐに6校がトップ集団を形成されたが、とても見応えがあるメンバーだったのではないでしょうか。2年連続67分台を出している青学一色選手に駒大のエース工藤選手、ゴールデンルーキー關選手、伸び盛りの東洋山本・早大永山選手、これに予選58分台を出した密かな実力者、神大・鈴木選手がおり、どこまで通用するのかとても注目しました。レースは実力者の一色選手が5千14分20秒のペースで引っ張り、一団で横浜駅前を通過。時折、永山選手が数m離れることがあるが、こういう走り方らしい。とにかくこの地点ではしっかり食らいついていた。
後ろではリオ五輪ランナー順大塩尻選手が差を詰めてくる。15位で襷をもらい、ここまで一気に8人抜き!なんと留学生のデレセ選手までも交わしている。2㎞地点で中継地点で25秒前後前にいた7位集団をごぼう抜きをした時にはすでにデレセ選手を置き去りにしていた。相当飛ばしていたのだろう。なお、帝京内田選手と中学高砂選手はこれについていく。高砂選手は前哨戦でエース区間で順を挙げた1年生、こちらの争いも注目された。
なお、交わされたデレセ選手も2番目のタイムということで、冷静に走っていると言えるかもしれない。留学生といえば他の3選手はまだそこまでではなく、ワンブイ選手は7番目のタイムで抜けば2人目となる法大足羽選手を捉えたところ、創価ムイル選手は日体小町選手をとらえたが前とはややあき、ニャイロ選手は最下位から走り出したとはいえ、昨年より1分以上遅いスローペースでの通過、さすがに何か違和感を感じざるを得ないところだ。
参考:三代(75回)20分42秒
参考:モグス(85回)20分22秒
参考:村澤(87回)20分38秒
参考:服部(92回)20分30秒3位鈴木(神大)20分45秒①
3位一色(青学)20分45秒①
3位工藤(駒大)20分45秒①
3位山本(東洋)20分45秒①
3位永山(早大)20分45秒①
11位關(東海)20分55秒⑥0:10
8位塩尻(順大)20分48秒⑦0:24
1位デレセ(拓大)20分37秒⑦0:24
10位内田(帝京)20分52秒⑨0:28
2位ワンブイ(日大)20分43秒⑩1:01
13位原(大東)21分14秒⑪1:11
17位高砂(中学)21分35秒⑪1:11
15位蜂須賀(國學)21分22秒⑬1:19
14位足羽(法大)21分17秒⑭1:22
16位東(上武)21分25秒⑭1:22
12位ムイル(創価)20分58秒⑯1:25
18位小町(日体)21分39秒⑰2:06
19位江頭(明大)21分47秒⑱2:39
9位ニャイロ(山学)20分50秒⑲3:16
20位住吉(国士)22分06秒⑳4:14
OP堀尾(連合)22分14秒(21)6:08
トップ集団は動きがあった。まず、鈴木選手が一旦数m抜け出すなど更にペースアップを図る。過去の名ランナーとタイムを比べてもこの定点間は先ほどよりあがっているのが分かる。鈴木選手が大健闘していると言える。これにたまらず、關選手が遅れだす。力はあるが、大事な11月に練習を一時離脱した1年生には厳しいペース変化だった。権太坂の手前からきつくなるのは今後の遅れが懸念された。
後ろでは塩尻選手がやや足踏みしているところ、ハイペースを保ち続けているデレセ選手が追いついて、2人で先頭を追う形に。そのすぐ後ろ、先ほど塩尻選手についた2チームのうち、内田選手はまだ数秒後ろだが、高砂選手は大きく離され、後ろエンジンがかかってきたワンブイ選手やマイペースを保ち続けている大東原・國學蜂須賀選手らに捉えられている。走りも上体が大きくブレ始め、苦しそうだ。期待された1年生どちらも壁に当たった形となりそうだ。
参考:三代(75回)22分43秒
参考:モグス(85回)22分46秒
参考:村澤(87回)23分08秒
参考:服部(92回)23分18秒1位鈴木(神大)22分52秒①
3位一色(青学)23分30秒②0:38
8位工藤(駒大)23分47秒③0:55
6位デレセ(拓大)23分43秒④1:15
6位内田(帝京)23分43秒⑤1:19
12位永山(早大)24分23秒⑥1:31
9位塩尻(順大)24分00秒⑦1:32
14位山本(東洋)24分35秒⑧1:43
5位ワンブイ(日大)23分40秒⑨1:49
2位ムイル(創価)23分17秒⑩1:50
18位關(東海)24分54秒⑪2:12
10位原(大東)24分13秒⑫2:32
11位足羽(法大)24分19秒⑬2:49
13位高砂(中学)24分31秒⑭2:50
16位蜂須賀(國學)24分38秒⑮3:05
15位東(上武)24分37秒⑯3:07
17位小町(日体)24分40秒⑰3:54
