2年目の継走へ、組織力をもう一度!
東 京 国 際 大 学~2015年度卒業生&2016年度へ向けて
【主な卒業生】
関 竜大④29分22秒95≪4年:箱1区17位、予36位、3年:予141位、2年:予125位≫⇒プレス工業
小針旭人④29分44秒17≪4年:箱10区11位、予135位、3年:箱8区15位相当、予56位、1年:予280位≫⇒NDソフト
湊 太一④30分37秒44≪4年:予182位、2年:予233位、1年:予261位≫⇒引退
安藤大地④29分55秒88≪1年:予83位≫⇒引退
尾石 岳④30分19秒≪2年:予250位、1年:予255位≫⇒引退
中谷貢司④30分35秒≪2年:予351位、1年:予257位≫⇒引退
小林龍之介④30分36秒≪1年:予286位≫⇒引退
太田元紀④31分10秒≪2年:予254位、1年:予313位≫⇒引退
黒澤 慎④31分07秒≪2年:予247位、1年:予331位≫⇒引退
福田裕希修④≪1年:予209位≫藤井裕也④≪1年:予258位≫
強化実質初年度の世代、怒涛の如く流れた4年間でした。勝負をかけた92回予選を見事突破、大きな原動力となったのは3年連続主将を務めた関選手。1年目の予選にメンバー落ちすると奮起、1万で29分台の記録を出し、2年目の予選でチーム日本人トップの走り。10㎞地点までボーダーに食い下がった3年目は自身の腹痛もあり悔しい敗戦。しかし、最後の年はバッチリ決めてきましたね。チーム2番手で走り、初の箱根路のスタートを任されます。ハイペース1区中間点までに遅れますが、その後はしっかり走り、前を追いあげながら区間17位。大役を果たしました。
その彼以上に走りで引っ張ってきた選手がいます。小針選手は3障に強く1年生から関東IC4年連続出場。3年目には2位表彰台に入っています。また、3年時の箱根予選で日本人トップに躍り出て、学生選抜として一足お先に箱根路を経験。8区15位相当ながら、チームに大きな勇気を持ち帰りました。最後の年は決していい結果は多くなかった中、アンカーを担当。繰り上げスタートの中ながら、ずっとその先頭争いをキープ。区間11位にまとめあげました。2人とも同大として初の実業団ランナーへ。その成長の軌跡も見守りたい。
湊選手は当時は大勢いたこの世代の中でも持ちタイムはかなり下の15分36秒ながら1年目から予選のメンバーに食い込み、4年目には182位にまであげてきます。本戦メンバーもあと一歩でした。後は安藤選手は忘れてはならないですね。初挑戦の1年目で予選83位、選抜に入り本戦出場まであと一歩でした。将来を期待されましたが故障の連続。3年生の終盤に復帰し1万とhalfで自己ベストを出しましたが、最後の4年目も故障に泣きました。何とか本戦に出場する姿を見たかった選手です。
後は、途中で部を離れた選手を含め、1度は予選を走っている選手を全て追記。この中では尾石選手が1マンのベストを縮めて30分19秒まで走力を上げたことがあります。2年連続走った選手も多いですね。また、福田選手は1年目で安藤選手の次に入った選手。挑戦への第一歩として足跡を残しています。
新チーム陣容
【1万持ちタイム上位10人】
ステキ スタンレイ②28分31秒12≪2年:箱2区13位、予3位、1年:予7位≫
鈴木大貴③29分25秒45≪3年:箱8区20位、予51位、2年:予133位、1年:予242位≫
照井明人③29分27秒53≪3年:箱3区13位、予119位、2年:予112位、1年:予111位≫
荒井大輝②29分34秒07≪1年:予258位≫
上村真司②29分37秒84
石井辰樹③29分43秒46≪3年:箱9区16位、予107位、2年:予184位、1年:予165位≫
濱登貴也②29分56秒22≪2年:箱5区7位、予81位、1年:予126位≫
福田瑠楓①30分09秒62≪1年:予154位≫
鈴木博斗②30分13秒98≪2年:箱4区11位≫
貝崎秀哉③30分14秒27≪2年:予323位≫
1万上位10人平均:18位東国29分41秒3※箱根予選出場校8位
【その他】
山中章弘②30分18秒81≪1年:箱7区19位、予220位≫
熊谷 光③30分19秒43≪3年:箱6区9位、予149位、2年:予146位≫
新田裕貴②30分23秒62≪1年:予143位≫
鈴木聖人②30分30秒93≪2年:予136位≫
河野 歩①31分00秒05
中村南斗①31分06秒82
梅本祥汰①half65分00秒≪1年:予169位≫
【新入生】
真船恭輔14分18秒14≪高7区8位、IH3障12位≫
牧野光留14分29秒98≪高6区5位、IH3障4位≫
内山涼太14分33秒08≪高4区30位≫
伊藤達彦14分33秒10
伊藤千裕14分34秒81≪高6区20位≫
鈴木正樹14分37秒82≪都4区30位、高2区8位≫
山瀬大成14分46秒99≪高6区36位≫
【区間オーダーを考えてみる(4区延長、5区短縮したとして)】
照井-スタンレイ-荒井-鈴木大-濱登 熊谷-鈴木博-真船-石井-福田
さて、2年連続の出場を目指すわけですが、抜けた人数は少ないものの、精神的支柱の選手がいなくなるのはちょっと痛いですね。最も、4年生が毎年抜けていくのは学生駅伝の通事。乗り越えていかなければ、連続出場やその先の常連校とはなってはいかない。まず、引っ張っていきたい選手としては、エースのスタンレイ選手に、新4年の照井・鈴木大選手だろうか。
スタンレイ選手は華の2区任されるも走行中に脚を痛め力を出せなかった。鈴木大選手は万全で挑めず区間最下位、繰り上げの憂き目にもあった。彼らのリベンジ力、そしてトラックでエース級の照井主将は箱根も好走、まだ好走できていない箱根予選でも大きな上昇が臨めるはずだ。濱登・熊谷選手の存在で出場さえできればシード権争いの可能性が出るだけに大事な所。また、石井・鈴木博選手や丸亀で頑張った福田選手のように伸びそうな選手もいるのは連続出場に向けて大きな強みだ。これに、新井・上村・新田選手と言ったスピードのあるランナーが戦力になれば面白いチームになる。
新入生も真船・牧野・内山選手といった以前よりレベルの高い選手が入るようになった、この世代をしっかり育てられれば、徐々にチーム力が上がりそうだ。チームとしては、全日本出場を狙うという。戦力も整ってきたし、また、箱根予選の高速化には1万のスピードも必要かもしれない。箱根の連続出場も注目だが、まずは6月末の成績も要チェックだ。