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【箱根駅伝】区間距離の見直しについて

ニュースにものりましたね
【箱根駅伝】17年大会から往路4、5区の距離変更を検討
 上記のとおり、箱根駅伝の区間距離を巡り、4区の延長と5区の短縮に向け、これから議論が行われていくそうです。
 81回大会前までは4区は20.9㎞、5区20.7㎞。特に4区は準エース区間、5区は職人というイメージがありました。それが82回大会から、『箱根から世界へ』のスローガンのもと、厳しい5区を最長距離の23.4㎞にし、4区はスピードランナーの導入という事で最短区間となる18.5㎞となりました。
その結果、5区がエースで更に山に適性のあるランナーが続出し、大逆転の往路優勝など”山の神”がお茶の間をにぎやかし、そしてここ数年で明らかに沿道のファンが増えるなど、さらなる箱根人気の加速が起こりました。一方で、5区だけで勝負が決まってしまうという意見や、レース中では走る選手の負担が増えてゴール手前でフラフラになってようやくたどり着く選手、そして途中棄権が3度も起こっており、ファンの中でも区間距離に関して賛否両論が起きていました。

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ひとまず、私の周りの箱根ファンはどう思っているのか調査。

当ブログの投票では、
現状、8割の人が4区延長と5区短縮に賛成。
Twitterで行った投票では244人の方が投票し、

こちらでも7割が4区延長5区短縮派

一部では5㎞や10㎞区間を作り、12区間が良いのではという意見。
それからマスコミに煽られ過ぎというコメントも寄せられました。
そんな中、現状のままが良いという投票も2~3割ある模様です。

マラソンへ繋げる区間を! 旧4区復活希望

私自身も、以前の4区と5区がいいと思ってます。
もっと正確に言うと、2区と旧4区が将来のマラソン候補が走るべきと考えがあるからです。
2区は序盤は平地~やや下り、少し疲れてきたところで権太坂のアップダウンがあり、
ラスト3㎞で大きなアップダウンが何度もあり、登りながら中継所に辿りつきます。
旧4区は、橋を何度も渡る為、小刻みなアップダウンが何度も続き、
二宮を過ぎて海岸線沿いに出てからは海風の中を突っ走り、
ラストは箱根山の麓、吹きおろしの風と見えない程度の登り坂に苦しめられます。
私は、この2区間がマラソンに繋がる魅力的な区間だと思いますよ。
今の5区は気持ちの強さなどは身に付くと思いますが、山登り特殊な区間であり、
平地の42.195㎞とは脚の使い方や鍛え方が違ってくると思います。
山での逆転は減るかもしれませんが、
それでも5区延長直前の今井選手の69分台は衝撃的だったのではないでしょうか?
また、全体的にレベルが上がり、以前より1区から4区で差はつかないです。
強豪校は別としても、周りに前後する選手は多いです。
盛り上がる区間には充分あると思っています。
おまけ:スピードランナー育成には?
ところで、5㎞区間や10㎞区間を作って、スピードランナーの育成を促してみては?という意見があります。これに関しては、闇雲に作ってもあまり活用されないと思います。ただ単にチームの下位選手が走る事になるだけかと。そんなにリード取れないでしょう。
 もしやるとするなら、序盤に4区間ほど、8㎞~15㎞区間を固める事が必要だと思います。序盤遅れるわけにはいかないので、チーム下位の選手を置けない。1万のスピードを崩さないまま走れる強い選手も出てくるかなぁ…と思うのですが、どうですかね。まあ、どちみち非現実的でありますが…。
というわけで、私としては、旧4区と旧5区で良いのではと思うのですが、
みなさんはどう思いますか?
また、現行のままが良いという意見があれば是非と思います!

コメント

100回に近づく箱根駅伝は、新年の風物詩になり超人気の番組です。私は長年の大ファンで、ラジオ放送の昭和40年代からのファンです。特に、東農大のヒゲの服部の2区での牛蒡抜きや山の大東大大久保の大活躍が記憶に残っています。当時は日体大全盛期でした。5区延長は、世界に通じるマラソンランナーの育成には繋がらない感じです。4区をかつてに戻す意見に大賛成です。
それ以外の増区や距離変更は記録の継続性から必要ないと思います。
2015/12/3(木) 午前 7:03 [ G3-kotomi ] 返信する
私は現状の距離のままで良いと思います。<箱根駅伝を走る=辛い過酷な山を登る>というイメージを継承して欲しいからです。確かに登る選手は辛いですし、送り出す監督・コーチも辛いのかもですが、過酷な山登りがあってこその箱根駅伝かと私は思うからです。4区新人・距離不安・怪我持ち(明け)5区最高の人材を置く今のままでいいと思います。
また、オリンピックのマラソンを目指す人は、大学には進むべきで無いというのが私の持論です。
2015/12/3(木) 午後 2:51 [ sya*00*x*xx ] 返信する
5区短縮には賛成です。
理由は、5区区間賞=往路優勝の構図に疑問があるためです。
また、延長理由となった『世界に通用するマラソンランナーの育成』に繋がっていない現状も理由のひとつです。短縮分の延長をどこにするかは、現実的にはやはり4区になるでしょうか。
スピードランナー育成の観点なら、佐藤悠基が区間賞を持っている1区が果たしている考えます。
(大迫や山中もトラックで結果出しています。)
2015/12/3(木) 午後 9:01 [ さすらいの巨匠 ] 返信する

