早稲田大学~2015年度卒業&2016年度へ向けて
主な卒業生
柳 利幸④28分48秒50≪4年:箱8区3位、出2区7位、3年:箱9区4位、全1区8位、出1区、2年:箱7区5位、全1区15位、出1区9位、1年:箱8区14位、全1区12位≫⇒日立物流
高田康暉④28分49秒59≪4年:箱2区17位、3年:箱2区6位、全2区7位、2年:箱2区1位、全6区3位、出2区4位、1年:全5区6位、出2区4位≫⇒住友電工
中村信一郎④28分56秒00≪4年:箱1区5位、全1区3位、出3区7位、3年:箱1区11位、全3区15位、出2区、2年:箱10区10位、出5区8位≫⇒九電工
三井泰樹④29分40秒64…関東IChalf8位⇒引退
三浦雅裕④29分42秒50≪3年:箱6区1位、2年:箱6区2位≫⇒引退
前野陽光④29分57秒64⇒引退
ほんと、悲喜こもごもの世代です。いい走りをした時もあれば、悲劇のヒーローになった時も…。高田選手はいろんな意味で印象に残ります。鹿実からやってくると1年時の出雲からデビュー。この時は2区4位といい走りをしましたが、箱根はスタミナ不安から出走なりませんでした。びっくりしたのは2年時にデビューとなった箱根路。エース区間の2区を任されると、他大の主力に追いつき激しいバトル。終わってみたらなんと区間賞。これまで主要区間も走ったことはなかったのですが、将来が期待されました。
ただ、3年生以上になってからは怪我に泣かされることが多くなりました。最も上尾で62分強で走り切ると、箱根は区間6位ながら前年より早いタイムで駆け抜けます。主将で迎えた今季は序盤こそ好走したものの、夏になってから苦しいレースが続きます。そして出雲全日本は欠場する事に。その後、記録会で復活を果たすと、2区出走にこぎつけます。しかし、序盤から自分の感覚と実際のペースが合わない走り、終盤に大きく失速して失意に暮れてしまいました。実業団は、前監督の元に戻りますので復活を果たしてくれると思っています!
柳選手も思い出深いですね。陸上歴浅いながら1年時の全日本で1区を任されるなど期待の存在でした。ただ、その後1区で尽く失速。特に2年時の出雲全日本は厳しかったですね。そんな中でもICで何度か入賞するなど徐々に成長をします。箱根は全て復路でチーム内唯一の4年連続出場。3年時に9区早大記録、8区に2度出走で1年時の区間14位から4年時の区間3位。しっかり成績アップします。中村選手は2年時の箱根の競り負けから急成長。3年時の箱根で1区を任されるまでになります。区間11位ながら早大は1区苦労していたので上出来でした。最大のハイライトは4年全日本。スローペースの中、自ら仕掛けてトップと0秒差の区間3位の走り。箱根もハイペースの中しっかり存在感を見せました。
デビュー戦上々だったのは三浦選手。58分台でいきなり早大記録を出すと、3年時には新コースで区間賞で区間記録を樹立します。怪我が多くトラックや他駅伝は中々実績を残せないながら欠かせない存在となります。4年箱根も身体との戦いながらいい調整を迎えました。が、しかしまさかの1月2日に故障…。無念の欠場となりました。それでも代役の選手に精一杯の支援をし、責務を全うしました。他、一般入試の這い上がりで三井・前野選手もメンバー争いを盛り上げました。三井選手は関東ICハーフ8位入賞の実績も作りましたね。
新チーム陣容
【1万持ちタイム上位10人】
井戸浩貴③28分54秒84≪3年:箱9区1位、全6区3位、出6区10位、2年:箱3区8位、全6区3位、出5区、1年:箱8区9位、全7区3位≫
光延 誠②29分03秒47≪2年:箱7区14位、全5区4位、1年:全5区11位、出4区≫
武田凛太郎③29分04秒20≪3年:箱3区5位、全4区2位、出1区6位、2年:箱7区5位、1年:箱3区5位、全5区4位、出4区5位≫
安井雄一②29分07秒01≪2年:箱5区5位、1年:箱8区7位≫
平 和真③29分07秒12≪3年:全2区6位、出4区3位、2年:箱4区9位、1年:箱4区2位、全3区7位≫
永山博基①29分19秒68≪1年:箱4区4位、全7区2位≫
佐藤 淳③29分20秒04≪3年:箱6区6位、全8区7位、出5区5位、2年:全7区12位≫
藤原滋記②29分24秒07≪2年:箱10区6位、全3区6位≫
大島遼太郎③29分36秒56
車田 颯①29分41秒08
上位1万10人平均:5位早大29分15秒7
【その他】
浅川倖生③29分47秒25
清水歓太①29分49秒47
鈴木洋平③29分57秒58
柄本勲明③half64分08秒
石田康幸②half64分13秒
今井開智③half64分27秒
河合祐哉②half65分27秒
【新入生】
新迫志希14分00秒45≪高7区2位、国5千16位≫
太田智樹14分05秒92≪都1区7位、国5千5位、IH5千6位≫
齋藤雅英14分08秒11≪都1区20位、IH千五2位≫
遠藤宏夢14分25秒72≪都5区35位、高3区23位、IH3障5位≫
西久保達也14分39秒60
三上多聞14分41秒41
大木皓太14分44秒34≪IH3障3位≫
【区間オーダーを考えてみる(4区延長、5区短縮したとして)】
平-武田-車田-永山-安井 石田-太田-佐藤-井戸-藤原
なんだかかつての中大の立ち位置を確立しているような近年の早大。中堅層はシード争いよりもずっと分厚いですが、エース力という点で優勝争いには絡まない…そんな感じか。その中でも何とか優勝の芽を出していきたい。まず主力と言えるのは箱根9区区間賞の井戸選手、各駅伝安定の武田選手、今シーズン主要大会での活躍が目立つ永山選手だ。彼らがどのくらい戦えるようになるかは再度優勝へという意味では重要だろう。
他にも山登りで安定した走りを見せてくれた安井選手は更なるパワーアップが見込まれる。長い距離で言えば、佐藤・藤原選手も強く、柄本・石田選手もhalfは64分少し。これにスピードのある光延選手と平主将が安定してこればメンバー争いはし烈になってくるはず。最近売り出し中の車田選手も面白そうだ。
新入生は2年時に1万29分07秒を出すなど大活躍だった新迫選手は勿論の事、今シーズンのインターハイ・国体・駅伝と全て好成績だった太田選手も非常に楽しみな存在だ。他にも斎藤選手などインターハイで活躍があった選手が多く入ります。まずまず学年のバランスが取れると思いますし、うまくチーム力のレベルアップを図ってほしいですね。