奥野翔弥④28分59秒45≪4年:箱2区12位、全8区15位、予14位、3年:箱2区14位、出4区、2年:箱8区5位≫⇒トヨタ自動車九州
勝亦祐太④29分08秒01≪4年:箱7区11位、3年:箱1区18位、全8区8位、2年:箱3区17位、全1区10位、1年:箱1区7位、全1区7位≫⇒ヤクルト
周
防俊也④29分25秒72≪4年:箱9区9位、予159位、3年:全6区9位≫⇒マツダ
小泉雄輝④29分32秒54⇒引退
平田健四郎④29分48秒87⇒未定
優勝、シード落ち、監督交代、退部…様々な事があった4年間ですが、最後はシード権を取り戻しました。その中心となったのは奥野選手。2年時からhalfマラソンで結果を出し始め、箱根もデビュー。順位をキープする好走を見せました。half63分切りをした3年時の駅伝シーズンはエースが故障したこともあり、主力として奮起します。2区を任され区間14位の成績。トラックでも1万28分台を出した今季も予選で好走すると、箱根2区も総合10位が視界に入る位置で踏みとどまるなど、粘りの走りを披露。流れを作りました。
その後、浮き沈みありながら7位で襷を受け取った7区勝亦選手は、1年時の唯一の総合優勝のメンバー。あの時の1区区間7位の走りは今思うと大学ベストレースといっても過言ではなかったですね。それほど2年時以降は苦しみます。2年は3区17位で連覇逃れを絶つと、3年は全日本こそ8区8位の走りを見せたものの、箱根は1区17位と2年前より10個も呪医を落としてしまいました。その後は試合に出れない時期もありましたが、箱根前に少しずつ戦線復帰。最後の箱根に間に合わせました。7区11位、6区の流れを崩さず走り切りました。
【その他】
山中秀仁④28分26秒03≪2年:箱1区1位、全2区1位、出3区2位、1年:箱3区6位、全5区2位≫⇒Honda
三浦洋希①29分19秒32⇒日清食品(1月12日に加入発表)
さて、波乱があった今シーズン。やはりエース山中選手の退部は衝撃的でした。2年時の駅伝シーズンは破竹の勢いで伸びていきましたが、その後は長い長い故障。4年時の関東ICの表彰台には大学駅伝ファンを大いに沸かせました。その夏でした。報道以上に様々な諸事情があるのでしょうが、新天地、大学の先輩もいますし頑張ってほしい。同時期に部を離れた1年の三浦選手も日清食品に採ってもらったようですね。前チーム以上にレベルの高い選手が集まってますが、刺激受けてほしいですね。
【1万持ちタイム上位10人】
小町昌矢②28分48秒75≪2年:箱1区11位、全4区16位、予16位、1年:箱5区19位、全2区16位、出3区≫
富安 央②28分49秒53≪2年:全2区11位、予84位、1年:箱10区16位、全5区10位≫
小松巧弥③29分14秒11≪3年:箱3区8位、全1区14位、予10位≫
小野木俊③29分18秒27≪3年:箱10区7位、全7区6位、予79位≫
吉田亮壱②29分19秒19≪2年:箱8区5位、全3区11位、予66位、1年:箱8区17位、全3区15位、出2区≫
坂本 新③29分27秒75≪1年:箱4区10位≫
秋山清仁③29分28秒74≪3年:箱6区1位、2年:箱6区4位、出5区≫
辻野恭哉②29分29秒74≪2年:全6区11位、予83位≫
城越勇星②29分31秒06≪2年:箱4区8位≫
室伏穂高①29分31秒73≪1年:箱5区17位、全5区11位、予76位≫
1万上位10人平均:6位日体29分17秒8
【その他】
大崎 遼②29分35秒76
山本航平③29分43秒31≪3年:予102位、2年:箱9区11位、全7区7位、1年:箱7区13位≫
大手敬史③29分45秒80≪2年:箱7区16位≫
宮﨑勇将①29分50秒50
白永真彦②29分58秒72≪2年:予230位≫
重松尚志②20㎞:61分28秒≪2年:予115位≫
三原卓巳①30分17秒13
【新入生】
廻谷 賢14分19秒65≪高4区23位≫
山口和也14分23秒02≪高5区1位、IH3障14位≫
中川翔太14分29秒61≪都1区21位、高7区1位≫
小縣佑哉14分33秒99
小松力歩14分35秒82≪高6区28位≫
白永智彦14分39秒96≪高7区10位≫
【区間オーダーを考えてみる(4区延長、5区短縮したとして)】
小松-小町-冨安-吉田-辻野 秋山-大崎-小野木-室伏-城越
1年かけて現2年に大きな成長が見られた年だと思います。新3年となるこの1年で主力として羽ばたいていけるか。小町選手は予選で59分台を出し、箱根1区でも粘りある走りを見せました。吉田・城越選手も繋ぎ区間ですが区間一桁の走り、冨安選手は駅伝での好走はまだだが1万28分台、復調してきた辻野選手、秋に急成長した大崎選手などバラエティーに飛んでいます。
その彼らを引き締める新4年にも豊富に選手がいます。箱根区間一桁の小松・小野木選手はタイプが違います。小松選手はスピードがあり、小野木選手は監督からも安定感があると信頼感を勝ち取っています。山下りの韋駄天秋山選手は今度は57分台を狙ってくるだろう。他にも箱根経験者の山本・大手・坂本選手と実績は残している選手はいるので、うまくピークが合えば面白い。
下級生はまだ頭数は足りないが、室伏選手が箱根5区の大役を任された。また宮崎・三原選手が1万30分前後をマークしており、1年単位で伸びてきてくれそうな印象。新入生では廻谷選手や山口選手がまずは戦力としてあがってきたい。学年のバランスは取れています。強豪校へ戻る足掛かりの一年にしていきたい。