私は、距離短縮に賛成です。

理由はマラソン選手の育成になっていないことです。

中距離ランナーの参加という観点でも、4区の距離は長すぎるので元にもどしても問題ないかと。

論点はずれるかもしれませんが、中距離ランナーは出雲駅伝(2区)などでの活躍を期待したいです。むしろ出雲の序盤に中距離区間をいくつか作ってみるのもおもしろいのではないかと思います。まぁ非現実的ですが。

2015/12/3(木) 午後 9:23 [ しゅん ] 返信する
投票に寄せられたコメント

陸上ファンです(;・∀・)パソコン操作が苦手なので携帯から投稿することが多いと思いますが、改めてよろしくです♪

僕は5区を短くしたほうがいいと思います。

距離が長くなる前も危険な区間ではあったと思いますが、延長してから大失速や棄権が目立つようになったことが主な理由です。

神野君や柏原さんのように大逆転をすると面白い・・・とは思うのですが、いつか死人が出てしまいそうな気がして少し怖いです。

たぶん5区短縮論を掲げている監督さんたちも選手生命を危惧しるんじゃないかな・・・?

2015/12/1(火) 午後 11:26 [ rep***** ]

以前は柏原の走りが理由で距離短縮という議論が上がったので顰蹙を買うような事が起きましたが、さすがに近年は途中棄権や目に見えて分かるような体調不良者が出ている事から5区の距離短縮は妥当だと思います。

山登りのタイム云々より、選手の安全が第一です。

2015/12/2(水) 午前 11:43 [ moricyo2003 ]
タイム差や低体温症との関係性は当然として、一番問題なのは4区と5区の目的と異なる点だと思います。
4区は実際は1年生や故障明けなど距離に不安のあるランナーが起用されるのが多いと思いますし、5区から日本を代表するマラソンランナーに成長したのは思いつく限りは今井さんだけなので、5区が最長区間であることはほぼ意味はないかと。4区が伸びればそこに強いランナーを置いて、今の3区をスピード区間としてより生かし、1区にスピードランナーが集まりすぎるのを防げると思います。
また個人的にも元祖山の神・今井正人さんが好きで応援しているのですが、その今井さんが2005年に出した大記録・1:09:12に挑み、迫るランナーが現れるのではと思うと楽しみです。

いろいろ思うところあって長々と書かせていただきました。
長文失礼致しました。

2015/12/2(水) 午後 2:00 [ sub***** ]

今井さんは間違いなく卒業後の努力でしょうね(笑)、精神的には大学の時から強かったですが30キロ以上での切り替えができていなかった印象です。

3区は現在の4区の役割を受け持つことになりそうですが、それでも力のあるアンナ―を1区や3区に配置する大学はあるかなと。ま、今よりは復路にもいいランナーが行くようにはなると思いますが。

2015/12/5(土) 午前 8:35 [ sub***** ]
5区は前の距離でも十分選手に負担がかかり、特殊区間なので魅力もありましたが、準エース区間だった4区は距離短縮のせいで全く魅力がなくなりました。
4区の距離ははっきり言って中途半端過ぎます。中距離選手に門戸を開く趣旨であれば10kmくらいまで短縮しないと意味がありません。今のままではただの繋ぎの区間で面白くも何もありません。
世界のランナーを輩出する目的なら、2区の距離延長を提案します。例えば平坦な大事な1区を10kmに短縮し、2区を30kmにするような感じです。中継所の絡みもあって現実味はないでしょうけど。。。
2015/12/5(土) 午後 5:18 [ ヒロヒロ ]

hakonankit

箱根駅伝の魅力に3歳の頃から取りつかれ、今や全日本大学駅伝や出雲駅伝を含めた大学駅伝、その予選会。大学長距離界がとても大好きな人間です。ブログでは10年以上にわたり、追いかけています。

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