リオデジャネイロ・オリンピックが終わりました。
大会前は設備や治安のことなどいろいろと言われていましたが、
日本としては過去最高数のメダルを獲得できたこともあり、
様々な感動・名シーンを見ました。
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さて、一応花型種目と言われる陸上種目はメダル2つ・入賞2つ!でした。
銀メダル
男子4×100mリレー
山縣亮太
飯塚翔太
桐生祥秀
ケンブリッジ飛鳥
37秒60(1位37秒27)銅メダル
男子50km競歩
3位荒井広宙3時間41分24秒(1位3時間40分58秒)入賞種目
男子棒高跳び
6位沢野大地5m50(1度目クリア)(1位6m03)
男子20km競歩
7位松永大介1時間20分22秒(1位1時間19分14秒)
リレーは、オリンピック全競技の中でも名シーンに数えてもらっているようで、陸上ファンとして嬉しい限り。予選で凄いタイムが出て、もしかして銅メダルいけるかと思いきや、まさか銀メダルとは…。4走の序盤までジャマイカと並んでいて、ボルトには引き離されたものの、各国の激しい追い上げを凌いだのは本当に感動しました!もう、バトンの技術もありますが、個々の走力も上がっています!もう4年後は9秒台がどうこう言わず、個人は決勝や表彰台を狙っていきましょう!
競歩はメダルとるとしたらこれだろうと思っていましたね。試合内外に渡る激しいバトルの末、銅メダル獲得おめでとうございます!また、ベテラン沢野選手の走高跳はお見事!長い間世界と渡り合っていますね。
さて、我らが注目の長距離陣は…
男子1万m
1位ファラー27分05秒17
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17位大迫 傑27分51秒94
29位設楽悠太28分55秒23
30位村山紘太29分02秒51男子3000m障害
優勝コンセスラス・キプルト8分03秒281組11位塩尻和也8分40秒98男子5000m
決勝
優勝ファラー13分03秒901組25位村山紘太14分26秒72
2組16位大迫 傑13分31秒45女子マラソン
優勝スムゴング2時間24分04秒
14位福士加代子2時間29分53秒
19位田中智美2時間31分12秒
46位伊藤 舞2時間37分37秒女子5000m
決勝
優勝 ビビアン・チェルイヨット 14分26秒17
15位上原美幸15分34秒97(1位14分26秒17)
予選
1組7位上原美幸15分23秒332組9位尾西美咲 15分29秒172組12位鈴木亜由子15分41秒81女子10000m
優勝アルマズ・アヤナ29分17秒45(世界新)18位高島由香31分36秒4420位関根花観31分44秒44
女子3000m障害優勝ルース・ジェベト8分59秒751組17位高見沢安珠9分58秒59
苦戦は予想してたけど、予想よりちょっと苦戦した印象かなぁ…。男子長距離唯一通用するかと思われた大迫選手も頑張ったけど、まだまだ世界の壁は高かった。最後のスパートまで足が残らなかった。ほかの日本人ランナーからは少し抜け出した感じですが、まだまだ体を作っていかないといけないですかね。
他は…記録会が整備されてきた中で出た記録ですので、このくらいなのだと思います。マラソンに関しては佐々木選手が精一杯頑張って16位。あれだけ序盤スローペースだったにも関わらず、本格的にレースが動いた30kmまで誰も付けませんでした。意外と体験がないかもしれないスローペースの中での駆け引きだけでもかなり消耗してしまうのでしょうか。
あと、驚いたのは、女子トラックのレベルアップですね。1万は本当にたまげました。確かに気象条件は良かったのですが、まさか薬物の観点から黒に近いグレーと言われていた世界記録を更新してしまうのですから…破ったアヤナ選手だけでなく、他にも29分台&30分序盤の選手が複数おり、現状の日本選手では全く太刀打ちできない(大学男子の記録)様になってしまいました。
東京五輪まであと4年…何ができるかなぁ。差がありすぎるからそんな変わらないかなぁ…。まあ、一つ何とかなるかもしれない競技が3000m障害でしょうか。出場者のほとんどはハードルに足をかけずに飛んでいます。ところが、日本人は男女とも、ハードルに足をかけて飛んでいます。そこで減速し、引き離されて直線で追いかける、というのを繰り返していました。これはフィジカル面だけではなく、テクニックの問題もあります。ここは指導陣が本気出せば埋められるポイントか。
後は…う~ん…もうかなり大きな流れの問題だと思っています。今の日本長距離は男女どちらも駅伝に集中しなければならない状態ということ、男子の問題としてモチベーションが大学で頂点になってしまう事もあるでしょうかね。
だからといって、駅伝をなくすとなるとそれこそ長距離全体の人気が落ちると思います。陸上部を手放す実業団も増えるでしょう。それに視聴者も長距離選手も駅伝は好きです。駅伝をやりたい人は多いです。見たい人多いです。正直、この先世界大会で日本人が全く戦えなかったとしても駅伝人気は落ちないと思います。
そうなると、少しでも世界と戦う事を意識するのに、駅伝での外国人ランナーともっと対決していく必要があると思います。ひとまずやれることとして、ニューイヤー駅伝での留学生区間を廃止することです。一番短い区間を走らせているのはこれは正直逃げているように見えます。もう少し上位日本人ランナーが戦う機会を増やすように変えるべきです。彼らの中には優秀なランナーは数多くいます。今回、日本に拠点を置いているタヌイ選手が表彰台、カロキ&クェモイ選手が上位で善戦しました。日本の環境でしっかり世界と戦えているわけです。彼らとの接点を増やせるようにするのは大事だと思います。
まあ、何様だって言うくらい好き勝手書きましたが、素人の一意見してお許しください。
何はともあれ、選手の皆さんはお疲れ様です。また、個人なり指導陣なりと試行錯誤していって世界を目指してもらえればと思います。