4位ニャイロ(山学)23分38秒⑱4:02
19位江頭(明大)25分04秒⑲4:51
20位住吉(国士)25分56秒⑳7:18
OP堀尾(連合)25分51秒(21)9:07
権太坂を過ぎ程なく、程なく永山・山本選手の2年生が苦しくなった後、急展開を迎えた。鈴木選手がスパート。これに一色選手が対応できずじりじりと引き離される。工藤選手が食らいつくものの、最終的には後れを取る。鈴木選手が強すぎる。確かに、箱根予選でも後半に強さを見せていた選手だが、まだ表情を見ても疲れは見えない。20㎞58分20秒というハイペースを保ったまま、ラスト3㎞のアップダウンに差し掛かる。
後ろでも動きが起き、デレセ選手が山本・永山選手をとらえる。山本選手も永山選手の前に遅れ始めていたが交わしており粘りを見せる。さらにこれを内田選手と塩尻選手も捉えていき、それぞれ5位6位に。内田選手はここからさらに粘りを見せ、デレセ選手を追い上げ始める。元々2年生の時にハーフ62分半ばを出した素質のある選手、故障から暫く影を潜めていたが、最後の箱根でその再来となったのは凄いですね。なお、關選手は更に後ろに下がってしまったようだ。
トップは鈴木選手。2位には一色選手が再浮上していたものの、姿はかなり小さくなった。最後まで刻みよいピッチを刻み、戸塚中継所をトップで襷リレー。神大がトップに立つのは78回大会5区以来、2区トップ通過はは初ということで神大記録尽くしとなった。また、個人タイムも67分17秒と歴代日本人でもかなりハイレベル、さらに驚くのは権太坂以降のタイム、22分52秒はあのモグス選手の区間記録と6秒しか違わない。勿論、日本人で到達した人はそうそういない。日本人記録の三代さん(22分43秒)以外にいるのだろうか??とにもかくにも、優勝候補のチームのエースでも留学生を起用したチームでもないチームがトップ通過、大いに盛り上がりを見せた。
2位はさすがに一色選手がやってきた。どうやら集団層苦手な中、5㎞通過が早すぎたとのこと。その中でも3年連続67分台はそう簡単にできるものではないし、結局優勝候補のチームは全部引き離してきた。エース区間での主役は奪われたが、びわ湖毎日マラソンで光れる存在だ。。続いて工藤選手、前哨戦やその後の記録会でも不振ながら、昨年と4秒しか違わなかずまとめたのはさすが駒大のエースだ。しっかり戦えている。そのあとはデレセ選手と内田選手が順位をあげてやってきた。シード権へ向けて流れに乗せたか。
続いて、塩尻選手。終盤は足のマメが潰れたらしくややペースダウン、そこを永山選手が猛追し前へ出た。脚を痛めてしまったようだが、青学の最大の対抗馬としてこれ以上は遅れれない意地だっただろう。何とか青学が視界に入る差で留めただろうか。8位山本選手を挟んで、留学生が2人競ってやってきた。ワンブイ選手にムイル選手が追い付いていた。ムイル選手は権太坂以降は2番目のタイムで6人抜き、1年生の選手だが後半にかけてあげていくクレバーな走りを見せた。このあたりはしっかり作戦を立ててきましたかね。關選手は最後はかなりスローダウン、次年度は充実した中で走ってほしいところだ。
続いて、原選手が粘りを見せて12位。上り坂が苦手との話だったが、むしろ権太坂以降はせっていた國學蜂須賀、上武東選手を突き放した格好だ。また、足羽選手も踏ん張った。2㎞地点で塩尻選手に抜かれたとき、集団で一人ついていかなかった判断が良かったようだ。高砂選手も権太坂からは競る選手がいて、失速は最小限に届め70分切り。彼もまた来年の飛躍が楽しみだ。
その後ろはやや差が開いた。日体小松、明大江頭選手が終始苦しい走り。前後にいたのがデレセ・塩尻・ワンブイ・ムイル選手で早い段階で取り残されてしまったのが響いてしまったか。その間に割って入ったニャイロ選手はどうやら12月中旬に右足甲を痛めて、万全ではなかった。最後は4番目のタイムと意地は見せたが、大エースを使って18位は3区以降がちょっと心配になってくる?あとは2分ほどの間隔で国士住吉、連合堀尾選手が重い足取りでやってきた。何とかたどり着いたが、前と大きく離された。今後が懸念される展開となった。
参考サイト:
スポナビ
http://live.sportsnavi.yahoo.co.jp/live/sports/athletic_hakone/6944
日テレサイト
http://www.ntv.co.jp/hakone/93/sokuhou/index.html
【第93回箱根駅伝・区間・測定点別成績】
http://hakonesaijo.sakura.ne.jp/93hakomain.htm